ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ゴールデンウィーク

2011年04月28日 | 精神障害

 明日からゴールデンウィークですね。
 私の職場は暦どおり。
 若い人は5月2日や5月6日に休暇を入れ、海外旅行の話などに花を咲かせています。
 私は遠くへ行きたくないので、去年のゴールデンウィークに続き、東京西郊へ一泊二日で出かけようかと思っています。
 東京の東端、江戸川区で生まれ育ったせいで、東京西郊は馴染みがないのです。

 私の先輩で48歳の男性は、休日は目が覚めたら酒を飲み、飲むと眠くなるので眠り、目が覚めたらまた酒を飲み、ということを繰り返している、と言っていました。
 奥さんも子どもも有るのに、そんなことして家庭は大丈夫なんでしょうかねぇ。
 それともお父さんはもう家族のうちにはいっていないのかも。
 切ないですねぇ。

 私に娘がいたら嫌われるでしょうねぇ。
 でぶの中年オヤジだし、わがままで頑固ですからねぇ。
 でも多分あんまり子どもに干渉はしないだろうと思うので、その点だけは高得点かも。
 
 私の両親もあまり私に干渉しませんでしたね。
 子どもというより、小さな大人として扱われたように思います。
 その点は両親に感謝しています。
 
 最近自分の子供を虐待したり、ひどい場合殺害しちゃったりしますからねぇ。
 
 私は親にも先生にも一度も殴られたことがありません。
 
 殴るという非常事態が日常生活で起こるということが信じられません。
 だから私も、幼児期を除き、誰かを殴ったことは一度もありません。
 殴って解決する問題など、何一つありませんから。

 喧嘩というのも、ごく幼い頃を除けば、全く未知の経験です。
 職場で仕事をめぐって口論のようになることはありますが、それは互いがより良い仕事を主張し合っただけのこと。
 何の後腐れもありません。

 ちょっとやりすぎたかな、と思うのは、職場のトップに暴言を浴びせられ、精神的におかしくなった時、弁護士を立てて謝罪と損害賠償を求めたことですかね。
 結局、文書による謝罪と損害賠償100万円をもらいました。
 でも直接の謝罪は今にいたるもなくて、そのために今も許せないでいます。
 
 今思えば最初の躁状態だったんでしょうねぇ。
 躁状態の人は攻撃的になり、人によっては訴訟を乱発したりすると言いますから。

 今は安定した状態が一年半くらい続いていて、仕事にも通えて、ストレスもなくて、ここ7年ばかりで一番良い状態です。
 そんな良い状態でのゴールデンウィーク、ゆっくり楽しみたいと思います。

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ドナルド・キーン博士、日本帰化

2011年04月28日 | 文学

  米国の日本文学者、ドナルド・キーン博士が日本に帰化し、永住する、と発表しました。

 88歳になって、なぜ?という気もしますが、本人はその気満々で、先般コロンビア大学で最終講義を済ませたとのことです。
 について論じたようです。
 博士は、日本の国文学者が狭い専門から出ていかないのに対し、記紀万葉から現代文学まで、幅広く論じることができる碩学です。

 日本文学の道を志すきっかけになったのは、古本屋で「源氏物語」の英訳本が、分厚いわりに安かったために購入し、これに感銘を受けてまずは日本語を学ぶところから始めたとか。
 戦中は米軍の通訳官として働き、戦後は日本留学をして国文学への造詣を深め、それでも米国人であることを辞めず、コロンビア大学で教鞭をとってきました。

 三島由紀夫、安部公房、石川淳らと親交が深く、大江健三郎とは不仲だったと聞きました。

 ドナルド・キーン博士がこのタイミングで日本帰化を決意したのは、はっきり言いませんが、震災の影響があるのではないでしょうか。
 世界中から放射能に汚染された国と見られている今、あえて高名な自分が日本人になり、情報発信すれば、諸外国の誤解を解き、被災した方々への慰めになるのではないか、と考えても不思議ではありません。

 しかし博士は深く日本精神を身に付けたお方。
 そんなことは恥ずかしくて言えないでしょう。

 とりあえず東京に住んで執筆活動に励むそうですが、谷崎潤一郎のように、京都に移り住むかもしれませんね。

 膨大な博士著作の中から、読みやすいものを以下のとおり選んでみました。
 老学者の知の歩みに触れてみてはいかがでしょう。

百代の過客―日記にみる日本人 (上) (朝日選書 (259))
金関 寿夫
朝日新聞社
百代の過客―日記にみる日本人 (下) (朝日選書 (260))
金関 寿夫
朝日新聞社
果てしなく美しい日本 (講談社学術文庫)
足立 康
講談社
日本人と日本文化 (中公文庫)
Donald Keene
中央公論社
日本人の美意識 (中公文庫)
Donald Keene,金関 寿夫
中央公論新社

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