ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

リワーク卒業から1年

2011年04月22日 | 精神障害

 今日は4月22日。
 去年のこの日は、リワークの卒業プレゼンテーションを行いました。
 そして翌23日をもって卒業。
 早いものでもう一年たつのですねぇ。
 今月末で復職からも1年が経過することになります。
 今のところ、仕事にも通勤にも人間関係にも特にストレスはありません。
 のんびりやっています。
 一日出勤を積み重ねていけば時はたつのだなぁと実感します。
 主治医は慎重を期して減薬はまだ認めてもらえません。
 減薬して調子を崩すリスクを犯すより、今までどおり服薬したほうが良いんでしょう。
 懸案の減量は一向にできませんが、一年間、体重増加はありませんでした。
 平成4年、就職したときが53キロ。
 うつ病を発症する直前、平成15年度末も53キロ。
 しかしその後6年間で20キロ増えて73キロになってしまいました。
 この一年間は72キロ~73キロをいったりきたりしています。
 新たな課題は減量かな。
 でも一日働いた後に運動する気は起きないし、食事制限も辛いのですよねぇ。

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沖縄戦名誉棄損訴訟

2011年04月22日 | 社会・政治

 大江健三郎「沖縄ノート」等で沖縄県民に集団自決を命じたとされる当時の戦隊長が名誉を傷つけられたとして訴訟を起こしていた一件で、最高裁判所は上告を棄却、大江健三郎が勝訴ということになりましたね。
 1審・2審では明確に戦隊長が集団自決に関与していたと認めましたが、最高裁では関与の有無は判断せず、民事訴訟で上告が許される場合にあたらない、と何とも曖昧な判決理由を述べました。

 いやな感じですねぇ。
 名誉棄損が成立するかどうかは、その事実があったかなかったかが重要な構成要件になると思いますが、それを判断しないなんてねぇ。
 戦隊長は関与してない、と言い張り、大江先生は関与している、と頑張ったのですから、これはもう白か黒しかなく、灰色の判決は許されないと思いますが。

 多分最高裁が判断を下しちゃうと、関係各方面に様々な影響が及ぶと考えたのしょう。

 私の推測では、沖縄で集団自決した住民の中には、軍人に命令されずに自発的に行った者もいれば、軍人に強要された者、強要まではされなくても暗にほのめかされた者など、色々いただろうと思います。
 だから一般論として、沖縄では軍の関与による集団自決が存在した、というのは構わないと思いますが、大江先生、戦隊長を特定しちゃったんですよねぇ。
 そうなると実際には命令を下していたとしても、戦後日本でそれを認めることは著しい不利益を生じる可能性がありますから、戦隊長にしてみれば名誉棄損で訴えざるを得なくなっちゃったんでしょうねぇ。

 敵味方問わず、大きな戦を戦った人々は、多かれ少なかれ後ろめたい行為をしているだろうと思います。
 それがひどくなれば戦争犯罪と言って裁かれるわけですが、戦勝国の犯罪は一部例外を除いて裁かれないという不平等が生じるのは古今東西どの戦をみても常識です。

 そう考えてみると、一般論的に述べるのはともかく、個人を特定して出版物にするのは控えたほうがよいのではないでしょうか。

沖縄ノート (岩波新書)
大江 健三郎
岩波書店

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追悼

2011年04月22日 | その他

 女優の田中好子が55歳の若さで亡くなりました。
 私が小学校低学年の頃、キャンディーズのすーちゃんで一世を風靡しました。
 ややぽっちゃりの健康美が魅力でしたね。
 その後「黒い雨」で被爆した女性を演じたり、演技派に脱皮しました。
 乳がんということでした。

 定命は天の知るところ。
 人の知るところではありません。

 私の職場で、3月半ばに定年を目前にして突然死した人がいます。
 職場から車で十分程度の所に住んでおり、震災の日、あまりの渋滞におそれをなして歩いて帰ったそうです。
 お相撲さんのように太った人で、普段全く運動をしていなかったとかで、家に着くなり倒れてしまったそうです。
 救急車を呼んだものの、渋滞で1時間以上待たされ、それが決定打となって亡くなったと考えられます。
 奥さんと共働きで、子供はいないながら仲の良いおしどり夫妻だったとのこと。
 定年まで一カ月を切って、指折り数えて待っていたことでしょう。

 しかも1月に一カ月肝炎で休んでおり、わずか二カ月のために出てきたのが結果的に凶と出ました。
 三月一杯休んでそのまま定年退職でも良かったのではないか、と今になって思います。

 そうは言っても、時すでに遅し。

 被災地で被災された方以外にも、震災の影響で被害を被った方は大勢いらっしゃるでしょう。

 今、戦後から震災後に、現代史が転換したという言説を耳にします。
 災害を契機に歴史の節目が変わるというのは本来不幸なことです。

 しかし巨大な自然災害に見舞われるまで戦後という呪縛から逃れられなかったのだとしたら、わが国民こぞって自国の歴史を前に惰眠を貪っていたと責められても仕方ありますまい。 

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