タイトルの金額、なんだと思いますか?
平松大阪市長が時期市長選で落選した場合に支払われる退職金だそうです。
1期4年で44,300,000円。
サラリーマンが約40年勤めてもらえる退職金が25,000,000円くらいでしょうか。
さぞかし激務なんでしょうねぇ。
大阪維新の会の大阪知事が言うには、大阪市長の退職金は内閣総理大臣の8倍だそうです。
かっくりげえっちゃいますねぇ。
阿久根の元市長、竹原氏は口を開けば公務員の給料が高い、公務員は特権階級だ、とほえていますが、阿久根市役所職員の給料は特別高いわけではないですね。
ただ景気の悪化で民間企業の賃金が落ちた割には市役所職員の給料が落ちなかったということでしょう。
景気が良くて民間の給料が上がっても役所はそれほど上がらないので、賃金に対する哲学の相違とでもいうべきで、竹原氏の言い分は話半分に聞いておけばよいでしょう。
それにしても、大阪市長の退職金、すごいですねぇ。
羨ましいですね。
他の地方自治体の長はどのくらいもらうのか知りませんが、4年間月給もボーナスももらってこれだけの退職金、政治を志す者が多いこともうなづけます。
大阪府知事はこれを下げさせようと圧力をかけているそうですが、下品な話です。
他人の給料が高いからって嫉妬したりしてはいけません。
高い報酬を与えてこそ、責任ある仕事ができるというものでしょう。
この際国家公務員の給料を下げてでも、国会議員や大臣の給料を上げたらどうでしょう。
官僚主導が悪だとしたら、官僚の質を落とし、頭の弱いやつばかりにすれば、官僚は政治家を主導できなくなるでしょう。
それには生活保護ぎりぎりの給与体系にして、誰も国家公務員など目指さないようにすればよいのです。
雨の午後、心霊ホラーを楽しみました。
「ナイン・ライブス」です。
スコットランドの人里離れた山奥に建つ豪邸。
ここで9人の男女が、豪邸の主である青年の誕生日パーティーに集まります。
雪が降り出し、車を動かすこともままならず、電話も通じなくなってしまいます。
書斎でウィスキーを飲んでいた男が、古い書物を見つけます。
そこには、スコットランド人を征服するために悪逆非道を繰り返したイングランド人の様子が描かれ、最期に、「私は帰ってくる」とあります。
そしてスコットランド人の霊が男に憑依し、仲間を襲い始めます。
憑依されれば殺人鬼になり、その殺人鬼を殺せば殺した者に乗り移り、殺戮を始めます。
死にたくなければ殺人鬼を殺さなければばらず、しかし殺せば自分が殺人鬼になってしまう。
この絶望的なルールのなか、深夜の殺人パーティーは続くのです。
孤立した豪邸、豪雪、閉じ込められた男女9人。
サスペンスであれば最高の舞台装置なのですが、心霊ホラーであるためか、なんとなく緊張感がなく、ゲームでも観ているような感覚に襲われます。
残念な作品と言わざるを得ません。
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ナイン・ライブス [DVD] |
アメリア・ワーナー | |
ARC |
先日衆議院予算委員会の中継が一日中流れていました。
野党時代は舌鋒するどく政権を責め立てていた菅総理。
今は防戦一方で目もうつろ。
メンタル面をやられているのではないかと心配になります。
精神的に落ちた状態になると、判断力は鈍り、思考も体の動きも緩慢になります。
私の見るところ、菅総理にはうつの初期症状が表れているように思われます。
地震・津波・原発事故の対応で、人脈もノウハウも持たないなか、菅総理はよく頑張りました。
もうゆっくり休んでください。
権力の座に汲々としている場合ではありません。
そんなことをすれば、国民にも、菅総理自身にも不幸なことになります。
人間は弱い者。
権謀術数渦巻く政界で総理大臣にまで上り詰めたタフな人でも、想定をはるかに超えた負荷がかかれば、心身に変調をきたして当然。
国家国民のため、身を引く勇気を持ってほしいものです。
乱世でこそ輝く政治家がいます。
菅総理はどうやら平時の宰相。
今のように国内が乱れたときは、それに相応しい人が政権を担うべきでしょう。
何よりも強い信念で道筋を示し、少々の批判には目もくれないような傲慢さが必要です。
サンフランシスコ講和条約締結時の吉田茂元総理や、沖縄返還時の佐藤栄作元総理、国鉄分割民営化のときの中曽根元総理、平壌に乗り込んだときや郵政改革のときの小泉元総理のような。
そしてまた、志半ばで病に倒れたとはいえ、憲法改正に道筋をつけようとした安倍元総理。
菅総理が先人たちが見せた傲慢なまでのリーダーシップを発揮できないのなら、心身を病むこと必定です。
早く長期の休暇に入ってください。