今日は街歩きをしながらパリ市近代美術館、アンバリッド内の軍事博物館、ケ・ブランリー美術館のレストランで食事、プチ・パレを徒歩で回ります。
★パリ市近代美術館
パリ市美はエッフェル塔が見えるセーヌ河に面して建てられています。パリ市街から少し離れているせいか入館者は少なく、古典的な外観の割には掃除が行き届いていなくてパリ市の財政も大変なんだな…と思ってしまいました。一つの作品にスペースがたっぷりとられているのでゆっくり鑑賞できます。私の好きなマチス、デュフィー、ヴァン・ドンゲン、モディリアニ、フジタの『寝室のキキ』など20世紀の作品が並びます。部屋いっぱいのマチスの『ダンス』、デュフィーの『電気の精』は10m×60mの大作。軽快なタッチと色彩が天井から床まであり圧巻です。
★エッフェル塔を望みながらセーヌ河を渡るとケ・ブランリー美術館があります。5年前にオープンしたこの美術館は、アフリカ、アジア、オセアニアの彫刻や装飾品があり、その原始美術に人気があるようで入場者は多かったです。パスを見せて入場したもののあまり興味はわかずガイドブックおすすめのレストランに直行しましたが、予約制ということで断られてしまいました。
街の歩道にテーブルを置いたレストランで食事したあと、街歩きを楽しみながら次のアンバリッドへ向かいました。
★アンバリッドはルイ14世が負傷兵など退役軍人のために建てたものですが、今では軍事の行政機関になり、一角に「軍事博物館」があります。
その中に若きアングルが絶頂期の皇帝ナポレオンを描いた1枚があります。武器には興味はないけど、その『皇帝の座につくナポレオン』を見るためにやってきました。
頭に金色に輝く月桂冠、真紅の豪奢な衣装には白テンの毛皮が胸元を覆っています。右が胸元の首飾りです。
金色の王笏と正義の手の杖。ローマ皇帝の象徴の鷲をデザインした絨毯に足を置いて権力を誇示しています。真正面から描いた英雄の肖像に、ナポレオンも大満足だったことでしょう。
アレクサンドル3世橋を渡って次のプティ・パレに向かう途中に花嫁さんを見ました。結婚式は国を問わずいいものです。
★プチ・パレ(パリ市立美術館)
建物は1900年の万博会場。テレビの美術館紹介で見ていたのでここもスケジュールに入れておきました。モネの「ラヴァクールの日没』。小品ですがアングルの『レオナルド・ダ・ヴィンチの死』を見たかったのです。福岡市美に来た『サラ・ベルナールの肖像』が何か言いたげな表情でこちらを見ていました。回廊のある中庭も見事で穴場の美術館という感じです。閉館18時までねばりました。
★シャゼリゼ大通り
プティ・パレからシャンゼリゼ大通りを通ってコンコルド広場まで歩きました。道幅は70mでその半分が歩道です。まずは人間を優先して設計されたのを感じました。左を見れば遠くに凱旋門、右を見ればオベリスクが屹立しています。その間の距離が1880mでまさにパリの象徴です。歩いているとあっという間に暗くなり、昨夜の真夜中に冬時間への変更があったばかりでした。
今日の街歩きが5キロ。食事で腰を下ろした以外は全部立ち姿勢ということです。ずいぶん歩きましたが、両サイドの飽くなき街並みを見ながら歩いていたせいかあまり疲れませんでした。パックツアーでは味わえない街歩き。とても満足です。
2011年に亡くなられたそうです。
なぜかどうしてもその場所を確かめたくて。
ロダン美術館は工事中だったと思います。
リュクサンブール宮と公園はコンシェルジュリーを南下したところに
あり、行きたかったのですが、残念です。
シテ島を街歩きするならやはり丸一日かけないとダメなようです。
色濃くパリに残っています。
略奪や戦利品として芸術を収集しようとしましたが、芸術に関心を
持ったことが、パリが芸術の都になった原点かもしれません。
ナポレオン3世はパリの街の大改造をして近代化に成功しました。
高いところから見ると、整然とした街並みが本当に美しいです。
大改造と言えば、名古屋の100mの大通りができるときのことを
思い浮かべました。
》おばさん様
テレビでは、国内外の美術館と歴史をチェックして録画をしておき
後でゆっくり二人で見ます。
見たいものが似ていることは、一緒に旅をしても話が合うし
効率よく回れます。
で、本当に絵画がわかるかと言えば???です。
娘によると「絵を見に行くのではなく美術館を見に行くのでは?」
とバッサリ切られてしまいます。
美術館も多くあり、やはりフランスは芸術の都。
無知な私も刺激を受け、今日は
「ぶらぶら美術・博物館 芸術の都パリ!・・・・・」見ました。
少しだけ良いので、皆さんに追いつきたいな。
結婚式の幸せなカップル、ほほえましいです。
ゆっくり旅を満喫されていますね。