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組織の弊害

組織の弊害

 組織の弊害を感じています。組織というものはなくてもいいのに、なくてはならない、従わないとダメだという誤解をもたせています。

 一人ひとりが独立していて、その上での組織なら、少しは役に立つけど、それ以外はほとんど役に立たないし、よけいなことに気を使わないとダメだという点で無駄です。

 組織として困るのが、より多くの人が使い物にならないということです。逆に言うと、単にそれだけです。それは組織の目的が画一だから、同じような人しか使えないのです。多様な技術を個人が発揮できれば、より多くの人が使えるようになります。

一人で作る世界

 プログラムの品質を高めるのであれば、訳の分からない人に作ってもらってはダメです。自分で作らるための工夫をすればいいのです。最終的には、使う人が作ればいいんです。

 古代ギリシャの時代には、奴隷がいたけど、今はITがあります。ITを使えば、自分で組み合わせることができます。ミケランジェロの絵を天井に描くにしても、アシスタントの代わりに、ITが彼の想像力をカタチにします。

アレキサンダー大王の夢

 アレキサンダーは自分の夢のために、兵を鍛え、兵とともに戦い、まっしぐらに進んで行った。その成果は十分なものであった。ペルシャを征服して、インドを征服して、シナに向かおうとした。

 その時点で、8年間の戦いの生活に飽き、マケドニアに戻ることを願った。結局、アレキサンダーは戻ることになった。兵の代わりに、無人飛行機とか、重戦車部隊を持って来ればよかった。今はそういう時代です。

 アップルでも、皆、すばらしいのではない。原動力はジョブスだけです。あとは取り替え可能です。それで生きている人たちは、それを考えすぎています。それは、目的が少ないからです。その人にとって、もっと、違う分野でやっていくという、個人の分化が必要です。それによって、色々なジャンルの人が組み合わせれば,さらに優れたものになっていきます。

パートナーから得るものは多い

 研究開発部署のコンポーネント先行開発部隊に入った時に、私に求められたのは、数学だった。メーカーに居ながら、数学者のスタンスが求められた。それで、始めて、コンポーネントの先行開発が可能になった。

 昨日の相談で、その感覚を得ることができた。パートナーの悩みから私が得るものは、はるかにでかいです。だから、パートナーには、感謝しています。

存在の力の社会イメージ

 存在の力は、誰にでもあります。これを出すことです。自分だけのことを考えてはダメです。

 存在の力を出すためには、外からのリーダーシップは要りません。それぞれの人が内から存在の力を出していけばいいです。生まれてきた理由そのものです。その意味では、完全な平等な社会です。

 そして、単位は自由です。家族という単位もあるし、メーカーの一部というものもあります。その単位内は従来の意思の力を活かします。それを関係させる部分は、存在の力がベースになります。

 環境哲学から変えたいということは、要するに根底から変えることです。哲学ほど、根底はないでしょう。コペルニクス的逆転とは異なり、トポロジー的な世界に変えていきます。

 そこでは、次元が異なるものを吸収するために、集合を点にしてしまいます。日本のように同一価値観で動いている場合は、かなり、大きな部分までが点になるでしょう。そこで、次元の呪いを吸収させます。
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