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3.4 インタープリテーション 7/9

(つづき)

 個別の事象や動きは、バラバラに存在しているのではなく、何らかの形で相互に関連し合っており、またそれらは全体として、一つの大きな構造といったものを形成している。それがグランド・セオリーです。

 大学を出る時から、社会の動きを理解するのに「グランド・セオリー」を求めてきました。自分が生まれてきた理由をつなげていた。その結論の一つが「サファイア循環」です。循環しないと持続可能になりません。

 サファイア循環を鍛えたい。私の周りには、あまりにも人がいません。居ても話したくない連中だけなので、自分の中で完結させてきました。グランド・セオリーである限りは汎用性の確認が必要背。本だけでなく、話を聞きに行こう。

 電気自動車の世界になったときも、私はエネルギー問題とか人口問題よりも、ローカルな世界を変えていきたい。

 風景を変える試みとしては、まずは駐車場をガーデニングにしたい。

 家の周りが駐車場になっています。この車がガーデニングになったら、楽しいのに! クルマは家に持たない! 共有の駐車場に車は置いて、家は花で囲まれています。便利さと風景を比べて、風景を選べばいいんです。

 車が個人所有ではなく、皆で使うというのも、現実的になってきます。自分のクルマだと思い、自分の敷地に置くから、面倒です。共有なら、小さい車のが有利です。行動するのもクルマ以外の手段も考えることができます。

 電気自動車になると、さらに便利になります。公共駐車場がチャージセンターになります。クルマの出し入れは、クルマの電気を使えばいいです。エネルギーの公共利用につながっていきます。それを元に、コミュニティが作られています。

 「技術」と「インフラ」の切替と「パブリック」の考え方を活かせば、なくすことができます。「パブリック」を先行させる必要があります。電気自動車にしても、「パブリック」の概念が日本に定着しないと、実現できません。

 「スマート・グリッド構想」にしても、「パブリック」が基本になります。メーカーの論理だけで押し付けても、全てがアイデア倒れになります。公共図書館のように、新しい「お互い様」が必要になります。

 スマートエネルギーネットワークは技術中心に論理が展開されているが、本当に必要なのは、地域の活性化であり、協調関係の再構成です。日本にコミュニティが本当にできるかが将来を決めるような気がします。


 それらのために考えたのが、「サファイア事務局」です。

 今回の主張は、自分で、党を作るとしたら、どういう名前にするか、を考えた結果です。今、必要なのは「党」ではありません。党が主役ではなく、皆が主役です。皆が動けるための「事務局」です。

 サファイア事務局は、Sa-fireを理念とする全てを対象にして、「支援」します。これをベースにすれば、選挙も、歴史観も、図書館友の会も、数学も、仕事もターゲットにできます。

 「サファイア事務局」名前を市民活動にも使います。趣旨を説明する時に、「サファイア循環」の理念に触れられるし、サファイアが目的なら、何でも口出しできる。「未唯への手紙」の全ての項目が対象にできます。

 (つづく)
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