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ハイデガーのアーレントへの思い

スタバで本の処理

 朝の8時から11時近くまで元町のスタバで本を処理。午後からOCRを集中的に行っています

アーレント=ハイデガー往復書簡

 『アーレント=ハイデガー往復書簡』は『存在と無』中村元訳にハイデガー80歳の時にアーレントからの言葉場が載っていたので、岡崎市図書館から借りてきた。18歳の時に17年の歳の差で出会って、それから45年経って、お祝いを述べてもらえるとはハイデガーは嬉しかったでしょう。

 17年というのは中野さんとの差と同じです。ハイデガーからアーレントへの手紙には、45年前の思いがよくわかります。

法然の南無阿弥陀仏がことの始まり

 『日本精神史』で一番気になったのは、突然、現れた法然です。すべての解釈を貧民に充てて、念仏を唱えることで浄土に行ける。そんな超・大乗なのがあるのか。仏陀はどう見ても、自分のことだけを考えた。弟子はおろか、他人に関心がなかった。スジャータで他人への関心が出て来たけど。そんな万人救済のロジックは日本でしか通じない。それが回りまわって、今の何も考えない日本を作り上げた気がする。

 それを証明するのが、その次に読んだ『日本人とはなにか』なんでしょう。内と外を別物にするだけの世界。内の世界で展開されたロジックで、外に向かって行くことはしない。

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