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ポジティブに考える

『思考力を鍛える30の習慣』より

ポジティブシンキングの習慣らしい。「ネガティブを避ける」「ポジティブな人間とつきあう」などの言葉の言い換えをなくすと、以下のポイントになる。最後の文章は気に入っています。

自分の人生の所有者となり、貴任者となる

 被害者意識を持ったり、他人や状況のせいにしたりしないということ。船長は自分だ。行き先も、行きかたも、自分で決めよう。もし人生に不満があるなら、人生を変えるための計画を立てて、それを実行しよう。

肯定的な面を見つける

 どんな状況もチャンスと捉えよう。解雇されたことが人生でいちばん幸運な出来事だったと語るフリーのコンサルタントは多い。解雇されたときはお先真っ暗だと嘆いた者も、いまの仕事に会社員時代以上の満足ややりがいを感じている。どんな変化にも、いい面と悪い面がある。変化をチャンスにするか、危機にするかは自分しだいだ。いい人生を送る者はたいがい、逆境を踏み台にして、成功をつかんでいる。一度や二度の失敗で、落胆するべきではない。少し休んだら、やりかたを変えて、また挑戦すればいい。

リラックスし、人生を楽しむ

 肩の力を抜こう。笑うことができれば、もっと余裕をもって課題に取り組める。一度にすべてのことを片付けようとしない。仕事を抱えすぎない。意識的に、自分にちょっとしたご褒美を与えたり、自分が喜ぶことをしたりする。笑いは最高の良薬だ。いっさいお金もかからない。また仕事と、運動と、人付き合いと、遊びのバランスも取ろう。目標がはっきりしていると、それらのバランスは取りやすくなるはずだ。ポジティブな考えかたの人間は、小さなことーたとえば、森林を散策するとか、子どもにお話を読んでやるとか、友だちとワインを飲むとか、テレビでコメディーを見るとかーに喜びや満足を見いだせる。

ふりをする

 上述のことがどれもできないときは、そのふりをしよう。内心では不安だったり、恐かったり、弱気になったりしていても、自信たっぷりに堂々と振る舞う。たとえば、人前で話すときなら、大物になったつもりで、颯爽と演壇に上がり、みんなにほほえみかけよう。役を演じることで、役にふさわしい態度や振る舞いを身に付けられる。またそうすることで、聞き手も欺ける。さらには、自分の脳も欺ける。脳をだませれば、もはや演じるだけでなく、ほんとうにそういう自信に満ちた積極的な人間に変われる。

 ポジティブに考えるほうが大きな成功をつかめ、長く生きられ、幸せになれることがわかっているなら、なぜわざわざネガティブな考えかたをする者がいるのか? それはネガティブに考えるほうが、心地よく、苦労も少ないと、多くの者が錯覚しているからだ。そんな錯覚に陥っては損をする。ポジティブに考える習慣をつけよう。
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