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独裁は効率的

独裁制

 高い持続力を誇る独裁制には三つのタイプがある。

 共同主体主義独裁制は個人の自由よりも経済優先。中国がその代表。中国では国家に対抗する中産階級が出ていない。中国では個人利益よりも安定・連帯・公共の福祉をもり立てた。これが国家視野の灌漑事業に依存してきた。

 毛沢東の文化革命は人々に急激な変化に強い抵抗感を示すようになった。国家と中産階級はなれ合いになっている。これは日本にならったんでしょう。

 家長主義独裁制は国家とブルジュジーの関係が最も直線的。ハイアラキー。

 国家権力の厳しい監視の下に、市民は自分たちの面倒を見てくれる国家を、政治的に従えれば、経済的・社会的恩恵が受けられると期待する。従順で受け身的な人々からなる。その代表例がロシア。

 部族独裁制。一族によって形作られる政治共同体。ペルシャ湾岸の諸国。

独裁は効率的

 そこにあるのは独裁によって、余分な手続きがなくなる、効率的になるという、本質的な部分がある。何を優先するのか、国家の優先するならば、正しい党がある方がいいというカタチです。

 政治の現状維持が自分たちの利益につながるようにした。この部分がなくなったときに、はじめて変革が起こる。その効率が拡大しているときはいいけど、拡大しないときには当然、腐敗を生みます。

民主主義と独裁体制の対比

 インドは民主主義国である。非効率である。これは中国との対比です。中国は多様でないので、イノベーションが起こらない。コピーして、安くして、効率的に動くだけである。沿岸部の3億人と内陸部の10億人の格差が致命的になるかもしれない。

 中国が民主主義になるのは、イスラムが民主主義になるのと同じようなモノです。答えは民主主義ではない。多様な形態が一つの方向性を持つことになる。それぞれのパスがある。それらの超国家はその多様性を認める存在。ムスリムのコミュニティの上にある存在と同様です。

自由と平等と効率

 何を優先するかではない。自由から動くのか、平等から動くのか、効率から動くのか。それらによって、答えは違ってくる。

家電から共電へ

 家電から共電へ。一家に一つある必要は無い。むしろ、高性能であるとか、人がサポートするとかで強要した方がない。それらはすでに存在している。コインランドリーとか松屋とかです。一番の例がシェアカーです。

 食事にしても、松屋のようなモノを共有と見なして、メニューを開発する。効率だけを追うのではなく、多様性に対応する。
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