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てらまち・ねっと



 都議会セクハラやじ問題で、複数の野次のうち、一件を認めた議員が本人に謝罪した。
 謝罪後の会見のデータにはブログでリンクしておく。
 「鈴木都議は2012年8月、政府が立ち入り禁止にしていた尖閣諸島(沖縄県石垣市)に上陸した日本人10人のうちの1人。」(朝日)だという。

 議員辞職は否定したが、今朝のテレビのニュースで流れたのは、選挙区の有権者の「リコールする」のコメント。

 いずれにしても、まだ、他にもヤジった議員がいる。

 毎日新聞(ヤジの内容は、塩村氏の処分要求書に基づく)
★ 《◇塩村文夏議員に浴びせられたヤジ
   内容                  発言者
   自分が早く結婚すればいいんじゃないか。 鈴木章浩議員
   まずは自分が産めよ。          不明
   子供を産めないのか。          不明
   子供もいないのに。           不明》


 問題が長引くほど、都議会も東京のイメージも落ちる。
 海外からは、日本人の価値観のいかに遅れたことかと批判が高まっている。

 日経は社説で
 ★ 《・・議員辞職に値する言動ではないか。
    「産めないのか」などとヤジを飛ばした議員も自ら名乗り出るべきだ。
    海外でも報じられ、日本の国際的なイメージも損なっている。
    そもそも、私たちの心の内に同じような意識が潜んでいないか、考えたい。
    そうした偏見を許さず、出産や子育てと仕事が両立できる社会をつくりたい。》


 ところで、昨日のうちの議会での私の一般質問。
 近くで「ブッブッブッ」いう声はしていたけど傍聴席には聞き取れない程度のよう。

 肝心の答弁。
 市長の選挙や後援会の収支報告の内容についての私の一般質問の通告での指摘を受けて、事務所費については県選管の収支報告書を訂正してきたこと述べ、選挙の資料の作成の専門家には話を聞いただけだから収支はない、との旨。
 前者については、今朝の中日新聞に採りあげられている。今後、どう交通整理するか、考えてみよう。

  (昨日の6月23日ブログ) ◆今日は議会の一般質問/通告文のまとめ

 学校給食費の公会計化については、教育長は「今後、給食費の公会計に向けて」、市長は「学校給食費の公金化に向け」の旨を答えた。
 長年の歴史的な習慣を変えて、「学校給食費を公会計していく」という基本方向の答弁があったことは、高く評価したい。

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 ●都議会セクハラやじ問題で鈴木章浩都議が謝罪 記者会見の動画と全文はネットでチェック
       2014.06.23 20:30:59 by ガジェット通信
【セクハラやじ問題】 鈴木章浩都議 謝罪記者会見 生中継 http://live.nicovideo.jp/watch/lv183879474

  画像のクリックでリンク先へ移動

 東京都議会で、みんなの党・塩村文夏議員が「早く結婚した方がいいんじゃないか」などといったセクハラに当たるやじを受けた問題。海外などでも報じられるなどして波紋は広がる一方。

そんな中、自民党の鈴木章浩議員が問題となっているやじは自分の発言だったことを認め、6月23日15時から都庁で記者会見を行った。鈴木議員は謝罪したものの、議員辞職は否定した。 

会見の模様は『niconico』で生中継された。平日の昼にも関わらず、多数のユーザーが視聴していたようである。現在はタイムシフトで視聴することができるので、興味のある方はご覧になってみてはいかがだろうか。

【セクハラやじ問題】 鈴木章浩都議 謝罪記者会見 生中継
http://live.nicovideo.jp/watch/lv183879474[リンク]

また、会見の全文も公開されている。
 【全文】「初心に返って頑張らせていただきたい」鈴木章浩都議が会見
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1121650[リンク]

謝罪はしたものの議員辞職は否定した鈴木議員。果たしてこの問題、今後どうなっていくものやら……。

※画像は『niconico』より

●都議会:「品のないヤジよくない」一転認めた鈴木章浩都議
         毎日新聞 2014年06月23日
東京都議会の座席表
 東京都議会で塩村文夏(あやか)都議(35)に女性蔑視のヤジを浴びせたことを認めた自民党の鈴木章浩(あきひろ)議員(51)は、20日に都議会内で報道陣の取材に応じた際は「寝耳に水でびっくりしている」とヤジへの関与を否定していた。主なやり取りは次の通り。

 --周囲からヤジは聞こえたのか?
 ◆よく分からない。ただ、品のないヤジは良くない。同じことが起きないようにしないといけない。

 --自身がヤジを飛ばしたのではないか?
 ◆私はない。寝耳に水でびっくりしている。

 --塩村都議が涙する姿をどう感じた?
 ◆後で気づいた。(議場を)出て。「声に詰まったな」とは感じた。どういうヤジでどうなったかは、あの場では分からなかった。

 --自民党所属議員への聞き取りには、どう答えたのか?
 ◆今のような話を。人ごとではないので、しっかりと受け止め、まず、私たちからそういうことがないようにしないといけない。

 --議場で笑い声も聞こえた。記憶は?
 ◆騒がしいのは感じた。議会でこういうことが起きていること自体が申し訳ない。

 --(今回は)議員辞職に匹敵するか?
 ◆女性の心を傷つけたのは、重く受け止めるべきだ。議員辞職する、しないは、本人がどう受け止めるかの結果。犯人が特定されても、「辞めた方がいいよ」とか、その人に言うことはない。

 ◇鈴木章浩都義、3期目51歳
 鈴木章浩氏(51)は大田区議を経て、2007年の都議選で初当選し現在3期目。都議会では、総務委員会副委員長や自民党政調会長代行を務めている。

 ヤジへの関与が取りざたされたことについて20日、報道陣に問われた際は「寝耳に水でびっくりしている」と完全否定し、「議員辞職する、しないは、本人がそのこと(ヤジ)をどう受け止めるかだ」と話していた。

 鈴木氏は、妊娠・出産を巡る都の支援体制について、塩村氏が質問中に「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした。

 一方、鈴木氏は自身のホームページで、ヤジの内容とは裏腹に「子育て支援の充実」「女性が働きやすい社会の実現」を重点施策に掲げていた。

 また、12年8月には石原慎太郎知事(当時)の下で都が進めていた尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入計画に同調。「調査」を目的に無許可のまま船から泳いで魚釣島に上陸し、沖縄県警に軽犯罪法違反容疑で事情聴取を受けた。【竹内良和】

●都議会:女性蔑視ヤジ 自民都議が謝罪 鈴木章氏、「結婚しろ」のみ認める
        毎日新聞 2014年06月24日
 東京都議会本会議でみんなの党の塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、自民党の鈴木章浩議員(51)が23日、都庁で記者会見し、「早く結婚した方がいいんじゃないか」と発言したことを認めた。鈴木氏は塩村氏に謝罪し、所属会派の都議会自民党を離脱したが、党籍は残し、議員辞職も否定した。

 これに先立ち会見した都議会自民党の吉原修幹事長によると、鈴木氏は同日午後の会派総会前、吉原氏に自らの発言だったと認め、会派離脱を申し出た。吉原氏はこれを認めたという。

 会見で鈴木氏は、ヤジを飛ばした理由を「少子化、晩婚化のなかで早く結婚していただきたいという思いがあったが、配慮が足りなかった」と説明。だが、塩村氏側が主張している「産めないのか」といった他のヤジについては自分の発言ではないとし、「私の発言が引き金になり、騒動になったのは反省している」と述べるにとどめた。

 問題のヤジがあった直後の18日夜、鈴木氏は毎日新聞の取材に「何言ってるんですか。(ヤジは)ないです」と反論。20日も記者団に発言を否定した。その理由を問われると「『子供を産めないのか』などさまざまな発言が一緒になり、説明の機会を逸した」と釈明した。

 ヤジを巡っては海外メディアでも報道された。鈴木氏は「私の配慮を欠いた発言がきっかけで大きな問題となった。6年後の五輪を控え、私も含め複数のヤジが出たという話の中で、議会正常化のため頑張らないといけない」と強調。議会活動を続ける考えを示した。

 ヤジは18日の本会議で、女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制について塩村氏が一般質問していた時にあった。議場には笑い声が上がって、別のヤジも相次いだ。鈴木氏の地元・大田区でも「鈴木氏の声ではないか」との指摘が出ていた。鈴木氏は2007年の都議補選で初当選し現在3期目。都議会自民党政調会長代行などを務めていた。12年8月に無許可のまま船から泳いで尖閣諸島の魚釣島に上陸し、沖縄県警に軽犯罪法違反容疑で事情聴取を受けた。【川口裕之】

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 ■解説

 ◇全発言者の特定を
 都議会での女性蔑視のヤジを巡り、発言を否定してきた都議会自民党が、世論や党本部などからの批判を受けて一転、一部を認めて謝罪した。だが、いまだに発言者が特定されていないヤジもあり、都議会が自浄作用を発揮したとは言い難い。特に自民党は当初から発言者が所属議員と指摘されながら、危機意識に乏しく対応が後手に回った。海外でも報じられ、6年後の五輪開催都市で、今も性差別が根強い現状を海外にも印象づける事態を招いた。

 問題のヤジがあった直後の18日夜、都議会自民党の吉原修幹事長はみんなの党側から抗議を受けた後、記者団に「『自民党らしい』というあいまいなことを言われても、私も分かりません」と発言。「品位のない発言をしないよう確認すればいいのでは」と述べ、早期の幕引きを図った。最大会派として、野党会派の声に耳を傾ける姿勢を欠いてきたと言わざるを得ない。

 塩村氏側が主張する他のヤジについては、発言者はまだ特定されていない。議会運営委員会の委員長でもある吉原氏は「(自民党内には)『産めないのか』の発言を聞いた議員は誰一人いない」と説明。「各党派の責任者の意見を聞き、対処をしていきたい」と述べるにとどめている。この程度の姿勢で、不信の払拭(ふっしょく)は難しい。都議会第1党の自民党が率先して全容解明に取り組み、議員個々の意識や議会風土を厳しく直視することから始めなければ、有権者の信頼は取り戻せない。【武本光政】

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 ◇塩村文夏議員に浴びせられたヤジ
 内容                  発言者

自分が早く結婚すればいいんじゃないか。 鈴木章浩議員
まずは自分が産めよ。          不明
子供を産めないのか。          不明
子供もいないのに。           不明


 ※ヤジの内容は、塩村氏の処分要求書に基づく。


●石破氏がやじ問題陳謝、鈴木氏進退は…
        日刊スポーツ  [2014年6月23日20時31分]

 自民党の石破茂幹事長は23日、東京都議会でのセクハラやじをめぐり、鈴木章浩都議が自らの発言だと認めたことについて「大勢の方が気持ちを傷つけられた。党の責任者としておわびしたい」と陳謝した。党本部で記者団に語った。

 鈴木氏が発言を認めるまで日数を要したとの批判に関し「もう少し早い方が良かった。遅かったとのおしかりについては申し訳ない」と答えた。

 辞職せず、自民党会派を離脱するとの鈴木氏の対応については「最大会派を離れるのはつらいと思う。一議員としてどれだけやっていくか、自らの行動で示していくものだ」と述べるにとどめた。

 石原伸晃環境相の「最後は金目でしょ」発言などもあり「自民党におごりがある」との指摘には「そんなつもりは毛頭なかったと言っても始まらない。政治は結果責任なので、そういうことがないように徹底したい」と引き締めた。

 高市早苗政調会長は、「産めないのか」とのやじは発言者が不明となっているため「大変勇気のいることだが、名乗り出ることが重要だ」と記者団に述べた。

 菅義偉官房長官は記者会見で「女性が輝く社会づくりを推進する安倍内閣として極めて遺憾だ」と強調した。同時に「不適切な発言だったのは明らかだ。きちんと責任を果たすべきだ」と指摘した。

 一方で「政治家の出処進退は自身で決めるべきだ。地方議会の問題で、政府の立場でコメントするのは避けたい」とした。(共同)

●やじ問題 都議会の対応注目
     NHK 6月24日
 東京都議会で女性議員が質問を行った際、自民党の会派に所属していた議員が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじを飛ばした問題で、ほかにも複数の議員からやじが出ていたという指摘があることから、発言者の特定を進めるのかなど都議会の対応が注目されます。

今月18日、東京都議会で女性議員が質問を行った際、「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじが飛び、5日後の23日になって東京・大田区選出で自民党の会派に所属していた鈴木章浩議員がみずからの発言だったことを認めて謝罪しました。
鈴木議員は会見で、「本当に結婚がしたくてもできない方への配慮が足りなかった」と述べ、問題の責任をとって自民党の会派を離脱したものの、辞職はしない考えを示しました。

 一方、今回の問題では、鈴木議員が認めたやじのほかにも、複数の議員からやじが出ていたという指摘があります。
これについて女性議員が所属するみんなの党は、「みずから名乗り出てほしい」としたうえで、名乗り出ない場合は、自民党をはじめ各会派に対して再度、調査を求める考えを示しています。

 都議会では24日、各会派が集まる委員会で再発防止に向けた話し合いが行われますが、指摘されているほかのやじについて、発言者の特定を進めるのかなど協議の行方が注目されます。

●ヤジ再三否定の果て 都議「真実話す機会逸した」釈明
    朝日 2014年6月24日00時21分
 国内外に大きな波紋を広げた東京都議会でのヤジの問題で、自民党の鈴木章浩都議(51)は23日、「早く結婚した方がいいんじゃないか」という発言が自らのものだったと認め、謝罪した。だが、ヤジはほかにもあったとされ、混乱は収まりそうにない。

ヤジ謝罪の自民・鈴木章浩都議 会見での主なやりとり
トピックス:女性都議へのヤジ問題
 「早く名乗り出た方がいい」「迷惑している」。23日朝、鈴木都議は自宅前で朝日新聞記者の取材にこう答えていた。

 発言を覆したのは、そのわずか3時間後。所属する都議会総務委員会の終了後、報道陣にヤジを飛ばした1人だと話題になっていることを指摘され、自身の発言だと認めた。

 鈴木都議は問題発言があった翌々日の20日には、報道陣に囲まれ「(ヤジは)知らない」と言い、「言った議員は辞職に値するか」と問われて「そうでしょうね」と答えていた。

 なぜ、すぐに名乗らなかったのか。記者会見では「私が発した『早く結婚した方がいいんじゃないか』という発言と、『産めないのか』という発言が一緒になって取り上げられた」と釈明。45分間の会見で15回も、「真実を話す機会を逸した」などと硬い表情で繰り返した。

 都議会自民党の吉原修幹事長は、19日から所属議員への聞き取り調査をしていた。鈴木都議は調査に対し、自ら発言したことを伏せ、うそをついていたと認めた。

 欧米のメディアにも「性差別」として大きく報道された発言。鈴木都議は「塩村文夏(あやか)都議を誹謗(ひぼう)するつもりはなかった。少子化・晩婚化が大きな問題になっている中で、早く結婚してほしいと軽い思いで発した」「初心に戻って頑張りたい」と述べ、議員を辞職する考えはない、とした。

 鈴木都議は2012年8月、政府が立ち入り禁止にしていた尖閣諸島(沖縄県石垣市)に上陸した日本人10人のうちの1人。

●都議会やじ 欧米メディアが批判
      NHK 6月22日 19時54分
都議会やじ 欧米メディアが批判
東京都議会で質問をした女性議員に「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などとやじが飛んだ問題について、欧米メディアも「差別的な発言だ」と批判する論調で伝えています。

このうちイギリスの新聞ガーディアンは、電子版で「東京都議会で女性議員が男性議員から性差別的な暴言を受ける」という見出しを付けた記事を掲載し、日本では女性議員の数が少なく女性の地位の低さを反映したものだと分析しています。
またアメリカの大手経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、やじを受けた塩村文夏議員へのインタビューを電子版で掲載し、「女性を軽視する議員には、結婚や出産をしたくてもできない女性たちのことを理解したり、支援する政策を立案したりすることはできない」という塩村議員の発言を紹介しています。

ロイター通信は、安倍政権が「女性の活躍」を成長戦略の柱の1つに掲げ、2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%程度にすることなどを目標としているものの、現在、日本では多くの女性が出産すると仕事を辞めるよう勧められると批判的に伝えています。

ネット上でも批判広がる
今回の問題は、インターネット上でも批判が広がっています。
やじを飛ばされたみんなの党の塩村文夏議員が、当日、ツイッターで「悩んでいる女性に言っていいことではない」などと反発したことが波紋が広がるきっかけとなり、「リツイート」と呼ばれる引用は22日午後5時までに3万件に達しました。
さらに、複数の会派が「やじは自民党の議席周辺から聞こえた」と指摘したことで、自民党東京都連に対して発言者の特定や厳正な処分を求める「ネット署名」も急速に賛同者を集めています。

署名を行っているのは「東京都議会における差別発言を許さない市民一同」というグループで、「Change.org」という署名サービスを使って行われています。

賛同者の数は22日午後5時までに7万件を超え、賛同者からは「すべての女性の人権を踏みにじる発言だ」という意見や、発言者の辞職を求めるコメントも寄せられています。

●セクハラ都議会は猛省せよ
           日経 2014/6/24付
 こんな女性をさげすむ発言を許すわけにはいかない。都議会で少子化対策について質問した女性議員に向けられたヤジだ。23日になって自民党の鈴木章浩議員が名乗り出たが、卑劣なヤジを飛ばしたのは鈴木議員だけではない。

 「早く結婚しろ」「産めないのか」などというヤジは、18日の都議会で塩村文夏議員が妊娠や出産に対する都の支援策を質問しているさなかに飛び出した。ヤジにたじろぐ塩村議員に笑い声が広がるなど、ひどいありさまだった。

 今回のヤジは女性の社会での活躍に冷水を浴びせ、政府の成長戦略にも逆行する。

 政府は50年後にも1億人程度の人口を維持する目標を成長戦略に盛り込む方針だ。なかでも、合計特殊出生率が全国で最も低い東京都にとって、少子化対策は最大の課題になっている。

 塩村議員が質問したように晩婚化や晩産化に伴い、都内には出産や不妊に悩む女性が多くいる。結婚や子育てへの支援は女性だけでなく、男性にも必要だ。

 都議会自民党の対応もお粗末極まりない。吉原修幹事長は当初、「会派で不規則発言は慎むように話す」などと述べるだけだった。その後、各方面から批判が続出し、鈴木議員だと明らかにした。

 昨年6月の都議選で自民の候補者全員が当選し、都議会では自民主導の議会運営が続いている。今回の発言やその後の対応は、選挙で大勝した自民党のおごりから出た問題でもあるのだろう。

 鈴木議員は自民党の会派を離脱すると表明した。問題が発覚した直後に同議員は自ら発言したことを否定しており、議員辞職にすら値する言動ではないか。「産めないのか」などとヤジを飛ばした議員も自ら名乗り出るべきだ。海外でも報じられ、日本の国際的なイメージも損なっている。

 そもそも、私たちの心の内に同じような意識が潜んでいないか、考えたい。そうした偏見を許さず、出産や子育てと仕事が両立できる社会をつくりたい。


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