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てらまち・ねっと



 東京都議の本会議場でのセクハラ事件が話題になっている。
 議場の一般質問中の野次。
 私は、過去に一般質問をしている最中、議場の議員からヤジられたことがある。
 その時、発言の途中に「ただいま、議場の○○議員が『・・・』という趣旨の発言、ヤジをされましたが・・・」と述べて、正式な会議録にとどめる手段を即興でとった。
 会議後、その議員が私のところに来て、「すまなかった。もうヤジらないから、議事録に残るようなことはしないでくれ」と謝ってきた。
 (議事録には、ヤジは「だれだれの発言」とか、「発言内容」は残らないのが通常だから、記録が残る立場の私の発言で再現したもの)

 ともかく、東京都議会の事件について、昨日や今朝のニュースなどを見て、正式に処分要求すればいいのに、どうしているのだろう、とその部分に注目して整理した。

 ★スポーツ報知
 《東京都議会の一般質問で、妊娠や出産に関する都の支援政策を尋ねた女性都議に「早く結婚しろ」「産めないのか」といったやじが飛んでいたことが19日、分かった。
 やじは18日の本会議中にあり、女性が所属するみんなの党の会派は19日、セクハラや個人攻撃に当たるとして、再発防止のために対応するよう議会運営委員会に提案することを明らかにした。》

 ★時事通信
 《同党は19日、都議会で再発防止を求めていくことを決めた。24日に開かれる議会運営委員会で、この問題を議題として取り上げるよう提案する。塩村氏は個人として、吉野利明議長に対し発言者の特定と処分を求める。》

 ★読売新聞
 《女性都議は19日、議長にヤジの発言者の処分を求めることを明らかにした。》

 ★毎日新聞
 《都議会の女性議員有志は同日、再発防止を求め、議会局の秘書課長を通じ吉野利明議長に口頭で申し入れをした。共産党と地域政党の生活者ネットワークの両会派はそれぞれ「人権侵害」だとして議会運営の改善を求める文書を提出。みんなは発言者の処分を求める構えで、専門家に「声紋分析」を依頼することも検討している。》

 ★ハフィントンポスト
 《この野次が飛んだ瞬間に、議長はいったん進行を中止してでも野次を放った議員に叱責して、謝罪させるべきではないか? 何のための議長だ? これは単に塩村議員を侮辱しただけではない。これは議会そのものを侮辱している。》

 法令に基づく正式な「処分要求」(懲罰要求)をするとはどこにも書いていない。
 私なら、処分要求書を直ちに提出するのだけれど・・・
 ただし、これは、短期時効の原則が適用される。
 多くの議会が「その行為のあった日から3日以内に申し出る」との趣旨を定めている(議会によっては、「2日」のところもある)。

 その根拠法令を見ておく。
 ●地方自治法
   第九節 紀律
第百二十九条  普通地方公共団体の議会の会議中この法律又は会議規則に違反しその他議場の秩序を乱す議員があるときは、議長は、これを制止し、又は発言を取り消させ、その命令に従わないときは、その日の会議が終るまで発言を禁止し、又は議場の外に退去させることができる。
○2  議長は、議場が騒然として整理することが困難であると認めるときは、その日の会議を閉じ、又は中止することができる。

第百三十一条  議場の秩序を乱し又は会議を妨害するものがあるときは、議員は、議長の注意を喚起することができる。

第百三十二条  普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。

第百三十三条  普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる。


短期時効については↓ 
東京都議会会議規則
第十三章 紀律
(秩序及び品位の尊重)
第百五条 議員は、議会の秩序及び品位を重んじなければならない。

(議事妨害禁止)
第百八条 何人も会議中は、みだりに発言し、騒ぎその他議事の妨害となる言動をしてはならない。

(議長の秩序保持権)
第百十一条 法又はこの規則に定めるもののほか、紀律に関する問題は議長が決める。ただし、議長が必要があると認めるときは、討論を用いないで会議に諮つて決めることができる。

第十四章 懲罰
(懲罰事犯及び発議権)
第百十二条 懲罰の動議は、文書をもつて所定の発議者が連署して議長に提出しなければならない。
2 前項の動議は、懲罰事犯があつた日から起算して三日以内に提出しなければならない


 事案の発生は18日だから、今日20日夜中までに議長に提出することが必要要件。
 議長もしくは 議会事務局長に手わたすことが肝要。

         処分要求書 
                         2014年 月 日
○○議会議長  様
                     ○○議会議員 ○○

 私は、本2014年第 回定例会の 月 日の本会議一般質問において、下記のとおり侮辱を受けたので、地方自治法第133条に基づき、当該議員の処分を要求する(後記条文参照)。

                 記
第1 事実関係
 ・・・

第2 本件申し立て認容の必要性
・・・・。

第3 被処分要求議員
   (今回は)氏名不詳の都議会議員
                                以 上
※地方自治法の規定
 第129条「議場の秩序維持」 普通地方公共団体の議会の会議中この法律又は会議規則に違反しその他議場の秩序を乱す議員があるときは、議長は、これを制止し、又は発言を取り消させ、その命令に従わないときは、その日の会議が終るまで発言を禁止し、又は議場の外に退去させることができる。

 第131条「議長の注意の喚起」 議場の秩序を乱し又は会議を妨害するものがあるときは、議員は、議長の注意を喚起することができる。

 第132条「品位の保持」 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。

 第133条「侮辱に対する処置」 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる。


 と思ってブログにこの情報をとどめた。
 そしたら6時過ぎ、民法のテレビが「地方自治法に基づく処分要求を20日にする」と報道されたので、ひとごとながら、ホッとした。

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●セクハラやじを受けた塩村文夏都議会見=みんなの党、再発防止を求める
      時事 2014年6月19日
    再生回数:1995回
 東京都議会でみんなの党の女性議員、塩村文夏氏に対して「子どもが産めないのか」「早く結婚しろ」などセクハラに当たるやじがあったとして、同党は19日、都議会で再発防止を求めていくことを決めた。24日に開かれる議会運営委員会で、この問題を議題として取り上げるよう提案する。塩村氏は個人として、吉野利明議長に対し発言者の特定と処分を求める。

 やじがあったとされるのは18日の一般質問で、塩村氏が妊娠、出産期の女性への支援についてただしている最中。やじに賛同するかのような笑い声も多かったという。塩村氏は19日、記者団に対し「(やじを聞いて)殴られたような感覚を受け、悲しくなった。東京の女性の悩みを代表した質問を議員が否定したのは残念」と語った。【時事ドットコム編集部撮影】

●都議会:セクハラヤジ、炎上 被害都議のツイート、転載2万件
      毎日新聞 2014年06月20日
 東京都議会で女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制について質問に立った女性議員に浴びせられた「セクハラ発言」が、波紋を広げている。ヤジを受けた、みんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が短文投稿サイト「ツイッター」に投稿(ツイート)したところ、19日夜にはリツイート(転載)が2万件を突破。都議会の事務局には同日夕までに1000件を超える苦情や抗議が寄せられたという。

 18日の本会議で質問中、男性の声で「自分が早く結婚した方がいいんじゃないか」などと複数のヤジが飛んだ。塩村氏が「大変に女性として残念なヤジが飛びました」とツイートすると、「企業内でこんな事言ったら懲戒処分」などのコメントが相次いでいる。作家で都教育委員の乙武(おとたけ)洋匡(ひろただ)さんはツイッターで「胸が押しつぶされそうになる」とコメントした。

 19日の取材に対し、塩村氏は議場で笑い声が上がったことに触れ「都議会には(女性の悩みは)届かないのかもしれないという気持ちになった」と述べた。複数の議員が、ヤジは最大会派の自民党席の辺りから聞こえたと説明した。

 一方、都議会の女性議員有志は同日、再発防止を求め、議会局の秘書課長を通じ吉野利明議長に口頭で申し入れをした。共産党と地域政党の生活者ネットワークの両会派はそれぞれ「人権侵害」だとして議会運営の改善を求める文書を提出。みんなは発言者の処分を求める構えで、専門家に「声紋分析」を依頼することも検討している。【和田浩幸、武本光政、川口裕之】

●セクハラヤジで女性都議、発言者の処分求める
     読売 2014年06月19日 20時01分
 東京都議会で、女性都議が妊娠や出産に関する子育て支援策の質問中に、複数の男性都議から「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか」とのヤジが飛び、女性都議は19日、議長にヤジの発言者の処分を求めることを明らかにした。

 超党派の女性都議らも同日、議長に再発防止策を講じるよう要請した。

 問題のヤジは、18日の本会議で「みんなの党 Tokyo」に所属する塩村文夏都議(35)に対して飛び、塩村都議が言葉を詰まらせる場面もあった。塩村都議は19日、報道陣の取材に「人格否定や政策と関係ないヤジは誹謗ひぼう中傷にあたる」と非難した。

 塩村都議の所属会派は、ヤジは最大会派である自民党側の席から飛んだと指摘しており、自民の幹部は「品のない不規則発言は慎むべきだ」と語った。

●議会で女性都議にセクハラやじ「結婚しろ」「産めないのか」
         2014年6月19日22時33分 スポーツ報知
 東京都議会の一般質問で、妊娠や出産に関する都の支援政策を尋ねた女性都議に「早く結婚しろ」「産めないのか」といったやじが飛んでいたことが19日、分かった。

 やじは18日の本会議中にあり、女性が所属するみんなの党の会派は19日、セクハラや個人攻撃に当たるとして、再発防止のために対応するよう議会運営委員会に提案することを明らかにした。

 女性は塩村文夏都議(35)で19日午後、報道陣に「悩みがある女性に、否定するようなやじが相次ぎ、皆さんで笑っていた。質問を進めていくうちに、とても悲しい気持ちになった」と語った。都議個人として20日、発言者を特定し処分するよう議長宛てに申し入れる。

 同党の両角穣幹事長によると、やじの声は複数の男性で、自民党の都議が座る席の付近から上がったという。両角幹事長は「五輪を開催する都市の議会として、恥ずかしい」と話している。

 ネットでも注目され、塩村都議がツイッターに「政策へのやじは受けますが、悩んでいる女性に言っていいとは思えない」と書き込んだところ、1万7000人を超える読者がリツイートと呼ばれる機能で、都議のつぶやきを転載した。

 塩村都議は放送作家として活動、昨年6月の都議選で初当選した。日本テレビのバラエティー番組「恋のから騒ぎ」に出演したこともあった。

●「セクハラヤジ」飛ばした都議はだれ? 塩村文夏議員「『結婚しろ』と言った議員ほぼ分かる」
      j-cast 2014/6/19 20:10
「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか」。東京都議会で一般質問に立ったみんなの党の塩村文夏(あやか)議員(35)に、議場からこんなヤジが飛び、どの議員によるものなのかと物議を醸している。

塩村文夏議員は、かつて日テレ系「恋のから騒ぎ」に出演して注目を集め、放送作家としても活動している。2013年6月に都議選で初当選し、14年6月18日は初めて一般質問に立っていた。

複数の自民党男性議員がヤジとも報じられる
質問では、都内の女性は晩婚化が進み、不妊治療なども増えているとして、こうした女性への支援策についてただした。ヤジが飛んだのは、塩村議員が用意した原稿を読んでいたときだ。「厚生委員会でこの件についての充実をお願いしてきました」と読み終える前から、男性議員からとみられるヤジが飛び、塩村議員は驚いた様子で顔を上げた。「はー」と言いながらも下を向いて少し笑い、議場からも「ワハハ…」と笑い声が起きていた。

その後、塩村議員は、悔しいと思ったのか表情が強張るようになり、目に涙も浮かべた。議席に戻った後も、涙をぬぐう仕草をみせていた。

報道によると、「あいつ不倫してるんだぜ」といったヤジもあったという。確かに、一部週刊誌が4月に塩村議員の不倫疑惑を報じているが、塩村議員は、ツイッターなどで「事実無根」だと強く否定している。

ヤジについては、自民党会派の方向から出ており、複数の男性議員からだったと報じられている。塩村議員は、公の場でセクハラ発言を受けたと反発し、都議会みんなの党の両角穣幹事長が、自民党に抗議する事態になった。
これに対し、自民党の吉原修幹事長は、所属議員のヤジかは分からないとしたものの、各会派で品位のない発言を慎むよう確認すべきだとしたと報じられた。

もし自民党議員がヤジを飛ばしたとすれば、それは一体だれなのだろうか。
すべて男性議員で、最低でも2、3人はいた

塩村文夏議員は、フェイスブックで「都議会でのセクハラ発言」を報告し、「他の議員や傍聴をしていた方からのお話を聞くと一致しているので、『お前が結婚しろ』と言った議員はほぼわかっています」と明かした。
ただ、「それ以外のヤジを飛ばしている方は、あちこちにいますが、大声ではなく私の位置からは会派は分かっても、特定までできません」という。

みんなの党の両角穣幹事長は、取材に対し、「セクハラヤジ」を飛ばしたのは、すべて男性議員で、最低でも2、3人はいたと説明した。だれかについては、「まだ分かっていません」とだけ述べた。

ネット上では、「今時、一般企業なら大問題だ」「選んだ有権者を馬鹿にしている」として、都議会は議員の特定を進めて、何らかの処分をするべきだとの声が上がっている。しかし、両角幹事長は、特にそれを求めない考えを示した。2014年6月24日の議会運営委員会理事会では、東京五輪があるのにセクハラ発言があると都民の信頼を失うとして、議会でこうした問題にしっかり対処することを提案するとした。

一方、「これが世の男性の女性に対する本音だろうね」「野次を飛ばした議員は正論!」といった声もネットでは多い。この点について、両角幹事長は、「古い人が言っているみたいで、考え方がズレていると思います。それを言ってしまえば、終わりなのではないでしょうか」と言っている。

●都議会でセクハラヤジ......女性支援ってなに?
        Ameba News [アメーバニュース] 2014年06月19日 21時16分
 今月18日、東京都議会の本会議で「みんなの党Tokyo」の塩村文夏議員が妊娠、出産等の支援体制について質問をしていたところ、複数の男性議員から「お前が早く結婚した方がいい」、「産めないのか」といったヤジが飛び交ったことが話題となっています。

 ヤジられた塩村議員は即日、自身のフェイスブックでこう記しています。

「政策のヤジはいくらでも受けますが、セクハラ発言を議場で堂々と...。いま、数時間経って冷静に考えていますが、やはり女性を侮辱した言葉を見過ごしていいのかと悩んでいます。子育てや不妊の悩みを抱えた多くの女性の心を傷つける行為であり、私自身も大変に

傷つきました」
 塩村議員が言うように、件の発言はヤジではなく、重大なセクシャルハラスメントにあたります。

 また、議会に出席していた同党の音喜多駿議員も公式ブログ上で、こう怒りをぶつけています。

「選挙のときに、有権者の前では『女性の社会進出を促進します!』、『子育て支援にしっかりと取り組みます!』と言っている議員たちが集まる議会で、このような野次が飛び、それを笑う議員が大勢いる。それが我が国の首都、東京議会の実態です。(中略)民意の代表たる議員が集まる議会がこれほど古色蒼然とした状態で、東京都の女性活用や子育て支援が進むはずがありません」

 なお、問題の声は自民党議員の座る席の方から聞こえたとのことで、同党の両角みのる幹事長は、今後、都議会で問題提起する方針を示しています。また、塩村議員は「『お前が結婚しろ』と言った議員はほぼわかっています」(同フェイスブックより)と、"犯人"を特定している様子。ヤジった議員は今、何を思っているのでしょうか。大いに反省していただきたいものです。

 今回紹介するのは日本のフェミニズムを牽引してきた上野千鶴子さん著『女たちのサバイバル作戦』。男女雇用機会均等法から今日に至るまでの30年間、日本の女性たちを見つめてきた上野さんが、「日本の働く女性は幸せになったか?」を問うた1冊です。東京都、いや日本全体で女性活用や子育て支援策を進めようというのであれば、まず、女性たちが置かれている状況を正確に把握する必要があります。とりあえず、今回、野次をした都議会議員は、この本を読むか、上野先生にしばかれておいた方がいいかもしれません。

『女たちのサバイバル作戦 (文春新書 933)』
著者:上野 千鶴子
出版社:文藝春秋

●中野区議 セクハラ発言が横行する地方議会の現状明かす
       アメーバニュース 2014年06月19日 14時31分
18日に開かれた東京都議会の本会議で、みんなの党会派の塩村文夏議員(35)が女性の妊娠・出産に関する都の支援体制について一般質問をしていた際、議員席から男性の声で「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などとセクハラやじが飛んだことが大きな問題になっている。

ツイッター上の一般ユーザーのあいだでは、「これは野次った議員を徹底的に追及すべき」や「誰がいったの?!絶対に追及すべき!」など、セクハラ発言をした議員を特定するべきだという声が多数投稿されているが、そんななか、中野区議会議員の中村延子氏(32)が“地方議会の現状”についてツイートしている。

中村氏は塩村氏の件を受け、

「昨日の都議会での『セクハラヤジ』に対して一言。さすがに議場では言われた事はありませんが、平場になると『議員なんてやめて結婚しろ』と各級議員から100回以上は言われた事があります。様々な政党の方からです。その方が絶対に幸せになれる、とも」

と、自身もセクハラ発言を日々されてきたことをツイート。そして、「おそらく多くの女性議員はこういう体験をしているだろうし、だからこそ、政治の現場を変えなければいけないとも思います」と意見した。

●東京都議会を汚す発言に驚いた
          ハフィントンポスト 和田靜香 音楽ライター 2014年06月19日 10時33分
 野次そのものにも驚くが、こんな下品なセクハラ野次をどうして議長は放っておくのだろうか? この野次が飛んだ瞬間に、議長はいったん進行を中止してでも野次を放った議員に叱責して、謝罪させるべきではないか? 何のための議長だ? これは単に塩村議員を侮辱しただけではない。これは議会そのものを侮辱している。東京都議会という都民を代表する場にふさわしくない、人権意識に欠けた発言だ。こんな発言を許しておくことが信じられない。それとも東京都議会とは常にこうした低俗野次の飛ぶ、とんでもないところなのか? だとしたら、私たち都民はもっと厳しく都議会を見つめなくてはいけない。

 この野次を飛ばした議員は自ら名乗り出て、罵った相手である塩村議員への謝罪をすべきだ。見つかるまで知らん顔では、その議員のセクハラ意識や、人権意識、さらに少子化問題への見識を疑う。私がもしこの議員の同じ会派の人間なら、そう薦める。君、今すぐ謝罪したまえ、と。今すぐ、今日にでも名乗ってほしい。そして、自らセクハラ問題や少子化問題などを研究して、勉強会を開く。都民から選ばれた議員なら、それぐらいのことをして自らの過ちを償い、次へ生かすべきだろう。私たちは愚かな見識のままでのんびり暮らす議員のために高い都民税など払いたくない。

 野次った本人、野次られた人、だけの問題ではなく、東京都議会全体の問題だということを、都議会議員は肝に命じ、真剣に考えてほしい。

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