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てらまち・ねっと



 内閣府が「国民生活に関する世論調査」の結果を公表した。
 ネットにアップされているので見てみた。

 政権が変わるとデータの読み方が違うのかなぁという印象も抱く。

 例えば、「1.現在の生活について」では、
 「生活は,去年の今頃と比べてどうかと」ということに関して、グラフでは、20歳代で「向上している」が増加、「低下している」が減少しているのだけれど、その評価がされていない。
 なぜだろう。そして、理由や背景は・・・

 しかも、「現在の生活に対する満足度」や「今後の生活の見通し」についても、同様なのだけれど、触れられていないし、解析されていない。

 そんなことを思いながら幾つか批判的に見てみた。
 一部を下記に転載/赤字で「私の感想や疑問」を書き、グラフにも付記した。

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●内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 世論調査 > 国民生活に関する世論調査
 ★   国民生活に関する世論調査

  ★  2013年8月12日  国民生活に関する世論調査(平成25年6月)

   ◆ 2 調査結果の概要  1.現在の生活について  

1.現在の生活について
 生活は,去年の今頃と比べてどうかと聞いたところ,「向上している」と答えた者の割合が4.9%,「同じようなもの」と答えた者の割合が77.8%,「低下している」と答えた者の割合が16.8%となっている。
前回の調査結果(平成24年6月調査結果をいう,以下同じ)と比較して見ると,「同じようなもの」(72.0%→77.8%)と答えた者の割合が上昇し,「低下している」(22.1%→16.8%)と答えた者の割合が低下している。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。

・・・・・
 図-1

(どの図もクリックすると拡大)

(20歳代で「向上している」が増加、「低下している」が減少しているところの評価がされていないのはなぜか)

(2) 現在の生活に対する満足度
 全体として,現在の生活にどの程度満足しているか聞いたところ,「満足」とする者の割合が71.0%(「満足している」10.3%+「まあ満足している」60.7%),「不満」とする者の割合が27.6%(「やや不満だ」22.2%+「不満だ」5.3%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「満足」(67.3%→71.0%)とする者の割合が上昇し,「不満」(32.0%→27.6%)とする者の割合が低下している。
・・・
 
  図-3


  (女性の満足が高く、男性の不満が高いのは印象的。)
  (20歳代と70歳代が満足が高く、不満も少ないのが印象的)


・・・・
 ア 充実感を感じる時
 日頃の生活の中で,「十分充実感を感じている」,「まあ充実感を感じている」,「あまり充実感を感じていない」,「どちらともいえない」と答えた者(5,783人)に,充実感を感じるのは,主にどのような時か聞いたところ,「家族団らんの時」を挙げた者の割合が49.9%と最も高く,以下,「ゆったりと休養している時」(44.5%),「友人や知人と会合,雑談している時」(43.9%),「趣味やスポーツに熱中している時」(41.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「趣味やスポーツに熱中している時」(43.8%→41.6%)を挙げた者の割合が低下している。
・・・

 図-20


 (「充実感を感じる時」が、「家族団らん」、「ゆったりしているとき」・・・の順とは意外)

2.今後の生活について
(1) 今後の生活の見通し
 生活は,これから先,どうなっていくと思うか聞いたところ,「良くなっていく」と答えた者の割合が8.5%,「同じようなもの」と答えた者の割合が64.1%,「悪くなっていく」と答えた者の割合が24.7%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「同じようなもの」(58.9%→64.1%)と答えた者の割合が上昇し,「悪くなっていく」(29.8%→24.7%)と答えた者の割合が低下している。

 図-30


   (これまた、20歳代の『良くなる』予測が高いことが評価れていない。70歳以上の『良くなる』予測の低いこと、50歳から60歳代の「悪くなる」予測の高いことも印象的)

(4) 現在の生活の充実感

4.政府に対する要望について
(1) 政府に対する要望
 今後,政府はどのようなことに力を入れるべきだと思うか聞いたところ,「医療・年金等の社会保障の整備」を挙げた者の割合が65.9%と最も高く,以下,「景気対策」(59.6%),「高齢社会対策」(49.9%),「雇用・労働問題への対応」(42.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「景気対策」(66.5%→59.6%),「雇用・労働問題への対応」(47.3%→42.3%)を挙げた者の割合が低下している。

図ー46


(報道機関の調査とは違うようだけど・・・)


●内閣府世論調査:現在の生活「満足」「まあ満足」は71%
            毎日新聞 2013年08月10日 

内閣府は10日、「国民生活に関する世論調査」の結果を発表した。現在の生活に「満足している」(10.3%)と「まあ満足している」(60.7%)を合わせると71%で、前回調査した2012年6月の67.3%から3.7ポイント増えた。「満足」が7割を超えたのは、72.7%だった1995年の調査以来、18年ぶり。今後の生活の見通しについては「同じようなもの」との回答も前回より5.2ポイント増の64.1%を占め、現状を肯定的に受け止める国民の意識をより鮮明にした。

 調査は1958年からほぼ毎年実施。今回は6月6〜23日まで、全国で20歳以上の1万人を対象に個別面接方式で行い、6075人から回答を得た。有効回収率は60.8%だった。

 現在の生活に「やや不満だ」は22.2%で前回に比べて2.5ポイント減。「不満だ」も5.3%と、2ポイント減だった。近年の傾向をみると「満足」は08年の60.5%から年々増え、今回は71%。逆に「不満」は08年の38.4%から年々減り、今回は27.5%だった。08年のリーマン・ショックを引き金にした世界同時不況や、政権交代などの影響はデータ上、読み取れない。

 項目別では、所得・収入が「満足している」「まあ満足している」を合わせて47.9%で、前回より3.7ポイント増えた。「やや不満だ」「不満だ」は計49.8%で、満足派を上回ったが、前回より4.5ポイント減少した。資産.貯蓄も「満足」が計42.5%で前回比5.1ポイント増。「不満」は計53.7%で6.3ポイント減だった。

 今後の生活の見通しについて、最も多かったのは「同じようなもの」の64.1%。「悪くなっていく」が24.7%で続いた。「良くなっていく」は8.5%だった。前回より「良くなっていく」は1.2ポイント、「悪くなっていく」は5.1ポイント、それぞれ減った。7月の参院選は安倍政権の経済政策「アベノミクス」が支持を集めたが、この数字を見る限り、生活の改善期待につながっていないようだ。

 生活の程度は「中の中」56.7%▽「中の下」22.7%▽「中の上」12.6%−−などで、前回とほぼ同様の傾向だった。

政府に対する要望を複数回答で聞いたところ、多い順に「医療.年金等の社会保障の整備」65.9%▽「景気対策」59.6%▽「高齢社会対策」49.9%−−などだった。「東京電力福島第1原発事故への対応」は前回43%だったが、今回は33.9%に減った。【中島和哉】





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