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てらまち・ねっと



 先日、いくつかの報道で、「19日の日本原子力学会で発表される」とされたこと。
 それは、
  「東電はこれまで、海に流出した汚染水中の放射能量は約4720兆ベクレルとの推定を発表しているが、今回は、これに大気からの降下分を加えた結果、3倍を超える値になった」(朝日新聞)

 というもの。
 少なく数字が出るように公表した、そういわれても仕方ない。

 事実を明かしたがらない電力会社、そんな見方は定着してきているけど、
 今でも、東電の姿勢はあまり変わらないようにも感じる。

 電力会社だけでなく、どこでも、誰しも、隠そうとするとバレる。

 なお、今朝のニュースでは、放射性セシウムなどが、「キノコ」や「野生のイノシシ」から高いレベルで検出されると流していた。


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●海へ放射能放出総量は1.5京ベクレル 原子力機構試算
       朝日 2011年9月9日0時2分
 東京電力福島第一原子力発電所から海へ放出された放射能の総量は、3月21日~4月30日で1.5京(けい)ベクレル(京は兆の1万倍)を超えるとの試算を、日本原子力研究開発機構などがまとめた。
 東電はこれまで、海に流出した汚染水中の放射能量は約4720兆ベクレルとの推定を発表しているが、今回は、これに大気からの降下分を加えた結果、3倍を超える値になった。

 同機構の小林卓也研究副主幹(海岸工学)らは、原発の放水口付近の海洋での放射能の実測値などをもとに、直接海に流出した量を推定。これとは別に、大気から降下した放射能量もシミュレーションで推定して、足し合わせた。
 
その結果、放出量はヨウ素131が1京1400兆ベクレル、セシウム137が3600兆ベクレルになった。セシウム134は計算していないので、総放出量は1.5京ベクレルを超えるという。

 小林副主幹によると、東電の推定値から増えたのは、大気からの降下分を加えたためだが、汚染水の流出分も、東電が発表した以外に流出が起きていて増えた可能性があるという。また、試算の誤差が値を押し上げた分もあるという。

 海洋放出にはロシアや韓国などの近隣諸国が強い関心を寄せてきた。東電が4月、低濃度汚染水を意図的に放出した際には、事前連絡の不備などを強く批判された。放出総量の推定が出たことで今後、海洋汚染の実態をきめ細かく調べ、影響の広がりを改めて分析する必要がありそうだ。
 試算結果は19日から北九州市で開かれる日本原子力学会で発表される。(杉本崇)

●海洋汚染1.5京ベクレル超=東電推定の3倍-原子力機構が試算・福島第1原発
             時事 (2011/09/08-05:50)
 東京電力福島第1原発事故で、日本原子力研究開発機構は8日までに、汚染水の流出に加え、大気中からの降下分などを合わせた海洋への放射能放出総量が1.5京(1京は1兆の1万倍)ベクレルを超えるとの試算をまとめた。東電は4~5月に海に流出した汚染水の放射能量を約4720兆ベクレルと推定しているが、試算はこの3倍以上に達する。

 原子力機構の小林卓也研究副主幹(海岸工学)らは、漏えいした汚染水の影響に加え、東電が公表したモニタリング数値などを用いて、大気中に出されたヨウ素131とセシウム137が海に降り注いだ状況をシミュレーション。同原発放水口付近の海水から放射性物質が初めて検出された3月21日から4月30日までの放出総量を試算した。

 その結果、海に放出されたヨウ素131は1.14京ベクレル、セシウム137が0.36京ベクレルで、計1.5京ベクレルとなった。セシウム134はシミュレーションでは考慮していないことから、放出総量はこれを超えるという。

●放射能放出なんと1.5京ベクレル 日本の魚本当に食べても安全なのか?
          ゲンダイ 2011年9月9日
 <今ごろ検査強化と言われても…>
 とんでもない数字が公表された。
 福島第1原発事故で、日本原子力研究開発機構は海洋への放射能放出総量が1.5京ベクレルを超えるとの試算をまとめた。東電が4~5月分として推定していた放射線量の3倍以上に上る。
 
 心配なのが魚の汚染だ。福島県は4月にコウナゴが出荷停止して以来、漁業を自粛している。同県の海の汚染はいまも深刻で、7日に発表されたイシガレイの放射性セシウムは1キロあたり1030ベクレルと、暫定規制値(500ベクレル)の2倍以上だった。

 宮城や岩手、茨城などの水産物からも基準値以下ながらセシウムが検出されている。数字は農水省のHPにアップされているが、福島以外はサンプル数が少ない。農水省は「検査機械が少ないうえに鮮魚は詳しく検査すると傷んでしまうので、細かく調べきれない」と説明する。

 その一方で宮城県石巻漁港では6日、震災後初めて水揚げされたタコやカレイなどが並んだ。気仙沼沖などではカツオ漁の一部が再開している。魚は本当に安全なのか。

「放射能を防ぐ知恵」の著者でNPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏が言う。
「500ベクレル以下なら安全という言葉を信じてはいけません。3月にドイツ放射線防護協会は大人は8ベクレル、子供は4ベクレル以下にするべきだという基準値を提案しました。500ベクレルがいかに甘い数字かが分かります。いまだに海の中は放射能でグジャグジャなのです。九州で水揚げされた魚も安心できません。太平洋の真ん中で取られたものを宮崎などに運ぶことがあるからです」

 小若氏は、政府は国民の生命のために、漁業従事者に所得補償と賠償金を払い、今後3年間は漁業を停止するべきだと主張する。
「とくに心配なのが妊婦さんです。魚を食べて体内被曝したら胎児はまだ安全ですが、孫、ひ孫と子々孫々まで傷ついた遺伝子が受け継がれ、障害やがんを発症してしまいます。妊婦さんは絶対に魚を食べてはいけないし、子供はできるだけ食べないようにしてください」(小若順一氏)

 水産庁は今ごろになって福島沖周辺の検査強化をアピールしているが、海は広い。ストロンチウム汚染の可能性も否定できない。消費者は国の言うことをうのみにせず、リスクを覚悟したほうがいい。

●鉢呂経産相辞任:原発対応、エネルギー政策混迷も
    毎日新聞 2011年9月10日 22時05分(最終更新 9月11日 3時12分)
 失言などが進退問題となり工場視察で多くの記者らに囲まれる鉢呂吉雄経産相(右から2人目)=相模原市で2011年9月10日午後2時39分、武市公孝撮影 鉢呂吉雄経済産業相の辞任を受け、野田政権の原発への対応やエネルギー政策が混迷する可能性もある。

 鉢呂氏は、定期検査などで停止中の原発再稼働について、地元の理解などを前提に「できるだけ早く」と発言するなど積極的だった。経産省は「後任が再稼働に慎重であれば、今冬以降の電力需給問題が心配になる」(幹部)との懸念を強めている。

 一方で、鉢呂氏は「耐用年数の過ぎた原子炉を廃炉にし、新規の原発は難しい」と述べ、前政権の「減原発」を引き継ぐ考えを示していた。また、中長期のエネルギー政策を議論する「総合資源エネルギー調査会」に原発に批判的なメンバーも加える意向を表明。すでに人選を始めていたが、後任人事次第では白紙に戻る可能性もある。

 また、11年度第3次補正予算案については、鉢呂氏の肝いりで、蓄電池など家庭や企業の省エネ設備導入を助成する「節電エコ補助金」(2000億円)などを要求したばかりだった。円高対策の道筋も不透明となった。【野原大輔】

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震災から半年、そんな報道が続く。いろんな観点がある。個人のレベルでも、社会的、行政的なレベルでも事情や拝啓背景・・・期待を込めて前をむく姿勢、客観的にとらえる姿勢、深刻にとらえる姿勢・・・復興への歩みにのしかかる放射能汚染の危惧⇒http://t.co/tReoCwz
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