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てらまち・ねっと



 山県市の市議選のポスター代の水増し、岐阜県警は12日夕方、ついに、市議22人中6人と前市議の県議1人、会計責任者1人、印刷業者4人の計12人を書類送検しました。
 噂されていたとはいえ、こんな衝撃的なことはありません。

 しかも、よりによって、参院選の初日の送検とは。
 新聞やテレビが扱うスペースがほとんど無いことネライなのか、それとも、国会議員でも同じ制度の同じパターンだから、「警告」的なネライなのか・・・

 ともかく、一つの議会の議員の1/3が県警から検察庁に書類送検されるというのは、全国の議会でもほとんど例が無いこと。
 選挙公営での候補者・議員らの摘発は全国初だとされています。

 国では政治家の事務所費や諸経費の虚偽報告の疑惑が続いています。
 あちこちの県議会では政務調査費の不正疑惑が・・・
 「政治とカネ」の縁が切れないのは悲しいこと・・・選挙公営の水増しも同じことです。

 この問題、全国で同じ制度です。その実態も同じであることは、この1ヶ月の新聞が示しています。(まだ、東海から中部の域ですが)

 書類送検で一区切りつきました。この問題は、全国の市民の人に採りあげて欲しいので、近いうちに、情報公開請求や住民監査請求の手続き、論点などの要点をまとめることにします。

 私は、今日は朝から、毎月発行している新しい風ニュースの作成と印刷。その間にも、議長選のことでも、政治状況・議員の対応のことなどでも電話あり。
 やっと、ニュースのメドがついたので、ブログの書き込み。
 ニュースは、明日14日付け発行なので、明日のブログで紹介します。
 
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● 山県市の選挙ポスター代・水増し詐欺事件の経過 ● 
・2004(H16)年4月、 前年4月に自治体合併してから、初の議員選挙
   定員22人に27人が立候補。うち25人が選挙費用の公費での負担を請求し利用した
・今年4月中旬ころ、県警が印刷業者らの関連資料を収集、事情を聴く
・6月 8日 県警が水増し請求したとみられる議員らを詐欺容疑で事情聴取開始
・6月15日 市議4人、市議から転出した県議1人が事実を認めて県庁で謝罪会見
・6月18日 議会運営委員長、常任委員長2人の計3人の委員長の辞任届けが出る
・6月26日 選挙ポスター代の水増し問題に、市は調査のため弁護士の委員会を設置 
・6月29日 議会定例会最終日、5人の辞職勧告決議案を否決
       午後、1人が水増しを認めて、自宅で謝罪会見
・7月10日 議長の辞任願が出る
・7月12日 議長が水増しを認めて、市役所で謝罪会見。 県警は現職市議6人、市議から転進の県議1人、会計責任者1人、印刷業者4人の12人を書類送検
・7月19日 10時開会  臨時議会の予定
・来年4月  定員22人を16人に減じて(昨年9月に条例改正済み) の定例市議選

印刷用7月13日新聞 第20報 3ページ PDF版 1.22MB
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大
 ● 現職市議ら12人を書類送検 ポスター作製費水増し請求  中日 一面 7月13日
 岐阜県警捜査2課と山県署は12日、2004年4月の岐阜県山県市議選で、公費から支出されるポスター作製費を水増し請求したとして詐欺容疑で、現職市議ら7人と議員の会計責任者1人、印刷業者4人の計12人を書類送検した。
 県警は、選挙ポスター作製費をめぐる詐欺事件を立件するのは全国で初めてとしている。

 調べでは、市議らと印刷業者は共謀し、選挙ポスター作製費を実際の費用よりも多く、上限いっぱいの額で山県市に申請。それぞれ数万-10数万円を市からだまし取った疑い。水増し分は選挙はがき作製などに充てたという。
 これまで、現職市議6人と、市議から県議に転身した1人が水増し請求を認めて謝罪している。
 市議6人の1人で、同市議会の村橋安治議長(58)は12日、市役所で記者会見し、水増しを認め、議長の辞任を表明した。(共同)


● 山県市議ら12人書類送検 ポスター代水増し  岐阜 7月13日 
 山県市議選で市議らが「選挙公営」で公費負担されるポスター代を水増し請求した詐欺容疑事件で、県警捜査二課と山県署は12日、同容疑で現職の市議ら7人と選対関係者、印刷業者の計12人を岐阜地検に書類送検した。

 送検された議員は、今年4月の統一選で県議選に出馬した元市議の横山善道県議(53)と、市議会議長の村橋安治(58)、宮田軍作(65)、渡辺政勝(57)、武藤孝成(57)、村瀬隆彦(54)、吉田茂広(42)の6市議。全員容疑を認めている。
 
 調べでは、市議ら7人はそれぞれ印刷業者と共謀し、2004(平成16)年4月の市議選で、選挙公営で認められていない名刺やはがきの製作費をポスター代と偽って市に水増し請求し、市から数万から10数万円をだまし取った疑い。
 うち2人の市議は、名刺やはがきの製作費のほかに、10万円前後を上乗せして請求し、業者から還流させていた。同市のポスター代の限度額は約37万円で、7人のうち5人が上限に近い金額を請求していた。
 
 これまでに横山県議と市議5人が記者会見し、水増しの事実を認めて謝罪。最後まで発言を控えてきた村橋議長も書類送検された12日、市役所で会見し、水増し行為を認めた。
 同市議選には27人が立候補し、うち25人が選挙公営に基づき、ポスター代を市に請求。県警は水増しの疑いがあるとして先月から、市議らの事情聴取を進めていた。
 同市は03年の町村合併に伴い選挙公営条例を導入したが、今年3月、条例を廃止している。

● 選挙ポスター:水増し請求で14人送検 岐阜・山県市議選  毎日 7月13日
 04年4月の岐阜県山県市議選をめぐる選挙ポスター製作費の水増し請求問題で、県警捜査2課と山県署は12日、市議ら8人と議員の会計責任者1人、印刷を請け負った業者5人の計14人を詐欺容疑で岐阜地検に書類送検した。うち市議1人と業者1人は、水増し請求はなかったとしている。

 調べでは、市議らは同市議選で印刷業者らと共謀し、選挙公営制度では公費負担が認められない選挙用はがき製作費などをポスター製作費に上乗せした虚偽の請求書を、市に提出。市からそれぞれ数万~十数万円をだまし取った疑い。ポスター1枚当たりの価格をかさ上げする悪質なケースのほか、印刷業者に対し、約10万円上乗せした金額で市に請求するよう指示し、業者から金の一部を受け取った議員もいるという。【鈴木敬子、稲垣衆史】

● 山県市議7人書類送検 元市議の県議も ポスター製作費詐欺容疑  読売 7月13日
 2004年4月の岐阜県山県(やまがた)市議選で、当選した市議らがポスター製作費を水増し請求していたとして、県警捜査2課と山県署は12日、現職市議や印刷会社社長ら14人を詐欺容疑で書類送検した。県警によると、候補者のポスター製作費などを公費で補助する「選挙公営制度」を巡り、現職市議らが書類送検されたのは全国で初めてという。

 書類送検されたのは、元市議の横山善道県議(53)と、議長の辞職願を提出している村橋安治(58)ら7市議、会計責任者の計9人と、印刷会社側の社長ら5人。

 調べによると、9人は実際のポスター製作費より多い金額を請求し、数万円から十数万円の公費をだまし取った疑い。水増し分は、選挙用のはがきやパンフレットの印刷代に充てたとみられている。また、市議2人は印刷業者と共謀し、市から業者に支払われた金額のうち、10万円前後を還流させていた。

 ● 山県市議会議長が水増しの事実認め謝罪  岐阜 7月13日
 山県市議選のポスター代水増し請求の詐欺容疑事件で、村橋安治市議会議長(58)が12日、同市役所で記者会見し、水増しの事実を認めて謝罪した。村橋議長は10日に議長の辞職願を出しているが、市議の進退については「総合的に推移を見て考えたい」とし、明言を避けた。

 村橋議長は、水増しを認めた上で「市民に深くおわびを申し上げます」と謝罪。水増しを認めたほかの市議よりも発表が遅れたことについて「6月定例会では重要な案件があった」などとし、議長として議会運営を優先させた考えを語った。
 水増しの内容については、はがき2000枚分の印刷代が含まれた代金約29万7000円を業者とのポスター代契約書として作成。選挙後に収支報告書を作成した際、契約書の誤りに気付いたが修正しなかったという。


● 山県市議ら書類送検 市民、厳しく批判  中日 7月13日
◆ポスター費詐取、市議長も認め謝罪
 選挙ポスター製作費の水増し請求疑惑で、現職市議ら七人が詐欺容疑を問われて書類送検された山県市議会。大量の送検に市幹部は困惑の表情を隠さず、市民は議員の座に居座る七人に厳しい批判の声を上げた。

 平野元(はじめ)市長は「送検の事実はまだ確認しておらず、現時点ではコメントできない」と戸惑いながら話した。市幹部は「本当か」と驚き、確認に追われた。市議会で選挙公営問題を追及してきた寺町知正市議は「やっぱりか、という思い。市民の政治不信が高まるのは間違いない」と落胆。同市高富の無職男性(64)は「血税をだまし取るのは当然、犯罪だ。自分たちでも認めているのに議員辞職しないのはおかしいと思う。政治家にはカネの問題が多くて本当に信用ならない」と憤った。

 一方、この日、詐欺容疑の市議の中で最後に謝罪会見した村橋安治議長(58)は謝罪が遅れたことについて「(六月の)議会中は混乱も考え、議長の職務を第一にしていた。それは理解していただけると思う」と述べた=写真。村橋氏によると、市にポスター製作費として支給させた二十九万七千六百七十五円のうち、半額以上が、制度では認められていない、はがき代だったという。

 印刷業者が請求額にはがき代も含めてきたためだとも釈明。その後に気付いたが「訂正しようとは考えなかった」と述べた。その上で「公金への認識が甘かったと言われれば、そう言われても仕方がない」とし「すべて私の責任だ」と謝罪した。
 議員辞職については現段階では否定し、「市民感情、市の特別調査委、司法の判断などを総合的に判断し、辞職も含めて真剣に考える」と述べた。
 既に副議長に提出してある議長辞職願は、十九日午前十時から開く市議会臨時会で審議される。 (横山大輔)

 ● 【公費混同 選挙ポスター代疑惑】 山県市議長も謝罪 水増し 最後に認める  朝日 7月13日
 山県市議選のポスター代水増し疑惑で、14人が県警に書類送検された12日、村橋安治市議会議長(58)が市役所で記者会見し謝罪した。村橋議長は、書類送検された議員のうち「立件を見送る」とされた1人を除く7人中、最後に水増しを認めた。「選挙公営制度への理解が甘かった」といい、捜査の中で初めて違法性を認識したと強調した。

 村橋議長は04年の市議選で、ポスター代の公費負担限度額の80%にあたる29万7675円を請求し、その中に、本来は請求できないはがき印刷代も含めて請求したと説明。自らの疑惑について言及を避けてきたことについて、「自分を無にしても、議長としての立場から(6月29日の)定例会閉会までの職務を全うしなければならないと判断した」と述べた。
 議員辞職するかどうかは、司法の判断や、市が設置した調査委員会の結果を待って判断するという。

◆謝罪5市議 会派離脱届
 ポスター代の水増し請求を認めて謝罪した山県市議5人が相次いで、所属会派の離脱届を出していたことが12日、わかった。市議会関係者によると、「市政クラブ」の村瀬隆彦、武藤孝成、渡辺政勝、村橋安治の4市議と「山県クラブ」の吉田茂広市議が各会派に届け出たという。

● 選挙ポスター:岐阜・山県市議会議長、水増し認め辞職へ  毎日 7月13日
 岐阜県山県市議選の選挙ポスター製作費水増し請求問題で、同市議会議長辞職願を10日に提出した村橋安治議長(58)が12日、記者会見し、水増しの事実を認めた上で「市民に深くおわびする」と謝罪した。村橋議長はポスター代として29万7675円を受け取ったが、半分以上が水増しだったという。水増しを認めて謝罪したのは、今年の県議選で当選した元市議の県議1人、市議6人の計7人となった。

 村橋議長によると、ポスター代を市選管に請求する際、請求が認められない2000枚の選挙用はがき製作費を上乗せしたという。村橋議長は「請求後の04年5月2日に選挙費用の収支報告書を作成する際、ポスター代に上乗せされていることに気づいたが、修正せずに提出した。公金意識の欠如と判断されてもしかたがない」と話した。
 同市議会は19日に臨時会を開き、辞職に同意する見通し。【宮田正和】
毎日新聞 2007年7月13日 2時05分


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