43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

アルファロメオを作ろう

2008-05-31 | 模型

前回UPした3台のタメオのうち、まず手を付けたのがコレ、アルファロメオ184Tでございます。
1984年、この年唯一の、そしてアルファロメオF1として最後のポディウム(3位)となったイタリアGPです。
当時から気になるカラーリングでしてね、いつか作りたかったんですよ。シンプルなキットなんで気楽にサクッと作れそうな気がしたんですけどね。

しかしタメオと言ってもTMK012、ごく初期のキットですから色々気になる箇所があります。


さいわい、エンジンはカバーされてますんで作る必要ないです。ギアボックス前方にチラリ見える可能性もありますが、排気管だけでごまかしましょw
サイド・ポンツーン上面にルーバーがあります。これはやはり抜きたい。



ということで、抜きました。

裏からリューターで削って、あとは表からカッターナイフでちまちまと。
失敗したら金属板で作り直そうと思ってたけど、元々のキットの彫りがじゅうぶん深かったので楽に抜けました。
ただ、シャープさを追求するなら金属板にするほうがいいかも知れません。
私はお気楽さを追求しますんで…あしからず。

しかし、情けない問題が。
下の画像、ネットで拾ってきたんですが、どう見てもサイド・ポンツーンの形が違うでしょ。



実はこれは初期型。
イタリアGPは当然終盤戦、フェラーリやブラバムもそうでしたが、このアルファロメオもサイド・ポンツーンに大幅な改良が加えられて前方が大型化、後方はコークド・ボトル化されているようです。
で、ネットで探しても後半戦仕様の写真が全然出てこない。つか、1枚も出てきませんよ?ひと晩中探したのに…一枚もですよ?

うーん、さすがマイナーチーム。困ったなあーと思いつつ、「まあいいや。F1レジェンドで動画を見れれば」と思いましたが、DVDを探しても、レコーダーのHDDを探しても、どこにもないよ1984年のイタリアGP…
うーん、録画サボってたか間違って消しちゃったか…せっかくの貴重か映像が…
見た覚え?うーん、あるようなないような…

試しにドイツGPを見てみたけど順位が下位なもんでほとんど映ってない。もっとも、映ってたとしても当時の画質なんで模型の資料にはならないんですけどね。

そんなわけで、資料はゼロで作ることになりそうです。もう、タメオを信じるしかない!こんなの、初めて…

(写真:タメオ1/43 アルファロメオ184T イタリアGP84)


次はやっぱりタメオかな

2008-05-28 | 模型

911GT1がどうにも進まないので何か別のを作ろうかなあと考えてるうちに206WRCを本腰入れて作っちゃったのですが、やはりタメオが作りたくて候補の中から何選ぼうかと…

(左から)ちょっと前のタメオ、かなり前のタメオ、最近のタメオ…車種分かりますかねえ?
実車で言うならちょっと前のマシン、セミクラシックの仲間入りしそうなマシン、かなり昔のマシン、っていう感じでしょうか?

どれかと言わずに、貪欲に3台同時開始しちゃいましょうか。



後ろから…F1ってハッキリ言ってカラーリングしてないと区別つかないですね。同じような形を喜んでいくつも作ってるわけですね…
私の場合は色塗りとデカール貼りが楽しみで作ってるので、それは全然問題ないんですけどね。


(写真:タメオ1/43 秘密の青くて白いF1・秘密のグリーンでちょっと赤いF1・秘密の赤くてちょっと金色のF1)

206WRC完成です

2008-05-24 | PEUGEOT 206/307 WRC

完成前夜なんて書いておいて、次の日に完成できないのがマイ・クオリティー
でもようやく完成しました。

そもそも、箱を踏んずけちゃってボディーが潰れて、捨てようと思ったキットを弄ってた事から始まった今回の製作でしたが、何気に今まで作ったエレールのキットの中でも満足度の高い出来になりました。

マルボロデカールを使ったり、同社のクサラのキットからデカール&タイヤ・ホイールを拝借したもののほぼキットの部品だけで作ったんですけどね、キットの出来が思いのほか良くてストレスの少ない製作でした。

エレールは何台か作りましたが、このキットはスタイル・内装・デカールの質など欠点が少なく、知ってる中では最高のキットでしたね。欲を言うなら内装の後半部とロールケージ、ブレーキ周りが再現されてればもう文句ありません。
あと、せっかく良いキットなのでターマック仕様も発売してくれれば良かったのにね。好みもありますが、やっぱりターマック仕様に改造して正解でした。断然カッコイイ!





えーと、まず断っておきますがナンバープレートの数字が違ってます。これはニュージーランド・ラリーのナンバーのままでモンテカルロ・ラリーのグロンホルム車は「206NLL75」が正解。人によっては許せない間違いってことになるんでしょうが、私はこだわらないもんでw ってか、こだわろうにも直しようがなかったんですね。

この206WRCマルボロカラーは模型映えしますしタミヤの1/24キットやビテスあたりのダイキャスト・ミニカーもありますから、エレールで作っても今さらって感じですが、やはり作るのは楽しいですねー!廉価なキットでこれだけ楽しめれば儲けもんですよ。

43は小さいのでコレクション性も良く、プラキットなら価格的にも誰でも買えるレベルですし、こうゆうキットがたくさん種類発売されて、たくさんの人が43キットを作る、そんな世界を妄想してるんですが、なぜだか世界はそんな風にはなってないですねえ…

プロバンスももうないし、レーシング43も最近はキット発売しないし、ここは是非エレールにますます頑張ってもらいたいし、バンダイに続いて他社も43プラキット市場にどんどん参入してもらいたい!ニッチ市場ですよー!ビジネス・チャンスですよー!(騙されろ)

わたくし、今後も43プラキットは積極的に作っていく所存ですので、皆様よろしく見守って下さいね。
(と言いつつ、次回作は多分…メタル・キットかなー…)



(写真:エレール1/43 プジョー206WRC モンテカルロ03)
(注:元キットはニュージーランド仕様です)

完成前夜

2008-05-21 | PEUGEOT 206/307 WRC

風薫る五月も、気が付けばもう下旬じゃないですか!
とにかく外が気持ちいい季節なんで、うろうろ出歩いてますんでなかなか模型製作に集中できませんねー!それでも毎日いい加減にちょこちょこ弄ってるだけでもプラモデルなんて完成しちゃうもんですね。
残る作業もあと僅か、気持ちはもう次のキットに行っちゃってますがちゃんと完成させましょう。



ラジエターに書かれてる「206」のロゴですがデカールです。
そのままじゃ何ともオモチャっぽい。


エッチングメッシュを黒く塗って、前面に貼り付けてみました。
精密感は出たけど、今度は見えにく過ぎる…まあ、ギリギリOKですかね。


ボンネット上面のエア・アウトレットは調子に乗って開口しちゃったので、ここにもエッチングメッシュを赤く塗って貼っておきます。
もうちょっと合わせ込みが必要みたいです…超イライラ作業。


上下合体する前に、忘れちゃならないのが台座に固定するためのビス穴とナット設置。
メタルキットだと、ナットはハンダづけでガッチリ固定しちゃうんですけど、プラキットの場合は接着剤に頼ることになります。
ナットだけを接着剤で固めても、ボルトでグイグイねぢられる事を考えると強度に不安があるので、今回はウェイトも兼ねてメタルのブロックにナットを埋め込んで、それをエポキシ接着剤盛り付けて固定しました。これなら接着面積も大きくてちょっとやそっとじゃ外れない…はず。


メタルのブロックっていうのは自作してます。素材はメタルキットの不要部品やランナーなど。
溶かしてアルミ板折り紙で作った方形の容器に入れて固めただけです。
プラやレジンのキットは重量無さ過ぎなんで、これを一個か二個入れてやるといい感じの重さになります。入れ過ぎると不自然な重さになっちゃいます。



さてそんなわけで、どうにか上下合体!!

つか、もうほとんど完成状態!


まあ実は上下合体するにも相当な苦労がありまして、どこが当たっているのか分からないけど右側がどうしても浮いてしまう。
削れるとこ全部削ってもダメなんで、こりゃもうボディーかシャシーが歪んでるんだろうってことで、接着剤で強着する事にしました。

ボディーとシャシーを接着してしまうと、もう外せないし中で部品が壊れたりしても直すことも出来なくなるので嫌だったんですが、ほかに方法がないのでしかたありません。
もともと接着シロもないので、当たりそうなところに接着剤たっぷり塗って、上下を合わせて「F1モデリング」3冊で重しをして浮かないようにして硬化を待ちました。

今回は大丈夫だったけど、重しをして上下の浮きを抑える方法は、車軸に負担が掛かって下手すると折れたり、ボディーが割れたりしてたかも知れないので、注意するべきですね。「F1モデリング」3冊って、相当重いよ。

上下合体後も外装にチマチマと手を加えて、ようやく今ココって感じです。
あとはアンテナ類とボンネット・ピンを付ければ完成です。
近々、大きな完成写真貼りたいと思います。


(写真:エレール1/43 プジョー206WRC モンテカルロ03)

エクステリア

2008-05-15 | PEUGEOT 206/307 WRC

内装が済んだら外装ですね、内装はほとんど見えなくなるからいいけど、カーモデルにおいてエクステリアのディティールや仕上げは完成度を左右する重要な要素ですよね。

ヘッドライトはキラキラ感を出すために中をメッキ調にしておくのが必須ですが、メッキパーツでなくボディーと一体でモールドされてます。
何とかしないといけませんが、メッキ並みの反射表現できる塗料は持ち合わせていません。
モールドは彫りが深過ぎてメタルック貼りこみはやってみたけど無理でした。
仕方ないので、手持ちの中で一番メッキに近い表現が出来そうな缶スプレーを吹いてみました。


マスキングが超難しい…

はみ出したところを修正して、レンズカバーを付けました。

レンズカバーは断面を黒く塗って、透明な接着剤で貼り付けてます。
キレイに収まるのでフィッティングには苦労せずに済みました。
このあたりはプラモデルのいいところですね。レジンキットでは、透明パーツをフィットさせるだけでどれだけストレスかかるか…。

うーん、やはりキラキラ感はメッキのようにはなりませんね…でもまあこんなもんでしょう。



このレベルカラーのクリアーレッドは20年以上昔に買ったものですが、未だに全然減ってません。不思議。
いや、使おうとするたびに粘度が高くなってるので薄め液足してるので、量が減らないんですよw むしろ一時期より増えてるかもw ほぼ新品の時の量と変わりませんもん。



テールライトは、中はメタルック貼りこみできました。
レンズカバーはフィッティングには問題ないもののモールドも上下分割線もないあっさりしたものなので、細い黒デカールで分割線を入れました。
その上からクリアーオレンジ、そして20年物のクリアーレッドを筆塗り。
なにしろクリアーレッドは、ほぼテールライトにしか使わないのでなくならないんですね。しかも、筆塗りですから。



そしてまたまたボディーのマスキング。
もう、何回マスキングしてるか分からなくなってきた。ウィンドウ先入れだと余計にマスキング回数増えます。すごいテープ早くなくなるよw
黒くするところを塗ったんだけど、剥がしてみたら吹き漏れとかはなくて安心だけど、ややマスキングにズレがあって、筆塗りで修正してるのでマスキング塗装した意味あったのかな?はじめから筆塗りで済ませれば良かった?

そんなこんなで、ほぼ面倒は終わったかな?あ、あとドアミラーの鏡面入れがあったな…


(写真:エレール1/43 プジョー206WRC モンテカルロ03)

シャシー側はこんな感じで。

2008-05-11 | PEUGEOT 206/307 WRC

連休とかあったのでいっぱい作ろうかと思ってましたが、違う生活ペースになると却って作らなくなりますね。とりあえずシャシー、内装はこのあたりまでにしとこうと思います。

シートベルトはタメオのエッチングパーツなどを流用してます。ベルトの後端はリアのストラットを繋ぐバーに固定されてる筈ですが、後ろに伸ばすとロールケージと干渉して不自然になるので、オミットしました。
そのほか、シートの後ろにはヘルメットホルダーやスペア・タイヤ、燃料タンクとかある筈ですが、全てオミットしてます。どうせシート後ろの基本形状からして実物と違うので、完全に再現できないなら思い切ってゴッソリ省略のほうが気楽かと思いましてね、いえ面倒くさいだけなんですけど。

ボディーのほうは研ぎ出しもして仕上げのクリアー吹きも済んだので、乾燥したら上下合体です。大体完成のメドが立ちましたね。


さて今週はスーパーアグリがF1撤退という悲しいニュースがありましたが、あれだけ頑張っていたチームを支援しようという企業が現れないってどうゆうことなんでしょうね?
ホンダにしても、素性の知れた日本企業だったら話を進め易かっただろうにホントに今の日本の企業ってケチくさくなったもんですねえ。
チームは日本人として誇りに思える存在だったけど、チームを救えなかった日本の経済界の事情は日本人として情けない限りです。
とにかく運営に金がかかり過ぎることとか、スポンサーが参入しにくい複雑な事情を持つ体制とか、カスタマーシャシー問題とか、現在のF1が抱える色々な問題に翻弄された感があるスーパーアグリの2年半でしたねえ…
また何らかのカタチで純日本のプライベーターがF1に戻ってきてほしいと願いますが、今回の件でその可能性はかなり低くなったと思わなければならないのでしょうね。

正直、ホンダやトヨタを純粋に応援する気になれないだけに今後のF1はかなり寂しい気持ちで見ることになると思います。

(写真:エレール1/43 プジョー206WRC モンテカルロ03)

内装メンドクサ( ゜д゜)

2008-05-04 | PEUGEOT 206/307 WRC

もうね、内装はキライ。
内装は製作を停滞させる無駄な存在。
内装なんてなければいいのに。

なんて言ってるわけにも行かないので、嫌々ながら内装作ってます。
嫌いな作業って進まないねー!

なぜ内装作りの作業が嫌いかと言うと、一般的にキットのパーツだけで内装を完璧に再現できる構成のものが、まず無い。
再現しようにも、資料が少なく分からないことが多い。
分かったところで作りにくいパーツばかりで自作するのも限界がある。
たとえ作りこんだところで、どーせ完成してしまうとほとんど見えない。

ホント、窓を塗りつぶしたソリッド・モデルだったら箱車作るのもストレス少ないのになあーと思うことがありますが、そこまで開き直れないんだし。
窓から中が見える以上、最低限再現されてないと気が済まないというジレンマ。

さいわい、エレールのこのキットはそれなりにパーツは揃っていて素組み方向でも何とかなるレベルなんで、その方向で行くことにしましたが、何と言ってもロールケージがないのは痛いですよねえ…。

仕方なく銅線を曲げたり繋いだりして適当にロールケージ組みました。
なぜ銅線使うかというと、一番柔らかくて曲げやすくハンダ付けもしやすい、というだけの理由です。

まー、お約束でボディーをかぶせてみると当たりまくりで、少しずつ削って合わせていくんだけど、正直どこが当たっているのかハッキリしなくて、見当ハズレなとこばっかり削ってたりしちゃいます。
実は合わないところが当たってるのかと思うと実は対角線側が当たってて浮いてたりとかするんですよねえ。
そんなことしてるうちにせっかくキレイな丸棒で組んだはずのロールケージが削りまくってペラペラになっちゃったりしちゃってます。



あと、ドアの内張り部分とかスペアタイヤとか、どうしましょうか。
シートベルトはデカールが用意されてるんですが使えるもんじゃないし、やっぱり作らなきゃいけないかなあ…。

ホントに、内装ってメンドクサイっすよね。

(写真:エレール1/43 プジョー206WRC モンテカルロ03)