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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

フェラーリ156/85B 完成画像集

2021-04-16 | Ferrari 156/85B

紆余曲折ありましたが、完成画像集です。

製作途中でも失敗・反省点はいちいち書いて来ましたが、せっかくですので最後にまとめて書いておきます。

キットパーツをイモ付けしただけのロールフープ。
本当は洋白線を曲げたものに洋白板を組み合わせて作るつもりしてましたが、穴を開けておくのを忘れてました。キットのボディーに始めから開いていた穴は、ロールフープの付け根ではなく三角板の真ん中あたりなんだよね。

実車画像見ると金属パイプと金属板の継ぎ目が分からないくらいきれいに溶接されているので、メタルの一体パーツでも良かろうということにしました。
本当はこの段階で追加工作するモチベーションが著しく低下していたせいなんですけどね。

コクピットは、それなりに頑張ったつもりでしたが垢抜けない仕上がりに終わりました。


デカール表現の液晶パネルはチープ過ぎたか。デカすぎるシフトノブもやっぱりダメかなあ。
実車のシフトノブの形状が今イチはっきり分からなかったので、拘りませんでした。

フロント・サスの付け根部分。
ゼットモデルやMOMOファクトリーのパーツを利用して凝ったつもりでしたが、あと一歩です。


もうちょっと削り込んだりしてシェイプアップしたほうがカッチリしたかなと反省です。
それ以前に、サスアームそのものが迷走し過ぎですけどね。

ゼットモデルのエッチングパーツを利用したカウルの排熱ルーバー。


これは手に取って見てみなければ、画像では内部の作り込みが分からないんですよ、なんて言いたいけど、
内部は一切作り込んでおりません!
作れる余裕が無かったわ・・・
タッチアップで誤魔化した「Agip」マークも、やっぱり汚い・・・

予想通り、一番残念な出来になっちゃったリア・エンド部分。


アンダーフロアを突き抜けるジャッキポイントは何とか再現できましたが、ウイングの取り付け部分はグダグダです。
マフラーエンドも、どうせ見えなくなるだろうとちゃんと再現してません。
アンダーフロアの後端がロア・ウイングに繋がる特徴はうまく再現できたかな。ゼツモのパーツは正確です。


では、ここから大きな恥晒し画像です。クリックで大きくなります。

156/85Bは1985年のグランプリを戦ったマシン。前半戦の156/85の苦戦を受けてモディファイされた後期型ですが、2勝した前期型に比べてほとんどリタイヤばかりと成績は振るいませんでした。

それでも、このBスペックのほうが何だかカッコ良く見えるのは、やっぱのこの大きなリアウイングのせいかな。
アンダーフロア後端のディフューザー構造を省略してリアウイングを下まで伸ばすというのはひとつのアイデアだったのかも知れませんが、どう考えても失敗でしたけどね。

空力を追求したフル・カウル、コークド・ボトルの筈だけどサイドポンツーン横にラジエターとインタークーラーのアウトレットが大きく取られていて、相変わらず空力よりも冷却重視のターボ車らしい。

選んだのは、NO.28 ヨハンソン車です。フェラーリと言えばイタリア人ドライバーのアルボレートが人気だった筈ですが、当時の日本人には実はヨハンソンが人気でした。
スピリット・ホンダのドライバーだったこともあり、1984年までは日本のF2や耐久レースでも活躍しており、1985年の第2戦からのフェラーリへの電撃移籍はサクセス・ストーリーの予感がありました。

残念ながら低迷期のフェラーリでは勝つことが出来ず、その後移籍したどのチームも良い時期では無かったためF1で優勝することなく終わったドライバーでしたが、私には記憶に残るドライバーの一人でありました。

低迷期とは言え、ドライバー(アルボレート)・コンストラクターズ共に年間2位。
円熟期のマクラーレンTAG、ブラバムBMW、セナを擁するロータス、そして戦闘力を増してきたウィリアムズ・ホンダを敵に回して良く戦ったマシンでした。

前年のC4までのターボシステムを大幅に変更してサイドポンツーン後方にターボ・ユニットを搭載する、一般的な構造となった156/85。
126C以来の特徴は無くしたけどフェラーリらしいカッコ良さは残っていると思います。

フロント・タイヤはネガティヴ・キャンパーなのは正解なんですが、実は模型的見栄えを考えて真っすぐに付ける予定だったのに、何故かちゃんとネガキャンに・・・・そのため前方車高が少し低過ぎます。
あとでチカラ技で直せると思ってたんですが、思いのほかサスアームが頑丈で、壊れそうなので無理は出来ませんでした。

ちょっと、ダイブ気味・・・・

はい、失敗全部晒しました。

これが今の自分の精一杯です。
こんな失敗だらけでも良く見てみれば十分カッコイイし、まあまあ満足ということで良いと思います。反省は次に生かしましょう。

ずっと作りたいと思っていたキットをどうにか完成出来て良かったです。今やMFHの素晴らしいキットがありますから、それを作れば良い話なんですが、古いキットを自分なりに完成させるというのも、それはそれで楽しいものですよ。

次もまた、古いキットになるかも知れません。まだ決めていませんが候補があり過ぎて困っているところです。また、ボチボチ行きますねーではでは。


オマケ

遥か昔に作ったC4とのツーショット。昔のが上手だったかもと思えるのが悲しい。

 

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )


156/85B 修理

2021-04-14 | Ferrari 156/85B

完成したと思ったら、もうバラバラになってます。

完成画像撮ろうと思って、一枚撮ってみましたらね、

リア・タイヤのカタチが気に食わないんですよ。

薄々、感じてはいたんですよ。後でちょっと直そうと、ずるずると後回しにしてたんですよ。

接地面の内側が太くなってるんですよね、これはゼットモデル製のアルミホイールに替えたため、リムが広がっている部分がタイヤの中に入り込んでしまっているせいです。

タイヤとホイールの幅が合っていなかったのにそのままにしていたのが原因です、自分が悪いです、しかもずっと気になっていたのに、そのままにしておいた自分がバカでした。

ちょっと外側にずらせば目立たなくなるかなぐらいに考えていたんですが、完成後にタイヤのはめ込みをずらすなんて困難です。

案の定、無理してたらタイヤデカールは浮いて来るし、結局ホイールがもげました。

こうなりゃ大修理するしかない。

ニッパーでホイール内側のリムのでっぱりをチョキチョキ切り取ってしまいます。
始めからこうしてりゃ良かったのにねえ・・・・・

てな訳で、デカールの修復やホイールの付け直しがあるので完成画像はまた少し先になります。

悪しからず。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画
「まともじゃないのは君も一緒」

数学オタクでコミュ障の予備校講師・大野(成田稜)に、恋愛経験ゼロの女子高生・香住(清原果耶)が恋愛指南

生徒の香住に「普通にしてたら良い男なのに、そんなんじゃ絶対結婚できないよ」と言われて、どうしたら「普通」になれるか、教えてもらうことに。

調子に乗って大野にナンパ指南する香住だが、トンチンカンな会話しか出来ない大野は女子に興味持たれない。

一方の香住も、教育論者で作家の宮本(小泉孝太郎)の追っかけをするミーハーぶり。

その宮本が結婚を考えている相手がいることを知り、その相手・美奈子(泉里香)を大野にナンパさせようと画策

ところがこの二人が意外にも意気投合して良い感じに・・・
という、まあ王道ラブコメですな。

期待の若手女優・清原果耶と今大人気の成田稜の共演ということで楽しみにしておりましたが、実力派の二人だけあって噛み合わない二人の掛け合いがメチャメチャ面白いです。

清原さんは、まあ可愛いんだけど子供っぽさが勝る感じで、それは役に合ってて良いんですが、大野が惹かれる女性を演じた泉里香が大人の女性の魅力全開で良いですね。

テレビドラマの脇役とか、インディードのCMなどで目を引く女優さんでしたがこれからが楽しみです。

そして成田稜は、何やっても上手いですねえ。今は朝ドラやってるし、「スマホを落としただけなのに」の変質者の犯人とか、ダメ人間から切れる人物まで色んな役を演じ分けられます。

あと、小泉孝太郎も紳士のように見えて実はクズ男的なところ、なかなか上手かったです。

軽い映画で展開はご都合主義的でありきたりなストーリーながら、役者さんが皆上手で会話が絶妙に面白くて楽しんで観れる映画でございました。

 


156/85B 完成

2021-04-10 | Ferrari 156/85B

とりあえず、完成しております。

先月末に母が心臓の手術を受けまして、バタバタしておりました。
自分は基本的には自宅待機でしたので時間はいくらでもあったんですけどね、やっぱり落ち着かないと模型作りは手が付かないですわ。

幸い、コロナ禍でも一日一回は面会出来る病院でしたので集中治療室から一般病棟に移ってからはなるべく病院へ通ってます。
病院の近くに映画館が多いので、映画をたくさん観れるのはラッキーでした。上映中でも携帯の電源切れないのはプレッシャーでしたけどねw

手術は色々大変だったようですが無事に成功でしたので、だいぶ落ち着きました。
執刀の医師の神技に感謝です、限られた時間で人間の臓器を切り貼りして直してしまう外科医の先生って物凄く手先が器用なんでしょうね、私なんか模型作ってても自分の不器用さに泣けてきます、人の命を預かる医者じゃなくて本当に良かった・・・

えー
最後に付けたパーツはホイールのセンターナットでした。

もう、こんなパーツ自作してたことすら忘れてしまってましたが、そういえば苦労してたな・・・・
取り付けてみるとなかなか雰囲気出てて決まってます。報われた気持ちです。

が、その他の自作パーツはどれもこれも完敗だな・・・・

ミッションエンドのリブも自作、アンダーパネルを突き抜けるジャッキアップポイントも自作、リアウイングのバーもクランプも自作ですが最終的に接着剤でべたべたと貼り付けるしかなく、ぐちゃぐちゃになってしまったよ・・・・汚れ隠しに黒や銀で塗りつぶしておいたけど、恥の上塗りってやつですな・

フェラーリF1初のフルカバーのカウル、とはいえミッションやショックアブソーバ、スタビライザーなどはチラ見えするので頑張って作り込んだんですが、ほとんど見えなくなっちゃったよ・

でもまあ、大した出来じゃないので見えにくいほうが正解かな。

コクピット回り。

ウインドシールドはキットにもディティールアップ・パーツにも付属してなかったので自作です。小指の爪を切った程度の小さなバイザーです、切り出して貼るだけで二日掛かりましたw
落っことして探すのに二時間とかね、

ミラーはゼットモデル製のアルミ挽き物ですが付けて見ると実写と雰囲気だいぶ違う。ステーの取り付け角度がいい加減だったのと、そもそも取り付け穴の場所が低すぎた!
そのせいでどう直しても見難そうなミラー角度になってしまう。
今から穴を開け直す根気は無いので、このままで我慢します。

ロールフープはイモ付けです。電気系統のコードとか、タンクの空気抜きパイプとか、キルスイッチのフックとか、とにかく全て自作するしかない。

ちなみに、シートは底に「ひっつき虫」を付けて固定しています。ガッチリ接着してしまうとネジ止めしてあるアンダーパネルと上半身がバラせなくなることが分かったのでね。
まあよっぽどのことが無い限り、もう上下分解するつもりはございませんが。

と言う訳で、すべて完了です。
終わってみるとあちこちタッチアップだらけだし、歪んでるし塗装のツヤも今イチだし、もう敗北感しか無いですね。

ホント、失敗だらけで落ち込みますが、それは失敗した場所を知っていて拘っているからなんでしょうね・・・・

頑張って上手く行った作業もあった筈なので、時間が経てばこんな失敗作にも愛着が湧いてくることでしょう。

何はともあれ、楽しんで作れてたので良しとしましょう!

ちゃんとした完成画像は、もうちょっと落ち着いたらキチンと撮って挙げますので、しばしお待ちください。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )

 

さてさて、映画はいっぱい観てたので備忘録記しておきましょう。

「ブレイブ ー群青戦記ー」

スポーツの名門高校が、敷地ごと戦国時代にタイムスリップ!

「戦国自衛隊」とか、ドラえもんとかにあるような良くある設定ですな。

ポイントはスポーツ選手が特技を生かして戦国時代に大活躍!っていう映画だと思うじゃないですか。

主人公の真剣佑と山崎紘奈は弓道部だし、そのほか剣道部とか薙刀部とか、武術が通用しそうだし、体力自慢のアメフト部や陸上部もいますし。

予告編だと、そういうお気楽なファンタジーかと思ってたら、全然違った!

タイムスリップするなり、突然現れた荒武者どもに片っ端から惨殺されてしまいます。
割とシビア系のサバイバル映画でした。

一応、野球部はティーバッティングで火球を敵陣に打ち込むとか、少しは工夫ありますけど、アメフト部なんか体当たりで戦おうとするし、いくらなんでも武装した武者相手に無理でしょ・・・・って感じで、ちょっと醒めてしまいます。

ファンタジーならもっと色々、現代の知識や道具で工夫して戦国武者をギャフンと言わせて欲しいし、リアルにやるんならスポーツとか無理に取り込まないほうが良いよねと思っちゃいます。

そのへんの演出も含めて、脚本が今イチ練り込まれてなくて自分としてはなかなか入り込めなかったんですが、ネットの評判など見てみますと迫力ある戦闘シーンなど高評価なようで面白かったという意見が多いみたいです。うーん、自分の感想は一般とは違うなー。

タイムトラベル物に付き物の歴史改変やそれに伴うどんでん返しなどもありますが、ストーリーの練度はそれほど感じなかった・・・・

マンガ原作なので設定やストーリーは既定のものなので仕方ないですが、これだけ迫力のある表現を出来るなら、原作を改変してでもしっかりした脚本で骨太の作品に仕上げて欲しかったなと思いました。

主人公を助ける武将・松平信康、のちの徳川家康ですが演じるのは在りし日の三浦春馬さん。
最後にカッコイイ役で良かったですねー。


もう一本、ある意味似たような映画なんですが、
「モンスターハンター」

人気ゲームの映画化ですね。
私はゲームはほとんどしないので詳しくありませんが、このゲームは10年ほど前ですかね、大人の友人が皆ハマってましたので色々聞かされてました。

最初から異世界のキャラになるゲームと違って、映画はアメリカ兵のチームが砂漠で異世界に引き込まれるところから始まります。

なので、ストーリーはこの世界は何なのか?どうしたら元の世界に戻れるのか?という所が焦点でして生き残るためにモンスターと戦うのであって、異世界でモンスターを狩りまくるのが目的のゲームとは基本的に違います。

現代から持ち込んだ銃器類はバカでかいモンスターにはほとんど通用しません。
いちおう実写映画なので物理的にあり得ないほどデカい剣を振り回してモンスターをバッサバッサと切りつけるのは不自然なので、まあまああり得る大きさの武器に魔法的な力や毒を合わせてモンスターをやっつけます。

このへんの落としどころは上手いと思いました。実写の場合、あまりファンタジーに振ってしまうと緊張感無くなるし、リアル過ぎるとゲームの世界観を全く再現出来ないし、ちょうど良い塩梅でアクションを成立出来ています。
結局、ゲームのファンには全く受け入れられないものになっているみたいですけどねw

どんな作品でも、原作厨というのは文句しか言いません・・・・

受付嬢役は、「ブレイブ」にも出ていた山崎紘奈

「チアダン」に出ていた頃から気になる女優さんでしたが、ハリウッド映画にも出演とはいよいよブレイクでしょうか?

猫の料理長も登場

いずれもゲームでは人気のキャラなので欠かせないのかも知れませんが、顔見せだけでほとんど活躍の場面もありません。

ま、ミラ・ジョボビッチとトニー・ジャーを堪能する映画でしたね。モンハンの世界を堪能するには全然足りないと思いますが、それでも一時間半全然退屈せずに楽しめたので良い映画だと思います。

続編もある終わり方でしたので、次はモンハンの世界観を緻密に描いて各キャラを引き立てるような感じにしてくれると、シリーズとして面白いんじゃないかと思います。

 

 


ピン打ち

2021-03-25 | Ferrari 156/85B

桜の季節ですなあ。
自分の住んでるところは、開花までもうすぐってとこです。
咲いたら、写真でも撮りに出掛けたいですね。

完成前の最後の面倒くさい作業、ピン打ちです。

カウル固定用のビスを表現するために金属棒を埋め込むわけですが、以前330P4を作った際にこの作業で躓いたので、今回は慎重に。

とは言っても、何か特別な工夫をするわけでも無く、ひとつひとつの作業を確実にこなすだけですけどね。

全部で18本もあるので、気持ちが乗らないと作業にかかれません。

26号のステンレス線を約1mmの長さに切り揃えます。太さは0.45mmぐらい。
切り口の片方はヤスリで削って断面がキレイな円形になるように、もう片方は切る時に潰れて広がったバリを削り落としておきます。細かい作業です。

ピンを埋め込む穴はあらかじめ掘ってありますが、塗装で埋まって狭くなっているので、掘り直しが必要です。
その際、深さが1mmになるように確認しながらドリルします。深さを測る治具で、深くなり過ぎないように・・・

ピンはピッタリの深さ、ほんの少し落ち込むぐらいに埋まるのが理想です。これは好みによりますけどね。

念のため、一度すべての穴にピンを入れてみてちょうど良い感じになるように確認しながら穴とピンの組み合わせを決めておきます。

実は、ここまでは330P4の時も似たような行程だったのですが、いったん差し込んだピンを抜き取るのに四苦八苦してその後の作業がグタグダになったのよね。

今回は「ひっつき虫」を使えば深めの穴に落ち込んでしまったピンもレスキュー出来ることに気付いて、「ひっつき虫」でピンを抜いて少量の接着剤を塗って差し直す、という繰り返しでスムーズに作業完了できました!

経験から学ぶですねー
下手クソも少しは成長します。

まだいくつか作業は残っていますが、156/85Bの製作記もすっかり長くなってしまったので次で最後の作業報告にしたいと思います。
ここまで長かったですが何とか終わりそうです。つまらない記事にお付き合い下さった皆様、ありがとうございました!

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画
「あのこは貴族」

20代、アラサー女子二人の、それぞれの生き方

東京の真ん中、渋谷区松濤のお医者さん一家に生まれ育って、中流よりちょっと上の上品な世界で当たり前のように生きている華子

普通に結婚したいと考えているが庶民的な男には惹かれず、結婚相手に選んだのは自分よりさらに上の「階級」の良家の子息

めでたく結婚となるが、上流の人々の考え方に徐々に閉塞感を感じ始める。

もう一人の主人公・美紀は、富山の田舎から東京の一流大学に進学して上京するが貧困で中退し、それでも頑張って東京で生きている。

二人は意外な関係で繋がりを持つことになるが、それはストーリーには大きく関係しない。あくまで二人、それぞれの人生の物語だ。

日本には身分制度は存在しませんが、家柄のほかに収入や出身地や学歴などで差別意識は明らかに存在します。この映画は二人の女子を両極において、それぞれに幸福を求める姿を静かに描いています。

日本のちょっと上流の世界を、財産争いとか権力争いとか愛憎劇とかでなくこんな風に緩やかに描いた映画は珍しいので、私みたいな超ド田舎の貧民が見てもなかなか面白かったです。
東京の女子や風景の描き方も自然で、東京グラフィティーとも言える映画です。映画の中でも言っていたけど、「田舎者が憧れる東京」ですね。

主演の門脇麦、今までどちらかというとクセの強い役が多くて私としてはちょっと苦手な女優さんでしたが、この映画では正統派のお嬢様をふんわりと演じていて良かったです。
最近CMやバラエティー番組でも目立っていて、今が旬なんですかね。

ダブル主演とも言える水原希子も、モデルっぽ過ぎるルックスが苦手でしたがこの映画では合っていたなと思いました。

流されるままに、あるいは懸命に生きる主人公のそれぞれの親友がまた良い。
お嬢様の華子には穏やかに接しつついうべき相手にはビシッと物を言う自立した女性・逸子を石橋静河が演じ、美紀の田舎からの友人で奔放で生命力に溢れる里英に山下リオ、実は私としてはこの二人が見たくて観に行ったようなものです。

四人の女優さんの良さがうまく合わさって映画として成功していると感じました。個人的には今年一番お気に入りの映画です。

今年初めてリピートした映画になりました。まあ私の好みは、かなり人と変わってますけどね、こういう映画、好きなんです。

 

 


フロント・サスとか、ウイングとか

2021-03-16 | Ferrari 156/85B

ちょっと前に「台座作り」って題で記事を書いてたんだけど、よく見たら台座作りについてほとんど書いてなかった。
いつも適当に題を付けてから書き始めて、書いてるうちに書こうと思ってたことが変わっちゃって違う事書いてたりするんですよね。

で、その台座ですが、タメオのキットを作り始めた頃からタメオの箱にちょうど収まる台座を手作りしてます。75mm x 114mm ぐらいですかね。
展示するには狭苦しいのでちょっと大きめの市販のキレイな木製台座が良いと思いますが、コレクションしておくには小さくて元箱に収まるのは便利ですからね。

保存用とはいえ、多少は見栄えするようにサイドは斜めカットにして、少し丸みを付けたりもします。
最初の頃は適当な木材から作ってたんですが、少し高級な木が良いかなとか思っちゃって、これはツゲか何かなんだけど、硬くて加工しづらい!
ノコギリで切り出して斜めカットとかはカッターナイフとカンナで、電動工具は一切使わないでやってますが、柔らかい素材じゃないと厳しいっすね。

高級だとか関係無くて、木目のキレイなのが好きなんですけどね。
今回はサイド部分にだけオイルステインのマホガニー色を塗っています。もうちょっと薄い色のほうが良かったかな。

F1マシンはレギュレーション変更のたびに大きくなっていき、近年のマシンはもうこの台座には収まりませんね。

さてキット製作のほう、現在の状態ですが・・・・

前回作っていたブレーキダクトですが全然ダメダメ
カタチが違うことは諦めてたんですが実際に取り付けてみたらサスアームに干渉しまくりでどうにもならない。
元のメタルパーツが全然違う形だったのはタメオが考証不足だったわけじゃなく、太いメタル製のサスアームをクリアするための妥協形だったのね。

仕方ないので削りまくって小さくしたりサスアームのほうも削ったりして、どうにか無理矢理収めた感じです。

プッシュ・ロッド、タイ・ロッドも取り付けてどうにかフロント・サスペンション周辺組めました。「どうにか」と一言で書くけど車高出ししながら左右バランス取りながら干渉避けながら、少しずつ接着していくのは時間が掛かりました。

本来ならサスアームもブレーキダクトも作り直すべき状態なんですが、さすがにここまで来てやり直す気力もありません。今の自分の精いっぱいだという記録としてこのまま行きます。

完璧には程遠いけれど、ここまで出来れば完成は目前ですね。

とか言いつつ、右アッパーアームのモッコリ具合が気に入らないので、この期に及んでガシガシ削ったりして
筆塗りで塗り直すハメに・・・
何のために少しずつ確認しながら色塗りながら進めてきたんだよと思う
こんなんだったら始めから戦車みたいに全部組んでから色塗るやり方で良かったんでないのとさえ思っちゃうよ・・・

サスはグニャグニャ、バランスは怪しいしカタチは変、オマケにタッチアップの嵐

何でこうなっちゃうんでしょうねえ・・・

まあ、どんな方法であれ少しでも良い完成品になればと思ってやってますよ。好きで下手くそ自慢している訳ではありません。

ちょっと作業は戻りますが、フロント・ウイング

ゼットモデルのディティールアップ・パーツのメインパーツとしてありましたが、あえてメタル一体式のキットパーツをそのまま使います。
ウイングの厚みとか、フラップの重なり具合が、メタルパーツのほうが良く表現出来ていると思いましたんで。
翼端板だけエッチング製に替えても良かったんですが、薄々しておけばメタルのままでも良いかなと。

まあここは楽させてもらったとも言えますw

リア・ウイングもデカール貼り終了

あれ、画像で見るとシルバリングがひどいな・・・
何やっても詰めが甘いっすね。反省しながら、完成まであと少し。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画
「すばらしき世界」

殺人で20数年間を刑務所で過ごした元ヤクザ・三上が、今度こそは堅気で生きていくと誓いながらも生き方を変える難しさに悩みます。

主人公を演じるのは役所広司、さすがに上手いですね。

ありがちなストーリーですが、普通だと実は誠実な主人公が社会の偏見に押しつぶされ・・とか、またはヤクザとしての矜持を捨て切れない男が任侠の世界へ舞い戻るなんて話になりそうなところを、この映画はずいぶん違った設定だったり展開だったりします。

身元引受人になってくれる弁護士や生活保護課の職員、近所のスーパーの店長など周囲の人々は良い人ばっかり

主人公の社会復帰を取材しようとする記者も、やがて三上の人柄に惹かれて行く。

ただ長澤まさみが演じるTVプロデューサーだけは俯瞰で三上という人間を見ています。
テレビ的に面白い素材かどうか
それは、映画を観ている観客の目線でもあるのかな?

昔世話になった親分を訪ねたりしてなかなか社会復帰出来ずにいる三上だが、周囲の助けもあってようやく真っ当な人間として生活を始めますが・・・・

面白い映画でした。
私は反社の人間を理解しようとは出来ない人間ですが、この三上という男には同情せざるを得ない。
彼は一本気な性格で、悪いヤツ・道理の通らないことを許すことが出来ず、義憤で暴力に訴えてしまうことに疑問を抱けない人間です。

おそらく成長過程における環境で脳障害があるだろうことが映画の中でも説明されていました。ただ、彼の正義は間違っているとは言い切れないんですよね。

そんな人間が生きていくために妥協しなければいけない世界
タイトルの「すばらしき世界」それはこの現世のことなんだろうか?
そんな風に考えざるを得ません。

先に観た「ヤクザと家族」と似た設定の映画ですが、問いかけることが全然違うというのも興味深いですね。

西川美和監督の映画はどれも楽しめる展開ながらも答えのない問いかけに満ちていて面白いです。
どの作品でも映画賞を受賞しているようで玄人受けは良いんですが一般にはそれほど観られていない気もしますが、もっと大衆にも評価されて良い監督だと思います。

今作も評判良いみたいで、また色んな賞をもらったりするんですかね。
自分的には今のところ今年一番かなと思いますが、ハッピーとは言えない終わり方なので、これを超える映画が無いと残念です。

 


ブレーキダクト 続き/156/85B

2021-03-05 | Ferrari 156/85B

前回、どうしようかと思っていたブレーキダクトですが

とにかく手を動かして見なきゃということで、大体のカタチと大きさを決めるために元のパーツからシルエットを描き出し作りたいカタチを決めて、マスキングテープで移してアルミ板に貼りテンプレートを切り出しました。
それを銅板に貼って、ひと回り大きく切り出します。銅板使うのは、柔らかくて曲げ加工しやすいかなーって

フチを曲げて立体的にしてみましたが・・・・

直線的なところは曲げやすくてもカーブしてるところを折り曲げるのは切り込みを入れながらやっても難しい。
どうにかカタチにはなったけど、曲げ作業でベコベコになってしまい、ボツ。

次は、金属線をフチにハンダ付けして立体的にしてみた。

雑なハンダ付けだが、強度さえあれば良いので

さらに銅板の切れ端をハンダ付けして空気取り入れ口を作る。

悪くは無いけど、これだと二階建て構造にしにくいことに気付いた。
上の段はタイヤ側の側壁は切り欠いてあるんだった。
これも、ボツ。

今度は直線的なところは折り曲げ、カーブのところは金属線で、という折衷案で。
タイヤ側の側壁はL字型に曲げて下の段だけになるようにした。

同じカタチ・大きさで作るのが難しい。まあ左右に分かれて取り付けるので違っていても気にはなるまい。
それに、タイヤ側はほとんどタイヤに隠れて構造なんて見えなくなるから、むしろボディー側のカタチさえ整っていれば良いはず。

・・・まあ、そのボディー側も曲げ作業がヘタクソなのでカタチ違っちゃいますけどね、
大きさも微妙に違う。まあねー、黒く塗ったら分からなくなるさw

はじめ作ろうと思っていたカタチとも違うけど、何個も作り直して気が済んでしまった。

どうせほとんど見えなくなるので、これ以上拘る必要も無かろう。

あとは無事、アップライトの内側に接着してサスアーム等と干渉しなければ良いです。

そのサスアームですが・・・・

何度も仮組はしてたのですが・・・ブラケット付けた状態ではやってなかったので念のため再度合わせてみたら、ロア・アームが短い・・・

フロント・ウイングとタイヤの位置関係でアッパーアームの長さは合ってるんだよね、
なのでロア・アームのほうを直さなきゃならんですが、長いのは短く出来るけど、短いのは・・・

ステンレス線では強度が心配だし、ステンレスパイプ使うのはもったいないし、汎用サスアームのエッチングなんてあったかなーと探してみたら

あったわw

むかーし、MOMOさんから直接購入したものですねー

でも、せっかく差し込み穴にパイプ仕込んで長い差し込みピンで強度得ようとしたのに、このサスアームじゃ浅くしか差し込めないな・・・・
何とか、ゼツモ製サスアームの修正でどうにかならないかと

本来の曲がってる箇所を無理矢理伸ばして、ちょっと長めにして曲げ直してみる。

ハンダを盛り直して、削って修正すれば・・・・

よし、何とか使えそうじゃん

予備のパーツの目途がつくと、元パーツをダメにしちゃいそうな修正にも挑めるってことですね。

どこまで行ってもすんなり完成しませんが、きっとどうにかなると思います。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

ところで、作るのが絶望的に遅い私に、次から次と刺客がやってきます

MFHの911RSRターボ

エンジン・フード、ボンネット、左右ドアまでオープンだよ
何ならフロント・カウルも脱着可能かも。
でもヒンジがある訳でも無く、開閉可能というよりは開閉選択式かな。

最小限のエッチング

デカールはキレイな印刷。予備デカールも買っておこうかな。

冷却ファンの透明レジンは定番ですねえ。

今回買ったキットはVer.A
実はクォーター・ウインドーがある21号車のver.Bも作ってみたい。冷却ファンが上向きじゃなく後ろ向きで、空気の取入れ方法も違うのが再現されてるんだよねー

とは言え、何となく気軽に作れない雰囲気を湛えたキットなんだなー
どう作ってどう飾ればいいの?
キット状態で眺めてるだけで満足しちゃうかも。

22号車はね、

もうずいぶん昔にスターターのキットを作ったし。褒められた出来ではないと思うけど、今まで自分が作ったなかでもお気に入りの完成品なんです。

スターターの911は、一番らしいカタチをしています。

顔が良いんですよね、自分が作ったのはレジンの抜けもキレイで、メッシュが本物のようです。

この、エンジンが浅いモールド表現なのが残念でなりませんでした。

MFHのはエンジン完全再現だもんね。

逆に言えばエンジンさえ再現してくれてたらそれで良かったのに。

ドアもボンネットも固定してエンジンフードのみ脱着可にして作りますか。

 


ブレーキ・ダクトとか、オイルクーラーとか

2021-03-01 | Ferrari 156/85B

今作ってる156/85Bの完成が見えてきているので、次に何作ろうか?ってことで気もそぞろです。

カーモデル以外では色々手を付けてるんですけどね、やはりがっつり取り組める43モデルが楽しい。
AFVや空モノはあくまで気分転換です。

インディ500のヤツも早く作りたいんですけど、もうじきRSRターボもやってくるしなあ・・・・またフェラーリのF1を作りたい気持ちもあったり・・・
作るの遅いくせに作りたい欲求だけ旺盛で困るわあ

さて、156/85はMFHのキットも控えているのですが今はなるべく見ないようにしてタメオを作ってますが、ちょっとだけカンニング

ブレーキダクトですが、左がタメオ 右がMFH

形状がずいぶん違うよねえ

MFHのインスト見てみると、Bスペックは違う形状ですが、それでもタメオのパーツとは決定的に違う

資料本のメカ・イラストだとこんな感じ

基本、二階建てになっていて、Bスペックだと上の段が少し後退しているのは間違いないみたい。加えて、イラストだと開口部が上下とも広くなっています。
MFHのキットはそれほど正確とも思えないので、とりあえずイラストを正解と思いたい。

いくつかの実写画像でも確認出来るんですが、上は逆三角のカバーがしてあるみたいです。オーバークール防止ですかね。

うまく再現出来るとも思えませんが、やれるとこまでやってみたい。

アップライトと一体のままでは修正もしにくいので、とにかく切り離しました。

しかし、どうやってイラストみたいな形状にしたもんか。
ちょっと、途方に暮れるところです。

次に、ミッションの上に付くオイルクーラー(ギアオイル用かな?)
元々はミッションと一体形成されてたんですが、ゼツモのエッチングパーツにあったので、切り飛ばしてあったのですが不注意でゼツモのパーツ失くしてしまった・・・・

エッチングを一度折り曲げるだけのパーツだったので立体感に乏しいから使おうかどうか迷ってたんだよなーと言いつつ、半泣きで床じゅう探したけど見つからなかったのは内緒です。

しかたが無いので、エッチングの切れ端とかを箱組みして自作しました。最初瞬着で組んでたけど削ったりしようとするとすぐバラけるので、ヤケクソではんだ付け。


アップには耐えられない汚い出来です、すみません私のスキルの限界です。

ミッションの上にマウントするためのステーも金属板のカケラに穴開けたりして自作。


オイルホースは0.6mmのハンダ線だと太過ぎて、0.5mmぐらいの真ちゅう線がちょうど良いかなあと思いますが、真ちゅう線だと硬くてうまく繋げられないんだよなあ・・・
0.5mmのハンダ線かアルミ線が欲しいところです。

完成まであとひと息、ってところなんだけど、面倒くさい作業が多いんだよねえー
あと少し、もう少し。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画
「ファーストラブ」

父親を刺し殺した女子大生(芳根京子)
彼女に興味を持ち取材しようとする心理カウンセラーで作家の女性(北川景子)
女子大生の弁護士(中村倫也)

取り調べで「動機はそちらで決めて下さい。」と嘯く女子大生、事件にはどんな裏があるのか

女性二人の暗い過去が暴かれて行く、ちょっと重い展開の映画です。

売れっ子の北川景子さん、凛とした表情の先生役は似合ってます。

ただ、うろたえたり感情をあらわにする場面だと演技力が微妙なのがバレますw

犯人役の芳根京子
事件の場面、裁判の場面以外はほとんど接見室なんだけど、それでもこの人の演技力は半端ないっすね

美人とか可愛くは撮られていないけど、狂気と失望と達観を綯い交ぜにしたような犯人の演技、見惚れてしまいます

正直、二人の演技力の差があり過ぎて何だかもったいない。
北川さんもね、役によってはうまくやれると思うんですよ、「約束のネバーランド」では実にはまり役でした。
今作は誰がやっても難しい役だと思います、演技力ピカイチの芳根さんとガチンコしたり、過去場面で二十歳の時までやらされたり、なんかいろいろひどい目にあったねーと同情しちゃいます。

画面に出ているだけで絵になる女優さんなんだから、もっと大事に扱って欲しい・・・
つて、あんまりフォローになってないかな

あと、人気の中村倫也ですけど、役不足だなー

北川景子の元カレで現旦那の兄弟同様の従弟ってポジションなんだけど、あまり重要な役でも無いのよね。
この映画のストーリー上、男は重要な役になりにくいんだけど、こういう所に今一番人気の男優さん据える必要あるかな。
客寄せと思わずにいられない。

映画は、二時間ドラマとさほど変わらない・・・・というぐらいの感想です。
それほど衝撃的でもなくドラマチックでもなく・・・・
美しい北川景子さんを愛でて、芳根京子さんの演技力を味わう映画でした。

 

 


コクピット/156/85B

2021-02-26 | Ferrari 156/85B

タメオの初期キットなんで、コクピットなんてそりゃもう・・・のどかなもんです。

別にもうそんな拘らないで、黒く塗ってキット付属のメーターデカール貼るだけでも良いとも考えていたんですが、
メーター部分があまりにもぽっこり飛び出ているので、平たくしたいんですが周りのでっぱりが邪魔でヤスリがけも出来ないし、全部平らにしちゃうと色々再現するの全自作になっちゃうでしょ。

なので、メーター部分だけドリルで抜いちゃえば簡単かなと。

メーターの出っ張りより少し小さい径のドリルで穴開けたら、うまいことメーターリングの分だけフチが残った!
ラッキーなので、そのまま利用しましょう。

穴と同じ径のメタル棒で塞いで

上部のパネルは金属板からそれらしく作って貼り付けました。

フェラーリのF1でアナログ・メーターはこの年が最後で、翌年からはフルデジタル表示に変わるんですが、この年でも上部に液晶表示の部分があります。

銀色のデカールで液晶部分を再現。

うーん、垢抜けない・・・・
アナログ・メーターはキット付属のデカールではオモチャっぽかったので、バルケッタの別売デカールから白目盛りのを選んで、クリアーイエローで黄色目盛りに変えてます。

ステアリングですが、左がキットのパーツとデカールで作ったもの。

キットので良いと思ってましたが出来てみたら不満しか無いので、右の自作のに替えました。
今回わざわざ作った訳でなく、昔練習のつもりでいくつか作ってた物のひとつです。ちょうど良いカタチだったので。

練習で作るとか・・・・若い頃は真面目だったんだねえ・・・・
逃げてばかりでどうしようもなくなるまでやろうとしない今の自分が情けないです。

で、コクピット完成。

シフトゲージ、ブレーキバランサーのレバーとベースはゼツモ製
シフトノブはゼツモ製パーツが底を突いたので、自作しました。ノブがでかい!
いいんです、43は誇張表現も味わいなのです。

実は、MFHのキットをカンニングしてみたらシフトレバーは内側にクランクしたような形なんだけど実車もそうなのかな。確認できませんでした。
この頃はシフトレバーの可動範囲を確保するためにカウルにバルジを設けていたチームもあったので、内側にクランクしてバルジを必要としない手もあったのかも知れません。
模型的にはどうでも良い部分なので追求しませんでしたけどね。

シートベルトはタメオのやつ。と言っても、この頃の古いタメオにはシートベルトのエッチングパーツは付いてませんから、ジャンクから持ってきてます。ロータリーバックルのみ、ゼツモ製パーツです。
シートが狭くて全て置けないので4本だけ、無理矢理ゴチャゴチャと置いてあります。
リアリティーも無ければ模型的美しさも無い・・・・ベルト表現は悩ましいところです。

コクピットはいつも面倒くさいけど、途方に暮れるということは無いのでどうにか終了。

まだ少し、細かいパーツ作りしなきゃなりません。

続きは次回。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )

 

映画

「樹海村」

一年前の「犬鳴村」がヒットしたらしく、「村シリーズ」という企画で続けたいらしいですね。これは第二弾ということになります。

一応、かつて富士の樹海のなかに口減らしのために姥捨てされた人々が作った村があって、その村の呪い・・・・というような設定はあるのですが、
全体のストーリーはむしろ「コトリバコ」の呪いのお話が中心です。

樹海村とコトリバコを組み合わせたせいで、なんか分かりにくい話になってます。

ちなみに、コトリバコというのは近年ネット上で話題になっているらしい怖いお話で、コトリバコを検索するだけでその人にも呪いがかかるという・・・・ことなので、くれぐれもご注意下さい。

まあ簡単に説明すると200年ほど前に呪いをかけるための寄木細工のキレイな箱が16個作られ、そのうちの3個だか4個が未だにどこかにあるという話です、この箱を家の床下へ忍ばせると家族全員に呪いがかかるらしいです。

映画では呪いの箱が出てきてネットでコトリバコというワードを見つける場面はありますが、それ以上コトリバコに関するほかの設定は盛り込まれていないので、あくまでアイデアを借りただけみたいですね。
映画「コトリバコ」はまた改めて作られるのかも知れません。
案外、「コトリバコ村」だったりしてw

前作となる「犬鳴村」は怖さのなかに笑ってしまうようなツッコミどころも散りばめてあってそのバランスが良かったんですけどね、
今作は割と真面目って印象です。

破綻していなくてちゃんとしたストーリーだし、笑うような場面は少ないです。樹海の迷いこむ怖さみたいなのは薄かったけど、怨霊が樹木と一体化しているビジュアルはホラーというよりファンタジーですけど面白かったです。

そして、主演の山田杏奈はカワイイ。

いや、ホラーなのであんまり可愛く撮れてなかったかな。
お姉さん役の山口まゆのほうがキレイだったな。この人は初めて知りました。

邦画の新作をまめに観に行く人はみんな感じてると思うけど、一月二月は山田杏奈三連発!

自分はスイフトのCMと、ドラマ「新米姉妹のふたりごはん」でカワイイなと思って注目してたんですけど、ここへ来て大ブレーク?なんでしょうか??

せっかくカワイイのに、出る映画もドラマも深刻な話、暗い役が多くてどうなんだろうなと
「ミスミソウ」とか、超怖くて可哀想だったよ・・・・
カワイイ子を苛めたいという監督が多いのかな、「ふたりごはん」みたいなホンワカしたカワイイ役でまた観てみたいなあー。

ちなみに、次の彼女の映画は、

ひらいて』は、綿矢りさによる日本の小説。「新潮」2015年5月号で発表され、同年7月に新潮社から単行本が刊行された。
惚れた男子高生が別の女子高生と付き合っていることを知った、愛に飢えた女子高生が2人を巻き込んだ愛憎入り混じる三角関係を描く。
2021年秋に山田杏奈主演で映画化予定。

うーむ。

今やってるドラマ「書けないッ!?」にも出てるみたいですね、見てみようかな。

 

 


フロント・サス/156/85B

2021-02-22 | Ferrari 156/85B

最終組み立てに向けて準備をして行きます。
フロアパネルにミッション、リアサスが一体になっているものを接着。

車高決めのためにタイヤを仮付けしてます。
1mm厚のプラバンで車高を決めています。

フロアパネルとミッションとボディーの3つの組み合わせは何度も試して問題は無いと思ってましたが、いざフロアパネルとミッションを接着してしまうと、ボディーをフロアパネルに合わせられなくなってしまう。
サスアームと干渉するのだ。
当たる部分を削っていると、


塗膜が欠ける・・・・・

どんどん壊れていく段階なのだ。しゃーない。

リアの車高を決めたら次はフロントなんだけど、フロントはボディーに差し込む方法にしたのでどうやって強度を確保するか?

フロント・サスのロアアームは左右繋がっていたエッチングパーツ(ゼツモ製)を切り離したので、差し込み部分がこんなに長いままです。

これを利用して強度を確保しましょう。

こんな風に中にステンパイプを仕込んで、差し込み式ながら実質は左右連結式と同じ強度になるようにします。

ただ、このパイプを仕込むとノーズ下部分のフロアパネルが干渉してしまいます。


後方は削ることで干渉を避けられますが、前方はサス穴の位置が低いこともあり削っただけでは無理なので思い切って切り離してしまいます。
(本当はサス穴は前後同じ高さのはずなんですが、まあちょっとしたミスでしょう・・・・)

43カーモデルは裏に関しては全く再現しなくても良いという不思議な不文律がありますから、見えなきゃ底が抜けていても全然問題無いです。
切り離した部分はパイプに干渉しなくなるまで削ってボディー側に接着しておいても良いですしね。

サスアーム仮付けしてみた。問題は無いんじゃないかな。

実は実車はフロントサス、特にアッパーアームはかなり上反角が付くんですが、これはほぼ水平です。
ちょっと、直す方法が見つからないので上反角は無視します。今の段階ではどうしようもない。

サスアーム付け根付近のディティールはゼツモ製パーツが役に立ちますけど・・・・


タイロッドの付け根部分、上のほうがゼツモ製パーツ。
非常に繊細なパーツで悪くないんですが、差し込み部分もエッチングの二枚板なのが気になります。
金属パイプとジャンクのコの字型エッチングで作り直してみたのが下のほうのヤツ。

3倍はありそうな大きさになってしまいましたが・・・・

ゼツモ製のサスアーム付け根のブラケットのパーツがオーバースケールな無骨さなので、バランス取れて良いんじゃないかな。

諦めと妥協とタッチアップの嵐で完成へと突き進みます。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )

 

映画
「哀愁しんでれら」

市役所で働く小春(土屋太鳳)は幼い頃に母親が出て行って片親家庭ながら自転車店を営む父と高校生の妹、祖父の4人で平凡に暮らしていたが、ある夜祖父が倒れたことがきっかけであらゆる不運が一度にやってきて不幸のどん底へ。
そんな時、妻に先立たれた子持ちのイケメン医師(田中圭)と知り合い今度は一気に幸せの頂点へ・・・

優しくて金持ちでイケメンの彼氏、女の子もすぐに懐いて二人の結婚を祝福してくれる、そんなシンデレラ・ストーリーが後半一気に暗転して行く。

これは一種の不条理劇と言うんでしょうか、あるいはダーク・ファンタジーかも知れません。
面白いのですが、かなり悪趣味な映画なので人には勧めにくいかもです。

でも土屋太鳳をはじめ主要キャストの演技は素晴らしい。
特に、子役のCOCO、いろいろ凄かったです。

あと、主人公の妹役の山田杏奈はカワイイ。

この映画で笑うっていうのは変なような気がしますが、ブラックユーモア満載なので笑って良いのかも知れないです。色々と小ネタやパロディーも分かりにくく仕組んであるようにも思えます。

例えば、太鳳と田中圭が食事中に夫婦喧嘩するシーンで、その最中に太鳳が焦げそうな焼き肉を裏返して田中に怒鳴られるんですが、これって「フードラック」観てないと笑いどころだって分からないでしょうねー
というか、笑いどころなのか?

全てが分かりにくい、ミステリーじゃないので事件の真相も分からずじまい、特にラストは現実なのか非現実なのかさえ分かりません。でも面白い。不思議な映画でした。

 


台座作り

2021-02-15 | Ferrari 156/85B

自分の町でもコロナのクラスターが発生しまして、6人ぐらい感染者が出ました。
人口4万弱の町ですから、人口1千万超えの東京だったら1000人とか2000人ぐらい感染者が出たインパクトになります。
馴染みの居酒屋へ行ったら、今週の予約全部キャンセルになりました、って言ってました。ちょっとみんな神経質になり過ぎじゃないかと思いますが、今は日本中そんなものなんですかねえ。
私は一人で行動することがほとんどなので、割と自由に飲み歩いてます。もちろん、感染対策をしているお店を選んで、出来る範囲で予防もしています。

 

156/85Bですが、クリアー→研ぎ出し→クリアーと済ませて塗装は完了したので、パーツを組付けて行きます。

もうだいぶ前に作ってあったラジエターをはめ込む。

どう頑張ってもボディーのサイド面に対して傾いてしまう。サイド面が垂直じゃないのか、捻じれがあるのか分からないけどここが傾いていると気持ち良くないので、多少隙間が出来てもラジエターの後端だけでも垂直に見えるようにすることにしました。

裏側からエポキシ接着剤多めで固定したんですが接着剤はみ出すわ、それ削り取ろうと思ったら塗装まで剥げちゃうわ、ボロボロになってしまったので恥ずかしくて画像は見せられません。
タッチアップで誤魔化してしまうことにしました。

反対側も同様に合わなくて、結局同様にボロボロになりました・・・・
後でタッチアップしておくつもりですが、もう完成度が激下がりなのが見えてきました。

下手クソの模型作りは、完成に近づいてくるとある段階から完成度を落とす作業に切り替わります。
どうやらその段階に入ったようです。

さて、最近は市販の木製台座を使用することが多かったんですが、今回は板切れを切っただけの自作台座を使用します。

自作台座はタメオの元箱と同じ大きさなので、完成後そのまま元箱に戻せるので便利なのです。

あくまで製作用・保管用の台座で、他人様にお見せする場合は市販のキレイな大きめの台座に移そうと思っていますが、対人恐怖症が進行してますので今後オフ会とか展示会などに出掛けることは無さそうですけどね。

台座に固定しようと思ったら、固定用のナットを仕込むのを忘れてた。
急いでボルト穴を開けて六角形の窪みを掘って、ナットを固定しました。

メタルキットの場合いつもはハンダでガッチリ固定しますが、今回は金属用エポキシパテで固定してみました。あらかじめ六角形の窪みにナットを落とし込んであるのでパテにボルトを回すチカラが加わることはほとんど無いと思います。
ナットが浮き上がって外れることが無ければ良いのです。
金属用エポキシパテは石のように硬くなりますし、接着力も強力です。

ラジエター以外はまだ接着していませんが、完成しそうな気がしてきた!

フロント・サスペンション・アームを差し込み式に変更したので、どうやって車重を支えるかが最後の問題です。実車はもちろんプル・ロッドが車重を受け止めて車高を維持するんですが、模型だとプッシュ・ロッドならともかく、プル・ロッドって車重任せられない気がするんだよねー、って自分だけかな?
スペーサーで車高を固定して、フロントのサスペンションは形だけってことでも良いかな。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985)

 

映画
「名も無き世界のエンドロール」

こういうキャッチコピー、やめて欲しいなあ・・・・
ラストに驚きがあるって知らされてたら、驚き半減じゃん。

よくこういう、ラストに真相が分かるみたいな映画のレビューとか感想見てると、
「初めのほうでラストのオチが読めた」とか自慢げに書いてる人いるけど、
そりゃあ良く考えればオチとか色々考え付きますけどね、そんなの当てるような映画の見方してて楽しいんですかね?

私はラストに驚きがあるなら素直に驚きたいし、驚きがあること自体教えて欲しくないんですよね。
でもこうやってラストに何かあることをデカデカとチラシに書くってことは、そうして欲しい観客のほうが多いってことなんでしょうか?
私が天邪鬼なだけかなあー

私としてはネタバレのヒントも教えて欲しく無いし、私も人には教えたくないのでこの映画のストーリーについては何も書きません。
ストーリーを書いちゃうと、それがそのままネタバレになるような映画なので・・・・

まあとにかく、


山田杏奈はカワイイ。


中村アンもキレイ。
なぜか中村アンはいじられることが多くて、正統派美人として扱われないようですけど私は個人的に一番美人な女優さんだと思っています。

岩田剛典と新田真剣佑も、女子から見たらカッコイイんでしょうね。

それほど考えずに観てても中盤あたりまでにはネタは分かりますけどね、それを別にしても面白い映画でしたよ。

それは無理でしょみたいなツッコミどころも少なくないですが、映画で描かれるトリックやサクセスストーリーなんて多かれ少なかれファンタジーですからねえ、大目に見ましょう。

エンドロール後にもうワンカットあって、

続きはdTVで観ましょう。とか

そんな蛇足いりません、映画だけでちゃんと成立してますから!

そういうつまらん商法見せられると、絶対dTVなんか加入するもんかとなっちゃいますよ、宣伝逆効果です。

嘆かわしい~・・・・分かって下さいよ~   by 山田杏奈