私事ですが、身内に病人が出まして入院治療することとなりバタバタと落ち着かない11月となりました。
皆さん健康には気を使っておられるかと思いますが、異常があったら早目に対処されることをお勧めします。
病気って予想以上のスピードでチャンスを奪っていきますよ。怖いです。
まあ私自身は相変わらずアホみたいに健康で食っちゃ寝飲んじゃ寝の毎日なんですけど、何となくフラフラ遊びに出かけたり飲み屋で飲んだくれてる場合じゃない雰囲気なんで、引きこもって模型作るのもいいんですけどねー
なかなか、そんなうまく進まないもんです。
いつもアドバイスいただいてるデモドリさんから、突然のプレゼントいただきました。

MERIのメタル・キット、ランチア・デルタS4、黒金カラーのERC仕様であります。カルトグラフのデカール付きです。
エレールのしょーもないキットを作ってるのを不憫に思っていただけたんでしょうか
はたまたエレールとMERIの作り比べをしてみてってことでしょうか
あえて本音は問いませんが、ご厚情はありがたく賜りまして、きっとちゃんと完成させたいと思ってます。

あるいはエレールの残念デカールは諦めてこっち使っちゃいナなんてお大尽な提案もいただきましたが、だったら初めからMERI作りますよぉ。
私なりにエレールには思い入れもありますので、エレールはエレールなりにキットのパーツ、デカールを最大限生かして完成させたいなんて思ってます。

こうやって並べてみると、全長・ホイールベースは同じながら(エレールのノーズは別パーツになってます)、スタイリングの解釈が全然違うのが分かります。
エレールのほうが上に向けて絞り込みが強く、そのせいでルーフが小さくウインドーも小さくなってます。
フロント部分もエレールのがシャープな印象。
やはりエレールはフランス製キットらしい、引き締まったカッコよさがありますね。
かたやMERIはメタルキットらしく武骨で力強い印象。作り比べが面白そうです。

ボディーのほうは出来るだけ手を加えて削り込んだり開口したりしてますが、中のほうは出来るだけ手を加えない方向で行きます。そのほうがエレールらしい作り方かと。
ここまで、タイヤ以外全て接着してます。すり合わせ以外、手を加えていません。
シートやダッシュもそのままでいく方針。こりゃ楽だわw
ここからは、037について書きますね。
ほぼ完成形になったので次の更新で完成報告を…と思っていた037なんですが、前述したようにちょっとバタバタしていて、完成はしたものの落ち着いて完成画像の撮影してられなくて更新できずにいるので、とりあえずディティール部分だけ晒しておこうかと思います。

キットのワイパーはこんな平面的なエッチングなので、これは使えないなーと
いつもはモデラーズの1/24用のエッチングパーツを使ってるんですが、

ヒストリック・カー用の小さいやつだと1/43の近年車に使えるんですが、もう小さいの使い切って、大き目のしかなくて。
いちおう、ホビーデザインというブランドのエッチング製ワイパーを入手しておいたんですが、

くそー、コレ使えない…
不器用な私には、こんなのうまく組み立てられません…折り曲げ細工で立体的に出来るのはモデラーズのと同様なんですが、細かい上に真鍮製なので、マゲマゲしてたらクシャクシャになってしまったわ…
やっぱりモデラーズのがいい!と思って、今でも入手できないものかと探してみたら、グッスマから同様の商品が発売されてました。

モデラーズの製品をそのまま引き継いだのかと思ってましたが、比べてみるとシートの構成は違ってますね…でも、パーツそのものは全く同じものです。
助かりましたーw

ドライバー側は実車同様に補助アーム付きにしてみたり、ナビシート側はやはり大き過ぎるので切り詰めたりして、それらしくしてやりました。

レーシング43は、大味なキット内容ながらやたらと細かいエッチングパーツが充実してたりします。
このボンネット・ハッチの蝶ネジもキットのパーツです。そのくせボンネット・キャッチピンは使えそうもないエッチングなので自作してます。

ヘッドライト下のスモール・ライトの留め金具もキットのパーツ。サイドマーカーはメッキ済みエッチングに着色済みのパーツですが、丸い盛り上がりがないので透明エポキシ盛ってます。
ヘッドライト周辺の塗装剥げやら接着剤はみ出しは、見逃してくだされ。
苦労した跡なんだよ…。

リアビュー。
ラリー仕様の037のテール・ライトは市販車の角型と違って、ストラトスと同じ丸型が付きます。
キットのパーツは実際とは違ってメッキのフチ取りなんかされてるので、透明素材で作り直そうかと考えてましたが、複雑な構成を再現する自信がなかったので、あえてキットパーツをそのまま使いました。
マッド・フラップやそれを抑える金具は自作。
余談ですが、どでかいリア・スポイラーで後方視界が全く確保されない037ですが、作ってて気が付いたんですが、スポイラー下のメッシュ部分から多少後方が見えるんですね。プリウスのリア・デッキの透明部分とかと同じ苦心ですねwww
タイヤにはピレリのロゴがある筈ですが、デカール用意されてないよ…
エッチングにテンプレートがあって、それでマスキング塗装しなさい、ってことみたいです。
こんな細かいとこにうまくマスキング塗装できそうもないので、ジャンクからF1用を探してきて貼ってみましたが、

デカイ…。
こんなんじゃないんだよなあー…。
タイヤに直接マスキング塗装は無理ですが、平面にだったら出来るかも、ってことで透明デカールにマスキング塗装して、それを貼ってみた。

うむ、ピント甘いけどコレのほうがそれらしく出来てます。
最後に来てやっといい仕事できたような気分w
しかし、こうやって見るとホイールのフランジ部分のガタガタが目立つ…
荒くれた気持ちで作業してたとこは、そのまま形となって残るねー。常に冷静に作業することが必要です。
それから、今回は初めてボルトナットにアドラーズネストのパーツを使ってみました。
結果から言うと、ややオーバースケール。そもそもこんなの使うつもりなくて、何も考えずモールドを潰して大きい穴開けすぎたのが失敗でした。穴を隠すために0.85mmのナットを使いましたが、次からは0.7mmのが良いかなと思いました。
でも、そもそもこんな小さいパーツ使っても効果あるのかなと疑問ですけどね。
アドラーズネストのパーツなんか見てると、素晴らしすぎて自分がダメになっちゃいそうです。こうゆう精密パーツを生かせるだけの模型作れないよ…。

アンテナも自作したんだけど、うわ、画像で見るとヒドイ…!
パイプを組み合わせた基部はズレてるし接着剤はみ出してるしw
アンテナ線は、画像だとどうしても太く見えちゃうようなので、出来る限り細い金属線を使いました。
細過ぎて、触っただけでも曲がってしまいます。コレは耐久性なさ過ぎかも…。

エア・インテークにはメッシュ。
給油口のキャップはメタルパーツを磨いたものです。はめ込むのに周囲を傷つけてしまったよ…
と言うことで、ディティールといってもこんなもんです。
ローガン始まってきてるオッサンが、頑張ってみても拡大画像には耐えられない、っちゅーことですな…orz
でも全体的には、なかなかカッコ良いスタイリングに仕上がったので、早く仕上がり画像撮ってみたいです!
乞うご期待!!