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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

細かい作業のほうが大変

2007-06-29 | ferrari 126C4

C4、やはり研ぎ出し後クリアーをドバ吹きして仕上げにしました。
塗った直後はテロテロですけど、ラッカーの場合ヒケるので、時間が経つにしたがって塗装面にうねりが出てきます。
でも自分としては、満足できる表面状態なのでやっぱり自分にはこの方法が向いているみたいです。

乾燥を待つ間にやり残した作業をこなさないといけないですけど、これが結構しんどいです。
リアまわりにスタビライザーやらジャッキポイントをそれらしく付けたり、シートベルトを付けたり、メーター作ったり…
じゅうぶんな資料がないので、「それらしく」でやってます。テキメンな効果が期待できる作業ではないけど、やっておかないと進められないという苦役労働みたいな段階です、こうゆうのが一番しんどい。

あと、吸気ファンネルをどうするかが課題です。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ126C4 ベルギーGP84)

デトマソ・パンテーラって好きですか?

2007-06-25 | ferrari 126C4

そろそろまた別のキット作りたくなりまして、次も80年代のF1を考えてたんですが、なんかF1ばっかりだと飽きるので大好きなスーパーカー系も出してきましたw

デトマソ・パンテーラ。正統派イタリアン・スーパーカーに比べるとアメリカ製エンジンを積んだコイツは異端児かも知れないですけど、私はカタチとか雰囲気が結構好きなんですよねー。
なんたってスーパーカー・ブームの頃の花形車種の一台ですしね!

すぐ進めるかどうか分かりませんけどね、248F1も引っ掛かってるし…
まずはキット見ながら妄想している段階です。
資料もなければこだわりもない個体ですんで、素組で行けちゃう予定。

C4は研ぎ出ししました。



このまま仕上げるか、もう一度クリアー吹いて最後は吹きっぱなしで終えるか、考え中。研いだだけだといくら磨いても微かな磨き傷が残るんですよね…
かと言って吹きっぱなしだと表面にうねりが出る。どっちがいいやら。
名人の人とかは、磨いて完璧に仕上げられるみたいですが、私はそこまでキレイに磨けません。部分的に残った傷を消していると、また別の場所に傷が出来るといった具合です。こだわり過ぎなんでしょうか?


デカールも安心できない…

2007-06-19 | ferrari 126C4

デカール貼り終えてます。今、クリアー重ね中。

このキットは比較的新しいロットなので新しいデカールだし、安心して貼れると思ってたんですが、ロゴの大きさとか全然ダメで、ゼツモさんのエッチングパーツのおまけデカールが大いに役立ちました。
結局使えたキットのデカールはゼッケン・サイドの跳ね馬・フィアット・マルボロ・ロンジン・マレッリ。
あとはジャンクとゼツモおまけデカールです。
一部貼り間違えたりしましたが、おまけデカールには予備になるのがいっぱいあって、ホント助かってます。

ある程度経験があると、パーツはどんなものでも何とか自作したり直して都合できますが、デカールだけは失くしたりダメにしたり間違ってたりするとどうにもなりませんからねえ。
PCで自作って方法もあるらしいけど、そこまでやる気は今のところないし、品質の問題もある。
実のところデカールに救済策があるって言うのが、一番有難かったりします。

貧乏性の私は、あまったデカールは全部とっておきます。
失敗して破れちゃったデカールとかも、出来るだけ台紙に戻して保存してます。
かけらだけでもあって助かった、って事 ありますからねえー。

ただ、長いこと作ってると膨大な数のかけらが…。
この中から使えるのを探し出すのが宝探しみたいに気の遠くなる作業になっちまいます、何か分類して探しやすくする方法を考えなきゃダメですねえ。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ126C4 ベルギーGP84)

赤くなってる

2007-06-16 | ferrari 126C4

ようやく赤くなってます。
ボディー修正後すぐにプラサフ→ホワイトベースと進めましたが、この段階でサスアームの穴が実車と違うことに気づいた。アッパーアームはもっと後ろに付くのだ。
タメオのキットを鵜呑みにしたのは迂闊だったあ…考証とかしてるつもりでも肝心なところ見ていない。
で、後ろにずらして穴を開け直したけど今度は高さが違うことに気づき、また開け直し。
穴だらけになったので裏からエポパテ、表から光硬化パテで埋めて塗装もやり直し。この段になっての修正には気を使います。

でもどうにか塗装もうまくいったし、明日からデカール貼りできますね。なんかはかどってるような気がしてきた。


以下は塗装前のちょっとした修正。

ノーズのNACAダクトのついた丸い蓋は、ゼツモ製のエッチング・パーツに置き換え。ノーズ形状を修正してたので、元のモールドは埋めるまでもなく消え去っていました。

 
エッチングパーツをガイドにモールドを掘り直し、一段深く掘り下げて真ん中を抜き、エッチングパーツをはめ込み。
こんな小さいパーツでも、あると大助かりですね。
三角の部分は底がないと変ですから裏からエポパテを押し付けておきました。


ここも一段掘り下げてます。ゼツモ製エッチングを貼りますが、そのまま使うか考え中。


(写真:タメオ1/43 フェラーリ126C4 ベルギーGP84)




C4の資料

2007-06-13 | 模型

先日、C4のドライビング・シートについて書いたところアドバイス頂きまして「モデルカーズ」に記事があったよ、とのことでバックナンバーを調べたところC4の特集を組んだ号があったので早速ネットにて注文。すぐに送られてきました!
今更ながら有難い資料ゲット!「なんだ、その号知らなかったのかよ~」なんて言われそうですけどね…

私が模型趣味に出戻った頃、この雑誌を道標に今の模型界を確かめたものでした。当時は実車写真も豊富で貴重な資料としても役立ちました。その後、チョロQやトミカ、ビンテージミニカーなどの記事が増え私の趣味と方向性が変わっていく気がして購読しなくなり、最近は本屋でチェックすることもなくなったので、こんな特集があったことも全然知らずにいました。

今まで資料にしてたのは後ろに開いてある「FERRARI F.1 TURBO」と言う写真集。イタリアで85年に刊行されたもので126Cから156/85までを網羅してあり184ページオールカラーと言う、涙ちょちょ切れの有難い写真集です。
実はC4を作ろうと思い立った最大の動機はこの写真集を入手した事だったりします。
あとは、タメオのキットに付いてたインストの資料写真。(左)

今回入手した「モデルカーズ」には残念ながら実車写真はありませんでしたが、前述の写真集は豊富な解説文が全てイタリア語でチンプンでしたので記事は大いに参考になりました。
ただ、写真に使われたヒロの完成品(1/20)は、この半年、写真集を穴が開くほど眺めていた私の目には残念ながら「まだまだだな~」と感じる煮詰め方ですな。
偉そうに言う訳じゃありませんが、やはり模型は資料には出来ないなと感じました。
もちろん、これはメーカー完成品ですから、実際のエンドユーザーに手を加える余地を与えてあるのでしょうけどね。そのへんの考証は、記事にはありませんでした。

考証にこだわる事は、時として無駄な事だと言われたりしますし自分でもそう思いますが、それでも実際はどうだったのかと思いを巡らしたり追求したりするのは、模型作りの大きな楽しみのひとつでもあると思います。
サスアームの取り付け方がどうとか、シートバックの形の秘密について調べようとする時、ただ模型を収集したり眺めたりするのとは違う深さでクルマという存在と関われると思うんですよね。

今回ひさびさに「モデルカーズ」を読んでみて、その他の記事も含め、やはり自分の方向性はこの雑誌から離れていったなと実感しました。

で、件のシートについてですが、「ウォーター・タンクを兼用…」という文章がありましたが、何の水を入れていたのかは未だに不明。


プラホビーコンテスト オワタ\(^o^)/

2007-06-11 | 模型

福井プラホビーコンテスト、今年は600点余りの出品が集まり、盛況のうちに終えました。

さてと、毎年のことですが今年のコンテスト(と言っても、実は普通に展示会)にも43の出品は私だけでした。
この地に43文化を根付かせようと、わたくし日々努力など全くしてないので当たり前ですが、ホント毎年、43って模型界ではマイナーなんだなーと実感いたします。
コレクター界においては王道なんですけどね。

そんなマイナーな43はどうでもいいんですが、カーモデルというジャンルに広げて見てみても出品数少なめですねーやはりAFV、飛行機、ガンダムほかキャラ系、フィギュアなんぞに押されてます。
これはもう、全国的傾向ですし仕方がないんですかね。
私は各方面好きなので、別にカーモデルが少なくても楽しめるんですがやはりクルマ系でもっと凝った作りをしたのとか、珍しいアイテムも見てみたいですね。

正統派カーモデルの中で目を奪われた、非常に美しい仕上がりのテスタロッサとカレラGT。曇りひとつない美しい塗装や丁寧なディティールアップは、工芸品のような見事さですが、驚くのは作られたのは64歳になられた御仁。
ご本人とお話する機会はありませんでしたが、私も何歳になっても作り続けたい。尊敬しちゃいますね。

 
あと、面白かったのがこのネモ・モービル。何のクルマか分からなくてペネロープ号かな?と思って見てたんですが、いいですねこうゆうアイテム。銀の飾りつけが見事で美しい。
映画「リーグ・オブ・レジェンド」に出てきたマシンだそうです。
同じ作者の方は左のVWのようにクルマに女の子フィギュアを組み合わせたり、クルマ以外にもキャラ系など非常にユニークなキットをたくさん作られてましたが、こうゆう自由な発想で作る模型って楽しそうですね。
実物はどうだとか考証に拘ってる自分にはなかなか縁のない世界ですが見習いたい姿勢です。

なんか、主催者の意向でネットに乗せるのは禁止とか言うことなので(いつの時代の話だ…)作品の紹介はいちいち出来ませんが、ほかにも面白い作品、すごい作品色々ありました。
どの作品も細かい仕事がされていて、何気ないディティールひとつにもどれだけの苦労が必要か、少しは知ってる自分には大勢の努力の結晶が一堂に会していることに感動することしきりでした。

ただ同じ作者の作品が大量にあったりしてるのも事実で、一概に当地の模型界は盛り上がってるとばかりは言えませんが何にしても参加者が協力しながらこんな大きなイベントを毎年成功させているというのは素晴らしいですね。
開催を失念していた自分では、何のチカラにもなれませんが今後とも続けていって欲しいものです。

タミヤ・ハセガワ・バンダイ・プラッツ・ファインモールドの各メーカーさん、モデルアート、ホビージャパン両模型誌の協賛もあり模型教室や座談会など、片田舎のイベントとは思えない豪華な内容でホント当地の模型ファンは恵まれていますよ。

何かと先行きの怪しい模型界ではありますが、愛好者の熱意が展示会という形になって現れることで良い相乗効果を生んでこれからの盛り上がりに繋がっていけばと願っています。

忘れてた…福井プラホビーコンテスト (-_-;) 

2007-06-09 | ferrari 126C4

今日から、毎年参加している「福井プラホビーコンテスト」が開催されます!

って、忘れてた!今朝、雨で出掛けられないし暇だなーと何となくネット見てて、「そういえば確か今年は6月に開催って言ってたな~」と思って調べてみたら今日からじゃん!
まずい、すっかり忘れてて全然準備してないよ~まあ、完成してる模型はいくつかあるものの、人にお見せする前にあそこを直して…とか、色々仕上げが必要な訳ですよ。
しかたがないので短時間で出来ることだけやって、取りあえず数だけ揃えて午後から会場に持ち込み、滑り込み参加という事になりました。

まあ私のちっこい模型なんぞ、あってもなくても構わない訳なんですが、年々出品数が減ってるとかで、とにかく頭数だけででも応援するつもりで参加させてもらってます。

一応明日(10日)まで、福井ベル屋上あじさいホールでやってますんで、近隣の方で模型に興味ある方、よろしければのぞきに来て下さいませ。って、告知遅杉。

えー、展示会があるとはつゆ知らず呑気にC4作ってました。
ボディー後端につくタイヤフェンス?みたいなの自作して付けたり、インタークーラー前の空気取り入れ用?スリットを開けてみたり、地味な作業やってて画像変わり映えせず。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ126C4 ベルギーGP84)

ドライビング・シート

2007-06-07 | ferrari 126C4

キットのシート。
滑り台みたいです。狭いしホールドも悪そうだし、これではアルボレートが可哀想。



メタルを盛り盛りして…


さらに盛って削って、盛って削って、盛って削って
を 繰り返し、こんなカタチがいいんじゃないかなというところまで出来ました。

実はC4のシートのちゃんとした写真がなくてカタチは分かりません。想像で作ってますが構わないでしょう。
ただ、外から見える部分で特徴的なのがシートバック。ほかでは見られないようなボリュームのあるカタチなんですね。(現状では表現しきれていません、キットのままのほうが雰囲気似てます。)
左右の肩の部分にはキャップみたいなのが付いてるし、何なんでしょうねこのシートは。
まさかシートの後ろ部分が燃料タンクになってるとか?それはちょっと怖すぎるんだけど、この年は給油禁止されて燃料を規定いっぱい積む必要があったんですよね。

知ってる方、おられましたら教えて下さい。って、別に分からなくても模型的には全然問題ないですけどね。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ126C4 ベルギーGP84)

フロント・ウイング等々…

2007-06-04 | ferrari 126C4

色々忙しく、更新が滞ってます…模型は少しづつ作ってますんで、とりあえずまとめておきます。

フロント・ウイングですが、ゼツモ製のエッチングに置き換えようとしましたがどうにもエッチングぽさが気になったので…自作してみました。
(しかし、エッチングにしてくれだの、エッチング製のトランス出してくれだの言っておいて、いざエッチングがあると今度はエッチングぽくてリアルじゃないと文句を言う、モデラーとは何とワガママなんでしょう…ゼツモさん、すみませんねぇ…)

タメオのメタル一体形成のパーツからメイン・ウイングだけ切り出して、翼端板はゼツモ製、フラップとボディー側ベースは金属板で自作してハンダで組みました。
位置決めとか色々難しかったけど、ボディーを修正してるため、取り付けると隙間が出来るので、それを修正するのが大変でした。

そのボディーですが、かなり削りこんでます。ノーズの形状は資料写真では角度によって違って見えるので迷いました。
タメオオリジナルとはかなり変わっていると思いますが、比較写真撮ってなかったので良く分かりません。

サスアームはゼツモ製エッチング。裏側に真鍮板ハンダ付けして厚みを出しておきました。

ブレーキダクトは某プロが「簡単なディテールアップの方法」を紹介していたのを思い出して真似してみました。
ダクトの穴をむやみに掘って深くするのでなく、一面を犠牲にして三面を内側から薄く削り、その後犠牲にした一面を金属板で蓋をして整形するという…

でも、薄くしたメタルパーツにハンダ付けするのは、私には至難の業。ある程度熱を与えないと付かないし、熱を与えすぎると…メタルごと溶けてポトリと落ちちゃったよ…。・゜・(ノД`)・゜・。 

と言う訳で、片方はメタルからの再生品です。
(実は前にリア・ブレーキダクトも形状が気に食わなくてハンダで修正してたら、哀れパーツごと銀の雫となってポトリと落ちて、片方再生させました。私メタル修正のセンスないですね。トラウマになりそうだ。)

で、どうにかハンダ付け成功したと思ったら、ダクトの中までハンダが流れ込んでて掘り掘りして修正してます、結局全然シャープにならない(泣)

よく読むと、「ハンダか接着剤で。」と書いてある。私みたいにハンダ付け下手くそな人は接着剤使ってろってことですかね。
つまり「簡単なディテールアップ」ってのは、プロにとっては簡単 ぐらいの意味ですから、うっかり信じると大変なことになりますよ、って私だけですかそうですか。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ126C4 ベルギーGP84)