福井プラホビーコンテスト、今年は600点余りの出品が集まり、盛況のうちに終えました。
さてと、毎年のことですが今年のコンテスト(と言っても、実は普通に展示会)にも43の出品は私だけでした。
この地に43文化を根付かせようと、わたくし日々努力など全くしてないので当たり前ですが、ホント毎年、43って模型界ではマイナーなんだなーと実感いたします。
コレクター界においては王道なんですけどね。
そんなマイナーな43はどうでもいいんですが、カーモデルというジャンルに広げて見てみても出品数少なめですねーやはりAFV、飛行機、ガンダムほかキャラ系、フィギュアなんぞに押されてます。
これはもう、全国的傾向ですし仕方がないんですかね。
私は各方面好きなので、別にカーモデルが少なくても楽しめるんですがやはりクルマ系でもっと凝った作りをしたのとか、珍しいアイテムも見てみたいですね。

正統派カーモデルの中で目を奪われた、非常に美しい仕上がりのテスタロッサとカレラGT。曇りひとつない美しい塗装や丁寧なディティールアップは、工芸品のような見事さですが、驚くのは作られたのは64歳になられた御仁。
ご本人とお話する機会はありませんでしたが、私も何歳になっても作り続けたい。尊敬しちゃいますね。

あと、面白かったのがこのネモ・モービル。何のクルマか分からなくてペネロープ号かな?と思って見てたんですが、いいですねこうゆうアイテム。銀の飾りつけが見事で美しい。
映画「リーグ・オブ・レジェンド」に出てきたマシンだそうです。
同じ作者の方は左のVWのようにクルマに女の子フィギュアを組み合わせたり、クルマ以外にもキャラ系など非常にユニークなキットをたくさん作られてましたが、こうゆう自由な発想で作る模型って楽しそうですね。
実物はどうだとか考証に拘ってる自分にはなかなか縁のない世界ですが見習いたい姿勢です。
なんか、主催者の意向でネットに乗せるのは禁止とか言うことなので(いつの時代の話だ…)作品の紹介はいちいち出来ませんが、ほかにも面白い作品、すごい作品色々ありました。
どの作品も細かい仕事がされていて、何気ないディティールひとつにもどれだけの苦労が必要か、少しは知ってる自分には大勢の努力の結晶が一堂に会していることに感動することしきりでした。
ただ同じ作者の作品が大量にあったりしてるのも事実で、一概に当地の模型界は盛り上がってるとばかりは言えませんが何にしても参加者が協力しながらこんな大きなイベントを毎年成功させているというのは素晴らしいですね。
開催を失念していた自分では、何のチカラにもなれませんが今後とも続けていって欲しいものです。
タミヤ・ハセガワ・バンダイ・プラッツ・ファインモールドの各メーカーさん、モデルアート、ホビージャパン両模型誌の協賛もあり模型教室や座談会など、片田舎のイベントとは思えない豪華な内容でホント当地の模型ファンは恵まれていますよ。
何かと先行きの怪しい模型界ではありますが、愛好者の熱意が展示会という形になって現れることで良い相乗効果を生んでこれからの盛り上がりに繋がっていけばと願っています。