43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

2月に観た映画

2019-02-25 | 1/144飛行機模型

前回のログで走り始めたって書いてましたが、ひたすら走ってます

週四で4km以上づつ、週一で10km。今後これくらいのペースで走ろうかなと思ってます。
タイム的にもようやく昨年ぐらいに戻ってきました。当面の目標は10km/h。目指せサブ4
フルマラソン走るつもりは毛頭無いですけどね・・・

 

さて、映画は時々観に行ってますが模型進んでないので更新滞ってますんで、2月に観た映画まとめて3本レポ。

「十二人の死にたい子どもたち」

ホラー映画っぽい触れ込みで宣伝してましたが、そういう感じじゃ無いですね。心理劇であり青春偶像劇かな。

自殺サイトで知り合った十二人の少年少女が閉鎖された廃病院に集まり、全員の同意が取れたところで集団自殺しようとしますが、なぜかそこには十三人目の少年がすでに睡眠薬自殺している。
十二人の中に誰か部外者、または裏切り者がいるのでは?という疑惑が持ち上がり、それを解決しないことには集団自殺出来ないと考えたメンバーが謎解きに挑戦する・・・というような内容。


まあまあ有りがちな設定で、面白くないことは無いけどちょっと地味かなーという感想でした。

この映画、十二人のキャストが最初伏せられていて、公開が近づくにつれ少しずつ発表されていったみたいですが公開直前に十二人目の橋本環奈が発表されました。
実は私、橋本環奈さん結構好きでしてそれだけで観に行ったようなものでして・・・


この「奇跡の一枚」で「千年に一度の美少女」なんて話題になってた頃はそんな特別可愛いとも思わなかったのですが、最近映画やドラマに精力的に出演して普通のアイドル女優とは違う振り切れた演技っぷりを見てるうちに惚れちゃいました。

今のところコミック原作のコミカルな役が多いですが、いずれ本格的な演技を見せてくれるんじゃないかな・・という期待を持って見てます。で、今回ですがそういう期待としてはハズレでした。

役の上でもアイドルの女の子という設定でしたが、物語上重要な役でも無く橋本環奈の無駄使い・・・
まあ次に期待ですね。

橋本環奈を客寄せパンダに使わなくとも、真剣祐、杉咲花、高杉真宙、北村拓海ら人気の若手が出てます。これ以外は私知りませんけど。

ただ、キャストのせいじゃなくキャラに魅力が足りなかった気がしました。群像劇の場合ひとりひとりのキャラが立っていて魅力的である必要があると思うんですが、それぞれが自殺したい理由も弱いしどういう青春を過ごしてきたのかも見えないし、時間的な制約もあると思いますがちょっと残念。

タイトルから名作「十二人の怒れる男」を連想しますがそこはもちろん意識して作られていると思います。全員一致で自殺決行するはずが、最後は・・・まあ分かりますよねw

あと、限られた空間にいない筈のひとりが混ざっている・・・という設定は名作マンガ「十一人いる!」を連想したのは私だけでは無いようですね。

これは本当にキャラの魅力が存分に描かれていたので、比べるにつれつくづく残念な・・・

いやまあ、今の日本映画としては頑張っている作品だとは思います。原作がある映画なので改変も限界がありますしね。

映画はやはりオリジナル脚本で、2時間の枠やキャストの魅力をじゅうぶん意識して作られるのが良いと思います。

 

「七つの会議」

ご存知、池井戸潤原作の企業ドラマです。
グータラ社員が大企業の不正を正す、痛快現代劇。現代劇と言いながら、実はほぼ時代劇のノリですw

私は大企業とかそもそもマトモな企業に勤めたことが無いので、会社内でのパワハラだとかノルマだとか出世競争とか親会社からの圧力とか忖度だとかさっぱり実感が無くて、そのせいで時代劇みたいに見えちゃうんでしょうかね?

まあ皆さん濃い演技で頑張ってます。
主役の野村萬斎さん、現代劇は初めてなのかも知れませんがこういう作風に合わせた演技なのかも知れませんが・・・
セリフの言い回しや見栄を切る演技とかちょっとやり過ぎじゃね?とも感じました。今どき高校の演劇部だってもう少し自然な演技出来るでしょ・・・
狂言師とか時代劇のキャリアが無ければ大根と言われても仕方ないレベル・・とか言ったら言い過ぎですかね。
まあ個人の感想なんで好きに書かせてもらいますが。

同じように大袈裟な演技でも香川照之や鹿賀丈史はさすがに慣れてますよね、大袈裟に演じても下手と思わせない説得力があります。
私の好きな芝居ではありませんが・・まあそれでも、テンポ良く話は進むし予定調和ながら正義は勝つ展開、面白く見れました。
同じように池井戸潤原作で大企業の不正を正す作品では「空飛ぶタイヤ」がありましたが、実話をベースにしたあれに比べるとリアリティーはありませんが娯楽作品としては良かったと思います。

ところで、池井戸作品ドラマのオールスター総出演的なこの映画なんですが唯一の女子キャラのこの人

当然、名のある女優さんでしょ?誰?
川口春奈か・・・・いや、上野樹里? 違うなー誰だっけ 既視感はあるけどー
もう、気になってしょうがなかった
で、エンドロール見たら・・・「朝倉あき」

誰それ?

まあいいんですけどね、これからの人なんでしょうかね

ちなみに、吉田羊や土屋太鳳もキャストに名を連ねてますが数カットのみの出演です。友情出演みたいなもんですね。
基本的にオッサンばかり出ている映画です。オッサンを愛でる映画ですな。

 

「フォルテゥナの瞳」

こちらは百田尚樹原作です。

この映画、たまたま時間が都合良かったというだけで全く前情報無しで観に行きました。テレビで神木隆之介が宣伝に出まくってたのを見たくらい。

映画が始まって、百田原作、三木孝浩監督だと知ったくらい。しかもファンタジー系らしく、百田はともかく、大好きな「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の三木監督のしかも同じファンタジーということで期待値MAX!

しかし始まって30分ぐらいで脚本がグダグダなことに気づく。まあファンタジー系なので多少無理矢理な設定や展開も目を瞑るんですが、それ以外の部分でも雑な脚本なんで、これはそういうレベルの映画なんだなと受け入れる。


神木くん、有村架純ちゃんとチュッチュしたりします。
役得ですね。声優としてアニメのメガヒットを連発してるので好待遇なんですかね。
実写ものではなかなか作品に恵まれませんね。

東宝としても「ほくは明日~」の高評価を受けて同じ監督で二匹目のドジョウを狙ったのかも知れませんが、映画って難しいですね。
有村架純ちゃんを愛でる映画です。あと、デートムービーとしては良いかも知れません。

 

さて模型の話。

フォッケウルフFw190-G型は爆撃型なので、当然爆弾を抱えます。


キットのパーツが何じゃこりゃ的な形でして。
こんな先端が細く尖った爆弾て見たこと無い。成型炸薬弾か?


プロペラの回転状態のスピナー。回転しているのでプロペラは見えていません。

これを組み合わせて爆弾らしくします。まだちょっと尖り過ぎ。
もうちょっと整形しましょう。

で、回転していないプロペラのほうなんですが、

ペラが細過ぎてフォッケらしくない。フォッケはもっと幅が広いペラなのです。


ジャンクのなかから、出来るだけ幅の広い三枚羽根のプロペラを見つけてきた。
元は何のパーツだったのかもう分からない。プライヤーで潰して少しでもペラを幅広くしようとしましたが、プラパーツって潰しても伸びないね。


という訳で完成です嘘です嘘です
これは「世界の傑作機シリーズ」だっけかな、いわゆる食玩系のキットを組み立てたものです。
フォッケウルフFw190-A型
タカラから発売されていて食玩といえ原型はハセガワらしく「技MIXシリーズ」の元となった高品質キットです。
塗装済みなのですがパーティングラインの処理がされていないので、処理後多少の塗り直しをしました。

いちおうこれを立体資料として作業を進めてます。


やはりエンジンカウルは細過ぎるのが気になったので、肉盛りしました。パテを盛るのはひび割れとか厚みの調整とか厳しいので、紙を巻いて瞬着で固めていくという方法を取りました。
模型を紙で・・・とか、邪道かとも思いましたが、瞬着で固めると樹脂と変わらないですね。ひび割れもしないし、素材として悪くないです。マルチマテリアル万歳


まあ結局、機首に接着してみるとセンターがうまく出なくてまた削り込んで細くしたりしてますが・・・・

それほど追い込む気も無いので、このへんで良いです。
機体側面は整形してるうちに凸モールド全部消えました。掘り直しとかしません。
主翼上面は凸モールドほぼそのままです。このまま行きます。
だんだん飽きてきたので早く塗装に進みたいです。

つづくでしょう


 


懲りずに ikko に挑戦 どんだけ~

2019-02-11 | 1/144飛行機模型

史上最強の寒波が来てるとかで北海道とか大変な寒さらしいですね。東京でも雪の恐れや凍結で交通も大混乱だとか。
それなのに、雪国であるはずの福井では寒さもそれほどでなく、雪でなく雨が降る有様。今年ほど雪の無い冬は記憶にありません。

冬場はいつも走っているコースが除雪されない農道なのでオフシーズンだと決め込んでもう二ヵ月も走らないでいたんですが、雪なんか無いし、怠け癖が付いちゃって何をするのも億劫になっちゃうので、気合入れるために今日は久々に走ってきました。

一時間で9km走りましたが、二ヵ月ぶりの9kmはきつい・・・
タイム的にはジョギングペースですが足腰がヤバいです。じょじょに慣らしていったほうが良さそうです。

 

今年に入ってずっとフォッケに浸っていたので、この勢いでアリイのフォッケウルフも作っちゃおうかなと。
アリイブランドですが、モノはイッコーの金型。昨年作ったP-40Nと同じですね。


パッケージには何型とも書いてありませんが、部品のプレートにはG1とありますね。
いちおう、そういう仕様にはなっているようですが・・・

よく参考にしている144サイトの記事には

「液冷か空冷か謎のキット」なんて紹介してあるw

アリイの144キットにはLS金型、オオタキ金型、イッコー金型があって、LS金型のものはスイートやプラッツが登場するまでは当時としては秀逸な出来だったんですがオオタキは少し劣って、イッコーはもう完全に前時代的なキットなんですよね。
イッコーにはP-40Nでだいぶ泣かされましたけど敢えてそういう144黎明期を担っていたキットも可愛がってみようかと、そんな心意気でございます。


確かに、エンジン部分が細くて長いので液冷のD型っぽい。D型にしては短いけどね。
とりあえず、キットなりに作ってみようというコンセプトなんでこのまま行きます。


主翼も分厚いけど尾翼がこれまたすげー分厚い・・・
水平尾翼は左右繋がったのを通すタイプ。
尾輪はP-40N同様半面しか立体的になってないヤツ・・・
キットなりに作ってみようというコンセプトなんだが・・・


デカールはシンプル。これでも良さそうだが、余っているカルトグラフがいっぱいあるのでそこは交換すれば良いよね。


キャノピーは透明感は無いけど薄くていい感じ。枠のモールドはヤバいけど・・・


ボディーに載せてみたらなんじゃこりゃ・・・
ひと回りどころかふた回りほど小さいやん。
さすがにこれではどーにもなりません。


ごっそり削り取ってキャノピー後半部も一体になったプラッツのパーツに置き換えよう。
大丈夫か、このバランス・・・
意外にも、というか同じ機種なんだから当たり前だけど割とフィットします。幅や前端部を削り込んで微調整します。
隙間無くピッタリになってくれると良いんだけど・・・
キットなりに作ってみようというコンセプトが崩壊していくー


コクピット内も空っぽのまま放置しようと思っていたけど、余りにも大穴になってしまったので仕方なく内部もそれなりに作っておくことに。

コンセプトがー

やっぱりワタクシ、「男は黙って、素組み!」とは出来ないヘタレっす・・・

 

つづくかな。


完成!プラッツ1/144 Fw190 D-9 Jv44

2019-02-05 | 1/144飛行機模型

フォッケウルフFw190 D-9 通称「長っ鼻のドーラ」
第44戦闘団ヴュルガー中隊所属の二機、
今年最初の完成品ということになります。


年越し・お年賀モデリング参加作品なので、お正月休みのうちに・・・遅くとも15日までに完成させちゃう予定でしたが、毎度の亀モデリングで倍以上の期間が過ぎてしまいました。
実質の作業時間は全然少なくて集中して作れば数日で完成なんですけどね、まあお遊びですから気の向くままに作ってるとこんなもんです。

イベントのほうでは一機だけ暫定的完成でタイムリミットの15日にゴールとしましたが、当初は二機完成させる予定でしたし、やり残した作業もいっぱいありました。
一番やっておきたかったけど〆切に間に合わなかったのがアンテナ線張り。
いちおう今まで大戦機作った時は必ずやっていた作業なんでね。でも難しい作業なのでつい先送りにしてしまいます。

素材は伸ばしランナーを使うことにしていますが、144だとかなり細い線が必要になります。強度も考えるとプラの伸ばしランナーでは限界に近い細さです。
それでも見た目かなり太くなりますし、画像にするとさらに太く写りますね。実際、スケール計算しても太いんですけどね・・・縮尺から考えると0.02mmぐらいじゃないとダメな筈ですけど、まあそこは、妥協です。

キャノピーのてっぺんあたりにアンテナ線の前方の付け根があるんですがディティールが分からず作業が止まるので、考証は諦めて単純に直付けしてます。実際は直付けされているものやキャノピー内部に引き込まれているものなど色々あるみたいです。
本当はもう少しピンと張っていて欲しいんですけどね、接着が難しく縦線で下に引っ張って弛みを誤魔化してますが、引っ張り過ぎかな。

下側に色々生えているものも付けておきました。アンテナとかだけど良く分からん。
「赤腹」なので生えている物も全部赤に塗ってます。本当はどうだったのか分かりません。

タッチアップ、墨入れ、フラットコートを施して完成。

 

第44戦闘団ヴュルガー中隊「赤の1」、ハインツ・ザクセンベルグ少尉機

機体上面はライトグリーンとダークグリーンによる迷彩


キャノピーはぷっくり膨れた「ガーランド・ハウベ」と言われるタイプ


この機体はキャノピー後方やフィレットのハゲチョロが目立っていたようなのでシルバーを筆でチョンチョンしました。
機番の前には「服を売り払って天国へ!」ということが書いてあるらしい。
洒落た文句を機体側面に書いてあるのがヴェルガー中隊のFw190の特徴

 

同じくヴュルガー中隊「赤の13」、クラウス・ファーバー中尉機
この機体は速力に優れ、ほかのパイロットも好んで使用したらしい。

「赤の1」と同じ時期の機体の筈ですが、こちらはグレーバイオレットとダークグリーンによる迷彩
(迷彩色については様々な解釈があるようですが・・・)


これは旧タイプのキャノピーです。
機体側面のモットリング迷彩、もっとうまく塗れるようになりたい・・・


こちらには「涙を振り切って、彼は行く!」とか書いてあるらしい。
日本語訳は資料によって様々です。

アップで見ると塗装面にホコリや粒子が噛んでいたりして汚いです・・・でも144なんですごく小っちゃいので肉眼ではほぼ見えませんので気にしません。


大判デカールで再現した機体下面の赤に白ストライプ、間隔や太さが違っています。
プラッツさん、しっかりリサーチされてるんでしょうね・・・。
資料とか無いので確かめることも出来ません。

いつもそうですが製作を開始してから分からないことが出てきてネットを徘徊して知識を集めてます。
前の記事にも書きましたが、今回は迷彩色が分からなかったりディティールが不明だったりで、実機の画像資料は皆無なのでほかのかたの製作記事などを多く見て参考にさせてもらったのですが、そんな中で気づいたことがあります。

飛行機モデラーの人なら何でも知っているわけではなくて、皆さん分からないこともありながら自分の判断や解釈でどんどん作っているんですね。
比較的資料が揃うレーシングカーなどと違って70年も80年も前の軍用機ですもんね、破壊されてしまったものも多いし戦場での混乱もあっただろうし、当時はカラー映像の記録も少ないので今判明していることは限定的なんですよね。

カーモデルばかり作っていると資料に縛られて自由度が少なくなっていることに気づきます。
模型作りは資料作りではなく個人的な楽しみですから、分からない部分は想像を膨らませて自分の好きなように進めて良いんだと思いました。

ジャンルによって取り組み方は違うと思いますが、違う世界をのぞいて見て改めて気づくことってありますよねー。


今回、フォッケウルフにどっぷり関わってこの飛行機の世界観がかなり気に入ってしまったので、もう少し作ってみようかな、なんて思ってたりして。

次回へつづく。