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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

F1、そしてスーパーGT

2008-11-12 | TOYOTA SC430
今年のF1グランプリはドラマチックな最終戦の最終ラップとともに終わりましたね。
残り4周からの二転三転の展開は誰かが筋書き書いてもここまでできないだろうって言うような劇的な幕切れ!

そもそもは、5位フィニッシュならマッサが優勝しても王座確定という条件を律儀に理解して5位キープに徹したハミルトンがお膳立てしたドラマだったんだけどね。
余りにも計算高い、打算的とも取れるけどライコネンやアロンソに近づいたら特攻されかねない状況だったし、王座のためには大人の走りも当然でしたよね。

未来のチャンピオン?ベッテルが仕掛けて、トヨタのグロックがオチを付けた幕切れは、終わってみればここまでもっともたくさんポイントを集めたハミルトンがめでたく王座を取り、マッサは最後で男気を見せて優勝、アロンソも後半戦の立役者らしい2位、ライコネンも露骨なサポートなどせずに済んで、誰も悪者にならずに済んで気持ちよいレースが見れて良かった良かった。

唯一、マッサの夢を最後の最後で打ち砕いたグロックの最後の失速が情けなかったわけですがあの雨ですからそれも仕方ないことでしょうね。

とにかく今年はたくさん勝者が出て、その誰もが来年また期待できるドライバーなわけで、来年がもう待ち遠しい、いい終わり方でした。

さて、今週の日曜日はスーパーGTの最終戦ということでテレビ観戦していました。

GT300クラスはポイントリーダーのARTAガライヤに対して、ランク2位のモーラレオパレスZが逆転の可能性を残していたわけですが最終ラップでガライヤが9位、7位を走るモーラレオパレスZはあとひとつ順位を上げなければ王座を取れないという、どっかで見たような状況。
この最終ラップの最終コーナーで前を走るダイシンZがスローダウン、モーラが逆転王座となったわけですが、この結末はF1のように気持ちが良いものではないですね…
チームオーダーは禁止かどうか知らないけど、F1に見られるようなチームメイトが順位を譲ったと言うのは当たり前だし仕方ないと思うけど、他チームがもし作為的にチャンピオンシップを操作したとしたら、これは大問題ですよね。

ガス欠によるスローダウンというのが事実かどうか分からないけど、マシンが同じZでメーカーからサポートを受けているであろうことを考えると…あらぬ疑いを持たれても仕方がない。この問題は上部組織に提訴されているらしいけど、うやむやにせず徹底的に調べて事実を解明して欲しいものですね。

さて、GT500のほうはカルソニック・インパルGT-Rが優勝、ザナヴィニスモGTRがチャンピオン決定と、今季9戦中7勝のGT-R勢の強さを印象づけた最終戦でした。


ところで昨年1/43でスーパーGTのプラモデルを発売してくれたバンダイですが、今年はGT-Rという目玉アイテムがありながらスーパーGTのプラモ出してくれない。
なんでも、ロードカーのGT-R(R35)と、ハコスカGT-Rを1/43で出すそうで、なんだかな~って感じですよ…
43って、レーシングカーじゃないと地味になり過ぎるのな~
まあ、出してくれるのはいいんですけど、43の面倒くさいのはエプロ買っとけってことでしょうか…。

それでも、やっぱり自分で作りたい。
今年仕様のデカールも買ってあるのでSC430の活躍に注目していたんですが、目当てのルマン・エネオスSC430は11位スタートながら3位でゴール!

昨年のチャンピオンドライバーながら脳挫傷の重傷を負って治療中だった伊藤大輔の復帰戦だっただけに、これは快挙ですよね。

しかも!模型的に嬉しいことに、昨年型のSC430を今年型にするのにネックだったフロントフェンダーが、昨年と同じ形に戻されてる!
(今年の開幕以来のフェンダー)

このシャーク・ルーバー、模型的にはカッコイイんですけど、作るとなると…ちょっと大変な作業になりそうだったんですが、最終戦仕様にするなら、昨年の後期型のキットを使えば、そのまま作れるじゃないですかー!

ということで、唯一発売されてる昨年後期型、バンダイ・ダブルオー・ダンロップSC430です。



リアのディフューザーやフィンが前期型と違います。

以前ZENTセルモのキットに関しては、ボロクソに書いたんですけどアレは本当にボロクソキットだったから仕方がない。
ところがこれは後発キットだけあって、塗装・マーキングの出来は格段に良くなってます。トリコロール・カラーの塗り分けは美しく完璧だし、タンポ印刷主体のマーキングもキレイ。一部デカールを使用している部分は相変わらずだけど、これならクリアーし直してちょっとディティールUPしてやるだけでもじゅうぶんコレクションとして満足できるレベルですよ。

あーあ、シンナー風呂に入れるのもったいないなー。
とは言っても、このマーキングのままでは萌えないしなーw

ガンダムとか爆シードとか書いてある…いやガンダム嫌いじゃないですけどね、ちょっとねw

そういえば、スーパーGTに痛車出てますねー。初音ミクのBMWに加えて、チャンピオン(暫定)になったモーラレオパレスZも鏡音リン・レンになってました。
こうゆうのも悪くないねー いやマジで…。





SC430のデカール、キター━━(゜∀゜)━━━!!

2008-04-11 | TOYOTA SC430

デカール屋さんの「SHUNKO」から発売された1/43用スーパーGTのデカールが届きましたー!

昨年作ってたバンダイのSC430では、使えるデカールがなくて苦労してフェイク・モデルを作ったんですが、ここへ来てようやくサード・パーティーからアフターが発売されました。
「SHUNKO」は今まであんまり43用は発売してなかったと思うので期待してなかったんですが、快挙ですな!


これが、エネオスSC430用


こっちがペトロナスSC430用

もちろん高品質なシルク印刷、美しいカラープリントの貼り付け・塗装指示の説明もついて親切。
いずれも今年の開幕戦仕様で超アップトゥーデイト、昨年仕様よりもコレクションを増やしたい人にも受けそうですね。
もっとも、エブロがミニカーを発売したら存在価値が残るのかどうか超疑問。

私としては、ちゃんとしたデカールが存在してくれさえすれば、昨年のだろうがエブロがミニカー出してようが全然構わないんです、私はデカール貼って作るのが楽しみなんですから。


もうね、テカテカになってもとい、透明になって待ってましたよ(^ω^)
溝に入り込んだ塗料落とし切れてないなーまぁいいや。

でも、手放しに喜べるわけじゃありませんよ。キットはいずれも2007年仕様。
デカールは最新の2008年春仕様。



なんか、リアフェンダーの形が全然違いますよ?
なんか、フロント・フェンダーとかにもシャーク・ルーバーついてるぉ(・ω・;)
なんか、すごいディフューザーも付いてるし(・ω・;)
なんか、気のせいか、ホイールベースも長いような…(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)

ま、まあ、同じバンダイのキットでも最後に発売されたダブルオーダンロップSC430はリア・フェンダーが変更されてたし、それを使えばいいのかな?
つか、バンダイさん今年はもう新キット発売しないの(´;ω;`)?

なんだかね、なかなかうまく行かないよね。どうせならそのまま使えるデカールを発売してくれればいいものを…って、人間は与えられると更に要求が増える、なんとも浅ましい動物ですな(^ω^;)

デカールは、作れなきゃどうしようもないけど、フェンダーぐらいは切った貼ったでどうにかなるじゃないですか…はぁ。

そんな私に朗報!


こちとら、昨年のセパン仕様のウッドワンZ用デカールです!
もちろん、バンダイのキットに使えます!
ということで、とりあえずこっちから作ろうかなー
あ、キットを入手しなきゃね…
あのー、わたくし、スーパーGTのすごいファンとかじゃないですよ?
どうも、状況に流されてあれもこれも作ろうとしてるな…いいのかこんなんで??

レイトンハウスSC430・完成!

2008-01-17 | TOYOTA SC430

本当は年末に完成させられるくらいまで進んでたんですがDSのせいで今頃完成です。仕上げのチマチマ作業は時間かかるんですよ。と言うか、正月休み明けはあんまり作業してない訳ですけど。

なんでこんなヘンテコなSC430を作る事になったかについては、カテゴリリストのログを遡って読んでいただくとして、変なことやってる割に作業はシンプルなものでして、シンナー風呂のあと塗装し直して寄せ集めのデカールを貼って、普通に仕上げただけです。
パーツも極力キットのものを使いました。自作したり流用したのは僅かで、あとはキットのパーツをシェイプUPで済ませてます。




テールライトもキットのまま。透明ボディーなのでマスキングして塗り残して、赤で仕上げてます。中のダイオードはメッキパーツです。このあたりの表現はバンダイGJ!って感じです。
リア・フェンダー後方のエア・アウトレットは開口してメッシュを貼ってます。



カナードもキットのパーツのままでじゅうぶん薄いです。薄々攻撃の必要なし!
アンテナも細く尖ったものですが柔らかいプラを使う事で安全性も確保しているようです。(アンテナはさらに細くしようと削ってるうちにダメになっちゃって、結局自作しましたが。)



唯一、自作したパーツがサイド出しのエキゾースト・パイプ。
キットはモールドでしたので、穴を開けてアルミパイプを削って作った物を差し込みました。
ホイール・ハブにはディスク・ブレーキも一体化されていて塗り分けだけでこのディティール!ホイールもそこいらのガレージキットとは比べ物にならない造形。センターロックも今風のものがモールドされてます。
タイヤが何とも四角くて残念なんですが、あえてキットのままです。こんなの別売り品に替えてたら、コスト的にアンバランスですもん。



リア・ウインドウはミラータイプにしようと思って、アルミテープ貼りましたが、コレ、ちょっと磨いただけでキズだらけに…!
実際には写真ほどひどくないですけど、やっぱりイマイチかな…黒塗りでよかったかも。
つーか、レーシングカーのリア・ウインドウってどうなってるんだ?最近、透明なの見たことないけど、後ろ見えるんだろうか?もしかして単なる飾り?
だったらボディーカラーで塗っちゃうほうが良かったよね。

と言うことで、キットのパーツのままでもじゅうぶん満足出来る完成品が作れちゃうバンダイの43キットです。透明ボディーに窓はめ込み済みというのも、マスキングの手間を別にすれば悪くない方法です。
つくづく、デカール貼り込み済みという構成ミスが悔やまれます。
もっとも、デカールの質自体が悪過ぎですから、デカール添付されてても使えないかも知れないです。マジでどっか、別売デカール発売して欲しいぞ!
(○ッフェさん、○ブさん、○ュージアムコレクションさん、お願いします!)








えー、完成画像撮り終えてなんか足りないなーと思ったら、ドアノブとトランクのフック忘れてました。…また追加工作です…

80年代後半、バブル景気の波に乗って人気を集めたファッション・レジャーの総合ブランド、レイトンハウス。とりわけレース活動には熱心で、ついにはF1チームを経営するまでに登り詰めましたが、バブル崩壊とともに不正融資疑惑や巨額の負債による親会社の破綻により、レーシング・チームも幻のようにレースの世界から消えて行きました。
それでも、当時の浮かれた世相や爆発的なF1人気の熱狂とともに、レースシーンを駆け抜けたレイトン・ブルーの活躍は今でもファンの中に鮮烈な記憶として残っています。
もし、あの時代がもっと長く続いていたら…あの頃の熱狂がふたたび戻ってきたら…レイトン・ブルーが今でもサーキットを走り抜ける夢を見るレース・ファンのひとりとして、こんなフェイク・モデルを作ってみました。
夢のあった時代、夢に終わった未来を、ちっぽけな模型に実現させてみるのも、これでなかなか退廃的な楽しみでもあります。
91年、全てが暗転したあの年の記憶をゼッケンにこめてみました。
こうゆう模型の楽しみ方、いかがでしょう?

(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 2007)

2007年も大晦日に…!

2007-12-31 | TOYOTA SC430

あっと言う間に、今年もあと一日…
せめてこのSC430ぐらい年内に仕上げようと思ってましたが、あと一日ぐらいはかかりそうです。
年の瀬だからって、ぐうたら独身中年ですから別に忙しいとかないはずですけど、やっぱり何かと気ぜわしくてゆっくり模型って訳にはいきませんねー。

今日は年賀状やら用事をようやく片付けて、少し作業しました。
窓枠など黒く塗りたい部分があったのでマスキングして塗装したんですが、窓付きだとマスキングの手間も2倍…
窓貼りの苦労はない分、マスキングはメチャ大変、という当初の予想は大当たりでしたよ。
ワイパーは窓にモールドされてるんですが、本来なら削り落として別パーツを付けたいところですが、モールドが実にシャープだし、場所的に削り落とした跡を磨くのが難しそうだったので、そのまま生かして黒く塗りました。
ワイパーがあるせいで、ますますマスキングが難しくなりましたが。

で、ハチマキも貼りまして、いよいよ後は組み立てて小物パーツ付ければ完成ってとこまで来ました。
じゃあ大晦日で完成するじゃん。と思ってましたが、今年もがらんどうさん主催の「年越し&作り初めモデリング」があるのでした…!

大晦日から正月にかけて、ソッコーモデリングで一年の作り初めしちゃおうというお気楽イベントなんですが、縁あって毎年参加してますので、今年もやはり無視できないなあと。
(正直、管理人さんがほとんど模型リタイヤしてるので今年はないだろうと踏んでたんですけど…)

カーモデルって、ソッコーモデリングには不向きですから、積んでる飛行機模型でお茶濁そうかなーとも思うんですが、(1/144スケールばかり、かなり積んでます;;)
カーモデラーの意地と言いますか、やっぱりこうゆう時こそカーモデルで行きたいという気もあります。
基本的に全ジャンルOKなんですが、やはりカーモデルは少数派になっちゃいますからねえ…昨今のカーモデル冬の時代を打破するためにも、頑張らなくちゃいけないかと。

とかなんとか言いつつ、飛行機作ってるかも知れませんが、ライブ掲示板がありますので、お暇でしたら見物&応援に来てみて下さいねえ…

と言う訳で、一年の締めくくりにもならずグダグダな感じですが、皆様今年一年もありがとうございました。また来年もよろしくお願いしますね。


(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)

研ぎ出し中…/SC430

2007-12-26 | TOYOTA SC430

相変わらず進んでませんよ。
モチベーションが保てないので、ちょっと組み上げてみた。

いえ、作業は少しずつやってるんですけどね、クリアー→中研ぎ→クリアー→研ぎ出し→こんにちわ→タッチうp→クリアー→研ぎ出し→こんにちわ…
なんかもう、無限ループやってるよな状態でして、その割りに画像では進展が見えないという…
しかも、窓はマスキングしているので、熱乾燥させられない。
(マスキングテープの糊に熱を与えると、プラを荒らす恐れがあるので。)
もちろん、マスキングも数回ごとに仕替えないと、境界がグダグダになっちゃうし…
窓付き透明ボディーの塗装は、結構面倒くさいのでした。

ただ、普通のプラ製カーモデルと大きく違うのは窓がはまっていることやプラ自体が硬いこと、肉厚があること等のお陰でボディーの剛性が高く、研ぎ出ししててもほとんどたわんだりしないと言うこと。
エレールのベータはたわむせいでクリアー層にヒビ割れが出たりしたけど、そうゆう心配は少ないです。1/24のプラキットでも、結構たわみますもんね。
マスキングの手間を除けば、透明ボディーはかなり理想的。

しかし、あれほど完璧にパチ組み出来たのが、ちょっと削ったり塗装しただけですごく組みにくくなった。パチ組みって意外と繊細。
リアウイングのステーも、予想通り塗装したらスリットに入らなくなりました。

この後、またバラしてタッチうp&クリアーの予定。なかなか完成しないなー。


裏工作もしてますが、こっちもなかなか進みません。



あと、コレも送られてきたので作りたいですけど。

手前のトランスパーツ。奥の元キットよりノーズが長くシャープになってます。
峰も立ってていい感じ。
サイドポンツーンはペッタンコのままですけど、ここの修正にかかると泥沼になりそうなんで、このままでもいいでしょう。

しかし、いつ作ろうかなー。優先順位としては、次の次の次の次ぐらいですか。はぁー


(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)

フェイク/SC430

2007-12-17 | TOYOTA SC430

進んでないなー…色々悩んでます。
フェイク・モデルだけに、すべて自分で考えなきゃいけない事とか、デカールをあるもので間に合わせなきゃいけない事とかも悩みの種なんですが、そもそもフェイク・モデルってアリなんだろうか??と言うことに疑問を感じ始めています。

スケールモデルって、基本的に実物を再現するというのが本来の姿なんですよね。
デフォルメしたり、分からない部分を想像で作ったり、あるいは省略したりはするけれど、基本的な方向性は実物の再現。
俳句に五・七・五の基本があるように、あるいはクラシック音楽に譜面があるように、崩してはいけないスタンスですよね。

もちろん、想像をふくらませて「こんな色もあったかも知れない。」「こんなカタチに改造したのもあったかも知れない。」というのはアリだと思います。
戦車や戦闘機に、かつてどんな塗装が施されたかとか、市販車にどんなカスタム化がされてるかなんて100%は検証できないですから、可能性があるなら立証できなくとも嘘とは言い切れませんからね。

でも、私が作ってる今のSC430は、完全な嘘。
数が限られたレーシングカーにどんな仕様が存在するかは、ほぼ完璧に分かりますから、あえて絶対存在しないものを作っているのです。

これはもう、スケールモデルではなく、ファンタジーの世界です。
創造の世界ですから、それはそれで楽しいのですが、考証を重ねてリアルに迫るスケールモデル本来の楽しさとは違うんですよねえ…

たとえば、リア・ウイングを作っている時は純粋に楽しいのに、デカールの貼る位置や種類を考えている時は何だか苦しい。
創造することの苦しさというより、でっち上げることの虚しさとでも言うのでしょうか?何だか不思議な感覚です。
私って、フェイク・モデルに向いていないのかしら?

まあ遊びで悩むことじゃないんですけどねえ、遊びでも一生懸命やってるもんで。




後ろのレイトンの黒人さんの絵はデカールが足りなかったので、手書きしてみました。
肉眼でみたらまあまあだったけど、こうやって画像で引き伸ばしてみるとやっぱりキタナイなあ…
足も短すぎるし。
この黒人さん、奴隷を連想させるとかで欧州では使用するのをやめたんですよね。
ですからF1ではこの黒人さんいません。
私は好きなデザインなんですけどねえ。
白人の偏見て嫌ですねえ。勤労している黒人を見て奴隷を連想するなんて、自分達の歴史に対する後ろめたさの裏返しでしょ…


(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)

レイトン・ブルー/SC430

2007-12-13 | TOYOTA SC430

始めに訂正ですが、前回のエントリーでロールケージが軟質プラ製と書きましたが、正しくはポリエチレン製でした。どうりで塗料のノリが悪いわけだ。
また、ボディーとロールケージがピッタリフィット…と書きましたが、組んでみたところかなりクリアランスあります。これは実車もそうなんで、間違いではないですがちょっとカッコ良くないな…。

さて、前回チラリと色を見せただけで企みを見破っちゃった方もいるみたいですが
(とゆーか、誰でも分かるかw)
20年来のモタスポ・ファンなら誰でも、この色を見たら決してエメラルド色だとか浅葱色だとか言わずに「レイトン・ブルーだ!」と言ってしまうほど強い印象を与えてくれた「レイトンハウス・レーシング」風に仕上げてみようかと思ってます。

何と言っても大事なのがこの青い色なんですが、調色が難しい色なので専用塗料が欲しい。フィニッシャーズから専用色として「レイトン・ブルー」が出ているのですが、ネットで使用している画像を見て「ちょっと青すぎるな…」とか感じて、いや本当は田舎だと通販じゃないと買えないので面倒だったりしたんですが、タミヤから缶スプレーで出てるコーラル・ブルーが、確か当時レイトンハウス専用色として発売されたんじゃないかな…と思い出して、この色のほうが私のイメージに近い気もしたので、使ってみることにしました。
今のタミヤはどうか知らないけど、当時のタミヤは結構ストイックな仕事してたから、信用できるんじゃないかと。
まあレイトン・ブルーの考証なんて過去にさんざんされてるでしょうから正確にとかそうゆうのはどうでもいいんですけどね、自分のイメージ優先です。

ちなみに、今は無き「F1モデリング」vol.27でレイトンハウス特集やってましたけど、ここに載ってるたくさんの写真はどれも青空が映りこんで真っ青になってますから、全然参考になりません。
私がテレビで見たり、展示会で実車を見た記憶ではもっと薄くてやや緑がかった色。タミヤのコーラル・ブルーはそのイメージに近いです。
もっとも、写真に撮って見たら結局かなり青っぽい色に写っているので、フィニッシャーズのでも同じなのかも知れませんがw

さて色の次の問題はデカールです。
タメオのマーチ881のジャンクデカールがあるんですがロゴが小さ過ぎるので、取りあえずお手軽なところで、フジミの1/24ベンツ190E用のデカールを買ってみました。420円です。
(安いのはありがたいが、色ズレ何とかならんか…)

ところがさすがに1/24用だと今度は大き過ぎる。
私としては、「LEYTON HOUSE」のロゴはなるべく水平・横一直線にビシッ!っと貼りたいんですよね。これはもう信念として、曲げて貼ったり分割したり二段組みにしたりしたくない。
当時、ロゴをデザインしたデザイナーさんも、横一直線以外の使用は納得しないでしょう!CI(コーポレート・アイデンティティー)の観点からも水平・横一直線にこだわりたい!
最近のレースカーに流行のナナメ貼りなんてチャラチャラした貼り方はもってのほか!

とか思ってましたが、このSC430、やたらと開口部が多かったりフェンダーが複雑な形で張り出してたりで、横に長いロゴを貼るスペースがないんですよね。
ボンネットは何とかなりましたが、側面はドアぐらいしか貼る場所がないし、そこに収まる丁度いい大きさのデカールがないです。
もしあったとしても、ドアぐらいの長さではロゴが小さくなり過ぎるんですよね…

という訳で、さんざん逡巡したあげく、ハッと気付いて架空のクルマ作ってるのに何ゴチャゴチャ理屈こねてんだ、あるデカールを貼れる場所に貼る以外選択肢ないだろ ということに気付いてとにかく貼ってみた。





やべー。信念吹き飛んだ。メチャかっこえ~


やっぱりねえ、今の時代。ロゴはナナメ貼りに限るよ。




(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)




ロールケージ/SC430

2007-12-11 | TOYOTA SC430

色んな意味で驚きの連続のバンダイの43キット、ロールケージもアイデア賞モノです。

左右のドア内張りと一体で平たい状態で形成されていますが、軟質プラ製で、折り曲げて箱型になるんです。
(おバカな私は説明書も読まずに、パーツをランナーから外す時に大事な折り曲げ部分をニッパーで切ってしまいましたが…)

これなら簡単に組めるし、素材が軟質プラですから、ボディーとクリアランスゼロで誤差で多少当たったとしても変形して吸収してくれますよね。
普通の43キットでは難関のひとつであるロールケージを、いとも簡単な方法でボディーにピッタリフィットさせてくれるとは…

さて、ボディーのほうですが、



青くなってます。


なにせ、デカールありませんから、スーパーGT仕様に仕上げるのは無理ってもんです。
自作デカールなんて技術ないし、もし出来ても43だと解像度の限界とかあって苦しい。
しかもスーパーGTのマーキングなんて色もデザインも複雑なんで、元データ作るだけでも骨ですよね。

最初は無塗装のテスト仕様にでもしようかと思いました。が、エブロからミニカーで発売されちゃうみたいだし、自分でやるなら全面カーボンデカール貼りぐらいやらなきゃ面白くない。無塗装とは言え、多少のスポンサーマークは必要だし…。

だったら好きな色で塗って、架空の設定で楽しんじゃえと。
マルボロの赤白シェブロンとか、キャメルイエローとか、現在のレースシーンでは見れないようなタバコ仕様も考えましたが、トヨタ車にはイマイチ、イメージが合わないんだよね。
そんでまあ、こんな色に。

にゃはは、自由に塗れるって楽しいですね。


(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)



コクピット/SC430

2007-12-09 | TOYOTA SC430

コクピットは、スナップ・キットと言うこともあり最小限のパーツで構成されていますが、この内装のディティール、私の知る限り43キットとしては最高レベルですよ。
スイッチ類のモールドなど、こりゃもう人間技ではない!
43って、ガレージキットに毛が生えたみたいなのがほとんどですから、基本的に原型も人間の手作業で作られてる筈ですが、このバンダイのキットは手作業で作られたとは思えない精巧さですよ。
改めてプラモデルの可能性の高さを思い知りました。

しかし、タミヤの1/24キットでも、ダッシュ中央のスイッチ類はデカール表現だったと思いますが…なんなんだろ、このバンダイの頑張りは。
ちなみにキットにはなぜかコクピット用のデカールだけ付いてるんですが、これがまた印刷の質が悪く使い物にならない。

そもそも、深いモールドが彫られているのに、そこにデカール貼るのって難しくない?デカール好きな私だって難しいと思えるのに、メーカーが想定してる、塗装済みスナップ・キットを買うようなユーザーに、そんな高度な技術があるんだろうか?まあ、平らにならして貼るぐらいの事は出来るかも知れんけど、だったらここまで頑張ってモールド表現する必要ないですよね。

…つくづく、不思議なキットです。

えー、そうゆう訳で、スイッチ類は適当に筆塗りしてます。本当はカーボン・デカールとか貼りまくってリアルに仕上げたいところだけど、箱車だけに完成しちゃうとほとんど見えませんからねー。


シートのカタチも良いです。シートベルトはモールドされていますが、箱車ですから削り落として付け直す必要もないでしょう。
でも、もうちょっとリアルなモールドでも良かったかな。
取りあえずサベルトのデカール貼ってみましたが、今気付いたんですけど、左右でちょっとズレてる…

しかし、シートベルトのデカールも付いてるのに、なんで「RECARO」のロゴのデカールは無いんだ?  …つくづく(ry



(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)



リア・ウイング/SC430

2007-12-07 | TOYOTA SC430

とても精密なディティールのバンダイのSC430ですが、このリア・ウイングのステー部分はウィーク・ポイント。
簡単に壊れないように、ウイング本体と一体形成されてるので単なる板状になってしまっているし、厚過ぎる。
これじゃあ、まるでオモチャですよ。

実車はこんな感じですから、


43的には、ここは是非ともエッチングパーツで再現したいところですが、ジャンクを漁っても間に合うパーツのストックはないし、自作するテクもありません。
金属板から削り出すのも大変そうだし、よしんば金属でパーツが出来たとしてもウイング本体がプラですから、接着強度などを考えると取り付けに不安があります。

と言うことで、パーツをそのまま生かして薄々攻撃&モアでディティール・アップしてみました。



まあ、実車とは似ても似つかぬカタチではありますが、そのままよりはいいでしょう。

ステーを差し込むボディー側のスリットも当然極太だったので、ステーを薄くしたらゆるゆるになってしまいました。で、プラ板を差し込んでスリットを細くしたんですが、今度は細過ぎてステーが入らない。
さらにステーを薄くして入るようにしましたが、もう限界な薄さです、強度サッパリなくなりました。
(これ、塗装したらまた入らなくなるかも知れない…)

でもさすがスナップ・キット、これだけいじっても差し込むだけで水平・平行はバッチリ出るし、簡単に外れることもないです。
これは接着しないほうが、引っ掛けて折ったりするリスクを避けられるかな。


ところで、唯一の愛読雑誌「F1モデリング」が終了とのこと。
あまりにもショック過ぎる………



(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)