43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

リカバー前まで戻った

2008-06-30 | Ferrari 248F1
シンナー風呂のあと、修正・サフ・下塗り・塗装と済ませて、ようやくデカール貼り。

予備デカールが残っていたのでそれを使いましたが、一部前回に失敗して使用してしまったものがあり、それをどうするかが問題でした。

ウイングレットに付くブリジストンのマーク、これはいくらでもジャンクから探せるので問題なし。
問題はサイドポンツーン後方に付くロゴ、この部分はポンツーンが絞り込まれた結果大きなバルジが二つあって、おまけにカウルの分割線もあるのでとても貼りにくくて、しかも前方の「acer」と後ろの「brenbo」などのロゴとが繋がっていたのでうまく貼れなくて、「acer」がグシャグシャになっちゃったんですよ。それで「acer」だけ予備デカールで貼り直したので、もう予備がないんです。
「acer」は以前は「brenbo」などと同じ小さいロゴだったので、昔のデカールの残りで間に合うものがない。
適当なアルファベットのロゴから集めようにも、斜体の独特のロゴなので、そうそう都合良く同じ文字なんてないです。

わざわざコレだけのためにスペアデカール注文するのもシャクだし、こうなりゃ手書きするしかないだろー と言うことで、禁断の手書きに挑戦…


白デカールをベースにして、面相筆で塗っては消しての繰り返しで一晩かかって書き上げて、うーん、我ながらなかなかうまく書けたナーと思っていたんですが、写真に撮って拡大して見ると全然ダメですなー…さすがにへこんだ。

とゆー訳で、これはボツ。


今度はかなーりうまく書けたぞ!
んなわけないですよー。F2007のデカールから切り取ってきましたw

結局、このデカールが欲しくて迷っていたF2007を買ってしまったというのは微笑ましい事実。
そして心はもうキャンディ・レッドのF2007へ…www こらこらwwwww

いやー、F2007へ行く前に、やはりコッチを完成させなきゃ…。

しかし、バルジに引っ張られて「r」の文字だけ上に上がっちゃってるなー…


と言う訳で、「r」の下を白デカールで延長してバランス良くしました。
これで満足。
ふぅー、「acer」ひとつのせいでひどい目にあったよ…このロゴ見るだけでもうウンザリしてきます。エイサーのパソコンなんて絶対使いたくない。

ところで改めて資料を見ると、この「acer」ロゴはちょうどカウル分割線上にあるのが正しいんですね…
以前貼った時、分割線のモールドにデカールを落とし込んだら、ロゴが読めないぐらいダメになっちゃったので、あえて場所を変えて貼ったのを忘れていました。
でも改めて考え直すと、デカールを真ん中で切ってから貼れば、読めなくなるほどの事はなかったのかも。そうすればバルジをクリアできますし。
そもそも、このバルジは出っ張り過ぎですから、もっと低くなだらかにしておくべきですよ。これから作る人(いるのか?今さら…^^;)、そうしたほうがいいですよ!
あと、下地からやり直してるんだから、モールドを細く直しておくとかすれば、ね…

なーんて、今さらグダグダ考えても仕方ないんですけど…1年も作業中断してると、忘れていること多くて学習したことがみんな無駄になってしまうと言う話ですわw
みなさん、中断する時は未来の自分に手紙でも書いておきましょうwww


結果的に現在4台同時製作なんですが、タメオばっかり4台というのも、何だか飽きますね。
なんか、違うメーカーのとか違うジャンルも作りたくなってきた…


(写真:タメオ1/43 フェラーリ248F1 ブラジルGP06)




ノーズ修正/184T

2008-06-25 | 模型

資料がなくてどうしようかと思ってたアルファロメオ184Tでございますが、青野上等兵曹さんが役に立つリンク先を紹介してくれまして、何にもせず完成させようと思ってたのですが、やはり資料見ちゃうと簡単に出来ることぐらいはやっておこうという気持ちになりますね。

画像を見ますとノーズ上面、benettonの文字のあたりに折れ線が認められます。ほかの、横からのショットでも僅かに確認できます。

キットでは、ほぼ平らです。画像では分かりにくいですが、当時のフェラーリのように少しせり上がるような面になってます。


んな訳で、こんな具合に削り込んで形を出してみました。
あと、ノーズ断面もキットのままだと単純なカマボコ型なんですが実際は折れ線からウィンド・シールドまでは僅かに凸型になってるようなんで、さらに削り込んでます。

形状の解釈に関しましては、脳内補完しつつ勝手に決めてますんでアレコレ指摘されても対応できません。
フジミのC2並みにデフォルメされてると思うかも知れませんが、しょせん模型です!

サスアーム用の穴はハンダで埋めてしまいました。また位置決めが大変です…
モールドなくなっちゃったのも痛いな…


(写真:タメオ1/43 アルファロメオ184T イタリアGP84)


福井プラホビーコンテスト (3)

2008-06-20 | 模型

勢いで書いちゃおうと思ってたらまとまらなくなっちゃって、続きにしてたら何書きたかったか忘れてしまったとか言う感じですが、もうちょっと書いとこ。

面白い作品とか、前ログで紹介した以外にも色々ありましたが、写真撮り損ねたのもあったりして全部紹介できなくて残念!


ボトル入りのフィギュア。すごいねー、やはり部品状態で中に入れてから組み立てるんだそうです。
古典的な模型スタイルですが、こういう展示会ではあまり見かけませんでしたのである意味新鮮。手にとってじっくり見てみたかったけど、置いた状態だと中がよく見えないのが残念でした。


鉄道模型もいくつか来てました。
これは福井市内を走っていた路面電車をイメージしたものですね。
こうゆう地元ならではの作品もいいですよね。

このかたは、紙で自作した低床車輌(LRVって言うんでしたっけ?)も持ってきてました。ちゃんと動力が付いてて走ります。
本当に、何でもアリの展示会ですね。


こんなのもあった。
海底軍艦「轟天号」。秘密基地のジオラマです。
知ってる人いるかな?でもキットがあるんだから、それなりにメジャーなのかな。


ラピュタの1シーン。
カンテラやコンロがLED?で光るようになっていて、それが消えると洞窟の中に無数の飛行石の光が…
ダンボール箱の中に作られた美しい世界です。


さてさて、素晴らしい作品の数々で楽しませてもらった今回の展示会ですが、前ログにも書きましたがクルマ関係の出品が少なかったのが自分としては残念。
もちろん、各ジャンルごとに分けてみるとそれほど少ないわけではないかも知れませんが、自分のジャンルだけに、もっともっと色々見たいです、物足りないです。
43カーモデルは、毎回私だけ状態なんですがカーモデル愛好家はプラモデル派・ミニカー派合わせると少なくない筈なんで、作る・集めるを両立して楽しめる43をもっと作って欲しいです。

それにはメーカーさんの協力がなければ、つまり入手しやすいキットがなければ話にならないんですけどねえ。

43に限らず、1/72のAFV、1/144の飛行機などのいわゆるミニスケールがほとんど見られなかったのも残念です。1/144にチカラを入れてるプラッツさんも来てたのに、ガッカリだったのではと気になっちゃいます。

おそらく、作ってる人はいても展示会には向かないし。と思って、持って来ない人も多いのかも知れません。
この展示会は自由配置で、思い思いの場所に皆さん自分で並べてるんですが、たとえばミニスケールは一箇所に集めるとかすれば、もっと見やすくなると思うんですけどね。人間の目と言うのはスケール感をアジャストするのに時間が掛かりますから、大きい模型を見た直後に小さい物を見ても、解像し切れないんですよ。


今回は協賛メーカーから来られたかたとも色々お話しました。
本当はバンダイさんと話したかったんですが、ブース設置されてなくてどなたがバンダイさんか分りませんでした。

フジミさんは、250GTOのキットをランナー状態で展示してました。
ボディーパーツをじっくり見せていただきましたが、フロント部分は低く伸びやかでカッコイイです、ドア、フェンダーのふくらみは控えめかな。

「ボディー形状はいかがでしょうか?」って聞かれたので、
「う~ん、フェンダーのふくらみ具合が実車と違う気ガス。サイドビューもカッコ良すぎ。ボンネット低くね?
エンジンのパーツ割り簡単過ぎ。メッキパーツ無しなんですか?
それよりおたくのC2どうなの?あのノーズとかコクピット開口部の形状はないんじゃないの?
インタークーラーの形が後期型になってるって、もうありえねー。」

などと、言いたいことをチキンな私に言えるわけもなく、
「なかなか素晴らしいんじゃないですか?」
と言っておきました。そもそも、250GTOのフォルムなんてよく知らないっす。
最近、古いフェラーリの商品化が多い件に関して、どこぞで聞いた「もしかして古いフェラーリのほうがライセンス料安い」疑惑をぶつけてみたところ、それはどの車種も同じらしいです。
話が出たついでに、ライセンス問題について色々聞きたかったんだけど、あんまり話したがらない微妙な空気だったので、まあ大人のお話は止めときましたw

ハセガワさんにもお話伺いました。やはり古いフェラーリに関しては今までプラキットになかった人気車種を選択した結果テスタロッサが出てきたとのことで、商品アイテム選びにはメーカーさんも腐心しているようです。

タミヤさんには…聞きたい話がなかったなあ…w
毎年、43カーモデルをお願いしてはいるんですけど。


まあ、そんなこんなで楽しい展示会は終わりました。
色々見ている最中は、作りたいアドレナリン出まくりなんですが、このモチベーションを持ち帰ってすぐ作り始めないと、また怠惰な製作に戻っちゃうんですよね。
来年は、展示会向きの見ごたえあるのを作ってやろうと毎年思うんですが…
もう、すっかりノンビリモードに戻っちゃってますw

いやいや、作らなきゃ。



福井プラホビーコンテスト (2)

2008-06-17 | 模型

さてさて、我らがカーモデルですが、低調と言わざるを得ません。
メーカーからはC2や250テスタロッサなど意欲作が発売されているにも関わらずこれらを作ってきてる人はいませんでした。GTRは何台かありましたけどね。
こうゆう現実が、今後メーカーの商品展開にどう影響するのか…

F1マシンも例年にない少なさ。私のを除けば、タミヤのMP4/4が一台…
今後のメーカーの…(ry


やはり人気は現行フェラーリなんですかね。とは言え、フジミの製品を持ってきてくれたかたがかろうじてひとりふたりいた程度。
非常に美しい塗装で、やはり塗装の美しさに関してはカーモデラーのこだわりは尋常じゃありませんね。ただ、これだけキレイに塗らないといけないのか…と思われると、ビギナーさんには敷居が高くなったりしちゃうんでしょうか。一見、戦車や飛行機のほうがずっと塗りやすいと思われてしまいそう。
全然、そんなことはないんですけどね。どのジャンルでも極めようとすれば難易度は同様に高くなってゆきます。逆に、「それなり」に塗っても、塗装の楽しさというのは味わえるはずですし。


国産旧車を、遊び心たっぷりで仕上げてきたかたの作品。改造やドレスアップもキレイにまとまっていて、ポップな作風の中にも技術的なバックボーンを感じます。
このかたは息子さんも同様に改造車などを作ってきていて、しかもお父さんに負けないハイレベル。
今の模型趣味は、30代40代が中心だと思いますが、そのジュニア世代が模型を作る楽しみを教わって引き継いでくれるといいですよね。文化というものは、伝承されてゆくべきです。


ポップと言えば、これもポップと言うんでしょうか、秘かに話題の「痛車」
カーモデルに美少女フィギュアの組み合わせとかは楽しいと思うんですが、デカールにして貼ってしまうと…ま、まあ、他人様の趣味をとやかく言うつもりはございませんが、ホントに模型って自由な発想で展開できていいですね。
実車では躊躇してしまって出来ないことも、模型なら思い切って出来ますしね…

なんて思っていたら、聞いた話では実際に実車を痛車にするのがまず趣味としてあるそうで、痛車模型っていうのは模型ではこその発想ではなく、立派なスケールモデルってことになるんですね。なんともまあ…


こちらは1/16のビッグスケールにフィギュアの組み合わせ。
私もこれくらいならやってみたい、って範囲です。
私は作ったり買ったりしないんですが、美少女フィギュアって何気に嫌いじゃないんですよ。


こちらのフィギュア、自作って書いてありましたけど、画像では分かりにくいですがプロポーションや服の表現など非常にレベルが高く、ホントに自作?って思ってしまうほどの出来です。こういうのはずっと見てても見飽きません。

フィギュアの世界はよく分かりませんが、美少女フィギュアに関しては日本が誇るポップアートとして認められていると聞きます。ロリコン、ヌードなど際どい表現も絡んでくるので一般の模型展などには参加しにくい事情もあるんでしょうけど、大人の判断でこうゆう世界も同じ模型としてもっと展示会に入ってきてもいいんじゃないですかね?
さすがに、子供さんの参加も多いこのイベントでは何でもOKってわけには行かないでしょうけど、大人が最低限のモラルを持っていれば質の高い作品を展示することは低年齢層にとっても害になるばかりではないと思いますよ。


話が逸れましたが、カーモデルに関してあんまり語れるほど作品がなかったんですよねえ。
この作品はラリー・シーンのジオラマですね。これは私もやりたいと思っていました。
ピカピカに仕上げるのが定番のカーモデルですが、ラリーで戦うクルマは泥んこになっていてもカッコイイ!もっともっと、こうゆう作品が出てきてもいいと思いました。
そして、ジオラマにするんならサイズは小さいほうがよくありませんか?
ぜひ、みなさん43で…さいわい、ラリー車ならエレールから安いキットが出てますしね。
ってか、自分がやれよって話ですかそうですか。


私の43は総勢10台参加させていただきましたが、やはり広い会場では小さすぎて、誰の目にも止まらないような…当然、キットに込められたディティールとか、なかなか分ってもらえないですよねえー。
今回、43は私の以外ではバンダイのSC430とZが数台あっただけで、このスケールの衰退ぶりはカーモデルの中でも絶滅寸前の酷さじゃないですか…

まあ、一般の模型展に参加するのがちょっと違うってのもあるかも知れませんが、私としてはあくまでミニカー趣味の派生ではなく、模型趣味の仲間として43をやって行きたいので、国内メーカー様のこのスケールへの参入が待たれます。

そのへんも含めて、書き足りないこともあるので、またまた「続く」でございます。




福井プラホビーコンテスト (1)

2008-06-16 | 模型

14・15日に開催された「福井プラホビーコンテスト」
毎回冷やかし参加させてもらいお世話になってるんですが、今年も色々楽しませてもらいました。

メーカーさんや模型誌さんも協賛していただき、展示参加も無料と何とも有難いんですが、自主運営ということで参加者がスタッフとなって活動してますんで、手作り感溢れるイベントとなっております。

大してお手伝いも出来ない私が運営方法や段取りについてアレコレ言える立場ではないので、余計な口出しは控えさせていただきまして、展示作品について少しだけ、私なりに紹介してみようと思います。


やはり数が多いのは飛行機。ただ、同じかたが一年に何十機と製作されて持って来られてますんで、実際の作ってる人の数となるとどうなんでしょう…
それにしても、空モノ作るかたはどなたもお上手です。

飛行機のビッグスケールは、カーモデルの標準スケールに相当しますが、そのディティールは明らかにカーモデル以上なんじゃないですかね。
もちろん、それはキットの出来の良さもあるんですけどね…カーモデルと飛行機モデル、作り手と供給側のせめぎ合いは、カーモデル全般にはまだまだ足りないと思います。

一方、72となりますと、ジオラマも大変ですよね…
今年のコンテストのテーマ部門は「SIN(シン)」という言葉から連想するもの、ということで、シン→蜃気楼→ミラージュ ということですね。わかります。


近年、驚くべきは艦船模型のディティールですね。

この作品はすごかった。空母ハンコックの飛行甲板にビッシリと並べられた艦載機群。
チラリ見える甲板下の格納庫にまでちゃんと飛行機が見えましたよ。

レーダーやマストは言うに及ばず、高射砲台座や階段の手すりまでキチンとエッチングで再現してます。
張り線は伸ばしランナー、塗装は筆塗り、特別な技術ではなく根気と愛情で作られた作品であることが伝わってきますよ。

こちらの戦艦も同じかた。…もう、写真では表現し切れません。
もちろん、いずれもウォーターラインシリーズ。1/700ですよ。
本当にすごいの一言でした。


こちらは1/350ですが、これもすごい。水兵さんがズラリと並んでます。
モデラーというのは、どうしてこうも細かいことが好きなんでしょう?w


こちらは、ディアゴスティーニの大和。ちゃんと完成するんですね~。
1/250ってことで、とにかくデカイ!船体は木製、細い板を貼り合せて削ってゆく作りなんですね。
ディティールはともかく、これを完成まで持っていったという事実に驚きですよ。

ここしばらく艦船模型はマイナー化してたような気がしてましたが、今年はすごい作品が見れたり、メーカーさんから意欲的な新製品が発表されてたりと、盛り返しが感じられました。


上の水兵さんと同じかたの作品かな?このヒマワリも細かいです。
AFVは、やはり情景表現がいいですね。
ミリタリー関係では一番血生臭くなりそうなジャンルですから、あえてほのぼのとした情景には癒されます。

こっちも、ほのぼの系。戦車に乗ったサンタクロース。

AFVにはほかにも良い作品がたくさんありました。
ただ、このジャンルは情景ものとして長く作られてきてますから、表現方法にやや煮詰まり感がありますかね。

まあ、煮詰まってると言えば、我らがカーモデルですか。
そちらの紹介は、次に書きたいと思います。と言うことで、「続く」です。


BAR001も…

2008-06-14 | BAR001

すっかり56Bにはまってしまっていましたが、あちらはそろそろ塗装し始めないと進められなくなってきましたので、ちょっと乗り換え。

1999年に、ティレル・チームの跡を引き継ぐように誕生した新チームBAR。
名門チームの伝統、資金力のあるスポンサー、97年のチャンピオン・ドライバー、J・ビルヌーブを擁して期待されたチームでしたが、過去の栄光は武器とはならず、この年はノーポイント。
翌年からはエンジンをルノー・ベースのスーパーテックからホンダ・エンジンにチェンジして、徐々にチーム・ホンダへと生まれ変わっていくわけですが、今日に至るまで最もインパクトがあるカラーリングだったのはデビュー年のこの001でした。
ラッキーストライク・カラーが消えた今のホンダのアースカラーなんて、この001のポップさのカケラもありませんね、残念ながら。

しかし、このころのF1なんてどれも似たような形状なんで、無塗装のボディーみたところで誰にも分からないだろうと踏んでたんですが、ミカ・サロが乗ったマシンだと当てた人がいました。

もっとも、このマシンにミカ・サロが乗ったのは、リカルド・ゾンタの代役として3戦のみなんですけどね、本当に分ってたんでしょうかね?
普通に考えたらビルヌーヴのためのチームであり、ビルヌーヴのためのマシンですからねえ、でもよく考えるとミカ・サロはこの後シューマッハの代役としてフェラーリに乗って大活躍しましたから、むしろサロが注目を浴びた年のマシンとして、サロ車で作るのもいいんじゃないかって思ってしまいました。
(どうせ、キットのモナコ仕様では両方リタイヤですしw)

私自身、メタルキットを作り始めたのがこの99年頃からでしたから、ちょうどその頃のキットということでその頃の事を思い出して作ってます。


この時期のタメオのキットは、フロントセクションの下は別パーツになっています。
タメオのメタル屑を溶かしてハンダ代わりにして溶接します。
でも、こんなとこぐらいは瞬着で留めてパテで埋めたほうが10倍ラクですね、リスクも少ないし。


フロント・ウイングのステーは左右別々になっているエッチングで、ノーズ脇のくぼみに貼り付けるだけ。
ここはね、ハンダ付けのほうが確実。と言うか、こんなとこ接着剤で付けてもかなり応力受けますし、ここからの作業中に取れちゃう可能性も高いので、ハンダ付けじゃないと無理でしょう。
しかし、浅いくぼみに取り付けピンも何もないエッチング板をハンダ付けするのって、初心者には無理ですよね…しかも左右ふたつあるし。
せめて左右繋がっててコの字に曲げる方式とかじゃないとねえ。初心者は作るなってことですかね。作る人減っちゃう筈ですな…。

この時期のキットは比較的簡単なんて思ってましたが、今作って見ると結構難しいとこもありますよね。
バリや繋ぎ目も多くて目立つので、表面処理するだけでもかなり時間かかってます。

あと、どうにかしたいのがこのサイドポンツーン後方、ウイングレット下にあるエア・アウトレット。

熱対策は大変だったそうで、相当大きいスリットが開いています。モナコ仕様ですから当然ですね。
しかし、型が痛んでいたのか、かなり埋まってるし掘り込むのも難しい場所。
切り取って、金属板で作り替えですかねえ…。


(写真:タメオ1/43 BARスーパーテック001 モナコGP99)




タービン・エンジン/56B

2008-06-11 | Lotus 56B

タービン・エンジンを組んで、シャシーに乗っけてみました。
まだバラせる状態なので、塗装は後回しにしてとにかく形にしようとしてますが、細かい作業が多くてちょっとずつしか進みません。
それでも、パーツがどう組み合わさるのか大体のところは分ってきました。

さすがタービン・エンジン、存在感が通常エンジンとは違い過ぎ!
このエンジンがあるからこそ、フルディティール作りたくなったんだよねー。

それにしても、このエンジン組むのは少ないパーツで楽そうなんですが、巻き付けるようなパーツ(スリットと、鎖みたいなヤツ)の固定方法にひと工夫欲しいですね…ハンダで留めるには長さが足りないし、固定用の別パーツとかあったら楽だったのにと思った。作る人が何かしら工夫しないと、うまく巻き付けられませんよ…。


フルディティール・モデルに、固定用ナットをセットするのは邪道かも知れませんが、いつもやってる作業なので…シート下、ミッション・ケースとの間に僅かにスペースがありましたので、ここに薄型のナットをハンダ付けしてます。
ちなみにキットにも極小のナットを左右の燃料タンク底にセット出来るようになってはいます。でも位置的に目立つようだし、ボルトも細くて華奢なものになるので使いたくありませんでした。


前回やってたリアエンドのパネル修正ですが、難航しましたが一応済みました。
要は壁一枚分後ろに伸ばして、オイルクーラーが収まる空間を作りたかっただけなんですが、どう考えてもオイルクーラーを小さく作り直すほうが簡単でしたね…

四辺には真鍮線をハンダ付けしました。パネル面はハンダでは整形しにくいので、光硬化パテを盛って削ってます。こうゆう作業には光パテはうってつけです、重宝します。
キットのままだと、リアパネル上辺はスポイラーになだらかにつながっているんですが、インストの資料写真では上辺とスポイラーの区切りがハッキリしているので、そのように修正してます。

これでどうにかオイルクーラーが収まるスペースが出来ましたが、すり合わせしてみるとまだノーズセクションとの間に隙間が出来ます…もう少し組み上げないと、どこを詰めるのがいいのか分らないです。



ところで週末、毎年恒例の模型展「福井プラホビーコンテスト」があるのですが、また賑やかしに参加してみますかねー。
このキットもある程度カタチにして持って行きたかったんですが、この状態では無理っぽい。


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)

オイルクーラー/56B

2008-06-06 | Lotus 56B

ありがたい事に、56Bはすでに作り終えて製作記も公開されてる方がいますので、色々参考にさせてもらえます。

先日コメントいただいた雑食モデラーさんによれば、リアに付くオイルクーラーがカウルと干渉して、カウルがズレてしまいます。
少し削るとかすれば大丈夫かなと思いましたが、ノーズ・セクションを付けて合わせてみると全然合わないorz
仕方がないのでカウル側を削ってましたが、削り過ぎて穴が開いてしまいました。

んで、大変なことになってます。

どうせなら、リアを少し膨らませてやればオイルクーラー収まるだろ、と思い、いったん大穴開けて洋白帯金で枠を作り直して、ハンダを盛って面を作り直してますが…
このリアの面、内側に全体的にへこんでいる形状なんで、再生するの大変なのでした…
しかもオイルクーラーがのぞく開口部(上の穴です)は、フチが少し盛り上がってるので、それも再現しなきゃならない。そのために帯金で枠を作ったんですけどね。
しかし、ここは目立つポイントなのでキレイに仕上げたいんだけど、ちょっと厳しいかも…


嬉しいパーツはコレですかね。

ロストワックスって言うんですか、贅沢な工法で作られたキャスト・パーツ。
私は初めて見ますが、近年のタメオはこうゆうのも入ってるんですか?
素材は洋白と、真鍮ですかね。このままだと汚い色ですが…


洋白のロールバー、磨いてやるとピカピカのメッキパーツのようになります。

お高いキットなんですが、こうゆう小さなポイントのために高級素材を投入する、本当の意味での贅沢感を味わえます。

まあ、贅沢なパーツがあるからと言って、素晴らしい完成品が出来るとは限らないところが、この趣味の厳しいところですな。
技と根気があって、運が味方してくれないとどうにもならないですよ、このレベルのキットは…。


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)


フェラーリも作るのだ

2008-06-05 | Ferrari 248F1

ロータス56Bやアルファロメオやミカサロ車に手を付けて皆様の関心を引きながら、こんなのも作ってます…スマソ

シューマッハ引退レースの、248F1でございます。

作ってるつっても、もうだいぶ前に作ってて、デカール貼り・クリアコート・研ぎ出しまで行ってたんですが、研ぎ出しでデカールまで削ってしまいガックシ、以後放置してたんですが…
気を取り直してシンナー風呂へご案内し、サッパリしていただいたので再開してます。

研ぎ出し失敗のほかにもモチベーション低下させる要因は色々ありまして…特に、カウルの分割線がキットのままだと違ってるのが後になって分かったので、彫り直ししました。

前回はこんな感じでウイングレット取り付け場所が窪んでいて、赤塗る前に取り付けてそのまま分割線を残したんですが、後で気付いたらウイングレットも一体化されてるので分割線は必要なかったのですね。

で実際の分割線は、サイドポンツーンの真ん中あたりの高さに入ってます。
しかし、ウイングレットやらサイド・ウイングが邪魔して線を埋めたり入れ直したりが非常に困難w

まっすぐ線を彫り直すのも、かなり難しい。そもそもウイングレットは別パーツになっているので、ハンダ付けしてあるとは言え、針などでガリガリやると隙間が広がったりするんですよ。
あと、不要な分割線は光硬化パテで埋めましたが、特にウイングレット内側とか後ろ側、全然指も入らないし、すごい磨きにくい。
なんだかんだやってるうちに、ウイングレット折れちゃったよ…

まあどうにか表面処理すませて、サフを吹き重ねしながら修正できました。

なんか、すっかりシャープさがなくなってしまいました。分割線はまっすぐじゃないし、太過ぎたりしてます。
あと、前回忘れていたハンガー・ホール(って言うんでしたっけ)も開けました。これも低いところにあるので、ピンバイスを当てにくくて大変でした。

ボディーはメドが立ってきましたが、実はまだ他のパーツがザクザク残ってる…

一応、各パーツごとに組み立ててあるんですけど、塗装が大変そうだ…

もう時間が経ってしまって、何をしてたのか忘れてるかも知れませんが、未完で放置するのもアレなんで、とにかく少しづつ行きますね。
あ、ほかの3台も作りますから…できる限り… ( ^ ^;)


(写真:タメオ1/43 フェラーリ248F1 ブラジルGP06)

ロータスも作ろう

2008-06-02 | Lotus 56B

こっちは以前に購入して報告しましたロータス56B「タービンカー」です。
ちょっと様子見で、手を付けてしまいましたw

タメオの最新キットながら、フルディティールですのでやはり難易度高そうですね。
もっとも、最近のマシンだとプロポーションモデルであってもパーツ多くて大変ですけど。
ただ、最近のマシンのキットはメタルパーツがザクザク入ってるわけですが、この71年のマシンはシャーシ・足回りがほとんどエッチングパーツになってます。
トップの画像はシャーシがどうにか形になってきてますが、コレだけでエッチング10枚ぐらい接合してます。
でもエッチングだけで340点ぐらい部品ありますから、先は長いですw



とにかく、エッチングを切り出して折り曲げてハンダ付けして削って、の繰り返し。インストも2ページひたすらエッチング折り曲げ続きですよ。
資料っても中のほうがどうなってるかなんてどうせ分かりませんから、折り目と溝を信じてどんどんハンダ付けしてます。
工夫するとか全然なくて、ただ「作らされてる」感じですが、これはこれで楽しくて何だか恍惚状態になって作業してました。

タメオのフルディティールは実は作ったことなくて、完成するのか不安になるキットですが、今までにない製作感覚。ちょっと面白くなってきました。


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)