43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

プジョー206WRC '01 / レーシング43

2013-09-27 | PEUGEOT 206/307 WRC

以前より精力的に「みんなで作ろう」企画を開催されている Ws43さん
ホームページ開設当初より注目してましたが、今までは敷居が高かったり手持ちのキットがなかったりで企画に参加できずにおりました。

昨年末にスタートした「皆で作ろうレーシング43」は、レーシング43製のキットでさえあれば何でも良いという、これまでよりも縛りをゆるくして期間も一年間と長くなり、大幅に参加しやすくなりまして、今回こそ参加すべきだなと思っていたワケですが、昨年末はちょうどレーシング43のランチア・ラリー037を完成させたばかりでして、さすがに続けてココのキットはなあ~・・・と、エントリーを伸ばし伸ばしにしてました。

冗談でなく126C2でのエントリーを真剣に企んでいたのですが、さすがに夏も過ぎちゃってとても短期間で納得のいくC2を作れる自信はないワケで、でも皆さんが参加して作っているのを見てるだけじゃどうしても寂しくなっちゃって、急遽方針転換で、完成第一、参加することに意義がある、ってことで比較的新しめのキットで参戦してみることにしました。

なお、ここのブログはカテゴリー数が30までしか設定出来ないので、現在余裕がありませんので、エレールの206・307の製作記と同じカテゴリに続けて書くことになります。カテゴリ分けに関しては、今後考えます。

 

とりあえず、ざっくりとキット紹介。

表題の通り、プジョー206WRC '01 であります。ほぼリアルタイムで発売されたキットですから、レーシング43としては新しいキットになると思います。この頃のレーシング43は一番脂が乗っていたというか、内容的に充実していたんじゃないでしょうか。

プロポーションも良い感じ。レーシング43らしくずんぐりした印象ですが、実車もそんなとこありますからね。

思えば、206はエレールで2台作ったので馴染みがあるような気がします。まあエレールの簡単プラキットとレーシング43のメタル・キットでは応用が効く部分はないかも知れませんけどね。

エッチング・パーツは相変わらず細かいのがいっぱいです。メッシュ類もちゃんと用意されてるのが嬉しいな。
アンテナ用と思われる細いステンレス線、挽き物のアンテナ・ベースもあります。使えるかどうかは、微妙ですが。

ヘッドライトのハウジングはメタルにメッキしたものかな?お世辞にもキレイなキャスティングとは言えませんが、キラキラしているのでそのまま使って大丈夫かな。

そのほか、メタル・パーツがゴチャッとたくさん。このあたりは昔からのレーシング43の風情です。

窓のバキュームもキレイだし、デカールの印刷もキレイ。カーモデルっていうのは透明パーツとデカールとタイヤ/ホイールさえちゃんとしてればどうにか完成させられるって言いますけど…。

ちょっと問題なのはタイヤですな。ラリー用とも一般用とも思えるようなパターン。は、良いとして、ホイールに嵌めてみると、パッツンパッツンなんですよ。タイヤが小さいのか、ホイールが大きいのか…。

上がキットに入っていた車軸用の金属線。巻いてある長いのを切っただけ、と言うのが見え見え。そもそも細過ぎて使えません。
下は、ちょっと太目の金属線を探してきて、やはり巻いてあるのを切っただけなので曲げて戻してまっすぐにしてみましたが、ま、まあ、似たようなもんか…w

取りあえず、キットのシャシーにモールドしてあったくぼみを信じて車軸穴を開口して仮組みしてみた。

うひゃー、カッコ悪いw

さすがに、レーシング43ですな…。ひと筋縄では行かなそう。まずは、車高とタイヤ/ホイールの調整です。

つづく。

 


とにかく、作るのだ

2013-09-23 | 模型

次、なに作ろうかなー
作りかけ片付けるのもなかなか気合入らないしなー、
そうだ、飛行機も作りたいなーなんて気分になりまして。

大好きなF4UコルセアがCS放送の番組で取り上げられてるのを見ちゃって、無性に作りたくなったりして。

子供の頃は1/72の飛行機模型を作ってた覚えはありますが、1/48の飛行機キットで唯一買ったことがあるのが、オオタキのコルセアでした。結局、組み立てないまま廃棄してしまったのですが、今になって1/144スケールの飛行機模型にはまるようになって、ぜひともリベンジしてみたい機種でした。

大戦後半に登場してきて、弱体化した日本軍をいじめた憎いヤツですが、グラマンに比べるとドンくさいヤツで小回りが効かないのでドッグ・ファイトには弱くて図体がでかいので適当に撃てばどっかに当たるなんて言われてたらしい。
また特殊な形状のため着艦が苦手でよくひっくり返ってたらしい、そんなエピソードのお陰で憎さもやわらぎます。

なんといっても逆ガル・ウイング、ロングノーズは文句なくカッコイイし、グロスの濃いブルーで塗られた機体はやたらと迫力があったりします。

レベルの1/144、F4U-1コルセア (正確にはF4U-1Aの筈ですが…)

最近レベルから発売されているマイクロ・ウイングスというシリーズのキットですが、新金型ではなくて、ずーっと昔に発売されてたのと同じものです。

私が1/144の飛行機模型に興味を持ったのは2000年以降だったと思います。
当時、スイートは立ち上がっていたものの、それ以外の144大戦機キットと言えば、エルエスやオオタキの古い金型を利用したアリイ(現・マイクロエース)と、あとはレベルの古いシリーズ(の、セコハン品)しかありませんでした。

果たしていつ頃発売されたシリーズなのか知りませんが、凸モールドでディティールも甘く素朴なキットでしたが、日独米英の人気機種が揃っていてスタイルもなかなかで、それなりの人気があったようです。

(当時はレベル・ミニ・シリーズという名前でした。)

確か10年ほど前オークションでドイツ機4機セットを3000円ぐらいで買って、結局また3000円ぐらいで売った経験があります。縁があって、その後またこのMe-262やヘルキャットなんかが舞い込んできましたが、その頃はもう二束三文でした。
(50円の値札は、当時のものでなくリサイクルショップとかのものでしょうけど、きっと元々百円ぐらいの商品だったと思います。バブルを経験したキットということですねw)

F4Uコルセアは人気のある機種ですから、きっとそのうちスイートかプラッツかどこかが今日的なキットを発売してくれるかと心待ちにしてたんですが、実現しないうちに144ブームも沈静化してしまって…。
結局、再販されたレベルの新パッケージを購入しました。通販で300円以下でした。2013年印刷の高品質デカールが付いているので不満はありませんが…。

見よ、この尾輪のディティールw 尾輪と着艦フックと開いた状態の脚カバーを一体成型している(つもり)ですwww

これが、かつてのプラモデルのクオリティーだ。スターターあたりのレジン・キットの一体モールドに文句言ってたらバチが当たりますよ!

ちゃんと作るなら全部削り落として各パーツ自作して再現し直すとこなんでしょうけど、そんなことしてたらキリがないので、当時キットのクオリティーのまま仕上げようと思ったんですが、さすがに、この尾輪はねえー…。

いちおう、削り込んで開口部だけは再現して脚カバーも薄い感じにしました。尾輪はそのまま使います!
あとは緩衝装置やら着艦フックをそれらしく付けとけば良いでしょ。

 

なーんて、お気楽極楽な模型作りしてたら、なんか虚しくなってきました。
なんとなく、43関係のブログなど見てたら、皆さんレーシング43のキットを頑張って作っているじゃないですか。
なのに自分はなんでレーシング43祭りに参加しないのだろう、せっかく企画して下さって、43を盛り上げようとしている人たちが大勢いるのに、ダメじゃないかと言う気分になりました…。

 

当初は、参加するなら超難物キットに挑戦してやろうとか企んでまして、126C2をマジでどう料理したもんかと考えて、あーやっぱ無理だと投げ出していたんですが、参加することに意義があるということで、一転とにかく期限内に仕上げられるキットで挑戦だー!と思い立ちました。

コレなら作れるかも。きっと作れる…かも知れない。いいや、作りますとも!

今から参加表明してきまーす!! ノシノシ

 

 


KPGC-10 / SKYLINE2000GT-R

2013-09-17 | SKYLINE2000GT-R

このレジンのGT-R (2ドア・ハードトップ)のキットは、ヤフオクで複数出品されていたのを買ったもので、もしかしたらここを読んでくれている43好きの中にも買ったかたがいるかもですね。
プロ・ビルダーのStudio_Rossoさんも入手されていたようです。

2個買ったわけではなく、オマケでスペアのボディーが付いてきました。
ほかにも、木製の台座が付いていたり、窓のバキューム・パーツは3セット付いていたりと、至れり尽くせりの内容でした。

デカールは付いていませんが、

エッチング・パーツには各種エンブレム類、三角窓も付いています。

そうだ、このエッチングからエンブレムを複製して、バンダイのキットに使える可能性があるな…。

ホワイト・メタルのパーツにメッキ加工したとおぼしき面構え。

ちょっとモールドが埋まりすぎてて、このままじゃ痛い出来になってまう…。

こっちは逆に、バンダイのGT-Rの余っている70年式のグリルを使用するという手がある。
ただし、メッシュ部分はセダンとハードトップではデザインが違うので、改修が必要になります。

 

出来は良いのに色々とストレスがたまるバンダイのキットに比べて、素朴で最低限のパーツしかないレジン・キットのほうが気持ちよく作れそうなのは不思議だ。

あ、続けてすぐに作るかどうかは分かりません。

 

 


完成したような、しないような。 /SKYLINE2000GT-R

2013-09-14 | SKYLINE2000GT-R

先週のことになりますが、さらに遅ればせながらですが、映画「パシフィック・リム」観に行って参りました。

いつもここを訪問して下さるペキモさんの評価ではダメダメぽかったですが、ほかで色々とレビューを見ましたら、高評価も多かったのでね、なんとなく見といたほうがいいかなーと。

そういえば、「クローバー・フィールド」とか「ミスト」とか、巨大怪獣が出てくるハリウッド映画って観てみるとすごくワクワクしちゃってる自分なんですよね。
ただし、恐竜みたいなハリウッド版ゴジラは受け付けませんでしたが…。
「トランスフォーマー」とかの巨大ロボは受け付けないけど、巨大怪獣には惹かれてしまう、なんなんでしょう?

で、観終わった感想はと言いますと、まあ賛否両論そのままの映画って感じですかね。日本のアニメや特撮もの(つまり、ウルトラマンやらゲッターロボやらエヴァンゲリオン)をリスペクトしている、という部分では面白いんですけど、そういうオリジナルを初めて見た時の子供時代の衝撃には程遠かったなーということです。
純粋に、単独作品としてみたら、ただのB級作品です。
日本のサブカルチャーへのリスペクト作品として見ても、「キル・ビル」ほどのセンスは感じられませんでした。

もっとガンバレ! ギレルモ・デル・トロ!!
あなたの作品、「パンズ・ラビリンス」は2回映画館へ観に行くぐらいハマりましたよ!

 

えーと前回のログでですね、アイスピックみたいな工具の名前、何でしたっけとか無責任に書きましたところ、それは「千枚通し」だ、いや「目打ち」だ、などとコメントいただきましてですね、まあ名前なんてどうでもいいんですが、一応調べてみまして


(とある用品ショップのカタログ・ページ)

私は「目打ち」という商品名で買ったような気もするんですが、やっぱり「クジリ」が一番近いんでしょうか。

ちなみに、「クジリ」は「くじる」ための道具だと想像出来ますが、さて「くじる」の意味がわからない、でまたまた調べてみますと、

抉る【えぐる・くじる・こじる】 

 穴に棒などを突っ込んで、中をかき回すこと

…あら、いやらしい…。

「えぐる」や「こじる」と言う読み方なら現代でも通じると思うんですけど、「くじる」は古文で使われていた古い言葉らしく、 さらに調べますと


抉。手指にて女陰を玩弄す。一書には玩索(くじる)の字を当つるあり。但し、「くじる」とは女陰玩弄の意のみにあらず、元来総て孔の中に物をつき入れてかきまはすことをいへる古言にて、転じて性語となれるなり。乃ち「竹取物語」に「闇の夜に出でても穴をくじり、ここかしこよりかいまみまどひあへり」とあり、又「夫木集」廿三に「淀川ややうじが島にすむ千鳥はしにてなどかはをくじるらん」などあるにて察すべし。「くじる時親指さねのかぢをとり」「金切声で廊下でくじられる」「くじりかかると暫くでおつ立てる」「くじるばつ向ふ下りて丁度よい」「嫁の下女あつちへむいちや下くじり」「くじりあき千代蚊帳の句をふと案じ」「大だはけ蔭間をくじる馬鹿和尚」「くじられたばかり物うき下女が面」「くじる度背中でもがく芥川」。

 

もうええわwww

 

 

さてと、9月に入っていろいろと忙しくて模型もブログも放置気味でありましたが、

いちおう、スカイライン2000GT-R 完成してます。
色を塗り直したのと、窓枠のメッキモールを貼った以外はほぼ素組みです。
ワイパー、太過ぎる… フェンダー・ミラーもちょっと大きいような…。

キレイだと思ったメッキパーツですが、このスケールだとキレイ過ぎるメッキはむしろ浮いて見えます。メッキモールにしても同じような印象。もうちょっと落ち着いた金属光沢のが良いなと思いました。

マグ・ホイールは本来なら黒か黒メタリックで塗ってあると思いますが、私の好みでシルバーに塗りました。

4ドア・セダンはグリップ型のドアノブなんですが、4つも作り直すのが面倒だったのでグリップ状になっていないモールドをそのまま塗り分けで済ませましたが、これで一気に安物っぽくなりました…。

フロント・フェンダーにあった車名ロゴは再現する方法が思いつかないし、トランク・リッドに付くエンブレムは塗り分けしてみましたが、SKYLINE の文字はやはり再現できない。もうあきらめました。

そんなワケで、全体的になんだか残念な出来。テンション下がって大きな画像でお披露目する気分になれません…。

今後、ご要望があれば、あるいは気が向いた時に完成画像集UPしようかと思いますが…。微妙…。

 

70年型用のパーツとスチール・ホイール、ナロータイヤ(標準装備)が余ったよ。

レジンのGT-R (ハードトップ)も積んでますんで、こっちに流用しようかな。

 

 


内装とか /SKYLINE2000GT-R

2013-09-04 | SKYLINE2000GT-R

バンダイの1/43シリーズの残念なところは、購買層にいわゆる「モデラー」を全く想定していないところでしょうね。

良い素材なのに、ランナーから外して組み立てる、以外の作業はしなくても良いことになっています。
つまり、「色を塗る」、「デカールを貼る」、コレをしなくても良い訳ですが…。

しかし、ランナーから外して組み立てるだけでも、実はそう簡単じゃないです。ゲート処理は必要だし、パチ組みゆえの組み付けのタイトさもあって、慎重にはめ込まないとパーツ破損しやすいです。
そんなのに比べたら、色塗ったりデカール貼ったりなんてのは特別難しい作業でもないのになあ。
むしろ、色塗りとデカール貼りが模型作りで一番楽しい工程だと思っている私には理解しがたいですわ。

面倒な作業を省いておけば、自分で組み立てる模型が売れる、というのは食玩の延長線上の発想だと思いますが、ある程度高価な模型の場合には当てはまらないと思いますが、どうなんでしょう?

 

そうゆうワケで、非常に精密なモールドのダッシュパネルですが、見えなくなる場所のせいかプリペイントもされず塗装指示もいっさい無し。
原型製作した人たちが可哀相だよ… と言うことで、資料画像見ながらチマチマ筆塗り。

当然、メーターのデカールも無し。ジャンクから何か持ってこようかと思いましたが、いいのが無かったや。

このキットに限らず、43のメーターのデカールはいつも足りなくて困ってます。ゼットモデルの汎用デカール買っておこうと思ってるうちに品切れになってるし…。飛行機の、1/48用でもいいから汎用デカールないかなーと探してみても、見つからない。

メーターがいっぱいセットになってる汎用デカール、無いですかねー?

 

ドアのパーツを差し込んで、内装完成。
ディティール・アップはいっさい行っていません。考証もちゃんとしてあって塗り分けだけで問題ないと思います。
実車ではオプションとなるラジオと時計、当時のはプッシュ式のラジオに角型アナログ時計というクラシックなものだったようですが、キットのモールドはカセットデッキにデジタル時計のような感じになってます。
私の設定では現存しているGT-Rですから、これで良いと思います。オリジナルにこだわらなければ、当時のラジオを使い続けている人はいないでしょうし…。

 

前回のログに書いていたライトリムの輪っかですが、いちおうハンダ付けしてつなげました。
キレイに出来てないけど、整形するのも無理なサイズなので、そのまま使います。

こうゆう工具 (なんて言うんだっけ?) に通して、まん丸にしてやります。いくらハンダ付けしたからと言って、あまり無理するとちぎれます。

輪っかの貼り付けは、最初木工ボンドを水で溶いたものでやってみましたが、強度不足だったので金属の輪っかの保護も兼ねてメタルプライマーに漬けて、そのまま貼り付けました。

ボディーに組み込んでみると、まあまあ良い感じ。ただし、このグリルのはめ込みはとても固くて、削り込みが必要でした。

ヘッドライト下の白いのは、ウインカー?スモール・ライト?フォグ・ライト? 分かんないけど白レンズだとしても白塗りはちょっとねー…。
もともとは透明パーツなので、白を剥がしてクリアー混ぜた白で塗り直したほうがいいかな?

 

さてここんとこ、細かい作業がマジでしんどくなってきたので、とうとうと言いますか、ヘッドルーペ買いました。

タミヤのヘッドルーペが密林で安く売られてるんで、それでいいかなと思ってたんですが、いろいろ探してみるともっと安いのもいっぱいある。
千円台でもいろいろあるので、ダメ元で安物にチャレンジ。レンズが4枚(最大のが3.5倍、2枚組み合わせ使用OK)、LED3灯ライト付き というヤツで、たったの1400円。安い。

こんなのです。

まだ本格的に塗ったり組んだりって作業はしてませんが、ちょっと使った感じだとまあまあ使えそうです。
ライト・ユニットは単4電池3本も含めて重いですけど、思ったほど負担にならないです。やはり、ライトが付いているのは便利ですし。

作りは、すんごく安っぽいので、すぐ壊れるかも知れませんが、この値段なら使い捨てでもいいです。

これで、細かい作業もどんどんできたらいいのになあ。あとは、ヤル気だけですw