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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

とりあえず、終了。

2009-03-14 | RENAULT5TURBO

すっかり春めいてきた今日この頃。そりゃもう3月もなかばですもんねえ。
春がやってくるのは嬉しいんだけど、今年に入ってカーモデルが全然作れてないってのが残念。
決してスランプってわけじゃないですけど、やはり完成品が増えないっていうのは寂しい。もう今までみたいにどんどん作れないんじゃないかって不安になってきます。
でもようやく、今年1台目の完成に漕ぎ着けました。

完成前のチマチマ作業、色々。


ワイパーは例によってフロント・ウインドーにモールドされていたので削り落として、エッチングのものを付けました。
スターターとかに付いているような簡単なエッチングですけど、ブレード部分を折り曲げてガラスに対して垂直に当たるようにしてやると、結構リアル。
アームの根元部分は金属パイプ。ウオッシャー・ノズルもモールドを削って後付けしてます。

ボンネットのキャッチ・ピンは、パーツを省略して済ませてます。台座と芯棒とリード線だけです。まあ43だとやり過ぎてもうるさくなるだけだし。


ビタローニのミラー、さすがに小さ過ぎて鏡面埋め込みする気力なかった…
メタルック貼って済ませてます。


アンテナの基部は、金属パイプを二本組み合わせてます。アンテナは伸ばしランナー。


今にして思えば、このリアフェンダー前方のエア・インテークこそ開口してメッシュ貼るなどのディティール・アップすれば効果絶大だったでしょうね…
エナメルのつや消し黒で塗っておきましたが、これで立体塗り絵作品決定になってしまった。
あちこち手を加えただけに、徹底し切れなかったのは悔やまれます。

フュエル・リッドも自作しようと思ってモールドを削りましたが、このレースの仕様ではどうゆう形なのか分からなくて、メタルの円盤状のものをつけてあるだけ。
もしディティールが分かったら直しましょう。


リア・ウインドーの窓枠には銀色のモールが付くようです。
細切りした銀デカールを貼ってます。コーナー部分は筆塗りです。

イタリア用のナンバープレートが付く筈なんですが、パーツもデカールもないので、無視してます。


エアダムのフォグランプ取り付け用と思われる金具をそれらしく…
資料写真ではほとんどフォグランプを装備してるので、外した時のディティールは箱絵を参考にしました。
しかし、エアダム自体が少し小さ過ぎるのが残念。もう少し上下幅があるのだ。


そんなわけで、なんだかんだとつまらない作業を積み重ねて結局大して良くもならなかったみたいで、一月に暫定完成した時点からむしろ悪くなったんじゃないかという気もしますが、自分ではそれなりに満足してます。
いやむしろ不思議なことに、今まで作った中でも満足度高いほうです。途中で挫折しそうになりながら、何とかここまで来れたっていうのが大きいかな?

やっぱり、手作り模型っていいですよねえ。
ミニチャンプスやエブロのミニカーもいいなと思っていた私ですが、最近ショップとかで美しい塗装が施されたこれらの製品を見ても、あまり良いなと思わなくなりました。何だか無機質で味気ないんだよね…

自分で作る模型と言うのはどうしても手作り感というか、うまく行かないところや苦労したところが散見される訳ですが、それがいいんじゃないかと思えてきました。

もちろん、美しい塗装・狂いのない組み立て・精密なディティールというのは目指すべき目標ではありますが、多少うまく行ってなくても頑張ったよというのが分かるだけで、その模型に注がれた愛情というものが伝わるじゃないですか。

人様が作った手作り品でもそうだし、自分で作ったものは尚更色々思い出したりして完成品見てても楽しい。

そんなわけで、私にとっては自分で作った完成品が一番大事な模型です。





(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)




スモール・ライト

2009-03-09 | RENAULT5TURBO

ヘッドライトがクルマの表情を決める重要なものなら、スモール・ライトもやはり表情の微妙なニュアンスを変えるポイントになるアイテムですね。

エレールのキットのいい所は、ライト類がいちいち透明パーツで用意されてるとこなんですが、このキットではなぜか前方のスモール・ライトだけバンパーにモールドされちゃってます。(前回の画像参照)
リアに関しては、ナンバー灯とバック・ランプを組み合わせたらしきものや、リア・フォグ(赤色灯)まで透明パーツ化されていると言うのに…。
なんで目立つ前方のスモールをモールドにしちゃうかなあ?

だけどそもそも三日で完成させるつもりで取り掛かったキットなもんで、別パーツ化するなんて考えもせずそのまま塗装に進んでしまいましたが、二ヶ月以上もかけてていざ完成が近づくと、さすがにココ、塗り分けでは満足できなくなってきました。

このクルマのスモール・ライトは、本来はポジション・ライトとオレンジ色のターンシグナルが並んでいるようですが、今回作っている個体はクリアーレンズのみになっているようです。
まあレース仕様とは言え公道も走るレースなんで、ターンシグナル無しと言う訳には行かないでしょうから、レンズのみクリアーでバルブはオレンジだったのかもしれませんけどね。

取りあえずスモールは白で塗ってみましたが、これがもう全然ダメ。
(画像はないですが、想像してみてくだざい…)
まだオレンジ色とかだったら、塗り分けでも何とか見れないことはないんでしょうけど、白は目立ち過ぎ、違和感あり過ぎ。

大体私は本来透明なものを、白だとか銀だとかで表現するのって、一番イヤなんですよ。
すでに塗装も終わっているボディーを削るってのはかなり勇気が要りますが、仕方がないので自作ノミでガリガリとモールドを削り落としました。


こんな感じ。

で、そこにメタルックを貼って、透明プラから削り出したスモール・ライトのパーツをはめ込みましたが…
バンパーが緩くカーブしているので、うまくフィットせず、少しバンパーより飛び出すような感じになっちゃって。

接着してしまったし、まあいいかと思っていたのですが、スモール・ライトと言うより、どう見てもフォグ・ランプにしか見えないのはどうしても許せないので、せめてバンパーと面一になるように、バンパーに組み込んだままヤスリでガシガシ削って面一に近いとこまでにしました。


まあ当然のように、バンパーも削ってしまいました…
タッチアップしときます…

この手の作業は、完成間近になってするもんじゃありません。
最初からちゃんと計画を立てて進めれば、もっとラクに安全に出来るんですよね。
場当たり的な製作で、余計に手間ばっかりかかって、しかも仕上がりは汚くなると言う…orz


(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)

ヘッドライト

2009-02-25 | RENAULT5TURBO

正月から作ってて、まるで完成に辿り着かないルノー。

ヘッドライトは一応奥行きがあるんですが箱型で、反射鏡になっていない。
メタルックを貼りこんでみましたが、レンズを付けてみても全然反射しなくてダメ。

ヘッドライトって、クルマの表情を決めるのに非常に重要な部分だと思います。
模型でもそのへんは同じだから、出来ればライトは拘って作りたい。

金属板を湾曲させてアルミテープを貼ったものを横にして入れてみました。
上下方向の反射は弱いけど、左右方向には反射するようになったので、まあまあかな。

レンズは、レンズカットのモールドはあるものの、平面な板状のそっけないものだったので、サンディングして磨き込んで、やや丸みを付けてみました。

これだけやっただけでも、キットのままよりはだいぶ良くなってます。
あと、バルブがあったほうが良かったですね…。角型ヘッドライトって考えてみるとあんまり作ったことないです。色々やってみるとノウハウが分かってきますね。

実はもう上下合体させて、小物パーツを付ければ終わるんですけど、それができずにいます…
というのも、ボディーにトラブルが頻発してまして、ちょっとマスキングテープを貼っただけで剥がすとクリアー層を持って行かれたり、デカールごと持って行かれたり…
今まで、塗装面でこれだけトラブルに遭った記憶がない。全てデカールの質の悪さが原因かと思われます。
いちいち書くのも面倒なんですけど、トラブルのたびにタッチアップしてクリアー塗り直してサンディングして磨いて…の繰り返し。こんなんじゃ完成するはずがない…

今年に入ってから、もうこれしかカーモデル作ってない。気持ちは次に行っちゃってるんですけどねえー…。


(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)




ロールケージ

2009-02-19 | RENAULT5TURBO
ロールケージは、やっぱり必要だろうってことで、でも手抜きして後半部だけ作りました。
最近この手抜き、よくやります。Aピラーに寄り添う前半部分はあんまり見えないし、無理して作ってもうまくフィットしなくて、かえって目立ち過ぎるんだよね…

素材も、ズルしてハンダ線を使ってます。柔らかくて簡単に曲げたり伸ばしたり出来るので、ラクなんです。ただし、ハンダ付けで組もうとすると溶けちゃう可能性あるので、接着剤でつなげてます。



シートは赤とオレンジの2トーン。キットでは形は市販車と同じなんだけど、もっとレーシーなのが使われてそうな気もする。資料画像にはハッキリ形状が分かるのがないんだけど、ヘッドレストは似たような形だから、まあ正解なのかも知れない。
シートベルトは、これも資料がなくてどんなだか分からない。サベルトでいいかなとも思ったけど、赤系のシートに赤のベルトではつまんないので、黒にしてみた。
タメオのエッチング製です。

ほかは、内装はキットのままです。ハンドルもメーターパネルもそのまま。基本、素組みですからねー。

実は、ロールケージとシートベルトの追加って、かなり面倒くさい作業なんだよね…
でも、あるとないとではコクピットの雰囲気が全然違うし、対効果が高い作業なので、やらないわけには行かない。そうゆう義務感でやってるので、イマイチ楽しめない。

模型って、同じジャンルを作り続けてると同じ作業の繰り返し。こうゆうのを楽しんで続けるのは難しいですね、私の場合…
とりあえず、飛行機作ったりして気分転換しながら、っていうのが、今の気分かな。

(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)

「calberson」

2009-02-15 | RENAULT5TURBO
カルバーソンというのはフランスの運送会社でして、黄色と黒をイメージカラーとしていて、配送のトラックやバンもこのカラーリングでフランス中を走り回っていたようです。
ただ最近はあまり聞かない会社名ですけどね、かつてはレースのスポンサーも多く務めていたようです。

特に、黄色と黒のカラーリングをまとってレースやラリーで活躍したルノーのサンクやアルピーヌA310は模型の世界では今でも人気みたいですね、「calberson」でぐぐっても会社関係よりも模型のほうがヒット多いです。

それだけに、フロント・ウインドウに付くハチマキのロゴがなくなってしまったのは悔しい。
カルバーソン・カラーのルノー・サンクなのに、肝心のカルバーソンの文字が失われるなんてね…

無視して進めるわけにも行かないので、寄せ集めのアルファベットで何とかロゴを再生してみた。



「Felnand Alonso」「Lewis Hamilton」「palmalat」のロゴから文字を集めました。

「カルバーソンじゃなくてイルバーソンになってるじゃないか」とか、「文字はみ出してるじゃん。」等というツッコミは、まあ分かっております、修正します。
「c」の文字が無かったので、「e」で代用してます、「b」もなかったので、「p」を裏返しにして逆さまにしてます。
あと、ロゴの両脇にマークがあるはずなので、ここまでやったらマークも何とかしなきゃいけないや、って事で



もう手書き感炸裂ですが、何とかマークも書きましたよ。
あと、ロゴは黄色なのを思い出して、クリアーイエローで塗ってます。

ただ、ここまで文字を並べることばかり考えていて、資料画像を見ていなかったのですが、ここまで来て資料を見直してみたら…



ロゴの文字の間隔とか、マークの大きさとか、全然違う…orz

ま、まあ、キットデフォでもこれくらいいい加減なデカールの場合もあるし、もうこんなもんでいいです。

もうデカールのダメダメなキットのせいで、ここまで苦労しまくりですよ…
次に作るキットの条件は、とにかくデカールがしっかりしてる事だ。


(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)





イライラ作業の気休めに、またこんなもん作ってますw


(スイート1/144 メッサーシュミットBf109F4 冬季迷彩)

2日で出来ちゃう飛行機模型。
なんのストレスもない。
派手めのカラーリングもお手軽塗装。
カルトグラフでデカールも完璧。
汚し塗装もアナログチックで楽しい。

…模型って、本来こうでなくっちゃ…って思います。

なんとか復活したい…

2009-01-30 | RENAULT5TURBO

えー、ここんとこ体調不良です。
年明け以来の不摂生がたたっているので自業自得なんですが模型作りもネットもする気になれなくて情けない。
つくづく、健康って大事だな、と感じる今日この頃。

そろそろ何か新しいキットを作り始めたい気持ちはあるんだけど、作り初めのルノーがまだ完成してないのでキット選定もしてないです。
(心の中では、いくつか候補が挙がってるんですけど。)

さて、問題のルノー5ターボですが、デカールがあんなことになっちゃってどうしようかと思ってました。
資料画像探してる時にどこぞ海外のサイトで同じジーロ仕様の別売デカール売ってるの見かけたんだけど、探し直してみるともう見つからない。
まあ、どっちにしろエレールのお手軽キットに、コストかけてまで別売デカール使う気持ちはないんですけどね。

で、シンナー風呂に漬けて普通のロード・バージョンに仕上げようかとも思ったけど、何となくジーロ仕様にこだわりがあって、思い切りがつかない。

そもそも、このキットはヤフオクで入手したんだけど本当は同じ人が出品していたエレールのアルファ・スッドが狙いだったんです。このルノーはついでに入札してたんだけど、アルファ・スッドのほうは油断してたらほかの人に落札されてしまい、このルノーだけが手元に来たと言う訳です。

なぜか知らないけど、エレールのアルファ・スッドはやたらと高額で取引されてます。キットは特別なものでなく、普通のエレール・クオリティーなんですけどね…。
実車も特別に人気があるわけでもないし、多分流通量が少ないんでしょうね。

で、その出品者のかたが「父のコレクションを整理しています…」と伝えてきたので、ああ多分、お父さんがもう作ることはなくなったんだなと推測して、コレクションを分けていただいたのだから、心して作らなければ、と感じていたキットなんです。

そんな思いもあって、つまづいても投げ出す事はしたくないので、ダメ元で取りあえずシワシワになったところをペーパーで均してみた。



ひゃー。
まあ、ここはひどいことになったけど、ほかのデカールの部分はほぼ無傷で平らに出来ました。

で、タッチアップしました。



でこぼこ…。
でも、ここまでリカバーできたらこのままで行っちゃおうと思います。
手作り感満々ですけど、そもそもエレールだし、デカールがなかった赤いピンストライプも手書きだから、どうせ出来上がりは小綺麗にはならないですからね。

カーモデルって、工業製品のようなキレイな仕上がりが求められるようなところがありますけど、43に限って言えば多少の手作り感は残っててもいいんじゃないかと思うんです。
その手作り感が、美しいと感じるかどうかは、作り手のセンスなんでしょうけどね…

今回は、失敗のごまかしなんで、残念ですけど美しくはならないですけどね。
このあと、またデカールがシワにならないように丁寧にクリアーを薄吹きしてゆきます…


(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)


完成はしてませんが…

2009-01-19 | RENAULT5TURBO

一応、イベント的には完成と言うことにしときました。
詳しい実況は残念ながら出来ませんでしたが、専用ページを作っていただきました。

さいわい、イベントには目ざといカーモデラーのかたは参加されていない様子なのでインチキさせていただきましたが、ここを見に来てくれてる人には未完なのは一目瞭然でしょうw



ハンドルが無いわなー
もちろん、シフトレバーも無視してますw
サイドミラーもなければ、ワイパーもない。
キャッチ・ピンなんてとんでもない。
ハチマキ・デカールも待ってもらってますw



お尻なんて、全く手を付けていません。
テールライトもなければ、ナンバー灯もまだです。
そもそも、リア・バンパーはテープでとめてるだけです。
実はフロントのバンパーも内側からテープどめしてるだけなんですけどね。


デカールは、水に漬けたらバラバラになったりしなかったので安心してたんですが、とにかく貼りにくかった…。
普通、軟化剤を使えばデカールはボディーに馴染んで密着するんですけど、これのデカールは逆に反り返って、フチからどんどん浮いてくる。
ほかのデカールの台紙を使って糊もたっぷり付いている筈なのに、ダメ。
何とか押さえ込んで全部貼り終えたけど、大きさがいい加減過ぎて、どうしようもない。ゼッケンにスポンサー名やドライバー名が乗るのはいけないんだけどなあー。



トップの画像ではフロントフェンダーの「elf」がありませんが、軽くクリアーコートした後でマスキング・テープを貼って剥がしたら、テープに持っていかれました。
さいわい、テープを一昼夜水に漬けておいたら、何とか返していただきましたので、貼り直してます。
それより、フロントの車高が異常に高過ぎます。仮組みの時には気にならなかったのですが、ラリーでなくジーロ仕様であることを考えるともっとペッタンコでもいいんだよな…

ということで、車高は車軸の位置を少し高くして対応することにしました。

デカールは、クリアーコートしていてもマスキングテープで簡単に持っていかれるほどの根性の無さなので、とにかくもっと厚く吹くしかないってことで、少しずつ重ねてます。

しかし…
悲劇はまたしても訪れるのであった…!


デカールが、シワシワに…orz

今はもう、どう解決すればいいのか分かりません…
ちょっと冷静になる必要があるようです…

それでは、また次回。


(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)


進捗状況…というか失敗報告

2009-01-09 | RENAULT5TURBO
偉そうに始めた作り初めソッコーモデリングですが、ソッコー完成どころか松の内が過ぎても完成のメドも立たない状態orz

取り合えず何をモタモタやっていたか、ここまでのところを報告。

まずキットですがエレールのルノー5(サンク)ターボ。
実車は大衆車ルノー5を元に本格的なスポーツカーへと生まれ変わったグループ4マシン。
FF・ハッチバック車のリア・シートの位置にエンジンを移動してミッドシップ・後輪駆動に仕立てるアイデアは、その後のグループBの先駆けとも言うべき斬新なものでした。
当時普及し始めたターボ・エンジンも採用され大変人気のあったクルマです。

確か、タミヤの1/24スポーツカーシリーズでごく初期にキット化されていて、日本の子供たちにもお馴染みだったんじゃないでしょうか?

エレールのキットは1979年ジロ・デ・イタリアに出場した仕様です。


ジロ・デ・イタリアと言えばツール・ド・フランスと並ぶ自転車レースとして有名ですが、70年代には自動車レースでも同名のイベントがありました。公道主体のレースで、ラリー車やシルエットフォーミュラが混在するような不思議なレースです。
(詳しく知ろうと検索してみましたが、自転車レースについてしか出てこない…)

製作の資料を集めようとネットで色々画像を漁っていたんですが、You Tubeで動画まで見て、すっかりこのレースに興味を持ってしまいました。
特に1979年という年は、ジル・ヴィルヌーヴがランチア・モンテカルロで出場したことでも有名。ほかにもストラトスやポルシェ935とか、色んな車種が出ていて興味が尽きません。

おかげで、ソッコーモデリングの主旨に反して少しこだわって作ってやろうと言う気分になってしまい、資料写真とにらめっことかしていて手が進みません。



エレールの43を作る時、必ずと言っていいほどやらなきゃいけないのは、タイヤハウスの中に隔壁を作る事。これをしないと向こうが見えちゃうんだよねえ。
フロントはプラバン箱組み、リアはジャンクを流用しました。



特徴的なリア・フェンダー後方の開口部。
ここには本来ルーバーがあってすごくカッコいいんだけど、キットは簡単なモールドがあるだけでした。
カッコよく再現しようかとも思ったけど、資料写真を見るとどうもルーバーが無いみたいなんで、取りあえず穴だけ開けておきました。



ボンネット上のエア・アウトレットには、そこを囲むようにして「めくれ上がり」があるんだけど、キットでは僅かに凸モールドがあるだけ。
何とか再現しようと考えました。
まず、モールドを削り落として切れ込みを入れます。


洋白帯金(と言っても、エッチングの切れ端)をコの字に曲げて


切れ込みに差し込んで、後方は沈み込ませます。


パテや接着剤でスムーズに仕上げました。
実際はこんなに高くめくれ上がってないんですけど、まあそこは、43的オーバー表現ってことで。



フロントのエアダムの開口部も塞がっていたので、お約束で穴開けてます。
結構面倒くさいよ…
さすがにグリルはモールドのままで済ませることにしました。

などなど、細かい作業を済ませてボディーのサフ吹きも済んで、さあ急いで塗装にかからねば!
と、意気込んでいたのですが、悲劇は突然訪れます。





フェンダーが溶けた…orz

私は乾燥機の類を持っていないので、取りあえず暖かい場所に置いておけば乾燥も速いだろうと思って、ヒーターの近くに置いておいたんですよ。
メタルキットなんかだといつもそうしてます。
プラキットという事で熱くなり過ぎないように、かなり離しておいたんですが、思いのほか効果があったみたいで、すぐにサフの塗膜がカリカリに。
と思ったら、なんか変な感じだなーと思ったら…

熱で激しく変形してました…

エレールのプラは特に柔らかくて、実は今回が初めてじゃないんですが、ここまでガッツリ変形してくれたのは初めてかも…。
フェンダーだけじゃなく、窓枠も内側へ反ってしまってるので修正しようがありません…
メタルの変形だったらチカラ技でどうでもなるし、溶けたんじゃなくて割れたんだったら、裏打ちして直すことも簡単ですが熱変形したものは、とにかくもうどうしようもないんです。


残念ながら、ここでリタイヤ。もうカーモデル作るのやめます。

そんな言葉が頭をよぎりましたが、ふと同じサンク・ターボのロードバージョンのキットを持っていた事を思い出しました。

リタイヤするのはまだ早い…ボディー取っ替えで再アタックだ!ってことで


手間の掛かったボンネットはそのまま移植しました。
ちょっとはラクできるかと思ったけど、ボンネットがやや反っていたのか、全然フィットしなくてすり合わせにまたしっかり時間取られた…


てなわけで、一歩進んで二歩下がる、ソッコーどころか後戻りモデリングでありますが、まあいいじゃないですか…

続きはまた次回…。
多分、次回も完成してませんけどね…。

(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)

謹賀新年

2009-01-01 | RENAULT5TURBO

皆様、新年あけましておめでとうございます。穏やかなお正月をお過ごしでしょうか?

昨年中は当ブログへ訪問&コメントを頂きまして誠にありがとうございました。
今年も、まったり更新ながら続けて行きたいと思いますので宜しくお願いいたします。

今更ながら昨年の反省ですが時間と暇はたくさんあったにも関わらず模型製作はあまり捗りませんでしたね…完成数もここ何年かで最低です。
これは生活全体が乱れて、色んなことが歯車が狂うようにうまく出来なくなったためです。
やはり快適に模型を製作するには、仕事や私生活をキチンと整理して心に余裕を作ることが大事なんだと思います。
新年を機会に、少し心を入れ替えて生活態度を改めるべきかも知れませんね…。

さてさて、毎年恒例なんですが相互リンクしていただいているがらんどうさんが主催されている年忘れ&お年賀モデリング、DONNAMONDAI に、今年も参加させていただいてます。

ベテラン飛行機モデラーのがらんどうさんとは知識レベルも違いすぎて、普段交流も出来ないんですが縁あってこの企画に参加して以来、企画の趣旨には私激しく賛同してますので、毎年この時だけお邪魔させてもらってます。

基本的に素組み・早作りがモットーですので毎年自分のこだわりとの妥協に苦しむんですが、それなりに楽しませてもらってます。
今年はアイテム選びに迷いまして(いや毎年のことなんですが)、あまり高価なキットとか、こだわりのある車種やキットだと妥協できなくなるし、捨ててもいいようなトホホキットを選んだりすると却って完成するのが困難になるし、かと言ってなーんにもしなくてもパチ組みで完成させられるようなモノだと挑戦する意味もなくなるし…ってことで。

で、今年選んだのは、やはりエレールになりました。
エレールって値段は安いけどそこそこ出来もいいし、大幅な改造は必要ないくらい考証もしっかりしてるので、43としてはこうゆう時には向いているキットかも知れません。
ただ、今回はラリーカーで塗装・デカールがかなり難易度高めです。
正直、すんなり完成させられる自信はないんですが…とにかく挑戦だけはしてみますね。
とか言いつつ、大晦日はほとんど作れず出足で躓いてます…トホホ

参加者の皆様の製作の様子は実況掲示板で見れます。
なかなか、実況する余裕もないですが、こうゆう模型の楽しみかたもあるんだな~とのぞいて見てみて下さい。

それでは…製作に戻りますか。