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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

マックスプロ完成!

2021-12-29 | 1/72AFV

毎年、暮れになると今年いくつ完成させれたかなって考えますが振り返ってみますとカーモデルは156/85B一個のみ!ドイヒー

飛行機のほうもマスタングF6C一個だけ、AFVがお年始モデリングで完成させたビゾン

それとこのマックスプロが滑り込みで完成報告です・・・

年間四個って何やってたんだろ自分・・・て思いますよね、作ってた記憶はあるんだけどな・・・

割と手を付けて食い散らかしてるキットもあります、ほぼ出来上がってるけど完成報告に至らないのもあります、でもフィニッシュさせなきゃダメですよねえ、来年はたくさん完成させたいです。

マックスプロはナビスター社製の兵員輸送車です。中東で地雷や仕掛け爆弾などによるゲリラ攻撃に悩まされたアメリカ軍が防御力向上を目指して開発した「MRAP」(Mine Resistant Ambush Protected、エムラップ、耐地雷・伏撃防護車両)のひとつです。

特徴として車体底をV型にして地雷の爆風に耐える形状にしてありその他装甲も強化されてます。このキットはエンジンこそオミットされているもののほぼフルディティールなので、作っていて構造など理解出来て面白かったです。

同じT-モデル製キットのハンヴィーと並べてみる。

ハンヴィーもなかなかデカいクルマですけど、マックスプロは遥かにデカいです。
湾岸戦争から使い続けられてきたハンヴィーがゲリラ攻撃に弱かったこともありその役割をマックスプロに移行させているようです。

エイブラムス戦車と並べても見劣りしない大きさ。車高がやたらと高いので砲撃戦に巻き込まれたらヤバいでしょうねー

完成とは言いながら、本当はAFVは全てジオラマとかフィギュア配置などで仕上げたいんですけどね、なかなかそこまで踏み込めずにいます。

現在はマスキングゾルで台座に固定してあるだけ。せめて地面を作ってあげたいねえ。

(ギャラクシー・ホビー/T-モデル 1/72 M1124マックスプロ 中東戦線2007~2020年?)

 

前回の記事でも書きましたが、年末年始は「年越し・お年始モデリング」今年もやります。

来年は寅年ということで虎にちなんだアイテム、何作ろうかなと悩んでましたがコレに決めました。

ドイツレベル1/144 ユーロファイター・タイフーン「ブロンズタイガー」です。

ドイツ空軍の記念塗装機、いわゆる「タイガーミート機」です。ほぼデカール貼りの製作になりそうですが・・・

生暖かく見守っていただければと思います。出来るだけ随時掲示板のほうにアップしていく予定です。

 

 

ちょっと前になりますが、「ルパン三世・カリオストロの城」(4Kリマスター版)観に行ってきました。

私はルパン三世の熱心なファンでもジブリ映画ファンでも無いのですが、生涯ベストテン映画を選ぶとしたらこの映画は確定なんですよ。

ほかには「エイリアン」と「ニューシネマ・パラダイス」が暫定ながら決定ですが、ほかはまだ決めていない。死ぬまでにベストテン決めなきゃね。

ところが、そんなベスト作品なのにまだ映画館で観たことがなかったのです。ですからもう何度もテレビ放映で観た(セルビデオは買わない主義)作品ですが、このたびめでたく劇場鑑賞出来まして積年の思いが晴れました。

十代の頃、上のイメージカット見てカッコいいなあーなんて思いながら映画館に行かなかったこと、ずっと悔やんでいたのです。(ちなみに上のカットの場面は映画の中にはありません)

作品については今さら説明の必要はありませんよね、誰でも知ってると思います。

宮崎駿に関しては、この作品とルパン三世テレビシリーズの担当回、コナン、ナウシカ、ラピュタまでは大好きでもう盲目的に評価しちゃうんですが、その反動か以後の作品に関しては割と冷めた見方しか出来ないんです。
三つ子の魂と言いますか、やはり若い頃に刷り込まれた感動というのは一生譲れないんですかね。

アニメ作品なので4Kリマスターで大スクリーンで観たところで何か新しい発見があるとか見えなかったディテールが見えるとか無かったんですが、改めて思うところ、

この映画って様々なカットで往年の名作映画のオマージュが感じられますよねえ、

パクリとか言うんじゃなく、同じ構図とかでも無いんですけど、どこか既視感のある映像の数々、そんなのどんな映画でもあるよと思いますけど、この作品はその盛り込み方が天才的と言いますかセンスの良さが半端無いです。

あと、直前の仕事であった「未来少年コナン」との親和性がすごい。ほとんどのキャラクターが同じ役者で総出演している感じです。コナンと見比べるのも楽しい映画です。

当時はまだアニメ映画が子供向けであった時代に、アニメが映画でありアートになりえる方向性を見せつけてくれた作品でした。その輝きは今も色褪せません。


カーボンデカール / F187

2021-12-27 | Ferrari F187

気が付けばクリスマスも過ぎて年の瀬、光陰矢の如しとはジジイになってマジで実感する。

世間では12月も色々ありましたね、F1でホンダが30年ぶりのチャンピオンになったり有名二世の歌姫が急逝したり凶悪な放火殺人事件があったり・・・

言いたいことは山ほどありますが大して気が利いたことも書けないので

要するに、命は儚く人生は短い夢の如くと言うことですわ。毎日を楽しく生きましょうね。


のほほんと生きてるので模型もさっぱり進まない。何もしていない訳ではないですが、のんびり進行です。

黒く塗ったフロアパネルやウイングにカーボンデカール貼ってます。

当初はカーボンデカール貼る予定ではなかったのですが、タメオのリニューアル版キットのデカールを入手したところひと通り黒い部分を覆うカーボンデカールが用意されていたので・・・

とは言っても、旧版キットをさらに自己解釈で弄りまくっている自分の製作品に新版キット用のデカールが合う訳ない。と言うか全然合わない。

ここへ来てリアウイングの翼端板は実物と全然形状が違うことに気が付く。実際は前後幅がずっと狭いのだわ。
ここはもうやり直せないので、旧タメオ→ゼツモと受け継がれた形を尊重。寸足らずなデカールは諦めてモデラーズのカーボンデカールを切り出して貼り、スポンサーロゴだけ切り抜いて上から貼りました。

黒の塗装は艶消し黒にしたんだけどデカールを貼ろうとすると滑らない・気泡は入るで失敗だった。艶ありで塗って仕上げにフラットクリアーで艶を整えるべきだった。
軟化剤で溶かしつつ密着させると大きい気泡は抜けるんだけどかなり表面が荒れるね。

カーボンデカール貼りも久々なのですっかり下手くそになってました。結局、リアウイングの翼端板内側は形状が合わせられないので諦めました。中途半端になっちゃったな・・・・やっぱりカーボンデカール使わなきゃ良かったなと後悔しますが、使わなきゃ使わなかったでやっぱり後悔してんだろうなと受け入れましょう。

まだこんな状態なので年内完成は無理だな・・・。今年もダメダメなままで終わりそうです。

年末年始恒例の「年越しモデリング」イベントには今年も参加の予定です。
進行状況は掲示板にてご覧いただけるので、良かったら覗きに来てくださいませ。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

ずぼらしているブログですが映画館で鑑賞しました映画は全て書き留めておこうと思ってましたが、振り返ってみるといくつか書き忘れていた映画がありましたので、今のうちに紹介しときます。

6月公開の映画でした、

「Arc / アーク」

お気に入り女優さんのひとり、芳根京子主演なので観に行きました。

なんとも評価の難しい映画なんで紹介しそびれていました。

荒んだ生活をしていた15歳のリナ(芳根京子)は科学者であり社長のエマ(寺島しのぶ)に拾われ、遺体を生前の状態のまま保存する技術・「プラスティネーション」を行う会社で働き、やがてカリスマ的なプラスティネーションアーチストに成長。

エマの死後、会社を受け継ぎエマの弟・天音(岡田将生)と結婚。やがて天音は不老不死の技術を開発し、人々は30歳より年を取らずに永遠に生き続けることが出来るようになる。

50年が経ち若いままのリナは、小さな島で老人福祉施設みたいなのを経営。不老不死を選ばない・選べなかった人たちを見守る仕事に就く。

その島で漁師をしている老人と出会うが、それは若い頃に捨てた自分の息子だったー

 

と、まあ。あらすじを書いていても訳が分からなくなる奇想天外なストーリーなんですが、SFというよりファンタジーであり不条理劇の味わいもあります。

前半は近未来のような世界観なのに50年経った世界はむしろ昭和のような日本の原風景で映像もモノクロになってます。
面白い話ではありました。退屈しないしテーマも理解できる。しかし、何とも不思議な世界観に戸惑う部分もあり。自分の中でも評価が定まらない作品でした。

もうレンタルでも観れるので、興味あるかたは是非。

 

「MINAMATA -ミナマタ- 」

ジョニー・デップが写真家ユージン・スミスを演じています。

ユージン・スミスと言えば写真愛好家なら誰でも知っている巨匠です。
自分もモノクロ写真をやっていた頃は彼の作風が理想でもありました。

コントラストの強いモノクロ・プリントが特徴です。

一度生作品を見たことがありますが、写真のメッセージとともに引き締まった黒と浮かび上がる光は強烈なインパクトがあり、丁寧な暗室作業によって創り出された映像に憧れたものです。

アーチストとしてユージン・スミスを捉えていましたが、実は戦場カメラマンとして大戦や朝鮮・ベトナムと撮影を続けた写真家でもありました。

戦場での負傷や精神的ダメージで廃人化しつつあった頃、のちに妻となる日系女性アイリーンの導きで水俣の公害問題の取材に赴きます。

取材を権力によって妨害されたり、デモの混乱に巻き込まれて負傷したりしますが不屈の精神で取材を続けます。

公害の被害者もやがて彼に心を許し撮影されることを受け入れる。

被害者の現状を生々しく写した美しくも悲しい写真の数々が、やがて世界に水俣の問題を知らしめていくことになる。

自分は水俣問題の頃はまだ子供で大きな問題であることは知っていましたが事件の詳細は知りませんでした。
この映画も事件そのものを丹念に描いたものではありませんし、そもそも日本で撮影したわけではないせいもありどこかリアリティに欠ける昔の話みたいになってますが、ユージン・スミスの当時の活躍や苦悩を垣間見ることが出来て良かったです。

今まで何となく雲の上の存在のようだったユージンの本質が知れたような気持ちです。
映画としては面白い楽しいとかではないですが、観て良かった映画でした。


フロア・エンド / F187

2021-12-04 | Ferrari F187

フランク・ウィリアムズが亡くなりましたね。

彼の人となりは知りませんが、何となく味のあるチーム・オーナーであり指揮官でしたね。

ウィリアムズはF1チームとしてはフェラーリに次ぐ王座獲得数を誇る名門チームなんですが、私としてはそれほど好きなチームだったわけではありません。
でもウィリアムズ・ホンダ時代はそりゃあ注目して応援してました、当時はTV放送も無かったので遠くから念を送ってましたw
レース結果を知るのは翌週発売の雑誌「AUTO SPORTS」か「カーグラフィックTV」の放送だったんですよ。優勝してやっと翌日のニュースや新聞に出るくらいでした、そんな時代w

ウィリアムズで作ったことあるキットはこれだけだなあ、FW19

ウィリアムズが本当に強かった頃、デビュー2年目のJ・ヴィルニューヴがチャンピオン、コンストラクターズも獲ってダブルタイトルに輝いたマシン。エイドリアン・ニューイの落とし子でもあります。
ベネトンからフェラーリに移籍したM・シューマッハを応援していた自分には憎らしいほど強くて洗練されたマシンに思えました。

まだ43を作り始めたばかりの頃作ったんですけど、今考えるとなぜ好きでもないこのマシンのキットを作ったのか分からないんだけど、やっぱり強いことでカッコよく思えたんだろうな。
製作には何の思い出もありません・・・・多分その時はそれなりに苦労もしたんだろうけどな、タメオなのでそうでも無かったかも。
この頃のタメオは作りやすかった気がします。

ほかにはウィリアムズを作ったことも無いし、いくつか持ってたキットも手離しちゃってました。今でもウィリアムズ・ホンダ、FW09かFW10なら作りたいと思ってます。

思えば、ウィリアムズがホンダと組んだことでプライベート・チームの時代の終焉を迎えたのかも知れませんね・・・・偉大なプライベーターであり、最後のプライベーターの雄だったんですね、フランク・ウィリアムズ・・・冥福を祈ります。


さてとー、F187

リア・ウイング翼端板が細いステーでフロア・エンドと接続されるんだけど組んでみたら位置が合わないので、フロア・エンドを延長。

すでに薄々攻撃をした後に真ちゅう板の細切りをハンダ付け、溶けやすくて大変だったよ・・・

資料画像など見てたら下面にディフューザーと言うんでしょうか、スプリッターかな、整流版が付いているようなので、これも真ちゅう板で追加。サイドにもステップ状のパーツが付くようです。

こんな部分、ほとんど見えないので無視でも良いんですけどね、前回作った156/85Bに比べて空力的に洗練された部分でもあるので模型でも表現してみたかったんです。

後から後から作業を思い付くので、なかなか進まないねーw

サフ塗ってから、そういえば台座に固定用のナットを仕込んでないことに気付く。いつもいつも、ギリになって思い出す。なんなんだろう、ナット忘却病w

ハンダ付けでナットを固定。無理が掛かっても取れないように全周ハンダで囲っておきます。

上手にハンダ留め出来る人ならここまで頑固に固めなくても多分大丈夫。私ゃヘタクソなので・・・。

そろそろ、黒も塗れるかな?コクピットのディテール手付かずだな・・・。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画
「カオス・ウォーキング」

SF映画です。
遠い未来、人類は地球を離れ多くの惑星に植民していました。

植民されたまま、放置されたある惑星。ここではなぜか男だけ、考えてることが言葉になって相手に聞こえてしまうという???

なんかね、考えるとモワッとした煙みたいなのが出てきて口で話さなくても考えが相手に聞こえるのよ。モワッとした煙は舞い上がって遠くからでも見えるので、男がいると遠くからでも分かるし。

ある日、地球からの宇宙船がこの星に墜落。唯一の生き残りの女の子を少年が発見、少年の村にはなぜか女性が一人もいないので、少年何だか舞い上がっちゃって。
地球人の干渉を恐れる村人が女の子を監禁しようとしたのを少年が助け出してランナウェイ。

なぜ村には女性がひとりもいないのか?徐々に謎が解き明かされながら、少年も村人の支配から解放されていくー。
というようなお話です。

SF仕立てではあるけれど、設定はゆるゆるでどちらかと言えばファンタジー寄り。
惑星の文明が西部劇時代のレベルだったり、モワッとした煙みたいなのをコントロールして幻覚を作り出せたり、そもそもなぜこの星は放棄されているのか・・・
ハードSFを期待するとズッコケます。舞台装置の割にストーリーは村の内輪揉めレベルだし。

これが壮大な冒険譚の序章なら分かるんですけどね、そういう片鱗は全くありません。

まあ、女の子が可愛かったので救われました。ではでは。