43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

仮組み、というか

2008-01-28 | TYRRELL 012

この週末、寒くて出掛けるのも億劫だったので、チマチマと定番作業を続けていたら、何となく、あれっ?あと色塗れば完成?みたいなところまで出来ちゃいました。
まあ実際には配管・配線など全然手を付けてないしまだまだ出来ませんけどね、でもウイングのハンダ付けとかブレーキユニットの組み立てとか、ひとつひとつ片付けていくと、仕上げてるつもり全然ないのに出来上がってしまうというのがタメオのすごいところ。
あまりにもあっけないので、少しは手を加えようと考えています。

塗装の順番の関係でまだ付けてない部品もありますが、組み立てに関しては、もう何にも問題なさそう。
問題なのは、またまた面倒臭いDFVエンジンだなー
最低限のディティールupだけしてやろうと思います。

そうそう、昨年ぽしゃってしまった山海堂ですが、東邦出版が山海堂のF1関連の書籍出版を引き継ぐという記事を見ました。
書籍というのは雑誌出版とはニュアンスが違いますが、なんらかの形で「F1モデリング」も再開していただけると嬉しいんですけどねー。


(写真:タメオ1/43 ティレル012 モナコGP84)



タメオを作りましょう/ティレル012

2008-01-26 | TYRRELL 012

最近はプラモデルの43ばっかり作ってたので、やはりメタル・キットを作りたくなってしまって、昨年暮れから裏でコソコソ作ってましたが、箱から出して眺めては片付け、撫でては片付けって感じで全然進んでませんw
こうゆうパターンは作らないうちに飽きちゃって放置になる可能性高いので、あえてエントリー記事書いて作らなきゃいけない状況にしましょうww

最近のタメオのキットだし何種類か出てますから、作った人も多いでしょうね。プロの方や上級者の作例もネットにありますんで、今更私ごときがつまらない検証したり無理な改造したりグダグダ記事書いても意味ないでしょうから、シラッと完成させちゃおうと思ってましたが、シラッと完成させれるほど甘くはないですね。
やはり、いくら精度が高くなったタメオとはいえ、バンダイのようには行きませんわ。

まあ、ボチボチ進めますw参考にはなりませんww途中で挫折するかも知れませんwww

ちなみに、84年モナコ仕様です。そう、あのベロフが3位でポディウムに立った時のマシンです。

このレースでは、トールマンに乗ったセナが雨の中快走を見せてトップを走るプロストをあと一歩のところまで追い詰めながら、プロストのアピールでレースは打ち切り、最後の周のゴールライン手前でプロストは車を止めたためセナがトップでゴールしましたが、結局この周は無効になったためセナはぬか喜びに終わった、といういわくつきのレース。

セナの才能が一気にクローズアップされたレースでもありましたし、プロストが政治力を働かせたと物議をかもしたりもしました。結局、このレースは途中打ち切りと言うことでポイントが半分になったためプロストは年間チャンピオンを0.5ポイント差で逃す原因になったというオチまでありました。

で、3位のベロフもセナに負けない快走でした。非力なNAのDFVエンジンは雨の中でも安心してアクセルを踏み込め、ターボ勢を次々とパス出来たのでした。

結局3位の成績はその後発覚したマシンの燃料違反で全成績抹消の結果、記録には残らず、将来を期待されたドイツの新星ベロフは翌年スポーツカーレースで命を落とし、全ては歴史の1ページのサイドストーリーとなってしまいましたが、こうゆうマシンが今キットでリリースされるというのも嬉しいものですね。

(写真:タメオ1/43 ティレル012 モナコGP84)

レイトンハウスSC430・完成!

2008-01-17 | TOYOTA SC430

本当は年末に完成させられるくらいまで進んでたんですがDSのせいで今頃完成です。仕上げのチマチマ作業は時間かかるんですよ。と言うか、正月休み明けはあんまり作業してない訳ですけど。

なんでこんなヘンテコなSC430を作る事になったかについては、カテゴリリストのログを遡って読んでいただくとして、変なことやってる割に作業はシンプルなものでして、シンナー風呂のあと塗装し直して寄せ集めのデカールを貼って、普通に仕上げただけです。
パーツも極力キットのものを使いました。自作したり流用したのは僅かで、あとはキットのパーツをシェイプUPで済ませてます。




テールライトもキットのまま。透明ボディーなのでマスキングして塗り残して、赤で仕上げてます。中のダイオードはメッキパーツです。このあたりの表現はバンダイGJ!って感じです。
リア・フェンダー後方のエア・アウトレットは開口してメッシュを貼ってます。



カナードもキットのパーツのままでじゅうぶん薄いです。薄々攻撃の必要なし!
アンテナも細く尖ったものですが柔らかいプラを使う事で安全性も確保しているようです。(アンテナはさらに細くしようと削ってるうちにダメになっちゃって、結局自作しましたが。)



唯一、自作したパーツがサイド出しのエキゾースト・パイプ。
キットはモールドでしたので、穴を開けてアルミパイプを削って作った物を差し込みました。
ホイール・ハブにはディスク・ブレーキも一体化されていて塗り分けだけでこのディティール!ホイールもそこいらのガレージキットとは比べ物にならない造形。センターロックも今風のものがモールドされてます。
タイヤが何とも四角くて残念なんですが、あえてキットのままです。こんなの別売り品に替えてたら、コスト的にアンバランスですもん。



リア・ウインドウはミラータイプにしようと思って、アルミテープ貼りましたが、コレ、ちょっと磨いただけでキズだらけに…!
実際には写真ほどひどくないですけど、やっぱりイマイチかな…黒塗りでよかったかも。
つーか、レーシングカーのリア・ウインドウってどうなってるんだ?最近、透明なの見たことないけど、後ろ見えるんだろうか?もしかして単なる飾り?
だったらボディーカラーで塗っちゃうほうが良かったよね。

と言うことで、キットのパーツのままでもじゅうぶん満足出来る完成品が作れちゃうバンダイの43キットです。透明ボディーに窓はめ込み済みというのも、マスキングの手間を別にすれば悪くない方法です。
つくづく、デカール貼り込み済みという構成ミスが悔やまれます。
もっとも、デカールの質自体が悪過ぎですから、デカール添付されてても使えないかも知れないです。マジでどっか、別売デカール発売して欲しいぞ!
(○ッフェさん、○ブさん、○ュージアムコレクションさん、お願いします!)








えー、完成画像撮り終えてなんか足りないなーと思ったら、ドアノブとトランクのフック忘れてました。…また追加工作です…

80年代後半、バブル景気の波に乗って人気を集めたファッション・レジャーの総合ブランド、レイトンハウス。とりわけレース活動には熱心で、ついにはF1チームを経営するまでに登り詰めましたが、バブル崩壊とともに不正融資疑惑や巨額の負債による親会社の破綻により、レーシング・チームも幻のようにレースの世界から消えて行きました。
それでも、当時の浮かれた世相や爆発的なF1人気の熱狂とともに、レースシーンを駆け抜けたレイトン・ブルーの活躍は今でもファンの中に鮮烈な記憶として残っています。
もし、あの時代がもっと長く続いていたら…あの頃の熱狂がふたたび戻ってきたら…レイトン・ブルーが今でもサーキットを走り抜ける夢を見るレース・ファンのひとりとして、こんなフェイク・モデルを作ってみました。
夢のあった時代、夢に終わった未来を、ちっぽけな模型に実現させてみるのも、これでなかなか退廃的な楽しみでもあります。
91年、全てが暗転したあの年の記憶をゼッケンにこめてみました。
こうゆう模型の楽しみ方、いかがでしょう?

(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 2007)

シトロエンDS19

2008-01-12 | CITROEN DS19

ネットイベントの「年越し・作り初めモデリング」で、1週間で作ったシトロエンDSです。実質製作時間は10時間ぐらいでしょうか?
出来はそれなりですけど、せっかくなので画像晒しときます。
(イベント参加時の製作記は、こちら。

実車は1955年に発表された時、「未来から来たクルマ」と形容されるほど斬新なスタイリングとメカニズムで注目されました。
発表と同時に大人気となり、派生型も含めて20年にわたって生産され続けた、20世紀を代表するクルマのひとつだと思います。


全長5メートル近い、流れるようなボディーラインは宇宙船に例えられたりしました。


メカニズムも斬新で、金属の代わりに空気をバネにしたハイドロマチック・サスペンションという足回りを装備していました。今でこそエア・サスペンションは珍しくありませんが、当時としては画期的システム。
コントロールによって反発力を変えたり、車体を常に水平に保つ機能も備えていたらしいです。

こーんなイメージで宣伝してましたw


前輪駆動方式、パワーステアリング、サーボ・ブレーキなんかも、当時としては斬新だったんでしょうね。

カテゴリーとしては乗り心地重視の高級車という事になり、歴代フランス大統領にも愛用されたクルマなんですが、意外にもモータースポーツにも進出していて、59年のモンテカルロ・ラリーで優勝しているほかラリーを中心に長年活躍したようです。

また、古いフランス映画には当たり前のように登場しますし、今となってはレトロ感たっぷりのスタイリングはアート感覚でデザインに取り入れられたりして、誰にでも親しみのあるクルマなんじゃないでしょうか。

さて、エレールのキットですが残念ながらあまりおススメできるアイテムではないですね…
DSの最大の魅力であるスタイリングがイマイチ控えめ過ぎるんですね。
フロントフェンダーからドアにかけてのラインなんか、もっとグラマラスでもいいような気がするし、リアの落ち込み具合もちょっと足りない。後半部分もボリューム不足なのかな…正確なのかも知れないけど、自分のDSのイメージとはちょっと違う感じでした。


特にリアウィンドー、実車はトランクのラインから連続してルーフに潜り込むような感じなんですが、キットは逆でルーフとの段差が少なくトランク前端に深く入る感じ。これだとウインドーも立ち気味になって雰囲気が違うしクリアパーツの厚みのせいもあって、ウインドーが飛び出してるようにすら見えてしまいます。

仕方がないのでヒートプレスで自作しつつフィッティングして行きましたが今回は時間をかけない作り方が前提だったので徹底できず、塗装後合わせてみたら隙間ができる始末で、トランク前端にモールを貼って隙間を埋めたりしました。

また、ホイールカバーやバンパーやルーフ周囲のモールなど、メッキパーツにしておいてくれたほうが良かったと思えます。
カーモデラーには、パーティングラインの処理などのせいでメッキパーツは人気ないですけどエレールの43はエントリークラスのキットだと言うことを考えると、メッキ表現は施工済みのほうがありがたいですよね。
私も、メッキ表現できる塗料なんて持ってないので、缶スプレーで済ませました。

あと、Cピラーの波板模様がなかったり、ウインカーがデカール表現なのも残念。
ウインカーは自作してみましたが、実はセンターピラーに何やらランプがついていて、本来これがウインカーの役目を果たすのかなと…
フェンダーにつくウインカーはデザイナーの意に反する、妥協の結果のような気がしたので、あえて付けませんでした。
ドアノブはモールドですが、本来なら削り取って自作なんですが、今回は時間節約のため塗り分け。でも、ここは時間かけても自作後付けにすべきでした。仕上がり後の目立ち方が大き過ぎました。

フロントやサイドのウインドーも分厚すぎるし合いも良くないので作り直しましたが、サイドは透明シートをペタッと貼っただけなので、気が付いたら隙間いっぱい開いてたw
逆にフロントウインドーはボンネットと少し隙間がないといけないのですが、接着剤が隙間を埋めてしまいました。
ワイパーは簡単なエッチングパーツを持ってきて貼ってます。本来、あんまり見えない筈なんですが隙間がなくて隠せませんでした!



タイヤハウス内側のバルクヘッドがなくて、向こうが丸見えなのはエレールのお約束。幸いリアタイヤはフェンダーに覆われているので、前輪側のみの処理で済みましたが、組んでみたらまだ足りなくてフェンダーの内側から室内が見えますorz
トレッドがびっくりするくらい狭いですけど、当時はこれが普通だったんですよん。

色に関しては、今回は遊び心を強く持って、普段使わないような変わった色にしてみたかったのと、塗装を速く済ませるためにメタリック系にしたかったのでこうゆう色になりました。


半埋め込み式のヘッドライト、この頃は純粋なレーシングカーぐらいしか採用していなかったので、これも斬新ですよね。フェラーリですら、50年代にはまだこんなスマートなノーズじゃなかったのだ!
上から見ると丸いノーズ。なんでも、縦列駐車で前方に障害物があっても後退することなく脱出できるそうな。ホントかな?
ノーズのデカールは貼っておいたら知らないうちに剥がれて紛失、ジャンクから文字を拾ってきて貼り直しましたw

そんなこんなで、イベント参加の早作りでしたがどうにか完成してホッとしてます。正直、こんなに手が掛かるとは思ってなかったですよ、最近はエレールの良いキットに当たってましたから…
それでも、ちゃんと研ぎ出ししてピカピカに出来たのが良かったです。
研ぎ出しが苦手な自分ですが、デカールがない分ラクだったかも知れません。

DSは、普段作っているレーシングカーなどとは違う次元で好きなクルマだったんですが、今回作ってみてまた好きになりましたね。
本当は後期型の釣り目のDSのほうが好きなんで、また機会があったら作りたいです。どっかからいいキット出てないですかね?






(写真:エレール1/43 シトロエンDS19 1959)






謹賀新年

2008-01-06 | 模型

いつもご訪問いただいている皆様、明けましておめでとうございます。

…って、もう何日だよ!って感じですが、年末にお知らせした通り、正月中はがらんどうさん主催の「年越し&お年賀モデリング」 に参加しておりまして、そちらに投稿しておりましたのでブログほったらかしになってました。
模型作るのはいつもと変わらない生活なんですが、正月ということで飲んだりする機会も多くてすっかり生活のペース乱れてしまいました。
年末から天候が良くなかったこともあり、出掛けることは少なかったんですけどね。ちょっと旅行にも行きたかったんですが、まあ好きな事してられたので良かったのかなと。

作り初めに選んだネタは、またしてもエレール、でも私としては珍しくスポーツカーでもレーシングカーでもない、純粋な乗用車シトロエンDSにしました。
製作状況に関しましては、そちらの実況掲示板またはまとめページを見て頂くとして、もう正月もそろそろ終わりなので完成としましたがまだちょっと手を加えたいところもありますので、ちゃんと終わらせたらまた完成画像やキットの感想など、こちらで紹介したいと思います。

あと、さすがに同じキットばかりに向き合ってると飽きますのでSC430も少し進めてました。ようやく上下合体しましたがこのへんから完成直前のグダグダと言いますか、色んな問題が浮上してきていつも通りの停滞に陥りそうな予感。

さてさて、何だかんだで新年も始まりました。
模型を通じてネットでお付き合い頂いている皆さんも、実生活の充実とともに豊かな模型ライフを過ごして下さいませ。
私はと言えば、実生活も模型も、今年ものんびり、風まかせ…って感じですかねー。いい風が吹いてくれるといいなーってとこです。
ぐうたらブログものんびり続けていきますんで、またご訪問&コメントなど、よろしくお願いいたします。