goo blog サービス終了のお知らせ 

43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

PORSCHE911GT1 LM97 完成画像集

2011-10-16 | PORSCHE 911GT1

 

日曜日、時間がありましたのでデジタル一眼でがんばって完成画像撮っておりました。
(今回の画像は全てクリックで1200x800のサイズで見れます。大きいサイズで見てみてね。)

ブログを始める前までは、模型を作っても画像を保存するということはほとんどなかったですね。
一時期、ミリタリー系の模型を作ってた頃(中学生ごろ)は、情景写真など撮ってみたりしましたが、何しろフィルムの時代でしたし、カメラもオリンパスのペンぐらいしか持ってなかったのでマトモな写真撮れませんでしたね。
それに、写真屋さんに現像に出さなきゃいけないのが何だかこっぱずかしかったw

その後、カメラを趣味にし始めて、ネイチャーフォトなどで接写もするようになったのでマクロ撮影の道具も揃えたし、モノクロ自家現像&プリントも出来るようになったので、模型撮影も可能になりましたが、その頃は模型やめてましたし。

1/43で模型趣味に出戻って、やがてデジタルカメラの時代になりブログを始めるようになり、より簡単に模型撮影も出来て発表の場も持てたことで、「作って撮って晒して恥をかく」という趣味の形態となりましたw

模型を趣味にしている人も色々でしょうし、あくまで作るだけ、仲間と見せ合って楽しむ、模型展やコンテストに積極的に参加…どれも素晴らしいと思いますが、やはり何らかの形でつながりを持つというのは、どんな趣味であれ、より楽しめる趣味のあり方だと思います。

まあ、せっかく晒すんだから、ちょっとでもうまく撮って、少しでもよく見せたい。と思うのは人情でありますが、技術的にうまく撮ったからと言って、作品がよく見えるかどうかは、微妙ーですなあ…。

一眼レフで撮るには、機材はともかく、それなりの技術とか手間が掛かるわけですが、前回のログのコンパクト・デジカメで撮ったのと比べて…うーん、どれだけ差があるのか。
前回も書きましたが、むしろコンデジのほうがうまく撮れたり、よく見えたり…と言うことも、あると思います。

 

 

 

 

この26号車は、1997年のルマンでトップを快走しながら、残り2時間というところでオイル漏れから出火・炎上して無念のリタイアを遂げた悲運のマシンです。
注目を浴びて登場した96年型(タミヤのキットでもおなじみ)、ワークス・ポルシェ復帰三年目にしてようやくルマンを制覇した98年型に比べると、やや陰の存在のような97年型ですが(そのせいか、ネットに画像も少なくて資料集めに苦労した)、圧倒的な強さを見せたのもこの97年型だったし、よく見るとスタイルもかっこいいではないですか…。

作るのが一番あとになってしまって、すまぬ。でも、これでようやくワークス911GT1、苦闘の三年分が揃いました!

ほぼ、丸々二年掛かりました…。
まあ、そのあいだにほかのもいくつか作ってましたけど。
さすがに、同じような車種ばかり作り続けると飽きたりするけど、それなりにサボりながら作ってたので何とか持続しました。
とりあえず、これで911GT1の呪縛から解放される…。いえいえ、楽しかったですよ~。
だってまた、ポルシェ作りたいと思ってますもん。今度は、ふつうーの911の、レースカーが作りたいw

 

まあ、何はともあれがんばって作って、それなりに愛着もたっぷりの作品を今度はがんばって撮影する、それもまた楽しいものであります。
こうゆう形態で模型を楽しみ、そしてたくさんの人に見ていただけるというのは、こんなマイナーな趣味をしていても幸せな気持ちになれるもんであります。

いつもコメントをいただいたりするのは限られた人なんですけど、毎日本当にたくさんのアクセスがあるんです。
同じようにカーモデル、1/43を楽しんでる人が共感してくれたり参考にしてくれたりするなら嬉しいことですし、まだ模型は作ったことない、1/43は作ったことないという人たちが見ててくれて、楽しそうだな、やってみようかなと思ってくれたら、そんな嬉しいことはないです。

だから、毎回愚痴やら失敗の反省やらばかりでなく、模型の楽しさも伝えていかなきゃいけないですね。

模型を作ってて楽しい時。作ってる間もそりゃあ楽しいですけど、こうやって完成させて、画像を撮っている時。これもまた、とても楽しいのです。 

ちょっと加工して遊んでみたり。

こうゆう楽しさ、伝わっているかな?

まだ知らない訪問者の人たちの心にも、響いてくれてるといいなあ。

 


とりあえず、完成! PORSCHE 911GT1 LM97

2011-10-13 | PORSCHE 911GT1

最後になってデカール問題でガッカリになってしまった911GT1 97年型ですけど、タッチアップをしたり小物類を付けたりして、どうにか完成しました。
気になるタイヤレターのデカールですが、黒を少し加えたツヤ消しクリアーを吹き付けて目立たないようにしました。もう気にしません!

振り返ってみると、一昨年から作ってた911GT1シリーズ、ようやく三台目も完成しまして、これでワークス・ポルシェのルマン復帰三年間を戦ったGT1をコンプリート!
三台、それぞれ個性がありますが、一番目立たない存在の97年型、作ってみたら意外とスッキリしたカラーリングやら伸びやかなスタイリングがカッコ良くて、自分的には一番のお気に入りになりました。
同じようなのを三台も続けて作れば、多少なりともノウハウを手に入れて、工作も比較的うまくいったと思えますしね。
(それだけに、最後のgdgdが惜しまれる…。)


(左側の窓にMobil 1のロゴがないのも寂しい…)

せっかくコンプリートしたんだから、三台並べて記念撮影…と行きたいとこなんですが、一眼レフの調子が悪くて、どうにも撮影がスムーズに行かないっす。

具体的にはカメラじゃなくて電池の調子が悪いみたいで、フル充電してもすぐガス欠しちゃいます。
ニッケル水素電池は自然放電が多いって言うけど、そんなレベルじゃない…使わずに放置してる時間が長かったから死んじゃったのかな?
充電式の単三電池はエコとか言うけど、ろくに使わないうちに死んじゃったら意味ないよねえ。
2セット(4本X2)とか買い換えるとコストもバカにならないし、廃棄すると乾電池よりもニッケル水素のほうが環境への負荷が大きい気がする。
次にカメラ買う時は、単三式よりもリチウムイオン式のがいいような気がしてきた。

ということで、今日の画像はいつも使ってるコンデジで撮ってるワケですが、望遠レンズがないので迫力ある画像が作りにくいんだよね。
接写をするとパースが付き過ぎて、いかにもオモチャを撮ったような絵になってしまいます。実車のように撮ろうと思ったら、多少遠い位置から撮りたいワケです。

これはデジ1で撮りました。手持ち撮影なので望遠ってほどではないですが、少し離れた場所から撮ってます。しかし、デジ1の欠点はCCDが大きいために、被写界深度が浅くなってしまうこと。相当絞り込んでも、43のカーモデルでは前から後ろまでピントが来るようにするのは無理!
小物撮影に関しては、出来るだけCCDの小さいコンデジのほうが向いているワケですね。

そんなわけで、今新しいカメラが欲しいと思ってるところ。
別に、模型撮影専用ってわけでもないですが、普段使いでも使い勝手良くて、小物撮影にも強い…そんなカメラが欲しいです。
具体的には、CCDは小さいほうが良くて、光学ズーム装備で、レンズの解像度は高くて、絞りやシャッタースピードを選べて、シャッターラグが少なくて、画素数なんかどうでもいいわ。安いほうがいい。
私は、コンデジは気に入ったら同じ機種を何台も買いたい人なので、安くないと困るw

でも、こうゆうイビツな要求に答えてくれるカメラってあるんでしょうかねえ?
世間一般の人って、それぞれ色んな基準でカメラの機種選定してるんだろうけど、自分の要求ってかなり特殊なような気がしてきたw

えー、そんなワケで撮影に手間取ってますんで、ちゃんと撮った完成画像とか勢ぞろい画像は後日改めて追加したいと思います。
そもそも、祭りアイテムですから、22ヶ月遅れですけどコンプリート報告しなきゃなりませんが、そっちも今しばらくお待ち下さい…

 

そして、気持ちは次のキットへ…。

いや、まだ作りかけはあるんですけどね、皆さんご記憶にあるのもあれば、ひそかにお手付きしたまま放置してるのもあれば、ヒコーキもあったり、みんなみんな面倒見なきゃならんのですが、ついついまた別のキットを作りたくなったりしちゃうんですよwww

なんだか、メタルキットが無性に作りたくなりましてねー
これはまた、一筋縄では行かない気配の漂うキットなんですけどねー
レーシング43って、まだブログ始めてから作ったことないしー
作ってみようかなーなんちって

とりあえず資料は少しづつ集めてますけど、手を付けたらすぐ放り出すかも知れんwww

まあ期待せずに生暖かく見守って下さいませ…。

 


完成直前の…落とし穴/911GT1'97

2011-10-05 | PORSCHE 911GT1

えーとですね、ほぼ完成してんですけどね、最後に落とし穴が待っておりました。

このキット、デカールに関しては印刷の精度は低いものの、貼りやすかったしクリアーにも負けないしで安心しておりました。
しかし、災難は油断につけ込んできます。

まずは、ウインドーやらライトカバーやら擦り傷だらけにしちゃったので、予定外でしたが最後のクリアーコートをしてた時のこと。

一度、薄めに吹き付けて、少し乾燥させていよいよ仕上げ吹きをしようと、ブワーッと吹いてたら…

なにやら異常発見!

うっ、サイドウインドーに貼ってあった「Mobil 1」のロゴデカールがっ…

なんか剥がれてめくれ返ってます…おいおい…
しかも、半分ぐらい無くなっちゃってますよ?

実は、仕上げ吹きの前に念のためブロワーでホコリを払ってた時、なにやら白いものがハラハラと落ちたような気がしたんですが、そうです~一度目に軽く吹いた時に剥がれかかってて、それをブロワーで吹き飛ばしちゃってたんですね~

幸い、クリアーで溶けたんじゃなくてめくれて来たのですから、まだラッキーです。
カタチが崩れてなければ、貼り直せます。

とにかく、舞い落ちた破片がなければ話になりませんが…

無事、破片発見!

ホッ…

最悪の事態は回避できたようです。

いつもはデカールは完全に密着しているように貼り付けた後に念を入れて軟化剤で溶かして融着させたりなどの処置をしてるんですが、ほかの作業に気を取られて念押しを忘れたようです。反対側も気泡が出来るなどのトラブルが出ました。

替えの利かないデカールは、多少のトラブルがあっても何とかしなきゃなりません。千切れようが、破れようが、あきらめるワケにはいかんのです。

…で、画像はありませんがオチですが、

繋ぎ合わせて貼り直し作業してましたが、その際に軟化剤を多用し過ぎて、
結局、全部溶けちゃいましたw

 替えのデカールがなんかあるだろー、と、ジャンクを探しまくりましたが、ないんだよねー
無いものねだりしても仕方ないので、この窓のデカールはあきらめました…とほほ

いずれ、どっかから手に入るかも知れないし、その時に貼ればいいよね?
人間、あきらめが肝心ですっ

 

しかし、このあとのトラブルには正直ほとほと参った。

タイヤレターのデカールです。
劣化したデカールが、水に漬けたらバラバラに…って話はよく聞きます。
しかし、このキットはここまでそんなひどいトラブルはなかったわけだし、まさかと思うじゃないですか。
しかも、バラバラなんて生半可なものじゃない。
粉々に…って形容詞のがふさわしいかも知れない。

最初は、台紙から浮き上がってくる時に割れてしまうだけだったんですが、その破片をピンセットでつまもうとすると、またバラバラに…

どうして、このデカールだけ?夏の間に劣化が進んだのか?
しかし、リアウイングやらミラーのデカールは普通に貼れてます…
想像するに、このタイヤレターのデカールにはツヤ消し処理がされていたようです。どうも、それが原因ではないかと…
本当のところは分からないですけどね。

何しろ、ミシュランのルマン用タイヤなんてそんな一般的じゃないので、これもジャンク探したってありゃしません。千切れようが、破れようが、あきらめるワケにはいかんのです。

しかも…ここはあると無いとでは見た目の影響がでかい…。サイド窓のデカールと違って、無しで我慢する選択肢はありません!

で、オチですが、とにかく破片だろうが何だろうが、貼れるものは貼って繋ぎ合わせて、足りない部分は筆塗りでタッチアップ…

結果、見るも無残なタイヤになってしまいました…

もう、見るたびに気分が悪くなっちゃって、精神的にきついんですけど

この落ち込みから立ち直るには…逆療法!
画像を晒してしまうしかないでしょ、ってことで

 

えー、これがどうにか正常に貼れた左前輪。
救援物資のスポーク、バンダイから流用のブレーキローター、センターピン&ナットはタメオ。
自慢の出来の足回りだったんだけどな…

左後輪。
トラブルはおもに、「Pilot」のロゴのあたりに多く出てます。
ぐちゃぐちゃになった部分を黒で塗りつぶして、白で筆書きしてます。
米粒に仏様を描いたり、写経する人もいるんだから、これっくらい書けなきゃいかんのですけど、ラッカー塗料ってのはすぐ乾くし、書きにくいね。オマケに白は薄めると透けちゃうし。

右後輪。
もう読めませんな。文字の前に付く飾り模様もばらけましたんで、筆書き。
ここは「MICHELIN」の文字もバラバラになったので、ジャンクから唯一出てきた使えるデカールに交換しました。たぶん、レーシング43のもの。キットのに比べたら100倍貼りやすくて丈夫で、泣きそうになった。

右前輪。ここが一番ひどいな…。
「MICHELIN」は、エレールのラリーカーのジャンクデカール。文字の傾きがだいぶ違うけど、少し傾いてるだけいいほうだったんです。ほかのラリーカーの「MICHELIN」は、全然傾いてなかったですから。しかも、タイヤ用じゃなくて直列しているロゴだったので、切り目を入れて丸く貼れるようにした。それでもキットのデカールより貼りやすかった。
ベースが青だったので、字間を黒で塗ってごまかしてます。

ご存知のように、43だと直径15mm程度のタイヤです、画像よりももっと小さいので肉眼だとほとんど分からないよ、と思うかも知れませんが、このへんのシャープさが出てるかどうかで、43の精密感て大きく違ってくるんだよねー。
しかも憎たらしいことに、ボディーとかほかの部分のデカールは全然シャープじゃないのに、タイヤレターの部分だけ、結構シャープに印刷されてんだよね…

いずれ流用できるデカールが見つかったら、貼り直したいところだけど、でも苦労してタッチアップしたのも自分の模型だと思って、このまま残しますか…
何しろ、この貼り直しやタッチアップだけで何だかんだと二日ぐらいやり続けているのだ。

こんな状況ですけど、次回は完成画像となりそうです。
最後に来てお約束のグダグダとなりまして、まったく面目ない…

 


リア・ウイング

2011-09-28 | PORSCHE 911GT1

バンダイの1/43キットも、とんと続きが出てこないし童友社から発売の中国製1/43キットも当初の4車種以降出る様子がないし、ENTERBAYのもF430と599で止まっちゃってるし、なかなか1/43のプラキットって一般化しないなーとガッカリな昨今ですけど、エレールから新キット発売されるらしいです。

シトロエンC4 WRC2010

いいねえ、エレールって。1/43キットはずいぶん昔から発売してるけど、一度にたくさん出すのでなく、少しづつ、途切れることなく継続している。
前に出た一番新しいのは、クサラWRCの新金型だっけ?206WRCの新金型のほうかな?
思い出せないくらい前だけど、まあフランスのメーカーらしく押さえるべきところを押さえてる感じです。

さすが、1/43キットの王国フランスですよね。こんなふうに静かに、継続的に、長く文化を育んでゆくのは欧州的だと思います。日本って何でもすぐ食いついて、飽きたらポイみたいな国民性で、それはそれで良いところもあるんだろうけど、趣味の文化が育ちにくい土壌だと思います。

で、C4の価格ですけど、通常価格1890円

マジですかw

エレールに千円以上出す気になれんなあー。カルトグラフのデカールでも付くんですかね?(ありえない)

通販だと3割引だから、大した値段でもないですけどね、プラモデルの価格高騰の波がエレールにまでやってきたか…って感じですわ。

 

さて、911GT1です。
リア・ウイングの自作は定番作業になってます。
キットのパーツはステーもウイングも翼端板も薄いエッチングで、ぺらぺら感全開なので、ウイングらしい抑揚がつくようにしてます。

ルマンだし、少し反らすだけでも良いんですけど、ウイングの上面て前方はやや膨らんでて、後方が上に跳ね上がる感じなんですよね。一枚の金属板をそんなカタチに曲げるのは難しいので、下面はキットのパーツを少し反らせて、上面はアルミ板を「~」型に曲げて貼り合わせてます。
アルミ板は柔らかくて曲げやすいのが良いです。真鍮板や洋白でも薄ければ曲げやすいと思いますが、そんな薄い素材は手持ちがないので。

ただしアルミはハンダ付けできないのが残念。今回、翼端板のパーツは下側だけハンダ付けしてます。何の補強もないT字接着なので、ハンダ付け以外は考えられません。

これで、前方が膨らんでて、後方が跳ね上がったウイングの完成…。

ん?

画像見てて気がついた…

後方が跳ね上がって…いません…。

はい、前後を間違えて翼端板付けちゃいましたw

とほほ…

ハンダ付けのいいところは、すぐ外してやり直せるところですね!

というわけで、このあとやり直しました。

どうして、いつもいつも、こうゆう失敗やらかすんだろう…。
「前後は間違えちゃいけない。」って、ずっと気にしてたのに。肝心なところで、注意力を無くしてしまってるんですね…。

 

さて、ステーのほうはボディーに接着する予定ですので、ウイングだけで塗装しなきゃなりませんが、こんな状態だとどこにも持ち手がないのが悩む。

結果、翼端板の塗装は後回しにすることにして、

こんな風に、翼端板を挟みこむようにして塗装しました。
クリアーコートまで終わったら、マスキングして翼端板を塗る予定。手間がかかるねー。

こんなふうに、シロートの模型作りってのは、失敗とおバカなアイデアと無駄な手間の連続で、まったく面倒くさい作業の連続です。
こんな趣味、一般的には流行らないわなー、と思ってしまいますね…。

 


ヘッドライト

2011-09-26 | PORSCHE 911GT1

すっかり涼しくなりました。
暑いのも困るけど、寒いほうがもっと嫌。今ぐらいの気候がちょうど良いんだけど、「ちょうど良い」って陽気は、長く続かないんだよねえ。
だんだん寒くなっていく季節は、何だか寂しい…。

ヘッドライトですが、キットのパーツをそのまま使ってます。あまり評判の良くないプロバンスの「樹脂盛り」だけど、私はそれほどキライじゃない。
小さいライトのほうもちゃんと小さい「樹脂盛り」のパーツがあって、嬉しいぐらいです。

バキュームのヘッドライト・カバーを貼ったけど、指でなぞるとエッジ部分がどうもスムーズじゃないので、ペーパーがけして均しました。どうせもう一度クリアーコートするので、平気です。

フェンダーとルーフ部分の下地が出てしまったので、白でタッチアップ。筆で塗ったけどキレイじゃないので、ブラシでやり直してます。
部分的なタッチアップの時は、こんな感じで部分的にマスキング。
ルーフの「Mobil 1」のところは指で隠して白を吹きました。

マスキングテープが使い古しなのは、ケチな訳じゃなくて古いやつのほうが粘着力が落ちてて、トラブル起こしにくいんだよね。
ほかの人の記事で読んでなるほどと思ったので、使ったマスキングテープも捨てないでそこらへんに貼りつけておいて、再利用してます。
ただし、境界線の吹き漏れしやすい部分はある程度粘着力あるテープじゃないと失敗するかも。

サイドのルーバー部分にはカーボンデカール。大きめに貼ってソフターで馴染ませた後、余分を切り取りましたが、拡大して見るとけっこうこびりついて残ってて汚いな…。丁寧に除去しなきゃいけません。
ルーバーのくぼみは、一旦乾燥後に切り込みを入れて軟化剤を付けて馴染ませます。

ここだけでも結構苦労する作業だけど、この色のデカールだと実際は肉眼ではほとんど模様が見えません。
かと言って、もっと目立つ模様のデカールもちょっと違うんだしねえ…。

まあ、自己満足の世界ですから…。

 


窓貼り 失敗の巻

2011-09-20 | PORSCHE 911GT1

いつも窓貼りは難関で、なかなか手が付けられない憂鬱な作業なんですが、今回の911GT1 97年型は少し違いました。
前に完成させた96年型の窓、バキュームが思いのほかピッタリで、とてもキレイに貼れたので今回もうまく行くような気がしていたのでした。
それに、717Cは透明度も低くチリも咬んでいて残念なバキュームだったのに比べると、今回のは透明度も高いしキレイなバキューム、しかも2枚入っていて失敗も怖くありません。

てなわけで、喜び勇んで窓貼り作業開始したわけですが、早速一枚目はザックリ切り過ぎて、あっと言う間に後がなくなりましたorz

それから、フロントウインドーは96年型と同じバキュームが入っていて、初めはパーツミスかなとも思ったけど、ヘッドライト・カバーは97年型専用のが別のシートで絞ってあったので、やはり流用なのですな。
いくら実車が同じだとしても、キットが違うと窓も専用じゃなきゃボディーと合わないだろう…とも思うのですが、ボディーも同じ原型から作り直したか、原型から複製を作って作り直したかなんでしょうね。

そのせいかどうか分からないけど、少しずつ切り進めて窓枠の内側も削って調整しながら合わせこんでみても、どうにもフィットしない。

仕方がないので強引に貼り付けてみたけど

右側は少し窓が浮き上がってる状態。

左側は、窓が一段低くなってる状態…
左右それぞれでは、どちらも許容範囲なんですが、左右で違うというのが気分が悪い。
接着剤で部分的に固定しながら貼り進めていったので、剥がしてやり直すタイミングを逃したまま、こんな状態で全体接着してしまった…

思えば、ここからでも剥がしてやり直す手もあったのだが、717Cで窓を削り込むという荒業で乗り切ったことを思い出して、実はそのせいで完成度がイマイチになってしまっていたのに、二度とするまいと思っていた禁断の手をまた使ってしまい…

 

…なんだか、ひどいことに…orz

右側を削り込んで、ほぼツライチにまで出来たのは良かったんだけど、今度は左側の落ち込みが気になって、窓枠のほうを削るというさらなる荒業…
そのうち、ルーフのエアインテーク下の部分の窓枠も出っ張りすぎてるのが気になり始めて、ここもガシガシ削ってしまった…

透明度が高くてキレイなウインドーも、哀れキズだらけに…
いくら磨き直せばキレイに出来るといっても、プラと違って柔らかいので完全にキレイにはなりません。クリアーコートするしかないでしょう…

しかし、そもそもこのGT1には窓枠なんて無いんですよね。
今のクルマは市販車もそうだけれど、窓部分の開口部にガラスのみ外貼りしてあって、ガラスのフチには特にフチドリもしていない。内側の接着面が黒く見えているだけなんです。

しかも、キットの完成画像では

こんなふうに黒いフチドリの中にだけハチマキが貼ってあるけど

実車はルーフやらAピラーにつながるところまでハチマキが広がってます。
Aピラーも白いです。(96年型は黒くて正解。911GT1はAピラーからルーフ前端がカーボンフレームになっていて、スパイダーのような構成になっているようです。)

というわけで、デカールだけには頼れないので、ハチマキ部分は白く塗っておきました。

うむー、塗ると左右の段差の違いがまたクッキリと…

最初のミスを認めて、早めに引き返していたらここまで苦労してグダグダにならなったかも知れない…。
何事もそうですが、過ちを早く認めてやり直すことが、成功への近道だったりします。

模型に人生を教えられました。

 


PORSCHE 911GT1'97

2011-09-12 | PORSCHE 911GT1

映画好きの私ですが、最近あんまり映画を観てません…。

大画面テレビを買って家でも映画を楽しめるようになったからとか、そうゆう訳でもない。家でもそんなにたくさん観るようになった訳でもないので。
映画を観に行く時は、ある程度レビューなどを参考にしますが、基本的に評論家の意見なんか信じないし、一般の評価も人それぞれなのであんまり信用しない。
最終的に直感を頼りに、面白い映画かどうか、観に行ってみるだけの価値があるかどうか決めるわけですが、最近その直感が反応する作品が少ないのです。

今までは、ハズレが多くてもその中に何本か当たりがあれば、その当たりに遭遇するために映画館に通う値打ちがあると思っていた。
そのためには事前に面白いかどうか決め付けず、どんな作品でも観に行く必要があると考えていたんです。自分が面白いと感じる作品は人とは違うし、意外にも面白かったという場合は喜びも大きいですしね。
でも最近は、直感的にそんな挑戦をしてみる価値すらないと思えてしまう作品が多いんですよね…。

基本的に映画作りがうまいハリウッド作品が好きですが、日本映画もよく観ます。なんてったって日本人ですから、同じ文化、同じ言語で作られた作品のほうが読み取れることも多いと思うからです。が、その日本映画がとにかく最近、ひどい。
予算が少なかったり制約が多かったりするなかで苦労して映画を作ってることも多いので、多少ひいき目に評価しているつもりですが、それでも高い評価が出来る映画が少ないんです。
テレビドラマを見ても思うんですが、日本の映画・ドラマ制作能力は低すぎる…と思わざるを得ません。

製作能力と言っても、派手なアクションやCGやらそんなものの事ではありません。基本的な脚本・演出・演技・編集といったセンスが、どうにもダメ過ぎる。これはもう映画界のポテンシャル不足、層の薄さというしかないですね。そうゆうものを培う映画文化の未熟さというのもあると思います。

映画ファンとして、とても残念な今日この頃…。



そんななか、今日観てきた「探偵はBARにいる」という映画は、日本映画としては久々に面白かったです。



作品の詳細については割愛しますが、現代の札幌を舞台にしながらなぜか昭和の匂いがする、どこか懐かしく、危なっかしい世界観がユーモアを交えて描かれています。
こうゆう世界観を作品全体に漂わせるセンスが秀逸だと思いました。
若い人にはウケないかも知れないけれど、たとえば知ってる人なら松田優作の「探偵物語」を彷彿させる世界観、と言えば分かってもらえるでしょうか?
ちなみに、主演は大泉洋ですが、相棒役は松田龍平。どうゆう因果か分からないけれど、これは無関係ではないと思ってしまいます。

やっぱり、たまにこういう当たりに出会うと映画を観に行くのは止められないな、と思います。良い作品であればどんなジャンルであれ出来ることならばスクリーンで観たいですから。

 

ポルシェ911GT1 97年型は、また久々に登場w

黒くするところをマスキングして塗ってます。同じ黒でも一度に塗ったわけでなく、まずクリアー前に本来リアウインドーになる場所を塗ってクリアー、研ぎ出し後に窓枠、その後ヘッドライトハウジング、最後に内側は筆塗りで黒く塗りました。
効率良く一度で済ませるのも可能ですが、自分みたいなウッカリ屋さんは、一度で済ませようとするときっと吹き漏れいっぱいしちゃって、その修正に倍の手間かかってしまいます。
少しづつやれば境界線の密着などをチェックできるので、吹き漏れは防げます。

内装は、モールドでちゃんと再現されてるので塗り分けただけ。追加したのはシフトレバー、シフトリンケージぐらい。ステアリングさえキットのパーツで済ませてます。
シートベルトもモールドを塗っただけ。金具すら付けてません。どうせ、見えなくなるもんね。
シートベルトはサベルトだとばかり思ってて赤く塗ったけど、デカールは「Stand21」っていうのが付いてた。知らなかったけど「Stand21」というのはレーシングスーツやHANSで有名なメーカーらしく、シートベルトもあったのかも知れない。実車画像が見つからなくてベルトが何色か分からなかったけど、色々探したらオレンジに近い赤のシートベルト画像が発見されたので、そのまま赤にしました。
間違ってたらごめんなさい。

台座固定用ナットは、今回はエポキシ接着剤盛り盛りで固定してみました。大丈夫か?

キットのホイールパーツは使い物にならなくて、頂き物のホイールパーツとバンダイのスーパーGT用のブレーキローターで自作。
実は、すでに一昨年96年型を作った時に、もう1セット組んであったのを発見。
頂き物のスポークが残ってたのは覚えてたけど組んであるのは忘れてて、また作らなきゃ…と思ってたので、すごく得した気分。

そういや、3台同時製作の予定だったんだもんねー。(遠い目

幸い、この先大きな問題点は無さそうなので完成まで遠く無さそうです。順調過ぎて怖いw  (どこが順調だ、とかwww

 


ごぶさたごぶさた

2011-06-23 | PORSCHE 911GT1

まずいわブログ放置しすぎw

いつの間にか季節も変わってるしorz

でも全然作ってないorzorz

911GT1'97は、ずいぶん前に色塗ってデカール貼ってクリアー吹いてあったもの。
もうクリアーもカチンカチンに硬化してるわw てか、干からびてるwww

忙しくて、と言うか絶対的に忙しいわけではないんだけれども、全く時間が作れなくて模型作れてません。

 

そんななか、なぜかトムキャットだけはほぼ完成へ…。

特に時間をかけてるわけではなくて、一日15分とかの作業でも少しずつ完成に近づきました。
飛行機のほうが、楽しかったりして。

 

とりあえず、生きてます。生存報告更新。

 

 


PORSCHE911GT1 LM1997

2011-04-30 | PORSCHE 911GT1

ゴールデンウィークですね、いかがお過ごしでしょうか?
私ゃ連休は3・4・5日のみ、この春は何かといり用でお金もないし、なーんにも予定ないです。
自主的に自粛させてもらいます。皆さんはせいぜい楽しんでね。

さて、717Cと一緒に白く塗ろうと思ってた911GT1/'97なんですが、サフまで済んでたのでそのまま白く塗るつもりが、よくよくチェックしてたら

テールライト下の開口部、バッチリふさがってる…
96年型でもここには開口部があって、キットはふさがってたんですが、もっと小さい開口部だったので無視できたんだよね。
でも、こっちはかなりでかい穴、ふさがり具合も思いっきりだなー

実車はタイヤハウスまで抜けてて、リアタイヤが丸見えの状態…らしい。
実はこの97年型は実戦仕様の画像がなかなか見つからなくて、たまに見つけても上の画像みたいに中は黒く見えるばかりで、どうなってるか良くわからない。
ロードカー仕様だと、ルーバーが付いたフタが付いてるのも確認できるけど、たぶん実戦仕様はフタは無さそう。
ルマン仕様じゃないけど同じタイプのミニチャンプスのミニカーを見てみたら、しっかり抜けてます、タイヤが見えます、コレは抜かなきゃダメでしょう!

レジンなのでリューターでガリガリ削っても穴は開けられますけど、タイヤハウス側からは作業しずらいし、しかもタイヤハウス側のが広く開いてるんだよね、リアエンドにかけて絞り込まれてるので。

というわけで、ミニチャンプスの部品割りをヒントに、スッパリ切り離してしまいました。


このほうが掘りやすいw

一見、大手術に見えるけど、エッチングソウで切り離した場合は、そのまま戻して接着すれば元に戻るので、それほど大変な作業でもありません。
この状態で開口部を掘るのは簡単だしね。

で、しっかり抜いて元に戻しました。
切断面をまた貼り合わせるだけの簡単な作業ですが、慌て者の私はズレて接着してしまい、焦ってはがそうとしたらパーツが割れてバラバラになってしまってえらくツギハギだらけにしてしまい、整形作業にやたらと時間掛かってしまったと言うのは、慎重な諸氏にはまったく必要ない情報ですね。
新しくおろした瞬間接着剤はレジン同士の接着にはとんでもなく相性良いので、いきなり接着せず仮止めとかキチンとやりましょうw

ということで、無事白くなりました。

実は、白サフ→スーパーホワイト→次のデカール貼りの作業に備えて薄くクリアーを吹いたとこまで、717Cとともに進めたんですが、こっちだけ白さが足りなくて何だか透けてるように見えて、白サフの状態でじゅうぶん白くなってなかったのもまずかったかなと思って上からもう一度白サフ吹いてます。
白サフ状態でも、白いんだしコレでいいかなーとも思うんですが、何だか白さが違う気がするのでもう一度スーパーホワイト吹きたいんですが、こんな時に限って塗料が底をついてしまったので後日買ってきて塗り直します。

早くデカール貼りしたくてちょっと焦り過ぎでした。

ところで何となくカーモデルにはスーパーホワイトかなと思って使ってたんですが、クレオスの白って何種類かありますけど違うのかな?
1番の白でもいいのかも知れない。

 

 


【今度こそ】911GT1'98 LM98winner【完成!】

2010-12-26 | PORSCHE 911GT1

忙しくバタバタと過ごすうちに、いつのまにかクリスマスを終わってふと気が付けば今年もあと何日よ?って時期にきていました。911GT1'98、ようやく完成です。

もぎ取ったリアウイング・ステー、向きを直して付け直しました。根元はエポキシてんこ盛りにして補強、エナメルつや消し黒をペタペタ筆塗りしてごまかしてます。実車も根元は少し末広がり気味に太くなってるので、まあいいかなと。
ウイングのガーニーリップも追加してます。

ウイングの付け根も同様に。こちらは汚くなっちゃったけど、のぞき込まなければ見えないし、まあいいです。それよりも、このステーは前方が太くて後端は薄く尖るような翼断面というか涙滴型の断面形状なんですが、向きを間違えてて断面形状が反対向きのままなのが心残り…。
一からやり直す気力は残ってなかったのです。

キットにはないけど筋交いみたいな補強ステーも付くようなので、再現してみました。43模型的には省略しても良さそうなパーツですけどね。

テールライトはデカールです。ここ、カウルと一体形成なのでデカール貼ったりフチを黒く塗り分けたりがすごい難しい場所です…奥のほうはうまく塗れてません;;

エキパイもシャシーと一体形成のままだけど、ここぐらいは金属パイプに変更してあげても良かったかな…

ノーズのフックは小さなエッチングパーツ。こうゆうとこだけ気が利いてるというか、全体を同じ精密感でキット化して欲しいもんですけど…良くも悪くも立体塗り絵感はプロバンスのアイデンティティーですからね、しょうがない。

ミニチャンプスからトレードしたホイールだけが、やはり違う空気感。タイヤは悪くないけどやっぱりミニカーのホイールってオモチャっぽいね。
センターボルトのナットはこの頃からF1でも流行り始めたギザギザナット(正式には何て言うの?)ですけど、ミニチャンプスでもプロバンスでも再現しててくれません。まあタメオですら近年になってからだもんね、このナット再現は。自作再現する方法も思いつかないので、でっぱりに赤(反対側青)塗って終わりにしときます。つか、赤はみ出してんぞw

 

ま、最後はプロバンスのもくろみ通り立体塗り絵しまくるハメになっちゃったけど、さまざまなトラブルに陥りながらも

ここまで来れて良かったです。本当は一年前にここに到達してなきゃいけなかったんだけど…

作り始めた頃は資料写真が少なくて、製作しながらネット上でボチボチと集めてたんですけど、そのなかで一番のお気に入りの画像はコレなんですが

元画像の権利に配慮して、画像は劣化加工してありますが、本当はもっと大きな画像です。
トラブルに見舞われながらも修理をしながらチャンスをうかがい、トヨタの自滅を受けて勝利に向かってひた走る26号車。その汚れっぷりがもう感動モノ!いかにも戦うクルマって感じが伝わってくるじゃありませんか!

もう作ってるうちにヨレヨレになって来ちゃったので、いっそこの画像なみに汚し仕上げしちゃおうかと思ったけど…やっぱり出来ませんでした。
不思議なもんですねえ、AFV模型は汚し必須だし、飛行機も汚し入れてもそんな抵抗ないけど、クルマ模型はなかなか思い切れません。ラリー車ならともかく、ロードカーやレーシングカーはなぜかぴかぴかコンクールコンディションにしなければという既成概念Shake itが強くて、過去にも一度ぐらいしかないですねクルマに汚し塗装した事。(やはりルマンの、ポルシェ956でした。)

ジオラマ仕上げだったら汚しは必須になりそうですし、こんど一回ラリー車でやってみたいな、目いっぱい汚し。

というわけで、昨年のポルシェ祭りのキットをようやく完成させましたので、今から今年の「じゃぱんパワー祭り」の製作に取り掛かりますよ!え あと6日しかない? え ポルシェ、97年型も作るとか言ってなかったって?

(∩゜Д゜) アーアーアー 聞こえない聞こえない