43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

塗装、デカール

2019-06-19 | TOYOTA TOMS86C

パラレルワールド物の映画って大好きなんですけど

「パラレルワールド・ラブストーリー」

これはタイトルに騙されたかな。
パラレルワールドではなく、「記憶の置き換え」ってやつです。
サイコ・ミステリーというべきかな。まあパラレルっぽい世界観なので面白いと言えば面白い。

キスマイの玉森くん演じる主人公、恋人と同棲していながら夢のなかでは別の人生を生きているような感覚を覚える。
ふたつの世界が交互に進行してゆき、やがて真実が明らかに・・・

とまあ、展開は面白いのですが残念ながら登場人物の誰も魅力が無いキャラで、全然楽しくない映画なんだな。
何より主人公が最低人間なのが致命的。

主人公の親友は悪い人間ではないけど、終始何考えてるのか分からなくて魅力的じゃないし。
染谷将太の演技は良かったんだけどね。


二人の間で揺れ動く役の吉岡里帆、この人はCMでの好感度は高くて好きなタレントさんなんですけどなぜかドラマや映画で良かったと思えたことが無い。作品に恵まれないんですよね。
今回の役も、どういう思考回路なのか、下手すりゃビッチとしか思えないような・・・


割と激し目な濡れ場が見れたのは嬉しいんですけど・・・
それより、もっと魅力的な女性を演じてもらって可愛さを堪能したいな。

というわけで、残念映画でした。
今年観た映画では、かなりワーストのほうです。

 

で、同じ日に観たもう一本の映画も、残念ながらかなりワースト。

「貞子」

貞子系映画の元祖である「リング」は名作ホラーだし、その後作られたいくつかの関連作品も良作が多かったんですが、近年のものはろくなものが無い気がします。

今回は原点に帰って正統派の面白さ、恐怖感を追求しているのかなと騙されました。
面白くもないし怖くもない。


「リング」はビデオテープの映像を見たら呪われるという当時としては斬新なパターンが受けたんだと思いますが、今回は忌まわしい場所の動画をネットにアップした者が呪われるという、これまた時代に即したアイデア。だが、二番煎じ感は否めませんね・・・

ところで呪われるのは主役の弟のユーチューバーで、演じるのは清水尋也なんだけどこの人「パラレルワールド・ラブストーリー」でも実験台にされて植物状態になっちゃう情けない役やらされてて
以前は「ちはやふる」でライバル役やったり期待できる若手だったのにな、何か変な方向に進んじゃってるけど大丈夫なのかな
まあそれは良いとして

貞子の霊が取り憑いたような少女が登場するんですが、この子可愛過ぎて怖くないし。

ユーチューバーの姉で主役の女医さんを演じる池田エライザさん、この人も好きなんですけど恐怖に慄く顔の演技がワンパターンで
ホラーの主役は向いてないのかなあとか思ってしまいました。

そんなこんなで、じわじわ来る恐怖もないしハラハラドキドキも無けりゃビックリするような驚かしもない。
真面目に作ってるのは分かるんだけど、全て中途半端で何も伝わって来ないんだよなあ・・・

私が観に行った映画館は若い人を中心にほぼ満員の客入りでしたが、場内では恐怖シーンで失笑が起こる始末。ホラー映画ってニヤニヤして観ちゃうことは少なくないけど本当に面白い時は声に出して笑う余裕なんて無い筈なんだよね。
終わって出てゆくお客さんも全員微妙~な空気でした。

一時期、ジャパニーズ・ホラーって面白いともてはやされましたが近年はサッパリですね。ここ何年かで評価出来るのは「残穢」以外思い浮かばないわ。

もっと頑張れ、ジャパニーズ・ホラー!

 

さてと、模型の話です。

トムス86Cはレイトンブルーなんですが


画像で見るとみんな色が違うなあ。
当時のレイトンハウスのグッズなんかは割と緑っぽい色だったと思いますが、レースカーは野外で紫外線を浴びているせいか青っぽいイメージだったりします。

まあ私の色覚では正しい色とか調色とか分からないので、素直にタミヤのコーラル・ブルーを使います。
私の記憶が確かなら、この色は当時レイトンブルーに合わせて発売されたものですよね。違ったかな。


タミヤのスプレー缶は抜きだしてブラシ吹きしても良い艶が出ますね。
乾燥は遅いかも知れませんが・・・缶から直接スプレーするよりはブラシ吹きのほうが乾燥は速そうです。

厚塗りしなくとも隠ぺい力もありそうなので、フロントウインドーのマスキングも問題なく剥がせました。

 

塗装が済んだらデカールです。

この頃のプロバンスのデカールはカルトグラフなので安心感はありますが、
とりあえず要らないやつで試し貼り。
四半世紀ぐらい経っている筈なので多少硬くなっていて緩い曲面へのフィットは難しいですが、バラバラになるようなことはありません。
グッスマの剛力ちゃんとの相性も良く溶ろけ過ぎることもありません。さすがカルト。


文字の印刷なども問題ないけど、大きさは大き過ぎたり小さ過ぎたり白フチが多過ぎたり。
それはカルトのせいでなく、プロバンスのデザインのせいだよねえ。

あと、この時期のカルトは全部そうなのか分からないけどニスがたっぷりですね。
ニスはキレイに切り取って、と昔から言われてますが、私は邪魔でなければニスは切り取りません。
ギリギリで切り取るとエッジが立って逆に段差が目立つような気がするので・・・

まあ人それぞれでしょうね。

ヘッドライト下の「BP」のマーク、小さ過ぎるうえに白フチが無かったので、白デカールに貼ってフチを付けて切り抜いて貼りました。

アップで見るとガタガタだなあー

ドンマイ、ドンマイ

老眼には分からない・・・つづく

 

 


リア・ウイング

2019-06-14 | TOYOTA TOMS86C

ご無沙汰です。

東京に住む叔父が亡くなって、五日間ほど向こうに行ってました。
帰ってきて溜まった仕事を片付けたり、健康診断受けたりバタバタしておりましてちょっと体調を崩してます。

関東のほうって、遺骨は全部いただけるんですね。自分の住む地域とか、関西方面だと遺骨は五体からひとかけらづついただいて小さい壺に入れて、あとの供養は火葬場で引き受けてくれるんですが、関東だと抱えるほどの大きな壺に全部入れてくれる。
叔父の入るお墓は自分の住む町にあるので、これを満員電車や新幹線を乗り継いで持って帰るのはなかなか稀有な体験でした。
人ひとり分の人骨を満員電車で運ぶのって、何だかドキドキしますよねw
いや、笑い話にする事じゃないですけど・・・

そんなこんなで更新滞ってましたけど、ちょっと前に観た映画の紹介から。

「キングダム」

漫画やアニメでお馴染みの作品ですね、こういうスケールの大きい話を邦画で実写化するのはリスキーかと思いますが、これは成功ですね。

長いストーリーの序盤ということもありますが、大きな合戦シーンは無いので良い具合にまとまってます。


主人公・信を演じるのは山崎賢人。
この人の演技で今まで良いなと思ったことが無かったですが、今回はハマってました。
漫画原作らしい、直情傾向の叫んでばかりのキャラですが、それが山崎にはピッタリなんですね。


ワタクシ期待の橋本環奈、コミカルなキャラを演じますがいい感じに映画を和ませます。


コンフィデンスマンJPではっちゃけた演技を見せてくれた長澤まさみさん、この映画では実にカッコイイ女国王です。初めて長澤さんに萌えたわw


大将軍・王騎を演じた大沢たかお
気持ち悪さ加減が、良いわ・・・

そのほかのキャストも、敵キャラも含めて全部良かった。漫画原作ということもあり元々キャラが立っているんですが、有名な俳優さんたちが良い感じで振り切れた演技していてくれるお陰で観ていて楽しいです。

これが漫画やアニメの熱心なファンだったらイメージが違うとか色々文句が出るんでしょうけど、私は原作未読、アニメは時々観てました程度なので何の不満もなく純粋に楽しかったです。

かなりファンタジー寄りの戦国歴史物といった趣きで、スターウォーズを観ているようなわくわく感ですね。
続編が是非観てみたいと思わせてくれる映画でした。

 

さて。

紛失したのか、最初から箱に入ってなかったのか分からないけど、とにかく存在しないリア・ウイング。
自作するしかないんだけど面倒くさくて手が止まってました。


真ちゅう板で作ってみる。

一枚板を折り曲げて作れば前方の厚みも出来て良いんだけど、資料画像を見ると上面の抑揚が割と目立つので、折り曲げ方法だと前方が膨らんで後方が跳ね上がるS字曲面が作りにくいので、上面と下面を別々に作って貼り合わせてます。


こんな感じ。


サフ吹いてみると、左右で曲がり具合が違う・・・


光硬化パテで修正。
硬化前にセロテープを貼って窪み具合を整えてそのまま光を当てると良い感じに整形できます。


サインペンなど円筒形のものにペーパーを巻き付けて貼って、これで均一に削りました。


サフ吹き直し。
だいぶマシになったかな。
完璧な均一な曲面なんて絶対無理なので、このへんで妥協します。

こんな単純なパーツ一個に、四苦八苦。
うまい人ならチャッチャと作っちゃうんだろうなあ。自分は全くスキルの向上がありません。

何はともあれ、色塗りの準備は済んだ。

まずは白く塗って。リアウイングのフィットもバッチリです。

実はここまで、先月末までの作業。

また少し作業が止まってますが、気を取り直してどんどん進めましょ。

つづく。