43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

クリアーコートと自作デカール(?)

2011-03-22 | MUSTANG GT500

震災から10日…もう10日というか、まだ10日というか。
すごく色んなことがあった10日間だったような気がします。
平和な彼方にいてもそうなんだから、被災地では尚更、長くて大変な時間だったと想像します。
少しずつでも避難されてるかたに余裕が出来たり、原発の問題が改善に向かっているというニュースも聞こえてきますし、良い方向に向かっていければと思ってます。

前回のログはまだ私もどう発言していいやら、迷ってる中で書いたので、ちょっと混乱してて読み返すと痛いですね。
でも、それも自分のその時の気持ちなんだと記憶しておくことにします。

 

巷では自粛ムードが広がって、イベントや催しが中止になったりプロスポーツも開催できないとか、テレビCM自粛とか新製品発売延期とか…
電力不足とか、それぞれの事情はあるんでしょうけど、あまりに自粛し過ぎると通常通り動けるものまで動けなくなってしまって、経済活動や活気が失われてしまいますよね、困ってるところを助けるためにも、元気なところまで活気を失わないようにしなきゃいけませんよね。

ネット上でも、震災関係以外の活動が自粛しちゃってるようなのが気になりますね。
そりゃ、さすがにいつも通りって訳にも行かない人もいるでしょうけど、こんな時に模型のブログ書いてる気になれない、なんて人もいるかも知れませんが、そうゆうものでもないと思いますよ。
日々の生活に潤いと癒しを与えるために趣味があるのなら、こうゆう時だって必要なものでしょう。
たとえば被災されてる人で、早く平和な日常に戻りたいなあと思ってるモデラーさんがいたとして、ネットで模型の記事がすっかり元気なくなってたって全然うれしくないでしょう?

支援のための活動はできることを頑張っていくとして、模型の記事も少しずつでも書いていけたらと思います。

 

GT500ですが、やや停滞してたもののクリアーコートに掛かってます。

実車の標準仕様とは違いますが、サイドストライプにロゴも入れてみました。
前回のログでも少し書きましたが、自作デカールに挑戦です!

と言っても、本格的なデカールじゃなくて、実は家電量販店で見つけた「タトゥーシール」と言うのを使ってみました。



私が買ったのはエレコムの製品ですが、どうやらガイアノーツ商品の「おうちdeデカール」という商品と同じもののようです。

通常のデカールと違って水貼り式でなく、印刷面を下にして貼りつける、いわゆる「転写式」です。
アイロンプリントのような熱転写ではなく、プリンターで印刷後に表面に糊付きシートを貼って剥がすと糊だけが表面に残り、この表面を貼りたい場所に貼り付けるわけです。
貼ったあと、水で濡らしてやると台紙だけがスルリと取れます。透明な印刷ベース面は残るので、ベース面の下にインク、その下に糊という層になるわけです。

ベース面が上に来るので、クリアーにも強そうです。テストの結果ではクリアーで滲んだりすることもなかったのですが、ネットではクリアーによるトラブルの例も見られたので、念のために上から透明デカールを一枚貼ってクリアーコートしてみました。

で、使い勝手ですが、結論から言うとかなり使いにくいですね…。
一番の問題は、貼る時に裏返しに貼るわけですが、台紙は透明ではないので貼る時には画像が見えないわけです。
なるべく画像ギリギリに切り抜いて貼るのですが、今回のストライプの中のように狭いスペースの真ん中に平行に貼るのは至難の技…
しかも、接着糊はけっこう強力なのでいったん貼り付くともう取れない、無理に動かすと文字が歪んだりします。
貼り付いたものはセロテープなどで除去できるんですが、リスクもありますよね。私も何度かやり直しましたが最後は根気がなくなりました。

レタリングの作成は、手持ちの適当なソフトで作れますが、プリント出力までには試行錯誤もありました。
この商品はインクジェットプリンター専用なんですが、やはりシャープさはあまりないですね。でも思ったより細かい文字もちゃんと出来ました。文字の色が明る過ぎるのとか、文字が一部欠けているのは私のケアレスミスです。

こちら側は、透明デカールを上から貼って軟化剤とドライヤーで密着させてたら、収縮したのかラインが歪んでしまいましたorz
GT500の文字も少し傾いてます…うーん、難しい。
ネットでの情報によれば、いったん透明デカールなどに貼ってから使うと普通のデカールのように作業できるらしいです。
さらに上から保護用の透明デカールを貼ると、かなり厚くなってしまうのが難点ですが…。

ほかにも色々とテスト貼りしてみたんですが、曲面には良く馴染みますが、細かい凹凸にはフィットしずらいです、台紙ごと貼るわけですが台紙は厚いので(通常のデカールの台紙ぐらいの厚さ)細かい凹凸にはフィットさせられず、貼ったあとに浮いたところを押さえ込もうとしても無理です。透明ベースは伸縮性はあまりなく、無理に押さえ込んでも接着面と文字が一体化しているのでひどく歪むし、その割にベース面は伸びてくれません。

結論としては、非常用としては使えるけど、特に43には正確な場所に貼りにくいという面で使いづらいですね。
もっと大きなスケールなら比較的使いやすいかも知れません。

あと、今回は透明タイプを使いましたが、白ベースタイプもあったので、今度試してみたいです。白ベースと言っても上にくるベース面は透明じゃなきゃいけないので、糊の部分が白くなってるのかな?隠ぺい力がどれくらいかも問題ですね。

コブラマークですが、こっちはシルバーベースじゃないといけないので、シルバーデカールに貼るか、メタルックとかアルミシートに貼るか、思い切って金属板に貼るか、これからやってみますねー。

 

 


今、自分にできること

2011-03-15 | MUSTANG GT500

このたびの震災において被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
犠牲になられたかた、ご遺族の皆様、お悔やみ申し上げます。

 

この週末は失望感と自己嫌悪の中にいました。
テレビで繰り返される悲惨な映像、恐ろしい数字…見たくない、でも見なきゃいけない。
何かしたい、何も出来ない、テレビにうんざりしてネットを彷徨う。
何か発言したい、でも何を書いてもきれいごとにしかならない、言葉が上滑りしそうな気がして書くこともできない。
本来、東北地方には行ったこともないし、縁もありませんが今の時代ネットでの繋がりがあるので何人かはネット上での知り合いもいますが、安否確認できない、震災前の書き込みを最後に止まってしまっているブログやツイッターが不安を掻き立てる。
かたや、こんな状況なのに呑気なことを書いてるサイトや配信にイラつく。
でも自分も何も出来ていない、ただうろたえているだけ、何も書けない、
そんな自分に嫌気がさして眠れない。
眠れないと酒を飲む、そんな自分にまたまた嫌気がさす。

でもそんな中で勇気をもらえることもありました。
ネット上の知り合いがツイッター上で某大手衣料チェーンに援助を呼びかけようという書き込みが広まってるのを目にして、直接会社にメールしたほうが早いだろうと自身のサイトで協力を募ってメール攻勢をかけたところ、すぐに反応があって多額の援助と肌着などの提供を発表してくれるという出来事がありました。

何もできないと思っていたら、何もできない。
でも、偽善だろうと一人よがりだろうと、動いた分だけ何かが変わる。

結局、自分に何ができるか考えたら今は募金しかない。
なんだ、金で済ますのかよと思われるかも知れませんが、そう思われてもいい、できることからやっていくしかない。
あとできることは、やっぱり何か発言していくこと。
こんな辺境の、ささやかなブログでも、毎日何人かの人が見に来てくれている。

これを読んでくれたかた、言われるまでもないかも知れませんが、それぞれで出来る限りの協力をしてあげて下さい。
遠いところに住んでいる人もいるかも知れませんが、同じ日本の、広い範囲にいる人々が大変な災厄と悲しみの中にいます。どうか、手を差し延べてあげて下さい。

私は決してお金持ちじゃないので、募金と言ってもささやかな額しか出来ません。
それでも、今の自分に出来る精一杯の額です、しばらくキットを買ったり外へ飲みに行ったりできないですけど、そんなことで被災者の力になれるなら全然平気ですから

ですから、皆さんも趣味に使うお金を、ほんの少しでも援助に回して欲しい。
余計なおせっかい、僭越かも知れませんが、今言わなきゃ言う時がないですから…。

 

今日の書き込みには、失礼な表現もあるかも知れません、気に障ることもあったかも知れません。
でも今は、そんなことを気にして口をつぐんだり、クールに何事もなかったように普通のログを書いていたらますます自分が許せなくなってしまうと思うので、敢えて書かせてもらいました。
自己満足と言われても仕方ありません。しょせん、甘えでしかないかも知れない。
何も出来ない人間のささやかな抵抗です。どうか、ご理解下さい…。

 

寄付をお考えのかたは、こちらをご参照ください。
こんな時でさえ、悪いことを企んでいる人はいます。くれぐれも募金詐欺にはご注意ください!
できるだけ大きな団体を通して寄付されることをお奨めします。

 

 

 ちょっとだけ、模型のこと。

やはり、コブラマークはちゃんとしてあげたくて、自作デカール(?)に挑戦しようかと画像作ってみました。
落ち着いたら、詳細を書きますね。

 


めげるな、そらまめ

2011-03-03 | MAZDA 717C

ボディー塗装が済んだGT500ですけど、タミヤのマイカブルーを缶スプレーから出して使用したため、なかなかしっかり乾燥しない。
タミヤの缶スプレーはツヤを出すために魔法の汁を混ぜてあるせいで乾燥が遅いというのは模型界では有名な話。
使用しているガスのせい、という話もあるけど、かなり時間をかけてガスを飛ばしてから使用しても乾燥が遅いので、やはり何か添加剤が入ってるんでしょうね。
あと、タミヤの缶スプレーとクレオスの塗料を混ぜると凝固してモロモロが出ることありますね。アレも添加剤の影響か?

そんなわけで、いまだにGT500は放置中。その間につい冷たくしちゃった前のコに戻りますw


はい、そらまめちゃんです。
いや、放り出したワケじゃないんですけどね、何かと手が止まっちゃうことが多くてですね…

このシート…
滑り台みたいなカタチなんですけど、80年代のレースカーにコレはないでしょう?
資料画像がなくて、実際どんなんだったか不明なんですが、時期的に考えて956みたいな形状でいいのかな?
何にしても自作するか調達するか、どうにかしなきゃいけなくて面倒。

ダッシュパネルも、これぞ43!自分でどうでもして~ってな感じのメタルのカタマリでして…
コレも資料画像ないんですが、文献によれば市販車カペラのダッシュを流用していたらしい。
といっても、探しても当時のカペラの内装画像なんてマニアック過ぎて見つからないぞ?
ていうか、その頃のカペラって自分が自動車免許取った頃の教習車だったような(遠い目
もちろん、カタチなんて覚えてませんけどねー

まあそんな訳で、内装に関してはほぼデッチ上げになりそうです。

テールライトはモールドでしたが、掘っておきました。透明プラでも仕込もうと思います。
これも文献によれば市販ワンボックス車ボンゴのテールライトを流用していたらしい。
うーん、カペラ以上にマニアック…当然画像見つからない…
まあ、リアビューは実車画像では分かりにくいものの、ほかのミニカーなどを参考にできますから何とかなります。

あと、ミッションエンドに付くエアジャッキとそれを囲む金属フレーム(実際は牽引フックが一体化してます)も、モールドで表現されてますが

削り取ってしまいました。
数少ないメカニカル露出なので、作りこんでみようかなと思いまして。
工作のメドは立ってないんですけどねw まあ何とかなるでしょ。
両サイドのエアトンネルにドライブシャフトやロアアームも露出するんですが、そこまでは作らないことにします…そこまですると、アップライトとかまで作ることになっちゃいそうで。

ヘッドライトですが、アルミパイプを輪切りしてはめてみました。
5mmと4mmですが、うーん、ちょっと大きいかも…上が4.5mmぐらいでちょうどいいのかな。

やはり、パーツ調達したほうが早いかな。
ボディーの下地作りもまだまだだし、のんびり行きますね。