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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

デカールとか / F138⑨

2018-03-30 | Ferrari F138

デカールを貼り始めた。

14色刷りの豪勢なデカール。
赤はタミヤのブライトレッドマイカ(TS-85)に合わせてある。
タメオと言えばカルトグラフなんだと思ってたけど、このデカールにはカルトグラフの文字が無い。
貼りやすいし品質に問題は無さそうだけどどうなのかな?最近情報に疎いもんで。

良く見ると印刷に滲みがあるようにも思える。昔のカルトはこんなこと無かったけどな・・・

デカール貼ると完成も近いような気がしてきますが、ボディー以外は全然進めてないので、今後の段取りを考えるとウイングや細かいパーツも仕上げといてクリアーコートとか一緒に出来るようにしたほうが良いように思えてきた。

で、リア・ウイング組もうと思ったんだけど


翼端板の下端がフロアに繋がるようになってて、その穴の幅に合わせるとロア・ウイングの幅が足りない。
メインウイングの幅は合っているので、ロア・ウイングを少し長くしないといけない。

ちょっとハンダを盛って延長すれば良いやと軽く考えていたら
盛り過ぎた。リューターでガシガシ削って元のカタチに戻そうとするが、複雑な形状なので難しい。


まあ何とか、それっぽくはなったかな。どうせそんな目立たないパーツなので深追いはしません。削り過ぎるとまた盛らないといけなくなるからね。
ハンダ盛り付けがすっかり下手になったので、もうやりたくありません。

組み立てもハンダはやめて、瞬着とエポキシにします。ヘタレです。

何とか続けたいので、続く。

 

 


赤くなった / F138 ⑧

2018-03-23 | Ferrari F138

最近はヘタレ映画感想文へと落ちぶれている当ブログですが

またしても映画ネタ

「今夜、ロマンス劇場で」

こーんなベタなラブ・ファンタジー、観る予定では無かったのですが評判がずいぶん良いので物は試し
上映終了間際ですが観に行ってきました。
だいたい終了間際の映画なんて客はまばら、もしかしてまたおひとり様上映かも?などと期待と不安もありましたが、座席表見たら半分ぐらい埋まってました。
やはり、評判良いと客入るんですねー。これだけ入るんなら上映延長すれば良いのにね。

モノクロ映画の中からお姫様が飛び出してくるという、これ以上無いトンデモ設定wファンタジーと言うよりもうおとぎ話の世界ですね。
これだけ振り切ってると多少の矛盾とかどうでも良くなります。ツッコミどころなんて全然思い浮かびません。


そのぶん、お話に入り込めます。前半は笑いどころ満載、後半一転泣ける展開に。

最近涙もろくなっちゃってる自分ですが、お目目うるうるどころか二度ほど涙腺崩壊してしまいました。
こんだけ泣けた映画は久しぶりだなー、いやー良かった良かった

ヒロインの綾瀬はるかはもうこの人しか出来ないでしょ、って思えるくらいのハマリ役。
特に好きという訳ではないんですが、なかなか良いベテラン女優さんになりました。

もう一人の主役の坂口健太郎は今までちょっとチャラくてナイーブな役が多かったと思うんですが、今回は純情青年役。


私が好きな本田翼も、普段は明るい現代っ子とか勝気な女性の役が多いと思うけど今回は清楚なお嬢様役。

一歩間違えばミスキャストになりそうな配役だけど、みんなうまくハマってます。映画って不思議ですね。
大スター役の北村一輝もね。新境地ですかね。

観に行くのが遅かったせいでお姫様の秘密とか知っちゃってて展開は予想出来たんですが、ラストの締め方は予想外で良かったです。あのラストシーンは色々な解釈が出来ますね。

色んな映画観ますが、あまり得意でないジャンルでも大当たりがありますからねー
やっぱり映画漁りは止められません、この作品も映画館で観れて本当に良かったです。

 

えー、F138でございますが


メタルプライマーのあとサフを吹きまして、小傷を消したりしながら吹いたヤスったを繰り返します。

サフの段階でペーパーがけするとメタル面が現れますよね。この時メタルプライマーも剥がれると思うんですけど、皆さんはまたメタルプライマーから吹き直すんでしょうか?
私はメタル面が出ても、あとはサフだけしか吹きません。サフにもプライマー成分は含まれているし良いかなと。
まあ面倒くさいからですけどw


サフが仕上がった段階。ここでペーパー、ラブロスで磨いてある程度艶を出しておきます。


白くなって

ピンクにならずに赤くなりました。


今回はインストの指定通りタミヤのブライトマイカレッドで塗りましたので、メタリック系の塗料なら隠ぺい力が強いのでピンク下地じゃなくても良いかなと。
まあ面倒くさいのもあります。


この色、フェラーリのF1用に調色されたものなので間違いは無いんですが、ネットの情報だとマイカ成分(メタリック成分)強過ぎるなんて読んだので、このままじゃ使えないかなと思ってたんですが


塗ってみたところ、そんなに粒子が見えると言うことも無く、このままで良さそう。

実車も画像からではほとんど粒子感は分からないんですよね。

今のところ、順調です。つづく。

 


アニメと映画

2018-03-20 | 1/144飛行機模型

映画「ちはやふる」

現在、完結編が劇場公開中ですがまだ観に行ってません。
週末に一昨年公開された前後編の後編にあたる「下の句」がテレビ放映されていたので観ていて。
映画館でも観ていたのですが、あらためて良い映画だなと思いました。
感動出来るし、映像は美しいし、女優さん可愛いし、競技かるたという素材も面白いし。

ただ、自分はアニメ版を見ていてそっちのファンなので、どうしても比べてしまって最初は純粋に評価出来ませんでした。
主役の広瀬すずは可愛いし好きなんだけど、原作の千早は高身長でリーチがあってそれがかるたの強さに繋がるんだけど・・・
広瀬さん、そのイメージじゃないんだよね。
かなちゃんも色白・巨乳じゃないし・・・肉まんくんと机くんはアニメとイメージは違うけどキャラは実写版として納得出来る改変だと思ったけどね。
太一は決定的にキャラが違う・・・。

そんな中で

松岡茉優は詩暢ちゃんのイメージにピッタリ。クールビューティーなクイーン、なのにゆるキャラ好きでダサい恰好も平気という面白い役どころ、一歩間違うと浮いてしまうキャラをうまく演じていると思いました。
あと、ヒョロくんを演じていた誰か。ビジュアルもアニメのままで良かったです。

だいたいアニメって1期だけでも25話とかあってエピソードも豊富なんだけど映画だと色々と省かれてたり、ストーリーを駆け足で追ったりする感じになるのも気になりますよね。

日本はマンガ・アニメ大国でそれだけ優れた作品も多く、映画の原作もそっちから持ってくることが多くなるけどどうしても比べられてしまう宿命にあります。
文字原作ならともかく、アニメだとキャラのビジュアルから音声、映像演出まで出来上がっている訳でそれを実写で再現したり超えていくのは難しいし、それを目指している訳でも無いんでしょうけど、観る側としては意識してしまうのは仕方ないんですね。

映画って二時間の芸術でもあるので、そんなふうに原作と比べたりすること自体ナンセンスなんですが、そういう環境で作らなければいけない製作側も、観なければいけない観客側にとっても、今の日本映画の状況って難しいと思います。

 

同じく、マンガ原作でアニメ版でも評価が高かった「坂道のアポロン」

こちら、私は原作もアニメ版も観て無くて、そういう意味では幸せな状況で観てまいりました。

時間的に観れるのが日本語字幕版だけだったのですが、なんとお一人様上映していただきました。ありがたや
音楽扱った映画で聴覚障害者向け上映って需要無いのかなとも思いましたが難聴の人でも音楽は楽しめますし、ジャンルに関係なく色んな人に色んな映画を楽しんで欲しいですけどね
というかこの映画、全般的に客の入りは悪いようです。

1966年の佐世保を舞台に、ジャズ演奏に熱中する高校生の友情と屈折と淡い恋愛・・・ってとこでしょうか。
「ちはやふる」が現代的な青春熱血映画だとするなら、こちらはうんとノスタルジックな青春映画。
作りも丁寧でギャグも無く、中高年向けとも言えます。私もこういう作りの映画のほうが好きかな。


ジャズの演奏場面が多くあるのですが、役者さんたちちゃんと演奏してます。主役のジャニーズの知念くんはピアノ弾けなかったのに実際に弾けるとこまで練習したそうな。
さすがに音は吹き替えだろうけど、手だけのアップとかで誤魔化さないのは好感が持てます。

昨年自分にとっては一番の映画だった「僕は明日、昨日の君とデートする」の三木監督とヒロインの小松菜奈の組み合わせでもあるので期待しましたが、前半は面白かったんですが後半は淋しい気分になる方向へ話が進んでちょっと残念だった。
いちおうハッピーエンドなので良かったんですけどね。
ひと昔の日本を再現していたり音楽の場面が多い映画は好物です。もう少し派手なセッション場面があったらもっと良かったかな。

アニメ版を見てみるのも良いかも知れません。

 

 

さて、模型の話。

飛行機も作ってます。

AFVクラブという、その名の通りAFVのプラモデルを発売している中国のメーカーから1/144の飛行機キットが発売されました。


100均で売ってそうなパッケージ
しかし千円以上する。プラモ界のインフレは深刻だ。


キットのクオリティーは現代的。繊細なモールド。繊細過ぎる尾輪は機体側と一体成型。
繊細過ぎてこの後折れた。金属線とかで作り直さなきゃ。

そう言えば、P-40のキットは他にも持ってたと思い出す。


アリイから発売されていた6機セット。6種類のドイツ・アメリカの単発機がひと箱に。


中はやはり100均風にランナーとデカール・インストが機種ごとに分けてパッキングされてます。
もともとは実際100円とかで売られてた古い金型のキットですね。


最新のキットと比べてみます。全然シルエットが違いますね。
どちらが正しいのか分かりませんけど・・・多分、最新のほうが正しいんでしょうね。


これが同じ機種かと疑いたくなるくらい機首の太さが違う。
どっちが正しいのか分かりませんけど・・・多分(略


コクピット部分は広い空間が開いてますが、シートも何もパーツはありません。
自作するしか無いですね・・・


キャノピーを載せてみると・・・これいくら何でも前見え無さ過ぎでしょう・・・
実際、前方視界は悪かったらしいけど、これはちょっとね・・・・


パテで嵩上げしてやらねば。
こんなこと始めるとサクッとは出来上がりませんな。


盛った削ったを繰り返してどうにかそれらしくなったかな。

どっちにしろ機首が太すぎるし、主翼の形も違うみたいだし。

最新のキットと比べたくて作り始めただけです、元のキットのテイストを残すぐらいで良いでしょ。

 

つづく かも知れない

 

 

 


フロント・ウイング / F138 ⑦

2018-03-12 | Ferrari F138

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」

ギレルモ・デルトロ監督作品だと「パンズ・ラビリンス」がお気に入りで確か公開時に三回観に行った。
ほかの有名作品「ヘルボーイ」や「パシフィック・リム」は余り自分に合わなかったんだけど今作は「パンズ~」同様のダーク・ファンタジーだし評価も高いようなので楽しみに観に行きました。

いつもは空いてる駅前の映画館なのに、半分くらい席が埋まっててビックリ。田舎なので新作でもなかなか半分も埋まらないんだよね・・・あとで知ったけどアカデミー賞主要4部門獲ってたのね。どんだけ情弱なんでしょうね、自分・・・

まあとにかく文句なく面白い、良い映画でした。60年代のアメリカの雰囲気もファンタジー感たっぷりで良いし、ストーリーも楽しくてテンポ良く展開します。ダーク・ファンタジーながらウイットに富んだ会話も多く陰鬱にならないのも良いです。
まだ公開したばかりだし是非観てみて欲しいのでストーリーやネタバレは控えますが、スリリングでもあり切なくもありギレルモらしく小ネタも満載、エロもグロもあるのでお子様には見せられませんが、年に数回しか映画館へ行かないという人にもこれは観ておいて欲しい映画でしたよ!

 

さて、なかなか進まないF138ですが 


フロント・ウイング。
メイン・ウイングだけでも4枚構成の複雑ウイングですが、メタルの一体パーツ。当然ウイングの隙間は抜けていません。
メタルの厚みはけっこうあるので、この隙間はどうにもなりません。無理。


と言いながら、ガリガリやってたけど、汚くなっただけ・・・
まあ隙間は抜けないまでも深くなったので良しとしましょう。


翼端板は瞬着で付けた。最近はもう何でも瞬着です。

そろそろサフ吹いて、表面を整えて行きましょうか。

相変わらず、手が遅いです。

 


まだ塗らない / Ferrari F138 ⑥

2018-03-06 | Ferrari F138

映画「15時17分、パリ行き」

前にも書きましたが、事前情報はなるべく入れずに映画観る人間でして、これもイーストウッドの映画だし自動的に観に行く感じで、フラッと観に行きました。

3月になると春休みに向けて娯楽作品に入れ替わるので、私が観たいちょっとマニアックな映画は正月と春休みの端境期にバタバタと上映されて早々に終わっちゃうので、うっかりしてると見逃すの多いんですよね。
特に今年は雪のせいであまり出掛けられず観たかった映画で見逃してるの多かったんで新作は後回しにするつもりだったんですが、終了間際の映画は上映回数も減って結局公開直後のコレしか時間合わなかったんだよね。

だがしかし。ちょっと慌てて見過ぎたかな。もうちょっと情報入れといたほうが良かったかもね、という映画だった。
タイトルやTVスポットだけから予想する映画と全然違った・・・
何か、実験的な映画でした。
事件に関わった当事者が出演しているのですが、ドキュメント風という訳でも無くちゃんと演技してます。
私はそれも知らなかったので、終盤で実際の映像と思われる場面で演者と同じ人が出ててビックリ。
合成かな?と思ったんですがエンドロール見たら役名と役者名が同じだった・・・

それも実験的と言うか珍しいんですが、映画の作りそのものも実験的。事件を中心に描くのでなく、ただどこにでも居そうな若者三人の人生と日常を延々と描きつつ最後に事件があるという感じ。
運命論的な述懐もあるけれど、それさえ皮肉的。
クリント爺さん、何をしたかったのかな・・・疑問符が頭から消えない映画でした。

近年のクリント爺さんの映画は評価も微妙で、ファンである自分が観ても当たりハズレがある印象なんですが、この人はハズレと感じた作品さえ何か企みがありそうで、一筋縄では語れませんな。

 

 

さて、F138ですがアンダートレイもボディーと並行して進めてます。

43のF1キットと言えばディフューザーの薄々攻撃が定番ですが、このキットのディフューザーはこんな感じ。

分厚い・・・という訳では無くて

実車はダブルディフューザーではないんですが、このようにディフューザーのエンド部分にスポイラー状のリップが付くんです。
サイドの側面から立ち上がって少し浮き上がっている感じで、隙間が見えます。
腕のある人なら金属板などでチャッチャと自作しちゃう箇所かも知れませんが、私はそこまで出来ませんので

取りあえずメタルを掘り込んでそれらしく・・・
いや、それらしくは無いけど、いちおう理屈では同じような構造に。
しかし、ガタガタで雑な出来だな・・・orz
中央付近の複雑な造形はきっぱりスルーさせていただきますw

モノコックのリアエンド部分と、小さなエッチングパーツの整流板を接着。(左右3個づつ並んでるヤツ)
整流板は最初全部逆向きに付けちゃってヤバかった。ちゃんと資料画像は見ときましょう・・・

アンダートレイは外周部分全体も薄々にしてます。サイドのめくれ上がったところも特徴的で目立つので薄々。

すべてのディティールを再現するのは無理です。
省略も大事。
ミニスケールは省略が命。
省略が美学。

 

つづく。