43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

312T5、微速前進

2020-01-29 | Ferrari 312T5

T5の記事は一ヶ月ぶりになるかな。色々ありまして生活が落ち着きません。

時間はあるので手は動かしてますが、なかなか進みません。

フロント・サスのロア・アーム。
細過ぎません?

この時代のF1のサス・アームってほぼ丸棒だか丸パイプだよね。置き換えるのも面倒だし、盛ったり削ったりしてもシャープに出来るとは思えないのでこのまま使います。

このキットはエッチング・キットというほどエッチングに拘ってはいないけれど、近年のキットに比べたらエッチングを多用していた時代のタメオのキットなので、リアリティーを追求するよりもそういうキットの雰囲気を残して完成させようと思います。

43を作り始めた頃は、エッチングパーツが醸し出すシャープさ、繊細さに魅力を感じたものです。


アップライトに軸を通してタイヤを付けてみて車高確認。
ちょうど良い場所にモノコックの切り欠きがあって助かる。


ロアアームの上反角は治具があって曲げる角度は参考になるけど、サスアームが細過ぎて頼りない。でもまあこんなもんかな。
今はOKでも色々接着していくとこの車高が狂わないか心配ですけど、進めるしかない。


アップライトにブレーキ装着


ディスクを貼り合わせ、キャリパーもエッチングパーツを折り曲げてはんだ付けして、ダクトは穴を掘り下げて。
タイヤ付けたらほとんど見えなくなるディティールなのでせめて画像で残しておきたい。

リア・アクスルもほぼ組み終わってます。
スタビライザーがまだだな。


結構苦労して仕込んだショックアブソーバーだけどこれもほとんど見えなくなる。

モノコックはそれほど面倒は無い。
それにしても、長いシートだな。オットマン付きって感じ。

ABCペダルも細かい折り曲げ式。これも完成したら見えなくなるので記念に撮影。

こんな風にバラバラに作っていて最後にちゃんと組み上がるのか、甚だ心配。


骨組みだけだとこんな感じ。エンジンがほぼ手付かず・・・・

引き続き、頑張ります。

 

さて、映画の話。

皆さん、もう観ましたか?

「スターウォーズ完結編スカイウォーカーの夜明け」

すべて終わりましたねえ。絵に描いたような正義は勝つ!ラストですので驚きも何もありません。

レイアが亡くなる場面だけはね、泣けました。だってそこはフィクションじゃないものね、ずるいっすよ。

自分の感想ですが最後の三部作はシリーズの中でも弱かったように思います。全体的にキャラに魅力が足りない!レイは主人公なので真っ当なキャラでつまらないのは仕方ないとして、やはりカイロ・レンのキャラがブレ過ぎてたからかな。
フィンやポーも至って普通だし、面白いのはドロイド達だけっていうね。

「最後のジェダイ」に出てきたベニチオ・デル・トロ演じる「DJ」は興味深いキャラだったけど、今作に再登場は無かったね。

シリーズの最後なのであまりややこしい話にしたり変なキャラ増やしてもまとまらないから、無難なキャラとストーリーで終わらせたのも致し方ないかな。今後のスピンオフ作品に期待しましょうか。

個人的にはもっとメカ中心のマニアックなお話が観たいかな。フォースが活躍し過ぎるのはもういいや・・・・

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ハセガワ1/144 屠龍 完成!

2020-01-19 | 1/144飛行機模型

こ無沙汰です、すっかり更新さぼってました。新年早々からバタバタしてました・・・・

 

皆さん、もう観ましたか?

映画「フォード vs フェラーリ」

事業立て直しのためフェラーリを買収しようとして失敗したフォード社が、今度はフェラーリにルマンで勝つために動き出す。
そのためのマシン開発を任されたキャロル・シェルビーと開発ドライバー、ケン・マイルズの物語です。

レース好きには有名な1964年からのフォードとフェラーリの戦いを題材にしていますが、史実を忠実になぞっているわけでなく、色々と改変されてます。

おそらく歴史上の出来事を扱った映画やドラマは皆ある程度の脚色や改変、誇張、でっち上げ、あれこれ盛り込むのは当たり前なんでしょうね。
レース・ファンにとっては気になる諸々もほとんどの観客には無用なのでしょう、あまり気にせずドラマを楽しみましょう・・・・


しかし、1966年のフェラーリがP4なのはどうなんでしょう
歴史やストーリーにはあんまり関係無いけど模型ファンにとっては残念なところです。
この映画CGを極力使わずに実車使用、実写映像に拘ったようなのでレプリカを用意出来なかったんでしょうね。

個人的にはCG使いまくっても良いから、正確な描写で往年の名勝負を見たかった気もしますが、人それぞれでしょうね。

P4の走り去る後ろ姿を見た時は胸がキュンとしたわ。世界一美しいレーシングカーなのは間違いないことを再認識。

ディティールはともかく、レースシーンは迫力もあり展開も分かりやすく構成されててテンポ良く楽しめました。


マッド・デイモンとクリスチャン・ベイルの演技が素晴らしく人間ドラマとしても秀逸です。

全体的にはエンタメ寄りで良いヤツと嫌なヤツが分かりやすいストーリーです。「悪いヤツ」は出てきません、嫌なヤツも、まあ一人だけだな。

新年一発目、とても面白くて見ごたえあって、興味深い映画が観れました。
モデルカー・ファンの皆様にもおススメ出来る映画です、ただし考証は無用です、あくまで史実に基づいたフィクションです。

 

年越し・お年賀モデリングで作っていた1/144屠龍は無事、〆切の15日夜に完成しました。昨年に引き続き、またしてもブービーメーカーです。つまりビリっけつ。目指せブービー

製作過程はイベントサイトのBBSにちょこちょこ挙げてましたが、こっちでもまとめておきます。

日本陸軍・二式複座戦闘機、屠龍です。重武装を生かして大戦末期に本土防空に活躍した飛行機。ハセガワから発売されてたキットですが、実はイマイの製品です。一時期ハセガワから発売されていたみたいです。


インストの絵とパーツが違う。インストでは操縦席が塞がっていますがパーツでは底抜けです。


プラバンとかで底を入れてやる。古い144を作る時の定番作業だ。面倒くさい。


主翼の貼り合わせ。どうしても浮いてくるのでクランプやらピンセットまで動員して無理矢理接着。


座席は金属とはんだ付けで作ってみた。細かいパーツはこのほうが頑丈に出来るので良いですね。


まあ大して精密になるわけでもない。頑張って作り込んでも見えなくなりますし。


ハセガワの1/48のキットのインスト画像を拝借して塗装の参考にします。


鉛筆で迷彩パターンを描いておいて


ひっつき虫を紐状にしてマスキング

このやり方は前から考えていたものだけど思っていたより難しい。もうやりたくない。


これだけ貼るのに二晩かかったわ。効率悪過ぎです。


苦労した甲斐なく、普通に手描きしたのと変わらない・・・・


尾翼は手描きにしたけど、全然一緒だった・・・・orz

デカールは古くて使えないので白帯や黄帯を塗装。日の丸とかはジャンクのデカールで。


上向き砲や機首の37mm機関砲は金属パイプにしてみた。

というわけで完成に至りました。

古いキットなのでもっとグダグダかと思ってましたが、モールドなど驚くほどシャープで、現在の水準と比べても全く見劣りしません。パーツ割もシンプルながら屠龍らしいスタイルをうまく再現出来てると思います。
残念なのはキャノピーが分厚くて窓枠のモールドもごつくて全体の精密感を台無しにしてます。それ以外は秀逸なキットです、あと室内を再現してくれてたら良かったけど、そこまでしない時代でしたから仕方ない。

新年早々良いキットを作れて楽しかったです。いつもそうですが、作っててその機体に惚れてしまいます。もともと双発機って好きなんですが、この機もカッコイイですよね。また双発機作りたくなりました。

さて次回からはカーモデルに戻ります。ではでは。

 

 

 

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