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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

フェラーリF187 完成

2022-08-29 | Ferrari F187

いつから作ってたのか思い出せないF187だけど完成しました。

最近はすっかり手が遅くなって、もう適当でいいや、なんて思いで作っていたので納得できる出来ではありません。

水平垂直平行などの基本が適当で微妙な狂いが積み重なって完成が近づくにつれ色々と粗が目立ってきてしまって、さらにモチベーション低下する悪循環

リアウイングが歪んでしまっていたこととフロントサスのアップライトとタイヤ/ホイールが相性悪かったのが痛かったな。
何度ももげちゃって付け直したw

フロントタイヤがややトーアウトしちゃってます。タイヤの付け直しで誤魔化せそうですけど、そもそもサスアームをもう少し前向きに付け直すべきなんです。実は調整出来るようにサスアームの付け根の前側はまだ接着してないのですが、後ろ側の接着剤が固まってしまって調整出来なくなりました。
手順間違えたな・・・

いつもは完成状態は大きい画像で晒すんですけど、今回は出来が悪過ぎで恥ずかしくて見せる気になりません。

間を置いて気が変わったら、ちゃんと写真撮って晒しましょうかね。

オリジナルを切った貼ったして納得いく形に修正したつもりだったけど、ちゃんと仕上げられなきゃ意味無いですね。

こちら、素組の完成品と思われる画像 ↓

こっちが自分なりの完成品 ↓

画角や光線状態によって見え方も違うので分かりにくいですが・・・

ボディ後半を長めに、ノーズは太めに直したつもりですけど良くなってるのかな。

別にオリジナルのままでも問題無いようにも思えてくる。

実車画像でなかなか同じ向きのが無くて、比べにくいですが

やはり光線状態違うとよく分からない。この画像は前半戦仕様でターボダクトもマーキングも違うし。

まあ良いや、やりたいことはやった、その結果だから良いのだ。ジャンクキットをどうにかここまで仕上げてやったぞ。

これでターボ時代のフェラーリは5台作ったことになる。

C2、C4、156/85B、F187、F187/88

あと、CK、C3、F186 を作れば81年から88年までのターボ時代コンプリートだな。

F186以外はキットを所有してます。何なら、CK初期型、C2B、C4M2、156/85前期型もあります。

あらためて自分はこの時代のフェラーリ好きだったんだなあーと思い出します。さらにさかのぼって312Tシリーズ、312B3まで持ってるもんなあ、いつか全年代作れるだろうか?

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画

「ベルファスト」

北アイルランド・ベルファストに住む少年の目を通して見た、1969年の日常

街は異なる宗教による住民の対立でデモや暴動が頻発する地域で、少年の身近にも暴力や憎しみが蔓延している。
そんな中でも家族は幸せに暮らし、決して希望の無い生活ではない。

映画はモノクロで当時の雰囲気を醸し出している。
日本人にとって北アイルランドの60年代なんて想像しにくいが、チャンバラごっこやサッカーを楽しんだり映画館へ「チキチキバンバン」を観に家族で出掛けたり、テレビで「サンダーバード」を観たりと子供目線では我々の子供時代と変わらない日常があるものの社会情勢は不穏で貧困問題も深刻。

この家族のお父さんはロンドンまで出張して建築の仕事をしているお陰で貧困とまでは行かないようだが、やがてベルファストを離れロンドンに引っ越すことになる。

故郷への思いと家族の幸せ。
少年や家族の揺れる思いがひしひしと伝わってきます。

不安だらけの生活であっても全てのシーンがきらきらと輝く、素敵な映画でした。
いわゆるグラフィティ的な、懐古趣味の映画、自分どうも弱いです。

アカデミー賞にノミネートされながらも脚本賞受賞のみに終わったようですが、自分の中では今年一番の映画でした。

 

「ナイトメア・アリー」

1947年の「悪魔の往く町」のリメイク映画、監督はギレルモ・デルトロ

ジャンル的にはホラー映画になるんですかね、幽霊や奇人やサイキックが扱われていますが全て偽物です

見世物小屋で詐欺師の才能を身に着けた主人公、都会へ出て奇術師として名を上げますが、ある精神科医との出会いによって道を踏み外してゆく・・・
ピカレスクというのでしょうか、悪漢が主人公なのであんまり観ていて痛快なものではないです、結末も情けないことになります。

ギレルモ・デルトロの映画は好きなつもりでいたんですが、よく考えたら最初に観た「パンズ・ラビリンス」以降、超える作品は無かったかも。

1930年代のアメリカの都会の裏側の怪しい雰囲気は楽しめましたが、まあ悪趣味な映画でしたわ。それがデルトロの持ち味と言えばそうなんですけどね、もっとファンタジーに寄せてくれたら良かったかなと。現実話としたら辛過ぎます。

 

 


なかなか完成しない / F187

2022-06-14 | Ferrari F187

早く完成させて次行きたい気持ちはあるんだけどなかなか捗りません。

ターボダクトの穴を深く掘って、フチを薄々します。
だいぶ薄く出来たかなーと思って実車画像見てみたら、開口部分は長方形ではなく上は丸くなってるんだった・・・タメオー

この後ハンダ盛って整形し直し。付け根部分も、ボディーにピンで立てるようになってるのは変なのでカウルの穴から出てる感じにしたいのでハンダで延長しておきました。

このあたりの作業はテンション上がり過ぎてバタバタとやってたので画像もありませんが

こんな風に、カウルの穴からダクトの頭が出てきてる感じになりました。
白いのは「ひっつき虫」です。接着剤が固まるまでダクトの角度がずれないように支えています。
「ひっつき虫」は使い方覚えると便利です。マスキング、仮止め、接着時の補強など色々使えます。

ロールフープはキットのメタル製のをごにょごにょしてるうちに千切れてバラバラになってしまったので銅線で作り直してます。瞬着で組んでます。

塗装してデカール貼って、ボディーの穴に差し込もうとしたら塗膜が欠けました・・・
修復させようと思ってロールフープ抜き取ろうとしたら、バラバラになりました。

また画像が無いのですが、泣きながら作り直しました。ロールフープ組んでからボディーの穴に差し込むのは物理的に無理があるのが分かったのでボディー上で組み立てました。筆塗りで塗装とタッチアップ。

こんなこと繰り返してたら、そりゃ進みませんな。壊す・落ち込む・現実逃避・思い直して・リカバリー そしてまた失敗
なんなの?このループ

 

そうは言っても進んでる部分もある訳で、画像にあるようにシートとか出来てます。適当ですけどね。

少し戻った画像ですがシフトノブを自作、リンケージもパイプ組み合わせたりして自作。メーターパネルはキットパーツですがディテール滅茶苦茶なので黒く塗って終わりにしてます。どうせ完成したらほとんど見えんw

古いタメオのキットなので、ステアリングはプラみたいな素材のパーツです。そのまま使います。手抜き手抜き。作り直したって、これよりどんだけ良い物が出来るとも分かりません。

タメオのリニューアル版のキットのデカールを貼っておきます。形が合わないので「momo」のロゴが欠けます。気にしない、気にしない。

難関だと思って後回しにしてたバックミラー。ボディー一体になってたのは切り取ってもう使えないので、プラで自作しました。元は飛行機のミサイルの先っぽです。

どうやって位置決めしたもんか分からなかったので、少量の瞬着で仮止めして後からエポキシ接着剤を隙間に差して固める作戦にしましたが、何度やっても上手くバランス良く付けられず何度もやり直してたら接着剤があちこちに付いて汚くなってしまいました・・・塗装後にやる方法じゃないのは分かってましたが・・・

もう作ってるんだか壊してるんだか分かりません。完成前はいつもこうなっちゃいます。

どうしても左右のバランス狂うけど妥協します。もう実車の画像は見ない事にします。実車とは全然違うでしょう。自己満足でやってるだけの作業です。

ちなみにこの段階でタイヤはすでに接着済みでしたが、すったもんだしてるうちに右前輪もげてしまいました。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画「梅切らぬバカ」

自閉症の障害があり社会に出られない息子と、その世話をしながら老いてゆく母親。
深刻なテーマながら、周囲の人々との関わりをユーモアたっぷりに描かれています。

昨年末に観た映画なんですけど、ちょうどテレビで「レインマン」やってるの観て、この主人公と同じ障害だなーと思い出しました。
「レインマン」もやっぱり良いですな。トム・クルーズの一番の演技だと思います。
この映画では塚ちゃんが障害者を上手く演じてます。芸人さんですが役者としてのが成功してるぐらいですよね。

 

「ラストナイト・イン・ソーホー」

デザイナーを目指して田舎からロンドンにやってきた主人公。寮生活に馴染めずアパートで一人暮らしを始めますが、その日から夜な夜な60年代のロンドンに迷い込むという不思議体験をします。

そこでは自分は別の女の子で、女優を夢見るショーガール。性格もセンスも違う彼女に憧れ現実世界でも彼女に影響されてゆきますが・・・

やがて、恐ろしい出来事に巻き込まれて行く。

タイトルやプロットからウッディ・アレンの佳作「ミッドナイト・イン・パリ」を下敷きにしている風が窺えますが、こちらはホラー映画です。
ただ、ホラー映画としてよりも〇〇年代に迷い込んで魅力的な世界を体験するというファンタジー部分を上手く受け継いでいて、とても面白かったです。

それに、ダブル主演の女の子ふたりがどっちもかわええええ(これ大事)

昨年公開の映画ですが、自分のとこでは今年に入ってからの上映でした。昨年の映画としてならベスト3には入れたい映画だったなー

 

「ドライブ・マイ・カー」

これも昨年公開の映画、その時も観たかったのですが3時間という長さのせいで都合の良い時間に始まるのが無くて見逃してました。

さいわい、今年に入って本場のアカデミー賞にエントリーされたせいで再上映しかもヘビロテ扱いでリベンジ出来ました。

妻の急死で喪失感を抱える舞台演出家と、彼が雇った若い女性運転手

丁寧な芝居の練習場面や妻を知る若い役者との探り合い、舞台となる広島の風景など、興味深い場面が続いて映画の長さも気になりません。

やがて事件が起き、主人公はある決断を迫られる。その時に彼が頼ったのは運転手の女だった。

とても話題になった映画ですので下手な解説はいらないと思います、評価もまちまちですが淡々とした展開が苦手で無ければ分かりやすい面白い映画でした。

ラストシーン、イーストウッド映画のオマージュなんですかね、洒落の効いたパロディー場面で煙に巻くのは監督の特権ですね。

どう見てもカッコイイクルマとは思えないサーブ900ターボが魅力的に見えてくるから不思議でした。模型探しても無いんだよなーw

以上、昨年観た映画、ようやく書き終えたかな?あくまで備忘録ですので悪しからず。

 


F187 追い込み

2022-05-28 | Ferrari F187

しばらくさぼっていたのであまり画像が無い。

撮っておいた画像もSDカード入れ替えとかしてるうちにどっか行ってしまったのである。

リアの足回りはミッションから一体になったロアアームとブレーキダクトまで一体になったアッパーアームの主に2パーツのメタル製でアップライトやホイールハブも一緒くたになっている、当然ゼツモのエッチング製に置き換えたい。

ロアアームは、メタルのロアアームを治具にしてエッチング製をハンダ付け。

メタルのアームはこのあとアップライト部分だけ残して切り取りました。
本来のアームの位置より下に取り付けることになったので、フロアと干渉してしまう等思わぬ不都合もあったけどどうにか誤魔化せた。

アッパーアームはボディーカウル側に取り付けるので、アップライトとブレーキダクトの部分だけロア側と接着。
洋白線をドライブシャフトにして一直線に通します。
実質、このドライブシャフトが車高、車重を支えてます。

位置決めやら車高・左右バランスが決めにくくて一番難関だと予感していたフロントのサスアーム。

途中画像無くなっちゃってるけど、上下サスアーム、サスベース、ブレーキダクト、ホイールハブ/ブレーキローター 全てゼツモ製で組みました。
フロントウイングが付かないとサスの位置が決められないので、先にウイングを接着してからタイヤ装着状態で位置決めしてサスアーム接着しました。

文章で書くと数行だけど、ここの一連の作業は何度もやり直ししながら少しずつ進めてたのでしんどかったです・・・。

フロントウイングはキットのメタル製を整形したものだけど、フラップ部分は切り取って自作しました。

素材はアルミ板を二つ折りにしたものです。ゼツモのエッチングだと反りをつけるのが難しそうだったので。

で、塗装して接着。

ゼツモ製の翼端板に溝はあるものの、ほぼイモ付けなので角度や左右のバランス難しかった・・・
ほとんど自作みたいな作り方だと信用できるものが無いので全て現物合わせで調整するしかありません。

何とかなったらあとは見えない部分にエポキシ接着剤ドバ付けして固めてしまいます。

完成後見えにくいところはぐちゃぐちゃです。見えなけりゃ良いのだ。

次には完成報告になるかも知れません。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画
「彼女の好きなものは」

実は昨年観た映画です。
ずっとブログさぼってたので半年も経ってしまった。ちょうど最近ネトフリあたりで配信されてるので紹介しときます。

主人公の高校生・純(神尾楓珠)は本屋で同級生の紗枝(山田杏奈)がBL本を買っていることを知り、それがきっかけで仲良くなります。

BL趣味の紗枝ですが、それを気にしない純にやがて恋愛感情を抱きます。

しかし純には秘密がありました。彼は同性愛者でオジサンの恋人がいるのでした。

という話で、割と面白かったし感動できるところもありました。

実は昨年観た映画の中でベスト5に入れても良いかなと思うぐらい好きな映画だったかも知れません。ただ自分にとって好きな理由のほとんどは山田杏奈でした。

とにかく可愛いし今までで一番演技も頑張っているところ見れて良かったんです。

ただ、男同士のラブシーンがねえ・・・
割と激しめなベッドシーンもあったり、私は同性愛者に対する偏見は無いつもりですが、そういう場面を見るのはちょっときついです。

それが無ければリピートしたいぐらい好きな映画でした。

好きな映画はリピートするんですが、昨年リピートした映画ってあったっけな?
ああそうだ、「あのこは貴族」だけリピートしたなあ。自分にとって昨年は映画不作の年だったかも。

 

 

 


カーボンデカール / F187

2021-12-27 | Ferrari F187

気が付けばクリスマスも過ぎて年の瀬、光陰矢の如しとはジジイになってマジで実感する。

世間では12月も色々ありましたね、F1でホンダが30年ぶりのチャンピオンになったり有名二世の歌姫が急逝したり凶悪な放火殺人事件があったり・・・

言いたいことは山ほどありますが大して気が利いたことも書けないので

要するに、命は儚く人生は短い夢の如くと言うことですわ。毎日を楽しく生きましょうね。


のほほんと生きてるので模型もさっぱり進まない。何もしていない訳ではないですが、のんびり進行です。

黒く塗ったフロアパネルやウイングにカーボンデカール貼ってます。

当初はカーボンデカール貼る予定ではなかったのですが、タメオのリニューアル版キットのデカールを入手したところひと通り黒い部分を覆うカーボンデカールが用意されていたので・・・

とは言っても、旧版キットをさらに自己解釈で弄りまくっている自分の製作品に新版キット用のデカールが合う訳ない。と言うか全然合わない。

ここへ来てリアウイングの翼端板は実物と全然形状が違うことに気が付く。実際は前後幅がずっと狭いのだわ。
ここはもうやり直せないので、旧タメオ→ゼツモと受け継がれた形を尊重。寸足らずなデカールは諦めてモデラーズのカーボンデカールを切り出して貼り、スポンサーロゴだけ切り抜いて上から貼りました。

黒の塗装は艶消し黒にしたんだけどデカールを貼ろうとすると滑らない・気泡は入るで失敗だった。艶ありで塗って仕上げにフラットクリアーで艶を整えるべきだった。
軟化剤で溶かしつつ密着させると大きい気泡は抜けるんだけどかなり表面が荒れるね。

カーボンデカール貼りも久々なのですっかり下手くそになってました。結局、リアウイングの翼端板内側は形状が合わせられないので諦めました。中途半端になっちゃったな・・・・やっぱりカーボンデカール使わなきゃ良かったなと後悔しますが、使わなきゃ使わなかったでやっぱり後悔してんだろうなと受け入れましょう。

まだこんな状態なので年内完成は無理だな・・・。今年もダメダメなままで終わりそうです。

年末年始恒例の「年越しモデリング」イベントには今年も参加の予定です。
進行状況は掲示板にてご覧いただけるので、良かったら覗きに来てくださいませ。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

ずぼらしているブログですが映画館で鑑賞しました映画は全て書き留めておこうと思ってましたが、振り返ってみるといくつか書き忘れていた映画がありましたので、今のうちに紹介しときます。

6月公開の映画でした、

「Arc / アーク」

お気に入り女優さんのひとり、芳根京子主演なので観に行きました。

なんとも評価の難しい映画なんで紹介しそびれていました。

荒んだ生活をしていた15歳のリナ(芳根京子)は科学者であり社長のエマ(寺島しのぶ)に拾われ、遺体を生前の状態のまま保存する技術・「プラスティネーション」を行う会社で働き、やがてカリスマ的なプラスティネーションアーチストに成長。

エマの死後、会社を受け継ぎエマの弟・天音(岡田将生)と結婚。やがて天音は不老不死の技術を開発し、人々は30歳より年を取らずに永遠に生き続けることが出来るようになる。

50年が経ち若いままのリナは、小さな島で老人福祉施設みたいなのを経営。不老不死を選ばない・選べなかった人たちを見守る仕事に就く。

その島で漁師をしている老人と出会うが、それは若い頃に捨てた自分の息子だったー

 

と、まあ。あらすじを書いていても訳が分からなくなる奇想天外なストーリーなんですが、SFというよりファンタジーであり不条理劇の味わいもあります。

前半は近未来のような世界観なのに50年経った世界はむしろ昭和のような日本の原風景で映像もモノクロになってます。
面白い話ではありました。退屈しないしテーマも理解できる。しかし、何とも不思議な世界観に戸惑う部分もあり。自分の中でも評価が定まらない作品でした。

もうレンタルでも観れるので、興味あるかたは是非。

 

「MINAMATA -ミナマタ- 」

ジョニー・デップが写真家ユージン・スミスを演じています。

ユージン・スミスと言えば写真愛好家なら誰でも知っている巨匠です。
自分もモノクロ写真をやっていた頃は彼の作風が理想でもありました。

コントラストの強いモノクロ・プリントが特徴です。

一度生作品を見たことがありますが、写真のメッセージとともに引き締まった黒と浮かび上がる光は強烈なインパクトがあり、丁寧な暗室作業によって創り出された映像に憧れたものです。

アーチストとしてユージン・スミスを捉えていましたが、実は戦場カメラマンとして大戦や朝鮮・ベトナムと撮影を続けた写真家でもありました。

戦場での負傷や精神的ダメージで廃人化しつつあった頃、のちに妻となる日系女性アイリーンの導きで水俣の公害問題の取材に赴きます。

取材を権力によって妨害されたり、デモの混乱に巻き込まれて負傷したりしますが不屈の精神で取材を続けます。

公害の被害者もやがて彼に心を許し撮影されることを受け入れる。

被害者の現状を生々しく写した美しくも悲しい写真の数々が、やがて世界に水俣の問題を知らしめていくことになる。

自分は水俣問題の頃はまだ子供で大きな問題であることは知っていましたが事件の詳細は知りませんでした。
この映画も事件そのものを丹念に描いたものではありませんし、そもそも日本で撮影したわけではないせいもありどこかリアリティに欠ける昔の話みたいになってますが、ユージン・スミスの当時の活躍や苦悩を垣間見ることが出来て良かったです。

今まで何となく雲の上の存在のようだったユージンの本質が知れたような気持ちです。
映画としては面白い楽しいとかではないですが、観て良かった映画でした。


フロア・エンド / F187

2021-12-04 | Ferrari F187

フランク・ウィリアムズが亡くなりましたね。

彼の人となりは知りませんが、何となく味のあるチーム・オーナーであり指揮官でしたね。

ウィリアムズはF1チームとしてはフェラーリに次ぐ王座獲得数を誇る名門チームなんですが、私としてはそれほど好きなチームだったわけではありません。
でもウィリアムズ・ホンダ時代はそりゃあ注目して応援してました、当時はTV放送も無かったので遠くから念を送ってましたw
レース結果を知るのは翌週発売の雑誌「AUTO SPORTS」か「カーグラフィックTV」の放送だったんですよ。優勝してやっと翌日のニュースや新聞に出るくらいでした、そんな時代w

ウィリアムズで作ったことあるキットはこれだけだなあ、FW19

ウィリアムズが本当に強かった頃、デビュー2年目のJ・ヴィルニューヴがチャンピオン、コンストラクターズも獲ってダブルタイトルに輝いたマシン。エイドリアン・ニューイの落とし子でもあります。
ベネトンからフェラーリに移籍したM・シューマッハを応援していた自分には憎らしいほど強くて洗練されたマシンに思えました。

まだ43を作り始めたばかりの頃作ったんですけど、今考えるとなぜ好きでもないこのマシンのキットを作ったのか分からないんだけど、やっぱり強いことでカッコよく思えたんだろうな。
製作には何の思い出もありません・・・・多分その時はそれなりに苦労もしたんだろうけどな、タメオなのでそうでも無かったかも。
この頃のタメオは作りやすかった気がします。

ほかにはウィリアムズを作ったことも無いし、いくつか持ってたキットも手離しちゃってました。今でもウィリアムズ・ホンダ、FW09かFW10なら作りたいと思ってます。

思えば、ウィリアムズがホンダと組んだことでプライベート・チームの時代の終焉を迎えたのかも知れませんね・・・・偉大なプライベーターであり、最後のプライベーターの雄だったんですね、フランク・ウィリアムズ・・・冥福を祈ります。


さてとー、F187

リア・ウイング翼端板が細いステーでフロア・エンドと接続されるんだけど組んでみたら位置が合わないので、フロア・エンドを延長。

すでに薄々攻撃をした後に真ちゅう板の細切りをハンダ付け、溶けやすくて大変だったよ・・・

資料画像など見てたら下面にディフューザーと言うんでしょうか、スプリッターかな、整流版が付いているようなので、これも真ちゅう板で追加。サイドにもステップ状のパーツが付くようです。

こんな部分、ほとんど見えないので無視でも良いんですけどね、前回作った156/85Bに比べて空力的に洗練された部分でもあるので模型でも表現してみたかったんです。

後から後から作業を思い付くので、なかなか進まないねーw

サフ塗ってから、そういえば台座に固定用のナットを仕込んでないことに気付く。いつもいつも、ギリになって思い出す。なんなんだろう、ナット忘却病w

ハンダ付けでナットを固定。無理が掛かっても取れないように全周ハンダで囲っておきます。

上手にハンダ留め出来る人ならここまで頑固に固めなくても多分大丈夫。私ゃヘタクソなので・・・。

そろそろ、黒も塗れるかな?コクピットのディテール手付かずだな・・・。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画
「カオス・ウォーキング」

SF映画です。
遠い未来、人類は地球を離れ多くの惑星に植民していました。

植民されたまま、放置されたある惑星。ここではなぜか男だけ、考えてることが言葉になって相手に聞こえてしまうという???

なんかね、考えるとモワッとした煙みたいなのが出てきて口で話さなくても考えが相手に聞こえるのよ。モワッとした煙は舞い上がって遠くからでも見えるので、男がいると遠くからでも分かるし。

ある日、地球からの宇宙船がこの星に墜落。唯一の生き残りの女の子を少年が発見、少年の村にはなぜか女性が一人もいないので、少年何だか舞い上がっちゃって。
地球人の干渉を恐れる村人が女の子を監禁しようとしたのを少年が助け出してランナウェイ。

なぜ村には女性がひとりもいないのか?徐々に謎が解き明かされながら、少年も村人の支配から解放されていくー。
というようなお話です。

SF仕立てではあるけれど、設定はゆるゆるでどちらかと言えばファンタジー寄り。
惑星の文明が西部劇時代のレベルだったり、モワッとした煙みたいなのをコントロールして幻覚を作り出せたり、そもそもなぜこの星は放棄されているのか・・・
ハードSFを期待するとズッコケます。舞台装置の割にストーリーは村の内輪揉めレベルだし。

これが壮大な冒険譚の序章なら分かるんですけどね、そういう片鱗は全くありません。

まあ、女の子が可愛かったので救われました。ではでは。

 


ウイング / F187

2021-11-25 | Ferrari F187

タメオの初期のキットはほとんどのパーツがメタル製

フロント・ウイングに関しては前にも書いたかな、ゼツモ製のエッチングを使おうにもちょっと雰囲気が違い過ぎて違和感がありまして。

翼端板だけ、ゼツモ製を使います。

ウイングとの接続用の窪みは翼断面形状で、エッチングよりもキットのメタル製に合わせやすくなっている。
それでキットのパーツから翼端板とフラップを切り離してゼツモの翼端板と組み合わせました。

接続にピンを立てていますが、このピン自体に強度がある訳でも無く、接着の位置決めが楽になるからです。エポキシ接着剤で接着、ハンダ付けはメタルを溶かすのが怖いので使いません。

なかなか手が付けられなかったのがリア・ウイング。

キットのメタル一体式もなかなか雰囲気が良く、支柱もちゃんと二枚構造を再現しているのでこのまま使っても良いかなと言う誘惑に抗い難い。

ゼツモ製のウイングはペラペラ過ぎるんだよね・・・

支柱からメイン・ウイング、フラップ二枚を一枚のエッチングの折り紙構造で再現しているのはすごいんだけどね。

実車のウイング構造はどうなってるのか、資料画像を見てもウイングが黒いせいもあってなかなか分かりにくい。

参考になるのはMFHのイラスト。F187はメイン・ウイングは上面が前方ふくらみ後端やや跳ね上がり、全体に後ろ下がりです。二枚のフラップは大きめで特に上のフラップは反りが強いです。
イラストじゃ分かりませんが、ロア・ウイングが付きます。

レースによってはロア・ウイングの無い時もあります。シルバーストーン、ポールリカールあたりでは付かないので高速サーキットではロア・ウイング無しなのかなと思いますが、モンツァでは付いていたり逆にモナコで付いていなかったり、ハンガロリンクではロア・ウイングにもフラップがあったりとバラバラなので(プラクティスと予選・決勝で違う場合もありそう)メリット・デメリット色々あるんでしょうね。

今回は日本GP仕様なのでロア・ウイングありですが、なぜかタメオもゼツモもロア・ウイング無視してますね。

ゼツモ製翼端板はフロント・ウイング同様、タメオのメタルパーツをそのまま生かせるような窪みになってます。タメオに準じてウイングの後ろ下がりは表現されてません。

ニッパーでメタルの翼端板を切り取ってしまう。

切り出してみると分かるが確かにフラップとかメチャメチャ分厚い。

フラップも切り取って、支柱とメイン・ウイングのみ生かすつもり。

翼断面構造・後方跳ね上がり形状に整形。抑揚のある面を滑らかに作るのはなかなか難しいです。

フラップは、ゼツモのを切り離して使っても良いかなと思ってましたが、やはり「反り」を再現したかったので自作することに。

真ちゅう板を叩いて反りを付けようと思ったけど、うまく行かない。アルミ板だと簡単なので、アルミを使うことにしました。ただし柔らかいぶん強度は無いし変形しやすいので注意が必要。

フラップの幅なんかはタメオのリニューアル版のデカールを参考に決めようかと思ってましたが、見てみるとずいぶん幅が狭い。一番上のフラップが2.5mm、二番目のフラップは1.5mm 43倍すると・・・

実寸は分からないから数字はともかくとして、印象として狭過ぎる。逆に、ロア・ウイングは幅がたっぷりあって前方は支柱に咬み合わせるようになってるみたい。実車がどうなってるか分からないんだけど、ロア・ウイングはもっと華奢な印象なんですけど。

と言うことで、自分の印象優先で。
一番上のフラップとロア・ウイングは同じ幅のアルミ板を反らしたもの。二番目のフラップはステン板の平板です。

水平・垂直・平行には気を付けたつもりなんだけど、何となくビシッとしてないなあ・・・
多分、切り出しや削り出しでしっかり直線出せてないせいだな。

全てエポキシと瞬間接着剤で組んでますから扱いは慎重にしないとね・・・・
ハンダ付けで組めたら、落っことしても大丈夫なくらい頑丈なんですけどねー

こうやって見ると支柱のメタルの分厚さがヤバい・・・
まあでも完成したら気にならなくなるでしょうから、このまま行きます。
それよりもミッション・エンドの垢抜け無さが自分は気になるー

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画

「アンテベラム」

上のポスターに書いてある「ゲット・アウト」「アス」を最近配信で観て面白かったので、内容は一切知らないまま釣られて観に行きました。

南北戦争の時代のアメリカ。
雇い主にひどい暴力で虐げられる黒人女性・エデン。

一方、現代のアメリカ。
人権活動家として活躍し作家としても成功し夫と子供と幸せで裕福な生活をしているヴェロニカ。

ある日、突然誘拐され連れて来られた先は・・・

なかなか面白い映画でしたが、捻りはあんまり無いですね。

「ゲット・アウト」「アス」とはプロデューサーが共通なだけで監督はジョーダン・ピールじゃないんですね。
力量的にはピールのほうが上だと思います。自分はてっきりピール監督作品だとばかり思って観てたのでもっとシュールなオチを期待してたけど、普通だった。でもまあ面白かったです。

 


欠けた月とF187

2021-11-21 | Ferrari F187

先日、用事で出掛けた後に映画を観ようと車を走らせていた夕暮れ時、東の空に月が昇って来ました。

三日月・・・

私はアホですが夕方に昇る月が三日月である筈が無いことは知ってます。いちおう、高校では地学部でしたし。
でもアホなのでこの日が月食の日だという情報は知らなかったので、一瞬混乱しました。方角を間違えてる?いや、昨日も大きな月を見たばかりだし?
やがてアホでもそれが月食なのだとようやく気付きました。みるみる暗くなってゆく月。車を走らせながら思わぬサプライズの天体ショーを楽しめました。

映画館の駐車場に着いた頃には、近視の私にはもうほとんど見えないくらいに欠けていました。

スマホで撮った画像。ヘタクソか!

でもスマホでも何とか写るもんですね、ズーム付きのコンデジも持っていたのですが、それでは全然写りませんでした。

エロい人が撮ったのが下の画像

まあ、似たようなもんでしょw

 

で、観た映画は

「そして、バトンは渡された」

少女・みぃたんの継母となった梨花(石原さとみ)

みぃたんを溺愛してくれるが、男とは長続きせず次から次へとみぃたんを連れたまま再婚を繰り返す。

一方、アナザーストーリーの森宮親子 (田中圭・永野芽郁)

こちらも血の繋がらない親子だが、子煩悩な父親と優しい娘・優子は良い関係を築いている。

やがて、バラバラの話が一つにまとまり感動の後半へ。

主役の永野芽郁、今までにない熱演でした。卒業式でピアノを弾くシーン、泣けました。

ただこの映画は、そこからの後半が本当の感動ストーリー。ダメ親だった梨花の真実が明かされる。

梨花を演じた石原さとみ、長年私にとって最も魅力的な女優さんの一人でしたが、さすがに年取ったなあとかくたびれたなあとか思って観てましたが、そういう役だったのね。

色んな意味で良い映画でした。面白くもあったんですが、後半の感動パートがちょっと長かったな・・・手紙や述懐で感動話を語られるので、そこは映画としての見せ方としてどうなんだろうと思ってしまいました。

凝った作りの映画だけに、終盤ももっと手際良く纏められなかったかな、というところです。

でも面白い・感動出来るの両方がしっかり味わえる映画ですので、誰にでもおススメ出来る名作だと思います。是非是非!

映画観終わって外に出てみると、月はすっかり明るく輝く満月に。天体ショーと映画の二本立て、満足な夜でございました。

 

いつものお店でお酒を嗜んで家に帰り、お風呂から上がってバタンキューで記憶が無いのですが、朝起きるとクリアーコート待ちでウイスキーの空き瓶に立てておいたF187が、瓶ごとカーペットに転落してました。うーむ、カーテンを閉める時に引っ掛けたかな・・・

塗膜が欠けた・・・

ノーズにも打撲痕があり少し凹んだように見えますが、もうこの段階でやり直しとかする気無いです。タッチアップと研ぎ出しで誤魔化せることを祈って・・・続けましょう

大体、この辺から完成が近づくにつれて完成度が低下していく、いつものパターンですな。

古来より月食は不吉の予兆なので見ないほうが良いと言われているようですが、はからずも・・・

いやいや、これで済めば良いですけどね、今後は慎重に進めましょう・・・。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 


デカール貼り / F187

2021-11-09 | Ferrari F187

11月になっても暖かいですねー
今頃になってキンモクセイの匂いが街に溢れてます。季節感狂うなー・・・

模型はぼちぼちです。
色々と問題のあるタメオのリニューアル版F187用デカールなので、ジャンクのデカールで補完しようと考えてましたが、
いざ探してみるとジャンクの中から使えるデカールって少ないねー

「FIAT」のロゴは大きさも角度も青の色合いも違うのしか無かったんだけど、「白の白さ」優先で使うことにしました。

ノーズに付く「digital」ロゴも、白さ優先でジャンクと交換。
リアウイング翼端板のカーナンバーは赤の縁取りが太過ぎるので、これも交換しようと思う。

跳ね馬マークは馬のたてがみが潰れる酷い印刷だったので、キレイな印刷のものと交換。

困ったのが、前後ウイングに付く「GOOD YEAR」、大きさがドンピシャのものが無いんだよねえ
これはもう「白さ」を諦めるしかないな。

リニューアル版のデカールよりも旧版のデカールを入手すれば良かったのかなと後悔しましたが、結局どっちでも不満があって両方使うのが正解なので、これ以上拘るのもバカバカしいよねと思い、ウイングのデカールはそのまま使うことにしました。

踏ん切りが付けば手が動く。
この時代のフェラーリはデカール少ないのであっという間にホディー貼り終わり。

っても、2~3時間は掛かっちゃいますけどね。
ノーズの「digital」はパネルラインの間に収まらないので上下を詰めました。
後はもう、大体の位置でサッサと貼っちゃいました。微妙な位置合わせに拘って何度も貼り直したりしてるとデカールを痛めちゃう率が高まります。どうせ完全には辻褄が合わない。大体で良いのです。

なんか完成するんじゃないかと言う気がしてきた!

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画
「ONODA 一万夜を越えて」

フィリピン・ルバング島で終戦を信じず30年間戦い続けた小野田少尉と仲間たちの物語。

50歳以上の人はリアルタイムでニュースで知っているだろうし、その後も何度も取り上げられる実話なので有名な話ですよね。

ただ、この事件に関してはデリケートな部分も多く今まで日本で映画化されたり詳しく事情を明かされることは少なかったように思います。

私は新聞で連載されていた小野田氏本人の手記を読んでいたのでかなり知っているつもりでいましたが、本人からは語られない事実も多くあったでしょう。

この映画もフランス人監督による海外主体の製作で、全てを正確に描いているわけでは無いと思います。

一応、全国ロードショーですが映画としては単館系の地味な作品ですので公開規模は大きくないみたいですね。さいわい、小野田少尉の壮年期を演じた津田寛治さんが福井県出身なので地元ではしっかり上映されてます。

サバイバル、と言うほど過酷では無いように見える生き残り作戦。だが島民との争いで一人また一人と仲間が命を落としていく。

小野田少尉の説得に成功した鈴木青年との出会い。

物語は淡々と進行してゆき、派手な戦闘シーンとか感動的な場面があるわけでは無いけど、辺境の地で信念を曲げずに戦い続ける緊張感や孤独感がひしひしと伝わってくる映画でした。

日本軍の反撃を信じて妄想する場面など滑稽であるがゆえに悲しかったり・・・
3時間近い上映時間も苦にならず、むしろ長い孤独な闘いを感じるのにちょうど良かったです。

日本のために戦い続けた英雄というより、自己のアイデンティティーのために戦い続けたという印象を受けましたが、事実と違うところはあっても国のために犠牲になった軍人の姿は日本人として改めて知っておくべきだと感じました。


11月になっても / F187

2021-11-06 | Ferrari F187

先月は全然更新できませんでした。

葬儀の後、しばらくのんびりしてたんですが遺品整理や事務処理など少しずつ片付けてます。また、所属している写真クラブの展示会が月末から文化の日にかけて開催だったので準備から当日の立ち合いなど忙しかったです。

今日は四十九日の法要です。これが終わったら一息つけるかな、って感じです。

 

F187はどうにか赤くなってます。

ピンクの状態、また撮り忘れた・・・いつかピンク・フェラーリ作ってみたい。

皆さんボディー塗装する時、取っ手と言いますか保持はどうしてますかね?
掴むところがあればクリップなどで挟んで取っ手を付けるんですが、メタルキットの場合重量もありますからしっかり掴めるところってなかなか無いですよね、

で私は「ひっつき虫」をボディー内側に押し込んで、これをクリップで掴むようにしてます。「ひっつき虫」の粘着力は強力だしクリップで掴むにもちょうど良い硬さです。
剥がす時はちぎりながらでも無理矢理むしり取ってまた使えるし、ボディーに残ることもありません。
変形しやすいプラやレジン、薄いメタルとかだと剥がす時に壊れる可能性がありますが、タメオのF1キットなんかには最適です。

さて、赤くなったらいよいよお楽しみのデカール貼りです。

キットに付いていたデカールは水没と乾燥で完全に死んでいたので廃棄、フェラーリのF1に貼るロゴ類なんてジャンクでいくらでも揃えられるわと高を括っていたのですが、LONGINES のロゴが見つからない・・・
ので、この際別売デカールに頼りましょうということでタメオの新キットのスペアデカールを購入

ジャンクで買ったキットよりもデカールだけのが高くついた・・・

でもさすがに新しいキット用だけあって正確な考証、精密なカーボン模様も付いてて有難いです。でも良くチェックしてみるとこのデカールも完璧ではない。

下地に使われている白インクはしっかりしていると思うんだけど、上塗りに使われている白インクが、薄い。

白が白じゃなくなってます。

マルボロデカールも別紙にあるんですが、やはりドライバーネームが薄くて赤が透けてます。ついでに小さいマルボロは黒の印字が潰れてます。

近年のタメオのデカールにはカルトグラフの表記が無いんですが、別メーカーになったんですかね?
質は確実に落ちているような気がします。

まあ、大体のロゴ類はジャンクから見つかりそうなんで使えるものを使っていきましょう。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

 

映画も、最近あまり観れてなくて、ちょっと前に観た作品になってしまいますが。

「護られなかった者たちへ」

東日本大震災で知り合った三人の被災者。
10年後、ある連続殺人事件が発生し被害者と三人の関わりが浮かび上がってくる・・・

佐藤健は全然カッコ良くない役。でもカッコイイからズルいね。

清原果耶さん、かわいい。今年は朝ドラに映画にと大活躍でしたね。

脇を固める面々も演技上手い人ばかり。

事件を追う刑事は阿部寛です。もちろん上手い。

演者さんのお陰で楽しんで観れましたが、脚本は微妙です。
殺人の動機、犯人像、犯行方法、真犯人を庇う方法などどれを取っても不自然なんだよねえ
娯楽映画ではそんなのあまり気にしないほうが良いんですが、生活保護を受けられず国に見捨てられる人間がいる現実を告発するような作りになってるだけに、展開には面白さよりリアリティーを感じさせて欲しいなと思いました。

豪華なキャスト、震災というバックボーン、社会的問題提起をテーマにしながら犯罪ドラマとしては雑、人間ドラマとしても浅くて、2時間ドラマぐらいの印象でした。

分かりやすい2時間ドラマが悪い訳では無いんですけどね、映画に求めるのは分かりやすさよりも深みなんですよね、脚本て難しいですね。


ミラーなど /F187

2021-10-04 | Ferrari F187

またまたご無沙汰です。

先週、母の葬儀を済ませて感傷に浸っておりました。

春先に心臓の手術、その後胃がんの手術と忙しない闘病生活でしたが最期はあっけなかったです。

やはり癌は怖いですね。皆さん、検診は受けときましょうね。

 

まだしばらくバタバタしますが、とりあえず24時間待機状態からは解放されましたので

好きなだけ模型作っていられるぞと思ったら

好きなだけお酒飲めるようになって、ダメですな。

 

F187ですが、

リアエンドを薄々したり

カウル固定用のピン穴を打ったり

ミラー埋め込み用の窪み作ったり

ミラーはプラから削り出してます。

画像いろいろ見ててもどういうカタチしてるのか、どうにも捉え切れなかったんですが、

↑この画像見て、おおなるほどと納得・・・

いや、まだ良く分からんわw

まあ、それっぽくなれば良いでしょう。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

母の入院していた病院の近くにシネコンがあったお陰で、見舞いのついでに映画はたくさん観れました。
上映中も携帯の電源を切れないのは落ち着かなかったけど、病院の近くにいられる利点もありましたし、有難く映画鑑賞させていただきました。

 

「フリー・ガイ」

主人公・ガイはゲーム内のモブキャラ。自分では普通の人間だと思って暮らしています。

私はゲームをしないので良く分からないけど、モチーフになってるのはGTAなど都市の中で戦闘や破壊を自由に行ってレベルアップを競うというようなゲーム、主人公はその中のプログラムに存在している一般市民という立ち位置みたいです。

ゲームに参加しているプレーヤーは全てサングラスをしているキャラで、武器や飛行能力を有していて一般市民は彼らのことを「サングラス族」などと呼んで恐れていますがモブキャラの悲しさで反撃したり対抗する行動はとりません。

ところがある日、プレーヤーキャラが落としたサングラスを拾ってかけたガイの目には様々なゲーム情報などが表示された画像が見えるようになります。

ゲーム内のプラグラムでしかないガイになぜか自我が芽生え、彼は謎のキャラとして活躍しレベルアップして有名になって行きます。

ガイが恋に落ちる女性プレーヤー

彼女、実はゲームのオリジナルの開発者で、自分たちのアイデアを盗まれた証拠を探そうとゲーム内に潜入しています。

やがてガイは自分が何者かを知り、彼女のために選択を迫られることに・・・

というような映画だったと思うけど、違うかな?ちょっとボーッと見てた部分あって分かってないかもw

お人好しで穏やかな性格のガイが覚醒して強くなっていくのは痛快で面白いしコメディーありアクションありで楽しい映画ではあります。

が、まあなんというか既視感アリアリなのがちょっとね、
何だろう?「レディープレイヤー1」のようであり、「トイストーリー」のようでもあり・・・・

で、思い出したのが「トゥルーマン・ショー」でした。

あれは巨大セットの中で生まれてそれとは知らずに成長した男が偽りの世界から脱出しようとする映画でしたが、アレと一緒だよねえ。
海に出て、突き当たる場面も、設定は違うけどあったなあ。

ということで興味深い設定なのに新鮮味は少ない映画でしたが、素直に観ればかなり面白い内容ですけどね、最新のCGでアクションもバーチャル世界もすごいんですけど今じゃそんなのに驚かなくなってしまってます。10年20年前ならもっと楽しめたのかも。

SFとして見るとちょっとおかしいのは、ガイはただのAIの筈なのになぜ人間と同じ知能や感情を有しているのか?
彼のAIがバグを抱えた存在であり、その女性プレーヤーに恋する理由は終盤に明かされるけど、ガイだけでなく彼に感化されたほかのモブキャラたちも自我に目覚めるんだよねえ、不思議。まあファンタジーですねー。

自分にとってはちょっと期待外れだったんですけど、気楽に楽しむにはもってこいの映画です。配信され始めたらまたゆっくり観てみたいな。

 

ほかにも、紹介し損ねてる映画いくつかあるので今後ぼちぼち書いて行きますね。ではでは。