いつから作ってたのか思い出せないF187だけど完成しました。
最近はすっかり手が遅くなって、もう適当でいいや、なんて思いで作っていたので納得できる出来ではありません。
水平垂直平行などの基本が適当で微妙な狂いが積み重なって完成が近づくにつれ色々と粗が目立ってきてしまって、さらにモチベーション低下する悪循環
リアウイングが歪んでしまっていたこととフロントサスのアップライトとタイヤ/ホイールが相性悪かったのが痛かったな。
何度ももげちゃって付け直したw
フロントタイヤがややトーアウトしちゃってます。タイヤの付け直しで誤魔化せそうですけど、そもそもサスアームをもう少し前向きに付け直すべきなんです。実は調整出来るようにサスアームの付け根の前側はまだ接着してないのですが、後ろ側の接着剤が固まってしまって調整出来なくなりました。
手順間違えたな・・・
いつもは完成状態は大きい画像で晒すんですけど、今回は出来が悪過ぎで恥ずかしくて見せる気になりません。
間を置いて気が変わったら、ちゃんと写真撮って晒しましょうかね。
オリジナルを切った貼ったして納得いく形に修正したつもりだったけど、ちゃんと仕上げられなきゃ意味無いですね。
こちら、素組の完成品と思われる画像 ↓
こっちが自分なりの完成品 ↓
画角や光線状態によって見え方も違うので分かりにくいですが・・・
ボディ後半を長めに、ノーズは太めに直したつもりですけど良くなってるのかな。
別にオリジナルのままでも問題無いようにも思えてくる。
実車画像でなかなか同じ向きのが無くて、比べにくいですが
やはり光線状態違うとよく分からない。この画像は前半戦仕様でターボダクトもマーキングも違うし。
まあ良いや、やりたいことはやった、その結果だから良いのだ。ジャンクキットをどうにかここまで仕上げてやったぞ。
これでターボ時代のフェラーリは5台作ったことになる。
C2、C4、156/85B、F187、F187/88
あと、CK、C3、F186 を作れば81年から88年までのターボ時代コンプリートだな。
F186以外はキットを所有してます。何なら、CK初期型、C2B、C4M2、156/85前期型もあります。
あらためて自分はこの時代のフェラーリ好きだったんだなあーと思い出します。さらにさかのぼって312Tシリーズ、312B3まで持ってるもんなあ、いつか全年代作れるだろうか?
(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)
映画
「ベルファスト」
北アイルランド・ベルファストに住む少年の目を通して見た、1969年の日常
街は異なる宗教による住民の対立でデモや暴動が頻発する地域で、少年の身近にも暴力や憎しみが蔓延している。
そんな中でも家族は幸せに暮らし、決して希望の無い生活ではない。
映画はモノクロで当時の雰囲気を醸し出している。
日本人にとって北アイルランドの60年代なんて想像しにくいが、チャンバラごっこやサッカーを楽しんだり映画館へ「チキチキバンバン」を観に家族で出掛けたり、テレビで「サンダーバード」を観たりと子供目線では我々の子供時代と変わらない日常があるものの社会情勢は不穏で貧困問題も深刻。
この家族のお父さんはロンドンまで出張して建築の仕事をしているお陰で貧困とまでは行かないようだが、やがてベルファストを離れロンドンに引っ越すことになる。
故郷への思いと家族の幸せ。
少年や家族の揺れる思いがひしひしと伝わってきます。
不安だらけの生活であっても全てのシーンがきらきらと輝く、素敵な映画でした。
いわゆるグラフィティ的な、懐古趣味の映画、自分どうも弱いです。
アカデミー賞にノミネートされながらも脚本賞受賞のみに終わったようですが、自分の中では今年一番の映画でした。
「ナイトメア・アリー」
1947年の「悪魔の往く町」のリメイク映画、監督はギレルモ・デルトロ
ジャンル的にはホラー映画になるんですかね、幽霊や奇人やサイキックが扱われていますが全て偽物です
見世物小屋で詐欺師の才能を身に着けた主人公、都会へ出て奇術師として名を上げますが、ある精神科医との出会いによって道を踏み外してゆく・・・
ピカレスクというのでしょうか、悪漢が主人公なのであんまり観ていて痛快なものではないです、結末も情けないことになります。
ギレルモ・デルトロの映画は好きなつもりでいたんですが、よく考えたら最初に観た「パンズ・ラビリンス」以降、超える作品は無かったかも。
1930年代のアメリカの都会の裏側の怪しい雰囲気は楽しめましたが、まあ悪趣味な映画でしたわ。それがデルトロの持ち味と言えばそうなんですけどね、もっとファンタジーに寄せてくれたら良かったかなと。現実話としたら辛過ぎます。