43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

ロータス56B、完成

2009-08-23 | Lotus 56B


思えば、昨年の6月から作り始めて、途中で投げ出してもう完成はしないんだろうか?と思う時もありましたが、完璧なものを作ろうと頑張るのを止めて完成すればいいや、って気持ちで再開しましたら、多少の失敗も気にすることもなく進められて、ようやく完成へ漕ぎ着けました。

実車は、ガスタービン・エンジンを搭載しアメリカのインディなどで一応の成功を収めたロータス56をF1向けに改造したマシンで、ノンタイトル戦を含め数レースに投入されましたがF1特有のコーナーの多いレースには不向きだったようで、目立った成果は上げられずこの年のみで消えていきF1マシンとしては失敗作だったと言える車です。

ただ、F1界へ次々と新しいアイデアを持ち込んだロータスの生みの親、コーリン・チャップマンの意欲作として様々な名車と並んで語り継がれる存在でもあります。
また、F1にはアイデアだけではなかなかチャレンジできない敷居の高さもあって決勝レースまで走った珍車は意外と少ないもの。その中でティレルの6輪車、ブラバムのファン・カーに次ぐ珍しいマシンと言えるんじゃないでしょうか?

模型として見ても、レシプロ以外のエンジンを積んだF1マシンはほかにないだけに、エンジンまで再現して作るにはもってこいの素材。ウェッジの効いたノーズ、4輪駆動のため4本とも同サイズのタイヤ、ラジエターが不要のためF1特有の張り出しのないボディーなど外観にも特徴があり面白いんですが、やはりこのマシンを作るならエンジンですよ。
普段はスキルの問題もあってフルディティール・モデルは作らない私ですが、タメオからこのキットが発売されたので初めての挑戦となりました。

フルディティールは作らないと書きましたが、F1にはエンジンむき出しのマシンもたくさんあって、そうゆうのは作ったことがあるのでそれほど苦労もしないだろう…とたかをくくっていましたが、タメオのフル・ディティールはパーツの細かさなどが一段違います。正直言って自分のスキルでは全てのパーツを生かすことは出来ませんでした。
それでもやれるところまではやって、出来ないところは放置して進めても模型は完成します。
完璧ということは絶対にないはずだし、同じように全然ダメということも、絶対にないのです。







作っている途中は、自分にはフル・ディティールは向かない、もう作らない!なんて思い始めてましたが、今完成してみて、また作ってみたいと思えるようになりました。
人間、苦労した記憶は忘れてしまうものなんですかね。

目指したのはエンジンなどの内蔵物の精密さを表現しながらも、カウルを閉めたら隙間もキッチリ、スタイルばっちりの完成品でしたが、残念ながらノーズは常に調整して隙間が開かないように気をつけたつもりでしたが、最終的には隙間が出来てしまいました。
ボディー・カウルも最初は合っていたと思ったんだけど、メーターやエア・ダクトなどを取り付けて閉めてみると合わなくなりました。調整にも限界があるので、あくまでもオープン状態が完成形だと思い直すことにして、閉めた状態での美しさは諦めました…。

画像撮影の時はなるべく隙間が目立たないようにしておきましたが、放っておくとだんだんズレてきます…ピンなどを使って、ズレないような工夫をすべきだったかも知れませんね。
それも、高いスキルが要求されそうな作業なんですが…。







エンジンには特にディティール・アップはしていません。そもそもがシンプルな外観のエンジンなもので、それほどすることもないんです。

メーター裏の配線などは、実車はかなりゴチャゴチャしてますから正確に再現しようとするとこのサイズではうるさくなり過ぎだし無理もあるので、正確さは二の次で「それなり」に見えるように適当に線を這わせてます。

フロント・セクションはディテール・アップを途中で諦めました。フレームが邪魔して、作業しずらいもんでww

実は、まだエンジンを1基作れるだけのパーツが残っていて、降ろしたエンジンだけを展示できるようになっているんですが、今回は作りませんでした。
でも、もったいないのでそのうち作ってやろうと思ってます。



今回、自然光でも撮影してみました。板の上で撮ってるのがそうです。
普段は蛍光灯で撮ってるので、ちょっと雰囲気変えてみようと思いまして。
でも陰影が強くなり過ぎるので良し悪しですね。どうでしょうか?


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最後のパーツ

2009-08-19 | Lotus 56B

長々と作ってた56Bも、いよいよ最後のパーツの取り付けです。
ヘッドレストとサイドミラーを取り付けました。

ミラー・ステーは浅い溝に差し込むだけなので、強度に不安があります。こんな細いパーツなので強力に取り付けたとしても応力が加わると今度はカウルのほうから壊れそうなので、仕方ないです。
それにしても、長いステーだ…どう考えてもそのうち引っ掛けて壊しそう…

ポロッと取れたりしないように最初はエポキシ接着剤で付けましたが、はみ出して汚くなったのでいったん外して(この時、カウルの塗装まで剥げてしまった…)結局、瞬着で付けました。はみ出さないぐらいの少量で付けるんだったら、エポキシも瞬着も強度はそれほど変わりません。


砲弾型のミラー本体はアルミの挽き物。
ただ、鏡面の掘り込みはないので、金属線をリングにして貼り付けてあります。
鏡面を貼るのは止めました。いちおう、本体のミラー面を磨いてはあるけど、アルミって磨いてもあんまりキレイに光りませんね。

さてさて、全てのパーツが取り付け終わったので完成ということです。
でも結局、カウルがキチンと閉まらないので何だか完成した気分になれないですね…。
後日、一瞬でもキレイに組み上がった完成画像を何枚か撮って完成気分を味わうこととしましょうw


さあ、何となく秋の気配も感じられるようになってきましたし、そろそろ祭りネタを進めなきゃなりませんね。


取りあえず、ボディー塗装とデカール貼りまでやってみました。
すごく進んでるように見えるけど、ほかは手付かずですからw

まあ、プロバンスの作り方なんて余計な事しなきゃ塗って貼って組み立てておしまいですから、そうゆうノリで作っちゃおうかと。

とにかく96年から98年までの3台を並べるのが目標ですからね!
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ウインドー・シールド

2009-08-14 | Lotus 56B

風防ですね、43のお約束でバキューム・パーツになっています。

黄変している……いえ、違います、こうゆう色で正解です。ちゃんと色付きになってます。しかも2個あります。ありがたや ありがたや。

しかし、バキューム・パーツは実は苦手。貼るのも難しいけどそれ以前にキレイに切り出すのが大変。最後にこの作業があると思うだけでモチベーションが低下してしまうんですよ…。

しかし、こんなものは完璧にやろうと思うから気が重くなる。しょせん模型、付いてればいいんじゃない?ぐらいの気持ちで適当に済ませるつもりでかかれば、何ということもない。

などと気持ちを前向きに持ってハサミでサクサク切り出していく。
切り取り線は曖昧であてにならないし、カタチがこんなだとハサミも思うように切れない。

一個目は思わぬ切れ込みを入れてしまい、あえなくボツ…

(((( ;゜Д゜)))アワワワワワワワ

2個目でどうにか切り出せました。(助かった…)


接着剤は何を使おうか迷いましたが、結局いつも通り透明エポキシです。瞬着は汚れやすいし、SUなどの弾性接着剤は接着強度がイマイチ。
光硬化式の接着剤があるそうだけど、未だ買っていません…

でもまあ、箱車の窓貼るよりは簡単だったかも。すり合わせさえキッチリやっておけば、あとは外側からテープを貼っておけばフィットします…
私のはよく見ると隙間が開いてたりしてイマイチですが、とにかく貼り付けまで出来ちゃえばいいですよ。もうやり直しも出来ないし、遠目で見れば何とか見れる!


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)



 
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ドロドロ~

2009-08-12 | Lotus 56B

溶けたわけではありません。ゾル攻撃ですw

カウルオープン・モデルということで、カウル裏側は艶消し黒を吹こうと思ったんですが、穴だらけだしデコボコも多くてマスキングテープで覆うのは難しい、ってことで、全面ゾルで覆いました。
しかし、こうゆう使い方してると早くなくなる…モデラーズのマスクゾル、調達考えないといけません。


最初はエナメル塗料で塗っておこうと考えてましたが、ちゃんとマスキングしちゃえばラッカーでも問題は起きないだろ、って事で、ラッカーで艶消し黒吹き付けました。
研ぎ出しも終わって、あとはエクステリア取り付ければ完成ってとこです。


ところで、今更ですがこんなの買ってみました。


バンダイ1/43 NISSAN GT-R R35

私はスカイラインにもR35にもさほど思い入れもないんですが、バンダイがひっそりと1/43模型を展開してるのを無視するのも忍びなく、安く買えたので入手してみましたw

例によってスナップ・キットで、接着剤なしでどんどん組めます。
画像は取りあえずボディーとシャーシを合わせてタイヤ付けてみた状態。
精度は素晴らしく、スナップ方式とは言えかつてのタミヤなんかと比べたら全然違います。差込ダボも工夫してあって、はめ込むというよりも精度が高いので収まるところへ収まったらもう外れない、という感じですよ。
キットの構造も以前のスーパーGTシリーズとは一歩進んだ印象で、ほぼ1/24クラスのキットと同様の組み立て方法となっています。
画像のように、ステアリングも出来ます。

後日詳しく紹介したいと思いますが、色んな意味で嬉しくなるようなキットです。最近は飛行機のプラモ作ったりしてすっかりプラモ派になりつつありますが、近頃のプラキットのパーツ精度、高過ぎます。
これだけの精度の43カーモデルのキットが、年に数点でもいいから日本で発売されたら43の世界も賑やかになっていいと思うんですけどねえ~


しかし、塗装済みは余計w 塗り直すwww
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スピナー

2009-08-05 | Lotus 56B

先日、タイヤを取り付けたんですけどスピナーを付けるのを忘れてた;;
センターピンを差し込む前に付けて置かなければいけなかったのに、センターピンをアップライトに刺してから、そこにホイールを合わせて接着しちゃったのだ。
この方法は一番簡単にホイールを固定できると思ったんだけど、センターピンの外側からホイールを付けられるのって何だかおかしいとは思ったんだけど…
実はホイールにスピナーを取り付けて、その外側からピンを刺すのが正解でした。

センターピンの外側からスピナーは付けられないので、最初はスピナーの穴を大きくして無理矢理…とも思ってやってみたんだけど、キレイに穴を大きく出来なくて、パーツがグダグダになり始めたので、やり直すしかないってことで、接着したホイールをもぎ取って何とか直せました。

かなり無理をしたので、スピナーもピンもだいぶ痛んでしまいましたが…
もう、こんなんばっかり… (´・ω・`)


遅々として進まないカーモデルですけど、飛行機のほうは色々作ってます。


< ホーカー・ハリケーンMk-1  フィンランド空軍 >

大戦機の単発レシプロってホント小さくてカワイイ。たくさん作って並べたくなります。
ハリケーンはイギリス機ですけど、フィンランド空軍に供給された機体は独特のカラーリングでカッコイイです。
色は適当に塗ってますが。



< 流星改 魚雷搭載 >

これ、何年か前に初めて作った1/144飛行機模型。
いい加減な出来のまま放置してあって、その間にプロペラが何度も折れたりしましたが直しながら生き残っていたので、今回機銃付けたりアンテナ線張ったりビトー管付けたりして仕上げました。
ついでに魚雷を自作して、抱えさせてやりました。
逆ガルウイングの美しい機体にデカイ魚雷が迫力!って自画自賛w
考証は無視して勝手に作ってます。
お気楽なモデリングも楽しい~
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タイヤが付いてます

2009-08-02 | Lotus 56B

いつの間にか8月じゃないですか!
先月は全然模型の進捗もなく…
見た目あんまり変わってないけど、ちょこっとでも更新しなくちゃですね。

タイヤの取り付けは、F1マシンのキットを作る場合メイン・イベントになりますが、何のこともなくすんなり取り付けできました。
しかし、佇まいが何だかF1に見えませんね…
4WDですから、前後輪とも同じタイヤ径、同じグリップ力(つまり幅)でなきゃいけませんから、何だか乗用車みたいなバランスになってます。
まあ、こうゆう変わりモノF1も面白いじゃないですか。

さてさて現在のF1では、ミハエル・シューマッハの電撃復帰で大盛り上がりですね。
名ドライバーの復帰というのは過去に何度もありますけど、シューの場合はじゅうぶんやり遂げて引退したような印象がありますから、マッサのアクシデントの影響とはいえ普通3rdドライバーが控えているのにいきなりシュー御大の登場とは…
冗談で友人と話してたら翌日現実になってビックリでしたよ。

早速メタポ化した上半身裸の画像が引っ張り出されたりして疑問視する声も聞こえてきますが、結果はともかくライコネンと同じクルマでどっちが速いの?とか、ハミルトンとの新旧王者対決とか、快進撃中のかつての名コンビ、ロス・ブラウン率いるチームとの対決とか、興味は尽きませんねえ…

フェラーリも速さを取り戻してきたし、あれだけ速かったブラウンもこの先ポイントを楽に稼げる状況じゃなくなってきたので、何だか急にF1が面白くなってきた印象ですよ。

色んな時代のF1マシンを作って楽しんでる身の上ですので、なんと言っても肝心のF1レースそのものが面白くなくちゃ。
ゴタゴタ続きだったり、ブラウン独走でつまんないなんて言われてる今年のシーズンも、終わってみたら印象的なシーズンだったと思えたらまた模型も楽しくなるしいいんじゃないでしょうかね?


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
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スタビライザー

2009-07-15 | Lotus 56B

キットのスタビライザーのリンク・ロッドはエッチング製で実感に乏しく、しかも不注意で切れてしまったので、真鍮線で自作しました。

真鍮線の両端を潰して0.5ミリの穴を開けて上下に設置したピンに繋いだだけです。
(スタビライザー本体は単なる金属線です、写ってませんが)
何てことのない工作ですけど、二日もかかってしまいました…
小さいパーツに穴開けるのって結構難しいんだ…何度もやり直した。

今週は日曜日に金沢までBONNIE PINKのライブを観に行き、超楽しんできました!
帰ってきてドイツGP、ウェーバー初優勝!なんか嬉しいw
さらにビデオでJリーグをチェックしたりして忙しく過ごして、しかも月曜は健康診断で胃検診があったので日曜夜から絶食しなきゃいけないとか、色々大変でした。

で、月曜の夜は絶食の反動で飲みまくりw

火曜日はテレビでボクシング観戦。長谷川穂積って強いねー、今まで見てきた日本人ボクサーでは最強ですよ。印象としては、強かった時のタイソンに近い印象です。もう、ボクシングというより、居合い斬りのような鋭さ…ちょっと感動でした。

とか何とかで、全然模型進まないですけど、今度こそメカニカル関係は終わったのでタイヤ取り付けや外装関係に進めそうです。

ポルシェも作らなきゃねー(汗


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
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ごちゃごちゃ…

2009-07-09 | Lotus 56B

梅雨明けもまだなのに、暑い日が続きますね…。
こんなだと仕事だけで疲れてしまって、夜はだら~と過ごしてしまってダメですね。模型もはかどらないし、ネットを見回すのも面倒になっちゃってます。

まあ暑さのせいだけではないです、今年に入ってもう半年になりますけど、正月から全然作れてませんもん。これはスランプというヤツですか?

でも作りたい気持ちは萎えてませんので、今の面倒臭いキットが片付けばまた勢い取り戻すんじゃないかと、勝手に自分に期待してるんですけど…。

56Bは、リアエンドのごちゃごちゃした補器類を取り付けてってます。
しかし、ホント面倒。ひとつ付けてはパイピングしてまた次付けようと思うと前に付けたのが邪魔になって付けられない…。
カウルかぶせてみると干渉して付け直し…。
こんな繰り返しで全然進展しない。
もう、指示通り作るのは無理です。資料を元に実物通り作るのも無理。
大体、キットもかなりいい加減で資料写真と比べるとだいぶ違う。

そんなわけで、考証無視で「それらしく」で済ませてます。
ごちゃごちゃ関係はこのくらいで切り上げて、そろそろ完成に持って行きたいです。

(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
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さらに、削る。

2009-06-23 | Lotus 56B

56Bの製作記に戻ります。あんまり進んでないですけどねー。

このタメオのキットの場合、カウルを装着する時はエンジン吸気用のエアダクトとリアブレーキ用のダクトは外してカウルをかぶせるように指示されてます。メタル製のカウルでは厚みがあり過ぎて、閉まらなくなるからなんですけど…

これって、メタルキットの難点ですよねー。私はフルディティール作ることはあんまり無いんですけど(実は43では初めてだったりする。もうないかも。)
皆さん、メタルに限らずカウルをいかに閉じるかで苦労してるのは知ってます。

特に、43だと実車通りの寸法で内臓作るとカウルを実車通りに薄く仕上げるのは無理だから、どうしてもどこかで妥協点を見つけなきゃいけませんよね。

タメオが考えた妥協点は、あるべきダクトを抜いてしまいなさい、ということ。
うーん、確かにボディー外観も内臓も正確に再現しても、ダクトを諦めれば閉めるのを諦めなくてもよくなりますが…。
特に、このキットの場合タービン・エンジンが見せ場なのでエンジン自体を小さくするとか出来ないけど、そこにかぶせるエアダクトなんて、むしろ邪魔な存在だから、どいてもらっても構わないのかも知れない。

でも、何だか面白くない。
私は基本的にカウルを閉じた状態で飾りたいというか、見たいので、閉じておくつもりなんですが、その時エアダクトが余ってるって、どうなの?
エアダクトだけ横に置いておくのも変だし、そもそもエアダクトを抜くと、エアインテークから中が結構見えちゃうんですよ…。

と言うわけで、とにかく何とかエアダクト装着した状態で閉じることは出来ないかと、まずはエアダクトをダウンサイジング。

まあエアダクトなんて単なる箱みたいなもんなので、形や大きさなんて少しぐらい不正確になってもいいです。でっかいヤスリでガシガシ削りました。
開口部も薄々攻撃したら、さすがに肉厚足りなくなってちょっとへこんでしまったけど、まあ修正できるレベル。

しかし、エアダクトだけシェイプしても当然無理。


すでにデカール貼りもクリアーコートも終わったボディーの内側をガシガシ削ります。(こわいよ~)

最初はリューターで削ってましたが暴れて怖いので、木工用ノミで削りました。
木工用ノミを短く持って削ると、メタルも面白いように削れます。
ただし、とても重い刃物なので万が一落としたりすると大ケガの原因になるので、あんまりお勧めしませんが。



…どうにか、干渉せず閉まるようになりました。
まだ隙間があるのは、干渉というより全体的に形状がフィットしていないためです。ほかを進めつつ調整するつもりですが、完璧は無理かも知れない。

リアブレーキ用ダクトのほうも、どうにか干渉しなく出来そうなので、接着してしまいます。
(画像には写ってませんが、カウルのダクトからブレーキ・ディスクまでの導管です)

コクピット周りの配線なんかも、ほぼデッチアップですが付け始めてます。何だか精密感出るというより汚くなってく感じですが…
とにかく、やりたくない作業もやらないと、前に進まないので頑張ります。


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
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フロント・ノーズ

2009-06-03 | Lotus 56B
GM、経営破たん…自動車業界では世紀のビッグ・ニュースですよね。

それでもそれほどの衝撃を持って伝えられないのは、この会社がすでに死に体であったことが明白だったからでしょう。

私なんて、80年代から「アメリカの自動車業界はいずれ衰退する」って予想してましたもん。
その頃から庶民には日本車が人気だったし、金持ちはベンツやBMWを買う。でかいだけが取り柄のアメ車を買うのは古き良き時代を忘れられない懐古主義者だけじゃないの?って感じでしたもんね。(実際はそうゆうわけではなかったですが。)
それから何十年経っても、時代に合った小型車を作れない会社が終わるのは仕方がないことですよね。
むしろ、今の今まで続いてきたのが不思議なくらいです。

やがてまた復活して、ビックリするような新型車を作る日が来るかも知れません。
エールを送る意味で、私が作ったGMのカーモデルの画像を貼っておきましょう…



と思ったら、今までGMのクルマなんて作ったことない!

つくづくダメだなーGM…。


やっと見つけた、GMのクルマ…じゃなくて、飛行機。

F4Fワイルドキャットの最終量産型は、グラマン社が次期主力戦闘機F6Fの製造に集中するため、自動車会社であるGMが委託生産しました。
GM製のワイルドキャットは「FM2」と呼ばれ、全ワイルドキャットの7割に当たる4000機以上が製造されました。
と、スイートのインストに書いてありました。
すごかったんだねーGM。



さて、56Bのデカール貼り続いてます。


フロント・ノーズとウイングは、ゴールドリーフ・カラーの金色が塗られてます。
しかし複雑なカタチに合わせるためには、つぎはぎしなきゃいけません。
さらに、先端の穴3つのところはわざわざ抜いてあって、赤が見えないようにするには金色を塗らなきゃいけません。

これは、塗り分けのほうがどう考えても簡単だろう…
ただ、「LOTUS」の文字やエンブレムが金色のデカールの上に乗っちゃってます。
もう、なんでこう気が利かない…(言いたいことはぐっと飲み込んで)


デカールをトレースしてマスキングテープを切り抜き、塗り分けしてデカールも貼りました。
「LOTUS」の文字は、ジャンクデカールから拾ってきました。エンブレムは仕方がないので切り抜いて貼ってます。

何だか、ノーズが出来ると完成が近づいてきた感じがしますね。
いやーまだまだなんですけどねー。


(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
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