43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

塗ったり、貼ったり

2013-04-30 | CITROEN C4 WRC

ずいぶん模型さわってなかったですが、連休で暇だったのでやっとC4を進められます。

サフ吹いて~

白塗って赤塗って青塗って~

赤はデカールで用意されてますが、青との継ぎ目合わせが面倒そうだったので、塗り分けで。
一部デカールを切り抜いて貼らないといけなくなりますが、何とかなると思いまして…。

色とか、塗り分けラインとか、あんまりこだわってません、適当です。
なかなか手が動かないのに細かいことにこだわってるとまた作れなくなりますからね、
こうゆう時は勢いを大事にしてどんどん進めます。
サフから塗り分けまで一日でやってます。

いちおう記録しておくと、白はクレオスの1番、赤はクレオスの79番シャインレッド、青はクレオスの5番ブルーに65番インディーブルー、328番ブルーエンジェルズ・カラーを適当に混ぜたものです。

赤と青は重ねると黒っぽくなってしまうので、マスキングして別々に塗ってます。

…が、勢いに任せてやったせいで吹き漏れ、色ズレ、ホコリ付着など失敗だらけ。
まあどうせ完璧な作業なんて出来ないので、タッチアップしまくって修正するしかありません。

しかも、赤の面積間違えた…。
境界線はキャッチピン穴の少し前、って覚えて作業しちゃったよ、本当はキャッチピン穴の少し後ろだったOTL

やり直しとか面倒なので、ここはもう上からデカール貼っちゃうよ。
良質なデカールの隠ぺい力に期待します。

 

 

で、隠ぺい力は問題ないと思えるけど、意外と弱いデカールだった。
ソフターつけてこすったら、簡単にめくれちゃったよ…。注意が足りませんでした。

考えてみると最近デカール貼りで失敗が多い。デカール貼りは模型作りの中で一番好きな作業だけれども、デカール貼りがうまいわけじゃない。
下手くそを自覚して、慎重にやらなければ…。

デカールに限ったことじゃないけど、マスキングにしろ塗装にしろほかの作業にしろ、慎重にさえやれば防げるミスが多いんですよね。

勢いも大事だけど慎重さも大事…。

 


 

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素晴らしいキットとは その2

2013-04-10 | CITROEN C4 WRC

まあ、なんだかんだ言ってもヒロの43キットのような高品質の製品が、日本のメーカーから発売されるのは間違いなく良いことではあります。

実際のところ、日本は43キットの一大消費国(…たぶん、ですけど)でありながら、今まで継続的に43キットをリリースし続けるメーカーが存在しなかった訳で、それが需要と供給のミスマッチと言いますか、本当に欲しいキット、用意して欲しいパーツで出してくれないというジレンマがあった原因だと思うので、日本のメーカーから出してくれれば日本の43キットビルダーの要求にも的確に答えてくれると期待できます。

そして、ヒロから発売されているキットは実際マニアの要求に答えた結果、こういう形態なんでしょうね。
タメオ並みの価格で、じゅうぶんなディティール、高品質なデカール、人気のある車種。必要とあれば資料本もあります、という具合に。

しかし、やはり気になるのはその組み立てに要するスキルの高さと、価格設定ですね。
タメオのフルディティールと同じか、むしろ安いくらいではありますが、タメオのフルディティールは上級者向けの商品という位置づけで、一般向けにはもっとお手頃な価格帯で多くのシンプルなキットを出していましたよね。

今でこそ、プロポーション・キットのシリーズもかなりの価格になってしまいましたが、かつてはフルディティールの3分の1ぐらいの価格で買えたんです。そうゆうキットの存在が多くの43ファンを生む結果となったんだと思います。

ヒロの43キットのような高難度・高価格の商品ばかりでは、一部のマニアを満足させることは出来ても、43本来の、「色々な車種をたくさん買ってたくさん作って揃えたい。」と思っているファンには負担が増えるし、これから43を作ってみようかな、と思うビギナーには高い敷居となってしまいかねません。

できるなら、その技術力を生かして、「お手頃な価格」と「比較的組みやすい構成」のキットを、別のシリーズとして展開してくれたら、きっと43模型製作の趣味の世界の今後につながるんではないか?と思うわけでありました。

 

ということで、ヒロのキットも素晴らしいが、私にとっては更に素晴らしいキットなんじゃないかと思える、エレールのC4でありますが、

ボディー/シャーシとウインドーなどの透明パーツを除くと、パーツはこれだけです。
どうです、組みやすいなーと思えるでしょ??

価格も実売価格で1500円ぐらい、ヒロのキットの10分の1でありますよ。

もちろん、素材も精密度も商品をとりまく環境なども全然違いますから、単純に価格を比べるなんてナンセンスなことなのは分かっていますが、少なくとも自分にとっては素材だのキットの持つ高級感だのは全く興味がなくて、作ってどれだけ楽しいかが大事ですので、同じ楽しさなら価格は安いほうが良いに決まっています。

前に作ったランチア・デルタS4とは比べ物にならないくらい向上した品質、高品位なデカールでやってきた最新のエレールが、作ってみてどれほどのものか、興味津々です。

取りあえず、スジボリを深くし、モールドされている小さなディティールは全て削り取って、その位置にはピンバイスで穴を開け全体をサンディング。
地味な作業から始めてますが、これが結構大変です。
ここでの作業で、最後までどんな作業が必要か、予定を立てておかないといけませんからねえ。

キットに敬意を表して、なるべく素組みでいくつもりですが、果たしてこれが私の期待する「本当に素晴らしいキット」なのか、どうか?

乞うご期待。

いや、期待はしなくてもいいですけど、生温かく見守ってくだされ。

 

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素晴らしいキットとは

2013-04-09 | 模型

コレも迷ったんですが、ポチってしまいました。
モデル・ファクトリー・ヒロから刊行されている資料本シリーズの、「ポルシェ917」

模型を作るうえでパーツや道具とともに必要なのが資料でして、インストだけを頼りに組み立てるのではなく、資料を見て検討しつつ考えて作るのがスケール・モデルの本質だと思いますから、資料というのはなくてはならないものなんですね。

ヒロは、キットも高品質ですが最近はこういった資料写真をムック本の形式でまとめて発売してくれて、まさに至れり尽くせりですな。
ただ、価格は3300円と安くはなく、「あると便利かな~」と思いつつ今まで購入したことはなかったんですけどね、今回は917のキットも買ったことだし、手持ちの資料も少ないので仕方なくというか、思い切って購入。

内容はさすがに充実していて、40年以上前のマシンの当時画像が、これだけちゃんと残っていることに驚き。
同種の資料本は、F1マシンの個別のシリーズなどすでにヒロから30冊近く発行されていて、できれば全部揃えたくなりますが価格を考えると必要なものに絞らなければ無理ですね。
そして、入手を躊躇しているうちに必要になった時もう手に入らないと言う展開は、想像に難くないw

昔は、良いキットにも思い通りのパーツにも資料にも飢えていたワケですが、ヒロのキットはそうゆう不満を全て解消してくれますな。
高品質なキット、どこまでも作り込みたい人のために基本フルディティール、社外品パーツを用意する必要もない構成、そして資料本まで提供してくれる…。

しかし、その代償は払わなければなりません。
キット価格が1万5千円、資料本が3千円。

こういった商品の開発にかかる手間の多さやそれに見合わない市場規模を考えますと決して高い価格とは言えませんが、愛好家とはいえお気楽に手を出せるお値段ではありませんよね。
私だって、お金のない状況でこれだけの出費は、色々なものを犠牲にしないと無理であります。

果たしてこうゆう形態の商品展開が、43キット製作の趣味の世界にとって理想なのかどうなのか?ちょっと疑問に思うところもあります。

 

とか何とか言っても、やはり作ってみたくて買ったわけですから、資料本も買ったわけだし気分を高めて製作に向かわなければなりません。

この、フロント・フェンダーのルーバーは917のチャーム・ポイントでもありますが、抜けていないのが残念に思ってましたが

裏側を見ると、裏からもちゃんとモールドされていて、ちょっと切り込めば抜けそうな感じです。
こうゆうのは、ワクワクするところです。

メタルパーツがゴッチャリ…。
ビニール袋から出すのも怖いわ。

プロバンスのレジン・キットと比べてみる。
ヒロのキットは917LH、プロバンスのは917Kです。
これらのボディーが違っているのは知っていましたが、こうやって比べると予想以上に違うもんですね。
キットの表現による違いもありますが、基本的にまるで別物のボディーなんですね。

正直言って、プロバンスのほうを作るほうが幸せな時間を過ごせるんじゃないかなあという気がしてます…。

 

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