43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

ポルシェ・カレラRSRターボ、完成!(3)

2006-04-04 | PorscheCarreraRSR

ごく僅かのパーツで構成されたキットですけど、スタイルは悪くないし特に問題もなく組めて、楽しめるキットでした。

雑誌「モデルアート」に43の記事を連載されているプロモデラーの方が、こういったレジンキットを「立体塗り絵」と称していましたが、まさにそんな感じでして、ボディーと一体になっているモールドに丁寧に色を塗っていけば意外にもリアルな雰囲気を醸し出してくれます。

とかく43の世界は、やれ開口だ、金属に置き換えだ、作りこみだと難易度の高い方向へ向かいがちですが、他人がやることは何でも挑戦しなきゃとか、完璧に考証しなきゃとか考えていたら楽しくなくなります。
所詮は素人の趣味の世界、考証無視も省略も、筆塗りペン塗り何でもやりたいようにやって楽しい工作時間を過ごしてみるのも、ひとつの方向性じゃないでしょうか?

私にも作りこむ楽しさは分かりますし、そうゆう作業も時には挑戦しますけど、一方で「気楽に楽しむ」スタイルも、いつも持ち続けていたいと思ってます。

大体、ハード・モデリングばっかりやってたらキットの在庫が一向に減りませんもん。今週もオークションで3個も落札しちゃったよ、orz


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)

ポルシェ・カレラRSRターボ、完成!(2)

2006-04-04 | PorscheCarreraRSR

なにしろスターターのキットですし、あんまり苦労もしたくなかったので基本素組みで作り始めました。
それでも全く手を加えないのでは面白くないので、モールドされてる突起類は切り飛ばして作り直し&自作。アフターパーツを利用したのは今回もワイパーのみ。
また、ウインドウは内ハメ式がいかにも内側から押し出しました、って感じでオモチャぽかったので、フロント以外は透明素材から切り出して自作しました。
内ハメでも外貼りでもなく、断面貼り!これで完全面イチを目指しましたが、リアウインドウは微妙にRがついていて、フィットさせるのが大変でした。
また、断面接着だと簡単に外れてしまうので、余分に接着剤を付けたらはみ出して(当たり前)キタナクなってしまいました。これは毎回の事です…とほほ。
やっぱり窓枠ぐらいは、エッチング・パーツ欲しかったです…。


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)

ポルシェ・カレラRSRターボ、完成!

2006-04-04 | PorscheCarreraRSR

1974年のル・マン24時間レースに、ル・マン史上初のターボ・エンジン車としてエントリーし、あわや優勝かと言う快走を見せたRSRターボ。
ギア・ボックスのトラブルにより2位に終わりましたが、その後にやってくるポルシェのターボ車によるル・マン席巻の時代を暗示するモンスター・マシンでした。

ただ私にとってはそんな歴史よりも、少年時代に初めてこのスタイルを見た時のインパクトが今でも心に残っているマシンなんです。

派手なカラーリング、マッチョなリア・フェンダー、巨大なウイングなど、ウンチク抜きで単純に「カッコイイ!」と言わずにいられないマシンです。

今でも、模型を作りたいと思うクルマは、そのヒストリーも大事ですけどカラーリングや迫力ある付加物、ちょっとヘンテコなところなど、見た目のインパクトで選ぶ事が多かったりします。
その原点になったのが、まさにこのクルマなのかも知れませんね。


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)

基本は、素組み。

2006-04-01 | PorscheCarreraRSR

カレラRSRターボの最大の特徴はこのリアビューでしょうね。
まるで飛行機のような巨大なリア・ウイング、大きく張り出したフェンダー、それにむき出しのターボ・ユニット…。

模型的には、このエンジン後方のターボや配管あたりをしっかり作り込むと見せ場になるのでしょうが、このキットでそれをやろうとすると、かなりの大工事になりそう。今回は基本的に素組みで行くつもりでしたので、ここのディティール・アップはスルー。
ボディーに一体形成されているモールドにメタリックグレーを塗り、エナメル塗料で汚し塗装しただけです。エキパイに穴を開けた以外、一切手を加えておりません!
うーん、でもまるで奥行き感がないです。やっぱり褒められたもんじゃないですね…もう少しなんとかならなかったかと今になると思います。


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)

レジンも、いいね

2006-03-31 | PorscheCarreraRSR

フロントのグリルは、キットのモールドのままです。このへんの繊細な表現は、さすがレジンって感じですね。メタルではこうゆう繊細さは望むべくもないし、プラキットでもここまで綺麗に彫刻されてるものは少ないです。おそらく本物のメッシュをそのまま原型に使っているせいでしょうね。

レジンキットは、実はあんまり好きじゃないんですが、こうゆう長所をうまく生かせば気楽に作れて楽しい部分もあります。

とは言え、最近メタルキットを作っていないので何だか猛烈にメタルの箱車が作りたい気分になってます。
危ないなあー、なんか色々箱を開けてる自分…。


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)

チマチマ作業(2)

2006-03-28 | PorscheCarreraRSR

ドアノブとドアミラーは、ボディに一体形成されていたのを切り飛ばしたのを残してあったので、それを整形して使うことにしました。
自作するのもいいんですが、なるべくキットを生かして、ついでにラクして進みます。このへんの考え方は人それぞれですが、最近の私はとにかく楽なほう、楽なほうへと…。

しかしミラーに鏡面を埋め込む作業はいつもしているので、今回もしてやりたいんですが、シェル型のミラーは形が難しい。これはなんだか楽には行かなそうだなー。

チマチマ作業

2006-03-24 | PorscheCarreraRSR

ニコとキミに期待した前ログでしたけど二人ともコケて、ブログの更新も放置…。
まあ、次はやってくれるでしょう!

別に予想が外れてへこんでた訳でなくて、色々忙しくて製作できてません。
仕事で遅くなるので平日は時間がないし、趣味でやってるモノクロ写真用の暗室を改築してまして、休日は大工仕事です。普段は細かい工作してますが、丸ノコやドリル等の電動工具を使っての大きい工作は慣れないもんで、大変です。

模型のほうは、RSRの小物パーツをチマチマ作ってました。
スターターのパーツはショボイ(というか、シフトレバーやルームミラー入ってないぞ)ので、金属素材から自作しました。
アップで見ると、お粗末な出来だなあー。シフトノブは、ハンダを丸くなるように乗せてみましたが、こんなぐらいの物作るのに何度失敗したことか…。
うまい人はどうやってキレイな丸いノブを作るんだろ?

素組でいこうと思ってましたが、小物パーツ作り出すと仕事が進みませんね。

微速前進RSRターボ

2006-03-12 | PorscheCarreraRSR

今週は仕事が忙しくて夜になって製作する気力が残っていません。作業を一日ひとつ進めるのがやっと、って感じです。

古いポルシェでフロントビューのアクセントになるヘッドライトのケースですが、メタルックを貼って表現してみました。本当は金属パーツを磨き出してやるといい感じになるんでしょうけど、そんなもの自作するテクは無し…。
もっと問題なのはライトの透明パーツ。透明度が悪くてキラキラ感が出せそうにないです。カーモデルは目が命!と思ってるんですけどねえ、でも少し飛び出した感じの独特の911系のヘッドライトは置き換えも難しいので、そのまま行きますね。
窓枠のモールは銀塗装。ここもお手軽に済ませてます。

すごいユルユル製作なのに、時間かかってるなあ…。


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)



思い出のカレラRSRターボ

2006-02-20 | PorscheCarreraRSR

どうにか、デカール貼り終えました。つぎはぎだらけ、タッチアップだらけですけど…。

このRSRターボ、実はとても思い出深い車種なんです。
クルマの模型に夢中になったのは今からもう30年も昔、いわゆるスーパーカー・ブームの頃なんですけど、当時は今のように情報が豊富にある訳でもなく、スーパーカーを遥かに超えたこんなモンスター・マシンが海外のレースを走っているなんてまるで知りませんでした。
子供にとって、最初の情報がプラモデルだったりする訳です。模型屋で見つけたこのクルマのキット(マルイ1/24)を買ってきて作った時の驚きと言ったら、そりゃあ大変なもんでしたよ。
ポルシェ・ターボはスーパーカー・ブームの花形でしたから良く知っていましたが、それとは比べ物にならないほどのマッチョなワイド・フェンダーに巨大なウィング、そして何よりボディ全体を覆う美しいマルティニ・カラー…。
レーシング・カーとはかくも魅力的なものかと、初めて教えて貰えたのがこのクルマのプラモデルだった訳です。

マルイのキットは大ヒット作となり、これに触発されるようにタミヤの1/24シリーズがスタートするなど、その後のカーモデル界の金字塔ともなったキットだったとも思います。

当時、こんな大きなデカールをしかも曲面に貼るなんてやったことなかったですから、失敗しながらどうにか仕上げた記憶があります。
30年を過ぎて今、また同じクルマのキットに同じように苦労しながらデカール貼りこんでる自分がいる…。
43趣味は時にノスタルジックな気分にも浸らせてもらえます。


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)

鬼門!デカール貼り

2006-02-16 | PorscheCarreraRSR

43の世界をご存知の方なら、このキットを作ると書いた時、思ったことでしょう。
「コイツ、ちゃんとデカール貼れるかな?」

ハイ、予想通り苦労してます。
スターターと言えば、もう何年も前にプロバンスに吸収される形で消えたメーカーですし、そのデカールもあまり評判の良くないカリグラフ。劣化も予想されます。
そして激しく曲面しているカレラのワイドボディーにマルティニ・カラー。
これはもう、苦労する条件が全て揃っているようなもんです。

さいわい、水に浸けたらバラバラに…という悲劇はありませんでしたが硬化はしているようで、とにかく硬い。少し曲げるとパリパリと音をたてて破れてしまいます。フィットもしないし寸法も合わない。
ま、悩んでても仕方ないので破れたらコレ幸いに切り離して、マークソフターやデカールフィットを駆使して軟化させつつ、隙間なんか気にせずどんどん貼ってゆきます。

見ての通り散々な出来ですが、あとはタッチアップで処理…ってことで。

ちなみにまだ左側貼っただけ。これだけで3時間orz


(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)