ごく僅かのパーツで構成されたキットですけど、スタイルは悪くないし特に問題もなく組めて、楽しめるキットでした。
雑誌「モデルアート」に43の記事を連載されているプロモデラーの方が、こういったレジンキットを「立体塗り絵」と称していましたが、まさにそんな感じでして、ボディーと一体になっているモールドに丁寧に色を塗っていけば意外にもリアルな雰囲気を醸し出してくれます。
とかく43の世界は、やれ開口だ、金属に置き換えだ、作りこみだと難易度の高い方向へ向かいがちですが、他人がやることは何でも挑戦しなきゃとか、完璧に考証しなきゃとか考えていたら楽しくなくなります。
所詮は素人の趣味の世界、考証無視も省略も、筆塗りペン塗り何でもやりたいようにやって楽しい工作時間を過ごしてみるのも、ひとつの方向性じゃないでしょうか?
私にも作りこむ楽しさは分かりますし、そうゆう作業も時には挑戦しますけど、一方で「気楽に楽しむ」スタイルも、いつも持ち続けていたいと思ってます。
大体、ハード・モデリングばっかりやってたらキットの在庫が一向に減りませんもん。今週もオークションで3個も落札しちゃったよ、orz
(写真:スターター1/43 ポルシェ・カレラRSRターボ LM74)