43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

猫とクイーンと機関銃

2018-11-30 | 1/72AFV

参ったな、11月も終わってしまうよ

何もしないまま一年が終わってしまう
時間が加速している。
歳をとると時間は三倍速だ。最近はもっと加速しているようにも思う
冷静になれ自分。時間は平等に与えられている筈なのだ。

 

さて相変わらずの映画ネタ。

「旅猫リポート」

猫好きなので猫映画と言うことで楽しみに観に行きました。
主演の福士蒼汰くんも嫌いじゃないのでドラマのほうも期待しましたが、まあ絵に描いたような感動ストーリーでちょっと退屈でした。
猫がストーリーの中心という訳でなく、あくまで脇役でついでに語り部役もするんですが、猫が人間の言葉で語るのもちょっと興醒めなんだよね・・・
そういう演出なので、猫ちゃんもあんまりカワイイと思えなかった。


などと文句ばっかり書いてますがあくまで好みの問題ですので、悪い人がほとんど出てこない良いお話ですので、そういうのが好きな人にはお勧めです。


さすがに、ラストの猫ちゃんが必死になって福士くんに会いに来る場面は泣けました。
この場面では猫は語らないんですよね。猫は黙っているほうが泣かせてくれます。ずるいです。

 

楽しみにして観に行ってきました、「ボヘミアンラプソディー」

ご存知クイーンの、というかフレディー・マーキュリーの半生を描いた話題作。

評判も良くて期待しましたが残念ながら自分にはあまり面白さが分からなかった。
自分はクイーンの熱心なファンという訳ではありませんでしたが、世代的にはまさにストライクでして、当時のクイーンがどういうバンドだったかをリアルタイムで知ってるつもりなんですよね。
まず、その認識と映画の表現に差があったのが気になったかな。
クイーンは人気バンドではあったけど、ビートルズやツェッペリンのようなカリスマ性があるバンドとは違っていたし、70年代に人気があった数あるハード・ロック・バンドの中ではポップ色が強くて浮いた存在だったように思うんだよねー。どちらかと言うと軽薄なイメージで見られていたような気がします。
それは人それぞれ見え方は違っていたと思うけれど・・・クイーンが特別な存在になったのは、フレディー・マーキュリーがエイズであることを公表してから、さらに死後いくつかの曲がサッカーの応援に使われ定番曲になり、「伝説のバンド」扱いされるようになったと思ってます。

映画からは70年代から80年代にかけてのクイーンの世間での立ち位置というのが見えてこないし時代の空気なんかもあんまり伝わってこない。
フレディーのごくパーソナルな部分に焦点を当てて展開していくので有りがちな栄光と挫折のドラマみたいになっちゃって、特に面白い訳でも感動的な訳でも無く残念な感想になってしまいました。

クライマックスはウエンブリー・スタジアムでのライブ・エイドの再現シーンですが、この場面だけはすごかったと思います。8万人だかの大観衆はCGなのかどうか知らないけど大迫力だし、演奏の再現度もすごいらしい。
(オリジナルを知らないので何とも言えないですが・・・)


ただ、それを再現映像で見せられるのもどうなんだか、と思ってしまう。
実際の映像のほうが値打ちがあるし、そうなると映画そのものも当時映像を集めて編集してドキュメンタリー・フィルムでいいんじゃないか?ってなるんだよね。
往年の名バンドのドキュメンタリー映画はたくさんあるし、これはそういうのを目指して作った訳じゃないんだろうけど・・・
ミュージシャンや有名人の半生を描いた劇映画ってたくさんあって好きな作品もあるんですが、今回は「知っているバンド」であるせいか、楽しみ方が難しかったというところですかね。

ニュースにも取り上げられるほど評判良いんですが、みんなそんなに面白いと思っているのかな?って不思議な気もします。
応援上映って言うんですか、映画館で一緒に歌ったりサイリウム振ったりするヤツ、それで話題になってるだけじゃないのかな。そういう楽しみ方は自分には向かないしそれこそコピーバンドのライブ見に行ったほうが良いんじゃね?とか、もう年寄りのヤッカミみたいになってきたのでこのへんで・・・

あっそうだ、猫は可愛くて良かったです。フレディーは猫をたくさん飼っていたのだけど、みんな可愛かった。猫ちゃんがみんなしてテレビでライブ・エイドの中継見てる場面はほっこりしましたw

 

模型は進捗が無いので小物ネタでも。

今作っているハンビーはルーフに機関銃が装備されます。
こういうのがあると戦闘兵器らしくなってきますねー野蛮ですねーw


銃身のパーティングラインを消そうとカッターの刃を当てていたら折れましたOLFA

プラモデルのパーツとしては細過ぎますよ 0.7mmぐらいです。
ハセガワの古いキットだったら機関銃の太さは倍ぐらいあります。


しかたがないので金属線で作り直します。銃口の太くなってる部分は0.8mmのパイプです。


ちょっと、センターずれたかな・・・
まっすぐ付けるのも簡単では無かったです。でもまあAFV模型で銃身だの砲身だのを金属に置き換えというのは定番のDUですので、予定外ながらも経験出来て良かったです。何事も経験です。

そろそろ別のキットが作りたくなってきたので、完成を急ぎましょう。はい、口ばっかです

 

 

コメント

最近(でも無いけど)観た映画

2018-11-17 | 1/72AFV

模型の進捗がさっぱりなのでブログ更新出来ず、映画の備忘録の書き残しがたまるたまるw

例によって模型ネタは下のほうに、ちょこっとね・・・

 

「3D彼女 リアルガール」


二次元キャラとしか遊べないゲームオタクの少年に、なぜか付き合おうと言ってくれる現実世界の女の子が・・・
という、ありがちなお話。

うーん・・・久々に失敗作を観たわ・・

オタク少年は設定ほどキモく無く、むしろと言うかそりゃ売れっ子俳優が演じるからイケメン。
意外性のあるはずのカップルが美男美女でお似合いだし、友達もすぐ増えたりしてむしろ青春グラフィティー状態

そもそもの設定であるはずのミスマッチ・ラブは影を潜めて三角関係だか四角関係だかの安っぽい恋愛ものになっちゃって
それならそれで青春ものとして評価出来たかも知れないけど終盤急に色々こじれて悲恋ものみたいになったと思ったらラストはまさかのどんでん返し。

映画の色合いも、前半はドタバタコメディー中盤は青春ドラマ終盤はミュージカルからの奇跡のラブファンタジーと統一感が無く、つまり迷走してます。

決して手抜き作品ではなく作り手も演者さんも頑張っているのは伝わってくるだけに、脚本とか演出、仕上げのまずさが目に付いて残念な映画になってます。
映画ってみんな良い作品にしようと頑張っているんだから、それをまとめるプロデューサーさんだとか監督さんはホント頑張ってくれないと残念な結果しか出ないんだよとつくづく悔やまれる映画です。

これは映画に限ったことじゃないですけどね・・・

 

「クワイエット・プレイス」


隕石に乗って地球にやってきたエイリアンにより壊滅状態となった世界。エイリアンは音だけを頼りに「獲物」を見つけ抹殺するので、生き残った人々は声を殺し息をひそめて暮らしている・・・
という設定。

この映画、低予算ながらアメリカでは口コミで評判が広がり大ヒットとなったらしいです。

確かに、緊張感があって面白いんだけどシチュエーション・スリラーの場合設定がしっかりしていてその設定からどうやって突破口を開くのかがスリリングで面白いはずなんだけど
その設定がゆるゆるなのが気になってね。
「音を立てたら即死」のはずなのに、音立てても割と大丈夫だったり・・・世界中の軍隊が壊滅状態のはずなのに、エイリアンそんな強くなかったり・・・
SF仕立てにするより、悪魔とか霊とかのホラー設定にしたらそれほど気にならなかったかも知れないのにね、

トウモロコシ畑の中の一軒家でエイリアンの襲撃を恐れてひっそりと暮らす一家というのが、インディアンとか無法者に怯える西部劇の農家みたいで、そういう昔懐かしい作風がアメリカの懐古趣味の映画ファンにウケたのかなーとか邪推してしまいました。
面白かったけどB級感は拭えない映画でしたわ。

 

「響」


マンガ原作の映画化。
欅坂46のセンターの子の初主演作ですねー

主人公は高校一年生の天才作家、初投稿作にして芥川賞直木賞ダブル受賞するという
才能もすごいが気に食わない相手は暴力でねじ伏せるという狂暴ぶりもすごい。
痛快でもあるけど、破天荒過ぎて残念ながら受け入れられないです・・・
主人公に感情移入とか共感出来ないと言うのは作品として大きなマイナス要素ですね。

映画そのものは面白いので、主人公にもっと魅力があればなって思いました。
欅坂の子は個性的だし可愛くないこともないけど、この映画では魅力的とは思えない。
むしろ、友人でライバルでもある同級生を演じたアヤカ・ウィルソンのほうが良い演技していて可愛かったし、主人公に振り回される担当編集者を演じた北川景子は新境地だなと思った。

小栗旬がチョイ役で出てたりして、このへんは続編でもっと活躍するのかなと思いましたが、映画はあまり話題にもならず客入りも不調みたいなので続編作れるだろうか・・・心配になります。このままじゃ中途半端。

 

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

夏前に公開された作品だけど、小規模公開だったみたいで田舎では秋になってやっと見れた。

70年代、女子テニスプレーヤーが冷遇されていた時代、独自に女子テニスのプロ団体を立ち上げたビリー・ジーン・キングの物語。
そう、あのキング夫人の実話です。

女子テニスはレベルが低いことを証明しようと当時女子テニスでは最強だったビリー・ジーンに対戦を申し込んできたかつての男子チャンピオンのボビー・リッグス
紆余曲折あって実現した「世紀の対戦」が映画のクライマックスとなりますが、映画にはもっと深いビリー・ジーンの葛藤が描かれています。
男女差別はもちろん、LGBTあらゆる差別が当たり前だった70年代の空気が活写されていてとても印象深い作品でした。

ビリー・ジーンを演じるのは「ララランド」のエマ・ストーン、ボビー・リッグスはスティーブ・カレル
似てる似てないはともかく、どちらも流石って思える演技でした。
テニスの対戦シーンは現在のテニスを見慣れた目で見るとまったりとしたゲームに見えますが、当時はそんな感じだったかも知れませんね。ちゃんと熱くなれましたよ。
お勧めできる映画です。

70年代って自分にとってぎりぎり知っている時代なので、この時代を描いた映画って例外なく楽しめるんですよねー。
今週観に行く予定の「ボヘミアン・ラプソディー」も楽しみです。

 

さて、カーモデル・ファンには興味が無いであろうAFV模型ネタ。


まあまあカーモデルみたいになってきたでしょ。
フロント窓、屋根も付けてやっと形になってきました。

ドアは内側と外側を貼り合わせて作ります。窓は接着せずともはめ込むだけで済みます。
透けると嫌なので黒で下塗りしてます。貼り合わせ面も念のため黒く塗ってます。


4枚ドア貼り合わせ完了。内側のディティールはタミヤの1/35よりも頑張ってるぞ


ちゃんと開口部にぴったりはまります。外側は装甲板付きなのでツライチにならなくても良いのです。


でも、うーん、Aピラーというかフロント窓のフレームに隙間が空きます。もう少しフロント窓を前傾させるべきだったのか?屋根としっかり接着しちゃったのでどうにもなりません。
まあ、ドアオープンで仕上げようと思っていたのでかまいません。

 

アクセス数はそんな落ちていないのに、ホント更新出来なくて残念です。
お仲間さんのブログチェックも怠り気味で最近の空気も読めなくなってますが、模型はそれなりに楽しんでます。

またそのうち正統派の43カーモデルにも戻りますんで、懲りずによろしくです。

 

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