…毎度のことながら、暫定的ではありますが、とりあえず完成であります。
エレールということで、それほど高みを目指すのはやめて基本素組み、低コスト低技術で可能な工作のみ追加、というコンセプトで作りました。
ただ、特徴的なリアウイング翼端板前のメッシュカバーはレーシング43製の同車種キットから拝借しまして、贅沢なディティールアップになりましたね。
でもちょっと難しい工作でして、なんかフィットしてないわ隙間は出来るわ、ぐだぐだ状態ですがまぁこれが私のクオリティってことで。
リアフェンダー内に収まるインタークーラーのラジエターは、ゼツモのエッチングパーツのジャンクです。とても目が細かいメッシュでして、これも贅沢ですね。
テールライトは透明プラとメタルックで。
丸いライトは透明エポキシ接着剤を盛って、赤く塗ったものです。
フロントウインドウはうまく貼れたと思いましたが、サイドは汚くなってしまった…(涙)
キットの透明パーツはあまりにも厚すぎたので透明プラ板に換えたのですが、内貼りだと窓枠の厚さが目立ってしまうので、枠と同じ大きさの窓を切り出していわゆる「断面接着」を敢行したのですが、この方法は接着剤がどうしてもはみ出すんですよね。
外側はまだ拭き取れるんですが、内側にはみ出すとスペースがないため拭き取りがとても難しい。頑張って拭いたつもりですが乾いたらやっぱり跡が残ってしまった。
窓枠の黒は、エナメル塗料で筆塗りしました。
さすがに拡大してみるとガタガタです。このへんの仕上がりというのは完成度を大きく左右するので、もう少し頑張りが必要だったかも…。
と言う訳で、相変わらず反省箇所だらけですが、自分ではまぁ目指した程度の完成度だと納得してます。
これくらいの感じのほうが手作り模型らしい味わいがあって良いのだ!
出来はともかくカッコイイです。レーシング43のキットをご存知の方なら分かると思いますが、このエレールのほうが遥かにカッコイイです。
私が思いますところでは、フランスのキットは製品としては牧歌的ですが造形センスはいいですね。クルマのカッコ良さってものを分かってる気がします。
千円で買える43キット・エレール。素晴らしいですねー。
では完成画像貼っときますね。 (画像クリックで拡大します。)
えーと、お気づきの方もおられるかと思いますが、リアウイングのデカールが貼ってありません。
別に塗装・デカール貼りしてクリアーコートまでしたんですが、完成を急いで温風機の近くに置いておいたら………溶けましたorz
もうーねえー、まっすぐの筈のウイングが、いつの間にかブーメランみたいな形になっちゃってwwwwwwww てか、笑えないwwwwww
修正しようとして治具で矯正しましたがお約束のようにグニャグニャになって哀れゴミ箱の藻屑にwwwwww
ウイング自体は金属板で再生して、翼弦長がやや短かったのを直せて良かったんですが、デカールの代わりがないので、取りあえず白く塗った状態で今はマスキングゾルで仮止めしてあります。
デカール調達でき次第、貼って仕上げようと思ってます。
まあ調達ったって、キット価格が千円ぐらいだから、キットごと買う事になりますがね。
で、余ったキットはレーシング43の「ブルーゼブラ」のデカール貼って別バージョンで仕上げるのだ。2個1は勿体無いけど、3個2ならそんなに勿体無くないよね。とか、本当に作るのか?と言う疑問は藪の中に、早くも妄想だけ先走ってる今日この頃であります。
(写真:エレール1/43 ランチア・ベータ・モンテカルロ・ターボ LM81)