43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

完成!ジョーダン198

2010-03-10 | Jordan無限HONDA198


お正月にサクッと完成させちゃお~ってノリで作り始めた時から、多分こんなことになるんじゃないかと分かってましたが、案の定2ヶ月かかって完成ですわ。

2週間でどこまで出来るか?ってのが自分なりの実験だったのですが、2週間は無理でも正月中のペースだったら3週間あればかなり出来そうではありました。
でも、ずっと正月みたいに休みじゃないしねえ、実際は毎日模型作ってるわけにも行かない、むしろほとんど毎日作れない日々だったりして、結果こんなもんです。今年も先が思いやられるな…。

タメオの、かなり作りやすくなった頃のキットだったし大きなトラブルもなかったので、全体としてはスムーズに完成まで漕ぎ着けました。この時代のタメオは作り方が身に付いてる感じで、自分では一番ストレスなく楽しめるキットですね。それだけに新鮮味は少ないですが…。




ミラー、以前作ったBAR001では小さ過ぎて大変なので掘らなかったんですが、今回は掘ってみました。
でも、鏡面を埋め込もうとするともっと掘って広げるか、鏡面を小さくしなきゃいけないので、あまり埋めずにほぼツライチになるぐらいに貼っておきました。でも、ちょっとズレてるな…。
実車もほとんどツライチで、フチの厚みもほとんどないので、無理に埋め込み式にする必要ないかもなあと思いました。次からはやんないかも。

キットにはウインド・シールドの取り付け指定はなかったけど、実車には付いてるので透明板を丸めて貼ってます。SUっていう透明ボンドで貼っていますがあんまりキレイじゃない…。シールドの貼り付けはいつも試行錯誤です。


カメラ、この年はまだ全車にてっぺんカメラが付いていませんでしたが、公平を期するためカメラ搭載じゃないマシンにもダミーが付いてます。でも横に張り出してるカメラは付いてるマシンもあれば付いてないマシンもある…。現在でもノーズに付くカメラはあったり無かったりだけど、こうゆうのは気にしないのでしょうかね?

てっぺんのダミーはシルバー塗装、横のカメラはメタル磨き出しで質感を変えて仕上げてます。実車もそんな感じに見えるので。

あと、アンテナや小物類も付けてフィニッシュしました。
このキットは私が43を作り始めてすぐ買ったもので、ずっと持ってたんですが作る機会あるかなあと思ってましたが、今回縁あって作ることが出来て良かったです。


 

 

 
(画像をクリックすると少し大きい画像が見れます。今回、画像は一部テスト撮影ですので荒いですが今後キレイなものに入れ替えるかも知れません。)


なにせ、ジョーダンが初優勝したマシンですからね、でもこれは開幕戦仕様。
この年のジョーダンはマシン作りの方向性を間違って序盤戦は散々な成績で、シーズン途中にホイールベース延長とかサイドポンツーン小型化という大改修を行った結果、雨のベルギーでチームに初優勝&1・2フィニッシュをもたらし、シーズンをコンストラクターズ4位で終えてトップ・チームの仲間入りを果たした年でした。

モデラーとしてはベルギーGPで作りたかったんですがキットがなく、この開幕戦仕様をベルギー仕様に改造するのはおもにデカールの問題で難しいんですよね。
それがネックになってなかなか作れずにいたんですが、10年以上も経つともうそんなことどうでも良くなってました。

当時はスマートなマシンだと思っていたけど、現在のF1と比べると結構無骨で、ある意味戦うマシンらしさはこの頃のがあったなーと感慨深くもあります。
不思議なもので、F1は古くなるほどイメージが熟成してカッコ良く思えるようになりますね。
近年の羽根だらけマシンも、去年の掃除機みたいなマシンも、いつかカッコ良かったと思い返す日が来るのでしょうか?

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3月に突入!

2010-03-02 | Jordan無限HONDA198
2月はいつの間にか終わってしまった…
寒い季節、雪の季節がキライな自分にとっては2月はいらない月なので、あっと言う間に過ぎ去ってくれたのは良いことなんだけど、さすがにもう若くない、残りの人生で今ある積みキット作り切れるだろうか?と不安になってきた今日この頃ですから、いらない2月でさえ貴重な時間だったのにと思える…。

言い訳になりますが2月はいつも仕事が忙しくなる時期でして、それに加えて自宅の整理やら何やらでやる事が多くて気ぜわしく、模型やネットの余裕がなくてですね、いやヤフオクで不用品を売ったりしててネットでも忙しかったり。

ヤフオクは面倒なんで、古い雑誌(90年代のモデルカーズとか)は、ブックオフに持ち込んだんですが、雑誌は5円で買い取りってことで10冊持って行っても50円とか、内容のある雑誌なのに何だかやるせないねえ。
以前、ヤフオクで売った時は6冊で400円だったけど、出品・発送の手間やら考えるとまあ似たようなもんですか。
でもお金じゃなくて、内容もあり写真も美しい雑誌ですからゴミとして処分されずまた誰かの手に渡って楽しんでもらえたり、もしかして新しく模型趣味を始めるきっかけになってくれたりするかも知れないと思えば、安く売却処分するのも意義があることなんじゃないでしょうかね?

まあ、そんなこんなでブログ更新も滞ってたわけですが、ジョーダン198に関しては、ほぼ完成の目処がついています。



ちょっと面倒そうで後回しにしてたタイヤ内側に付く整流板。バージボードは無いんですが、サスアームが通る分こっちのほうが面倒ぽくて。
でも、パーツに任せて組んでいくと何のことはなく所定の位置に取り付きます。前方の細いステーはハンダ付けして多少の角度調整にも耐えられるようにして、あとは瞬着で組んでいます。サスアームも手順を確認して差し込めば問題なく取り付きます。


ちょっとしたディテール・アップ。
タメオのこの頃のテールライトは、エッチングパーツに透明樹脂を盛っただけのもの。


ちょっと形が違うので、ライターで炙って樹脂を焼き飛ばした。

サンドペーパーで磨くと、こうゆう感じに。
スミいれとかしなくても、溶けた樹脂が黒くなって残ってます。

これに、0.5mmぐらいの透明プラ板を透明エポキシ接着剤で貼り付けて、硬化後カタチを整えて磨いてます。

…画像で見るとLED電球の立体感は乏しくなってますが、ライトカバーが方形になってるのは悪くないんじゃないかな。
リアリティーという意味ではイマイチだけど、自分なりに満足。



タイヤは問題無しです。なぜか紛失してたリア・タイヤ1個は、ほかから融通しました。
デカール貼って、ツヤ消しクリアーを吹いています。
でも後から調べたら、黄色いリングの部分はツヤ有りなので、筆塗り(!)でクリアー塗っときましたw
この年、開幕から数戦はフロントのホイールに現在のホイールカバーのハシリのような整流カバーが付いていました。黄色いドーナツ状のカバーです。
効果が不明で、序盤戦以降はリア・ホイールと同じようにリム内側を黄色く塗っただけになってしまいました。

さて、この後タイヤ取り付けへと進みました。
この頃、タメオのアップライトは精密感がどんどん増してきた時期でした。
キャリパーに「ブレンボ」のロゴも付いて、タイヤ取り付けして見えにくくなってしまうのが惜しいぐらいです。




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フロント・ウイング

2010-02-15 | Jordan無限HONDA198

相変わらずペースを失って作れない日々ですが、とりあえず更新。

前回、往生際の悪いリカバリー方法を試していたFウイングですが、思いのほかうまく行きました。
ウイング本体はゾルでマスキングして翼端板のみを下地からやり直し。黄色くなったところでゾルを慎重に剥がしたら、問題なく剥がれて塗装完了。
最初は整流板を塗装前から接着してあったのでデカールをうまく貼れませんでしたが今回はデカールを貼ってから、別に塗装しておいた整流板を接着。



整流板にもロゴがかかりますが、それは筆塗りでチョンチョンと塗っておきました。
一度引き剥がした整流板は形が歪んでしまい、整形するのに苦労しましたがお陰でぺらぺらに薄くなって、最初よりリアル感が増しました。

この作業はずっと前に終わってました。それでもう作る物は無くて各パーツを組み上げて完成、のはずだったんですが、シートにシートベルトを付けないと上下合体できない事に気付き、シートベルトを作るのが億劫で、またまた製作ストップ。

シートベルトは今まで何回も作ってますが、毎回「ちょうどいい」感じにするのに苦労します。太過ぎたり細過ぎたり、長かったり短かったり…
何とか妥協できるまで作り直して、上下合体できるようになりました。


ショルダー部分の金具はゼットモデル製を使いましたが、あとはタメオのキットのものを使ってます。 
シートベルトってホント面倒…

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久しぶりの更新

2010-02-03 | Jordan無限HONDA198
うわ、もう2月になっちゃってますよ…
今年はコンスタントな更新を目指してた筈なのに、もうグダグダになってますな。
実は色々と忙しくて模型もネットもあまり出来ません、皆さんとこにもご無沙汰しちゃってます。

幸い、新年早々から悩まされた大雪はあっけなく一段落して暖かい日が続いてます、ずっと雨ばっかりです。
東京で大雪(?)だった2月の最初の夜でも、こちらでは雨だったりします。やはり暖冬ですなあ。まあまだ冬ですから安心は出来ませんけどね。

で、仕事も忙しいのですが近々自宅の改装をすることになって、少し部屋の整理などしなきゃいけません。こんな性格ですから、捨てられないモノが溜まる溜まるw
とにかくいらないものは捨てて、売れるものはヤフオクで売って、本や雑誌はブックオフに持ってゆき、身軽にならなきゃいけないんですけどねえ、
でも、欲しくて手に入れたものを売ったり捨てたりしなきゃいけない判断は、すごくストレスになりますよ…。
模型関係やクルマ関係の雑誌ももしかして資料になるかもと思うとなかなか捨てる判断が下せません…画像とか、スキャンしてデータ保存すべきかなとも思いますがそんな余裕もないし。

そんなこんなでバタバタしてますがジョーダン198はだいぶ作業が進んでましたから完成も近いところまで来てます。が、画像もあんまり撮ってないので記事も書きにくいです。

取りあえず、正月のうちに撮った画像も含めてアップしときましょう。


サス・アームは例によってハンダを盛って厚みを出してます。
黒染めエッチングなので足付けも兼ねてサンドペーパーで黒を剥がしてますが、なぜかキレイに剥がしてもハンダの乗りがすごく悪い。ハンダを盛るだけでもひと苦労です。
それに、この時期のタメオ、プッシュロッドまで一体パーツになってまして、磨いたり仮組みしたりしてるうちにプッシュロッドはみんな折れてしまいました…。
この画像を撮った時点では一本しか折れてませんが、塗装まで済んだ現在では4本とも折れてますw


リア・サスはミッション/テールエンド部に取り付けます。
ボディーに直接取り付ける方法の模型より作りやすいです。


ステアリング、とっても小さいものなんですが、7つぐらいのパーツを組み合わせてます。
このころのタメオはすごいディティールでした。現在のがもっとあっさりしていますね。

ただ、本当にこんなカタチなのかどうかは良く分かりません。

雑誌で見つけたこの画像とはだいぶ違います。とは言え、この画像はミュージアムに飾ってある車両だし、キットは実戦仕様。速報誌のなかに明らかに違うと思えるカタチのステアリングも写っているのですが、開幕戦の画像ではないですからね。
ステアリングなんてシーズン中でも新型に替えられててもおかしくないですから、本当のところは分かりませんね。まあ追及する気もありません。


ところで、このジョーダン198、黒い部分のカーボン模様があまり目立たないんですよね。目が細かいせいか、塗装してあるのか…ガーニー・リップのカーボン模様はとても目立つので、写真の加減という訳でもなさそう。
そんな訳で、いつもはカーボン・デカールを貼るアンダー・パネルやサス・アームは黒塗りのままにしてます。

ただ、FウイングとRウイングはデカールがあるので、カーボン模様にします。


この頃のカーボン・デカールは好きな感じです。色はほとんど一色で質感の違いで織目模様が表現されてます。ただ難点はクリアーコートすると模様が死んでしまうってことですね。
なので、ボディー全体のクリアーがほぼ終わってから、最後のクリアーの前に貼ってます。


そんなこんなで、各パーツ塗装も終わって組み立てを待つばかりなんですが、チマチマした修正が多くてなかなか進めません。


一番つまらないミスはFウイング。
翼端板につくカナードみたいな整流板を前後逆につけてしまい、デカール貼りまでやったんですがどうしても翼端板のロゴが貼れなくなってしまったので、翼端板外側だけ塗装し直しです。
ウイング本体にはゾルを塗って保護してます。頼む、剥がす時にデカール持って行かないでくれ…

Fウイングだけだから、まるごとお風呂にしてやり直せよ、って言われそうですが、この後におよんで往生際が悪いんです、自分。
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挫折…

2010-01-19 | Jordan無限HONDA198
何とか、正月と言える時期のあいだに完成まで持っていこうと目論んでいた年越し・作り初めモデリングの参加アイテム、ジョーダン198ですが、松の内も過ぎてしまい完成にはまだ遠い…

イベント的には完全に失格ですので、主催者様には詫びを入れてリタイヤ撤収させていただきました。残念無念…。

先週は三連休もあり、結構製作が進みましたが休み明けから寒波襲来、当地は大雪となりまして…。
雪国では雪が降り続くと戦時下の様相になります、ひと晩に1メートルもの爆撃が降る可能性もありますしいつでも屋根雪降ろしにかかる用意が必要です。
道路も除雪が追い付かず、圧雪と圧雪が割れた穴でさながらダート・トライアルのようになります、そもそもラッセルされた雪の壁に阻まれてクルマを車庫から出すことすら困難になります…。
お陰で毎日、会社まで2キロの道のりですがデコボコ道を歩く羽目になり、仕事も忙しくなる時期で残業なのに家の周囲の除雪やら何やらですっかり疲労困憊。
やっと日曜になったら今度は屋根雪降ろしです、積雪は1m50cmにも達していました。

こうゆう一週間でしたので模型製作はストップ、不本意ながらイベント撤収せざるを得ませんでした。特に、週のはじめは体調も優れず、すっかり気力が萎えてしまってました。
正月から、モチベーション高めてずーっと作ってたので、反動でちょっと作れなくなってしまった、というのもあったかも知れない。

そうは言っても、とにかくクリアーは吹いとかないと、って事で、クリアーだけは済ませました。乾燥を待って研ぎ出ししましょう。

ところで、デカールにはミスがありました。

これは大きな問題じゃないですが、マスターカードのマーク、赤と黄色の丸模様ですが黄色は本当はオレンジに近い濃い黄色。でも普通のニュートラルな明るい黄色で印刷されてます。お陰でちょっと濃い目に塗ったボディー色より明るくなっちゃってます。本当は逆なんだけどねえ…。

ちなみに、ハチの頭や胸の部分の黄色もデカールの黄色です。ボディーと比べてちょっと明るい。


スポンサーの「BENSON & HEDGES」はタバコメーカーなので、デカールは別シート、貼り付け指示もありません。同封されている資料写真もタバコロゴは全て消してあります。
で、別の資料を参考にタバコロゴを貼っていくわけですが、「B&H」の丸いロゴだけ、何処に貼るのかなかなか分からなかったよ…。
正解はハチの目でしたw
ちなみに、ハチの目には白い縦線が入ってますが、実車は黒い線でした。これはもう直せないのでスルーです。



重大な間違いがコレ!
クリアー吹いてから気が付いたぞ!

右側の「無限HONDA」のロゴが、「HONDA無限」になってます。
左側はちゃんと「無限HONDA」なのに… つまり、「無限」と「HONDA」の文字の並びが左右対称になっているのです。

うーん、見た目はバランス良いかも知れないけど…でも、「無限HONDA」はひとつの名前だからねえ、「HONDA無限」ではないんですよねえ。これは看過できません。
クリアー吹く前なら、剥がして切り貼りし直して…って事も出来るんですが、クリアー吹いちゃったので仕方がない、予備デカールの左側を上から貼り付けました。
予備デカールに手を付けるのって、もうお風呂はダメになっちゃうわけで、嫌なんだけどね、でも見過ごせないので仕方ありません。

さて、雪も週末から降らずにいてくれるので、今日はもう少し作業が進みましたが続きはまた次回ってことで。
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トラブルも乗り越えて…

2010-01-12 | Jordan無限HONDA198


相変わらず、年越し・作り初めイベントのジョーダン198を作り続けてます。
正月も過ぎ去り成人式の日も終わり、当面の締め切りである「松の内」もあと僅か…またまたポロリ確定ですなw

製作状況はイベントBBSに投稿してますが、補足情報もこっちに書いておきます。まあ、大して参考にならないでしょうけど私自身の備忘録ってことで。

前回、ハンダ付け組立てが終わったボディーはその後サフ吹きまで行きましたが、その状態でバランスチェックしましたらリア・ウイングが水平になってなかったんですね。
組み付けは問題なかったので、原因はメタルボディーの歪みかも知れません。サイドポンツーンが「いかり肩」になってるのはよくあることです。目視では判るほどではなくてもウイング・レットから繋がる翼端板を取り付けると、後端では僅かな狂いが出てくるものです。

ほんの僅かなので、チカラ技でサイドポンツーンを修正しようとぐいと曲げたら、ハンダ付けしてあったメイン・ウイングがバキッ!と取れました…orz
すでにサフを吹いてあったので、再度ハンダ付けするには周辺のサフや残ったハンダをいったん削り取らねばなりません。
難しい位置なのに焦って作業していたら、コロッと手から滑り落ちてフロント・ウイングのステーから落下、数センチの落下でしたがステーが片方ポロッ…と取れました…orzorz

普通、ちゃんとハンダ付けしてあったら多少の衝撃では取れないんですよね。むしろパーツが曲がります。
やはり前回書いたやり方でのハンダ付けは強度が足りないということで、再度ハンダ付けしましたが今度は瞬着は使わずに全体をハンダだけで接着しました。
ハンダ付けの際の固定方法は、木片や布で熱防御して指で押えたままハンダ付けしました。人間の指先というのは少しのズレも感じ取れます、クリップ使うとどうしてもズレますから、指が一番てっとり早いですな。小さいパーツなので指が熱くなる前に終わりますが、危険ですから良い子は真似しないでね。

以上のトラブルシューティングは慌てて作業したので画像は撮ってません。
まあとにかく修復後またサフ吹き直してペーパーで均してまたサフ吹いてを繰り返し、最後はホワイトサフで下地完成。



ところで資料を見ていたら、カウルの分割ラインが省略されていることを発見。
無視するかどうか悩みましたが、今回は早作りでも手抜きはしない方針なので、モールド追加しました。

サイド・ポンツーンもカウルが外せるようになってるのです。思えばタメオって、しょっちゅうこのへんのラインを省略したり、違うラインにしちゃったりします。
何度が彫り直した記憶あるぞ…。こうゆうところにはこだわらないのかなあ、ルカさん…。
コクピット脇の分割線を掘りました。水平面から垂直面へと繋がる難しいラインなので、テンプレートを作るのも無理ですからフリーハンドで掘ったのですが、左右でラインが微妙に違う…。これは向きが逆なので左右で掘りやすさが違うせいです。仕方ありません。
ちなみに、ヘッド・プロテクターも外せる構造なのですが、コレは分割線が入る場所が微妙だし、ほとんど目立たないラインなのでこっちは無視させていただきました。
いえ、決して手抜きではありませんよ…。
あと、画像にはありませんがインダクション・ポッドやハンガー・ホール、サイド・ポンツーン後方のエア・アウトレットも開口しております。


リアエンド周辺はお約束の薄々攻撃。
あんまりやりすぎるとペラペラになって変形しやすいので、そこそこにしときます。完成すると、それほど気になる場所でもありません。



ボディー・カラーですが、キットにはカラーチップが付いていて、コレに合わせろってことらしいです。が、ジョーダン・イエローはやや赤みがかった黄色、カラーチップはニュートラルな黄色です。
使ったのは昨年このイベントで作ったルノー5ターボを塗るのに作った黄色が残ってたので、流用しました。ジョーダン・イエローに近いかどうか分かりませんが、まあまあいい感じです。
実は、デカールで黄色の部分もありましてタメオのカラーチップはその色に合わせるようになってるみたいです。
通常、デカールに印刷される色は基本色なのでニュートラルな黄色なのですね。

結果的に色にこだわるとデカールの色と合わなくなってしまうのですが、まあ多少の違いだし連続してる面ではないし、ボディー・カラーにこだわってみるのもいいでしょ。



で、現状はこうゆう状態です。
デカール貼りは結構大変でした。半日以上やってたけど、まだ終わってません…。
カルトグラフとはいえ、かなり古くなってますので台紙からなかなか浮いてこないし、硬くて馴染みにくいのです。
位置合わせもスッキリ収まる訳でなく、切り離したりずらしたり、調整が必要です。まあ911GT1ほどではないですけどねw

ここまで来れば、何となく完成は見えてきます。
とは言え、経験上まだ半分ぐらいかな…この先、大きなトラブルがなきゃいいんですけどね。



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ジョーダン無限ホンダ198

2010-01-08 | Jordan無限HONDA198

今年は正月から雪に降られまして、新年会も中止になったり出掛けるのも億劫だったりして、作り初めモデリングを堪能できました。
とは言え、毎度のことながらスムーズに進行するはずもなく停滞したり戻ったりしながら、気が付けば一週間経つと言うのに、まだ色も塗ってませんが…。
今年もこんな感じでのろのろ作っていくんでしょうかねえ。
昨年は、あろうことか数えて見たら3台しか完成させていない…!一時期モチベーションが低下したり、飛行機のほうに浮気したりしてたせいもありますが今年はそうゆうことはないようにしたいもんです。

今回作っておりますジョーダン198、祭りイベントってことでイベントページのBBSに進捗状況を書いております。BBSは皆さんのモデリングが実況されていて楽しいんですが、それぞれの流れが分かりにくいという場合は個人別にまとめていただいてますので、そちらも見てみて下さい。私の製作記はこちら。


ただ、あんまり細かい作業までBBSに投稿するわけにも行きませんので、こちらでも少し書いておこうと思います。


まず最初の作業はノーズ下の取り付け。最近のキットはここも一体成型してありますが、この頃は別パーツでした。
接着剤でもいいんですが、敢えて溶接してます。
同じタメオのメタル屑をハンダがわりにして溶接してますが、ハンダ付けと違って溶接の場合、母材(今回の場合、ボディーと下側のパーツ)をしっかり溶かさないと、せっかく付けても後でポロッと取れたりします。
かと言って、あんまり溶かし過ぎるとボディーが変形したり修正が大変ですから、溶け始めの感覚を掴まないと難しいでしょうね。
ちなみに、画像はしっかり溶かしたつもりの場面ですが、これもボディーと下側パーツがしっかり溶け合っていませんでした。余分なメタルを削り落としたら隙間が残ってました。


フロント・ウイングのステーもハンダ付け。ここは接着剤では強度不足かと思ったのでハンダに頼りました。
ただ、位置決めが難しいので最初瞬着で仮止めして、クリップで固定しながら内側をハンダ付けします。
ここは下手に熱を入れすぎるとノーズ本体が溶けて変形したりしますので、上面には濡れティッシュを当てて予防してます。
ただこれはあんまり良い方法でもないです。
瞬着が付いている場所にはハンダは流れないし、結局内側にL型にハンダが付くだけですからねえ、強度はかなり落ちます。
実際、この場所は後に落下事故の際、壊れることになります。


まあ一応、この段階ではどうにか付いています。
外側の継ぎ目は残したいので、外からはハンダ付けしなかったわけです。


リア・ウイング翼端板はウイングレット外側から後方に伸びているデザインです。
インストではウイングレット+翼端板+ウイングを一体に組んでしまい、塗装後にボディーにセットするという方法になってますが、実車は翼端板とリアカウルはスムーズに繋がっていますが後付けだとどうしても継ぎ目が目立ったりうまく合わなかったりしそうです。
なので、最初から翼端板もボディー側にハンダ付けしてしまってます。
この段階でメイン・ウイングも付けておけばバランスも決まりますしね。
ただメタル製のメイン・ウイングは何度か付け直しているうちに溶けて短くなってしまって、仕方がないので銅板を二つ折りして作り直してます。
銅板はハンダ付けも出来るし、真鍮よりも柔らかく丸みを付けやすいので使ってます。

ここまではスムーズに作業が進みました。が、やはり油断は禁物、この後色々と問題が発生しまして、作業がグダグダになってゆきます。
続きは次回。
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謹賀新年

2010-01-04 | Jordan無限HONDA198
新年明けましておめでとうございます

前ログにもあるように、正月は年越し・作り初めモデリングのイベントに参加して模型三昧してます。お陰で自分のブログのほうの新年の挨拶が後回しになってしまいました。

今年もトホホーなモデリングやら何やら書き綴ってゆきますので、皆様よろしくお願い申し上げます。

さてイベントで選びましたアイテムは、タメオのジョーダン無限ホンダ198でございます。



このイベントには何年も前から参加してますが、基本的に早作りのイベントですから毎年お手軽なキットを選んで作ってたんですよね。
でも、お手軽なキットを実際にお手軽に作れるかというと、43の場合そうは行かないんですよ。
お手軽=安い・簡単なキット という事なんですが、例えばエレールのプラキットや安く入手できるプロバやスタタの立体塗り絵、こうゆうのをちゃんと作ろうとすると、実はかなりの苦労をさせられる訳ですよ。
そうゆうことは承知の上で、多少の問題点やミスはスルーしてそれなりに仕上げようと取り掛かるんですが、そこは粘着質モデラーのサーガ、無視出来なくなって修正もリカバーも下手くそなくせに色々やろうとして結果泥沼にはまりこむ、という罠なわけです。

それに、ここんとこプロバの911GT1作ってましたから、箱車のレースカーというのは実は一番手間が掛かるというのも実感してました。
で今回はF1で、と決めていて(レースカーでなければ箱車も簡単なんですが、いかんせん作りたいロードカーというのが余り無い)
最初はテナリブの古いキット作ろうかと思ってましたが、いざ箱を開けて見るとグダグダなモールド、使えないメタルパーツ、簡略化され過ぎな構成…などで、罠であることが明白でしたので思い切ってタメオにしました。

本当は90年代前半のマシンが一番シンプルだしキットの構成もほど良くパーツが揃っていて良かったんですが、何しろお正月イベントなので何かしら干支にちなんだものはないかなと探したところ、ジョーダンのカラーリングって虎柄に見えなくもないじゃないですか。
(もちろん本当はスズメバチ柄です)
空力パーツは複雑化してきた時代のマシンですが、キットの品質も充実してきた頃で、作るのに手間は掛かっても苦労は少ないかと。
とは言え、とても3日や4日で完成しないのは分かってますが、どうせ毎年ナンダカンダと時間掛かってしまってますので、それなら最初からメドが付きやすいキット選んだほうがいいでしょ?

そんなわけで、取りあえず正月三日で最初のサフ吹きまで進みました。
進行状況はイベントページの実況BBSに載せてますが、細かい加工など追々こちらにも載せていこうと思ってます。
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