43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

ヘッドライト

2015-02-24 | Ferrari 330P4

映画 「アメリカン・スナイパー」観て来ました。

クリント・イーストウッド監督の映画は好きで、ずっとハズレ無しで面白い作品が続いていましたが・・・今作に関しては、ちょっと疑問の残る出来でありました。

日本人の戦争に対する意識とアメリカ人のそれでは相当の違いがあると思うので簡単に切り捨てられませんが、何とも薄っぺらな感じがしました。
そういう、意外と浅い考えで戦争に向き合っている米国人を揶揄している映画と思えばいいのか・・・ちょっと分かりにくかったなあ。

実話を元にしているストーリーらしいけど、肝心のもっともドラマチックな部分をあえて描いていないのも映画としては評価できない。

映画監督に限ったことではないけど、ある程度仕事を成し遂げると、そこからは観客や他人に喜ばれるものを作るより、もっと意義があるものとか芸術性とか自分を高めるものとか、そうゆう方向に進みたがるものだけれど、クリント爺さんもそうゆう境地に達したのかな?なんて思ってみたり・・・。

まあ映画そのものは退屈しない内容だったし、戦争映画でもスナイパーものはハズレが無いと思っているのでまあまあ楽しめたのですが・・・。映画本来の脚本の面白さとか展開の妙といったものに欠けていて、ちょっと残念でした。

 

前に作ったヘッドライトがイマイチ気にいらないので、作り直し。
が、相変わらずあんまり垢抜けしない出来・・・。

下側に付く小さいほう(画像左側)は、ハイキューパーツのSPプレート2のリムがちょうど良い大きさだったので、これを利用。土台部分を全て削ってしまうので何とももったいないが・・・ちょうど良い大きさのパイプがないのでしかたが無い。

アップで画像を見ると、ホント残念な出来だが、これが精一杯。
反射鏡はポンチで抜いたアルミ板を磨いたもの。
バルブは今回透明のものを使いたかったので、透明のプラランナーを伸ばして先を熱で丸めて・・・という作戦で作ってみたが、うまく丸まってくれない。
あきらめて、0.3mmハンダ線の先を丸めたものを使った。
接着剤がはみ出して汚いなあ・・・。

透明のバルブにするなら、極小のビーズ玉みたいなものを探せば良かったのかな?手芸用品とかネイル用品にあるのかも。次の課題です。

ハイキューパーツのSPプレート2はサイズも豊富だが、内径3mm以上は1mm刻みしかない。内径3.5mmがあれば、上側に付く大きいほうのライトにばっちりだったのになあ。
しかたがないので、外径4mmのアルミパイプを使いました。ハイキューパーツはニッケルメッキでいい感じですが、アルミも磨けばそこそこ光ります。

キットのレンズ・パーツ。大きさはちょうど良いのでこれを使うことにしましたが、レンズカットの縦スジは大味過ぎるので、削り落とすことにしました。削るついでに磨いておけば透明度も上がりますし。
(結局、小さいほうは色々問題があって、塩ビをポンチで抜いたものを使用しました。)

レンズを取り付ける前に、黒い部分をマスキング塗装。
ノーズ周辺の複雑な開口部はゾルを塗るほうが簡単だと判断しました。

まあ多少の塗り残しや吹き漏れはタッチアップすればいいことです。

 

レンズを貼り付け。おお、P4らしい顔つきになりました。
画像だとパースが強くて赤のボディーカラーのせいで立体感もないのでちょっと違うふうに見えますが、肉眼で見るとちゃんとP4に見えます。

拡大して見ると・・・

やっぱりマスキングの雑さだとか透明度だとか、色々不満はありますけど、今の自分の精一杯なので満足としましょう。

最後の難関は透明のライトカバーの切り出しと貼り付けです。頑張ります。


デカール、クリアー

2015-02-16 | Ferrari 330P4

今年は雪が多いです。北陸では昔はこれくらいの降雪は普通だったけど、近年降雪量が減ってきているだけに、今年の雪は多く感じますねー。

雪が降ると出歩くことも少なくなり運動不足になりがち。いつも散歩する神社もこんな雪の中を歩かないといけません。
歩きにくいけど、雪を踏みしめて歩くとキュッキュと音がして気持ちいいです。

神社の境内の社殿の下に住み着いてるニャンコ。魅惑のオッドアイ。古来から金目銀目と言われ縁起が良いらしい。
寝床もあるし、エサも貰っているみたいでしかも自由。幸せだろうなーと思うけど、人が来ると甘えてすり寄ってきます。淋しいのかなー?
この子は二歳ぐらいで、この神社にはもう一匹8年目ぐらいになる先輩がずっと住んでますが、そいつは冬は寝てばっかりです。

猫好きですが飼えないので、いつもこいつらに癒されてます。野良猫の扱いには色々意見もありますが、こいつらの行動範囲はほぼ神社の周辺のみで人に迷惑はかけてないだろうと思うので、できれば長く元気で生きていて欲しいものです。

 

デカール貼り終えてます。
まだスポンサーがレーシングカーを彩るのが当たり前じゃなかった時代、ゼッケンとエンブレムとストライプのみのシンプルなカラーリング。ゼッケンばかりが目立ちますねーw

黄色ストライプはこのレースのみの仕様で、本来ワークスは赤一色、エキュール・フランコルシャンは黄色一色のカラーリングなのですが、このレースではフランコルシャンがワークスから貸与されたP4を使用しましたので、急きょ黄色ストライプが塗られたと言う事です。

すでにクリアー、軽く研ぎ出し、さらにクリアーと済ませてます。

窓の部分、何のことはなく普通に研ぎ出しできました。案ずるより・・・ですね。
今回はあえてデカールの段差を完全に無くすのを止めています。本来ゼッケンというのはシートを貼ってあるものだし、段差はあるのが当然ですし、クリアーが厚くなり過ぎてテロテロなのはこのクルマには似合わない気がしますので。

現在は最後のクリアー吹きっぱなしで、もう研ぎ出しはせず軽く磨くだけにしようと思ってます。ラッカーなので時間が経つにつれ落ち着いた艶になるのではと思います。

 

クリアーを済ませるとしっかり乾くまで待たないといけないし、乾いてもあまり触りまくるのは嫌なので、やることがなくなります。
なので、ついついほかのもの作ったりしてます。いろいろ手を付けすぎて収拾つかなくなる恐れアリ・・・効率良く進められるよう頑張りましょう。

 


やはり、先に窓貼り

2015-02-02 | Ferrari 330P4

あれ、もう2月。

日曜日、テレビを見ようと思ったらスカパーが無料開放やってて月が変わったのに気づく。特に見たい番組も無いので適当にザッピングしてたら、秋に開幕したフォーミュラEの昨年分4戦をまとめて放送していたので、ついつい見てしまった。

何これ?面白いw

ご存知のとおり、新しく始まった電気自動車によるフォーミュラ・レースです。
とりあえず見切り発車したみたいな感じで、マシンも未成熟だし運営も手探りでやっている状態なのかな、いろいろ疑問点もありますが、そうゆう部分を割り引いて考えるとコレは将来があるレースだと思いました。

300kg以上あるバッテリーを積むため900kgにもなる車重、市販車のタイヤのような細いオールウェザー・タイヤ、スピードの出ないマシン、走りにくそうな市街地コース・・・これじゃ面白くないなーと思ってましたが、元F1ドライバーたちの闘志むき出しの走りで結構激しいバトルもあるし、ワンメイクなのでマシンの性能差も少なく純粋にドライバーのテクニックによる戦いが見れますし。

このレースを盛り上げようと色々な工夫もあって、余計な演出のようにも思えますが好意的に見れば新しい形態のレースを目指す意欲が感じられるので馴染んでくれば面白いかも知れないです。
(モーター音があまりにも静かなので、DJが音楽流して盛り上げるというのはちょっと違うかもねw)

ただ、短いコースで25周ぐらいのスプリント・レースですが、バッテリーが持たないので途中で一度マシンを乗り換える、というのはちょっと・・・w
耐久レースでドライバー・チェンジというのはありますけど、マシンのチェンジってねえ。まあ、テニス・プレイヤーがラケット交換するようなもんでしょうか?

今のところまだ草レースのような雰囲気で、巨大な資本や有力ドライバーが参加している割には軽いノリでやっているようなイベントですが、神経質なまでにレギュレーションで縛りまくってレース本来の面白さを見失ってしまったF1の現状を見ると、まずは楽しめるレースにするにはどうしたらいいのか?を模索しながら少しずつ固めていくのも良いのかも知れない。

何より、現在の自動車を取り巻く状況を考えると将来的に電気自動車が主流になっていく可能性は高いし、そうなればフォーミュラも電気が主流になるかも知れない。あと10年もすればフォーミュラEがF1と肩を並べる規模のレースになっている可能性も高いなと思いました。

 

さて、ちょっと停滞してます330P4の製作ですが・・・。

スペア・タイヤ用のホイールが見当たらないので、プロバンスか何かのジャンクを組み合わせましょう。径が合わないのでアルミ板を巻いて大きくします。スポークは無いけど、積んだ状態だとそこまで見えないので。

で、所定の位置に収めようと思ったら、狭くて入らないじゃんw

タイヤを切って入るようにしても良かったけど・・・

まあ、削れば良いことで。レジンの掘削は大量の粉が出て大変です。粉はあちこちに付着すると取りにくいし、細かい粉塵は舞い上がって吸い込みそうになります。ニオイも臭いし健康にも悪そう。ただ、硬いBBRのレジンもルーターにかかればサクサク削れます。

 

バルクヘッドは簡単に作っておきましたが

フジミのプラモのインストを参考に、それらしいディティールに。透明で見えませんが、窓も入ってます。

キットの構成上、バルクヘッドを取り付けリア・カウルの窓を貼ってしまうとその間は密閉空間になり、中にゴミがあっても絶対に取れなくなるので、慎重に取り付け、ゴミが入らないように隙間をパテや接着剤で埋めました。汚くなっちゃったので画像は無しw

で、リア・カウルの窓を貼りました。画像はさらに枠も貼ったの図。

まず透明エポキシ接着剤で透明窓を貼り付け、その後エッチングの窓枠にエポキシ接着剤を付けて貼り、接着剤がはみ出すのも構わずセロテープを上から貼って抑え込み、固定するまで待ちました。硬化後、ボディー側やウインドー側にはみ出した接着剤を窓枠に沿って切り目を入れ、エナメル溶剤でゆるめながら剥がし取りました。何とも荒っぽい貼り方になりましたが、思い切ってやるしかなかったので・・・。

ラッカー塗装はエナメル溶剤に溶けませんが、少しは侵されます。エッチングの角が少し下地が出てます。
思いのほか段差も大きいので、隙間を埋めるように筆塗りでタッチアップ。

予想通り、なんとも汚い仕上がりになってしまいましたが、このあとクリアーコートすれば少しは目立たなくなる・・・かな?

狙っていたボディーと窓枠ツライチは叶わなかったけど、これツライチになっていたら窓枠の存在感が無くなってしまうので、これくらいの段差があるほうが模型的にはいいかも・・・と、自分を納得させてます。

さあ、デカールを貼ろう!