43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

完成と再生

2023-09-25 | AC Cobra289

コブラは、ほぼ完成間近。

あとエンブレムやら、足りないものを付けたら完成です。

次回には完成画像アップできるかも。

 

そして、修理案件。

ずいぶん前に作ったマクラーレンMP4/22です。

ステアリングが取れかけていたので付け直そうと思ったら付け根(普通のクルマのダッシュボードに当たる部分)ごと取れてしまいました。

ノーズ内部に接着しなきゃいけないので上下分解したら、あちこちバラバラになりました。

リアのアップライトやウイングはシャーシ側に固定なんですがプッシュ・ロッドやウイングのセンターステーはボディー側と連結しているので、嫌でも外さないと上下分解できんのです。

ついでにフロントの左タイヤもグラグラしていたので外しました。あちこち接着が甘かったようです。

繋ぎ目とか接着の痕が傷んでしまったけど、元に戻せないことは無いでしょう。

これ、修理が済んだらどなたかに譲ろうかなと思ってます。そのつもりで引っ張り出してきた訳で。オクに出したら売れるんかな。

ぼちぼち、過去に作った完成品を整理して行こうかなと思う訳です。

大事に持っていてもいつかゴミになる日が来るし、需要があるならば・・・ですけど

もしオクとかメルカリで見覚えのあるガラクタを見かけたらよろしくお願いします。

 

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ディテール / ACコブラ289

2023-08-25 | AC Cobra289

ACコブラです。

裏面終了

排気管は後方2本出しの上品なやつ。サイドマフラーなんて野蛮なクルマじゃありません、289は427に比べたらずっと上品なスポーツカーなのですよ。
(とは言え、実際にはマッチョな427より速く走れるスパルタンなクルマらしいですけどね、実車のことはよく分かりません。)

エンジンもフロントアクスルよりも後方に積んであります、これこそ本物のフロント・ミッドシップ!
オイルパンだかオイルクーラーだか分かりませんが底に取り付けました。

フロントのクロスメンバーに開けた穴は台座固定用、ここはネジではなくピンを差し込むだけです。後方のボルトで留めた時に車体が回転しないようにするためだけのもの。

せっかくの完全再現の裏面なのに、ナットやらネジ穴やらピン穴で台無し・・
まあ、43カーモデルはレジン/メタルキットのメソッドで作ってますんで私の中では全然OKなのです。

塗装が終わって上下合体、ほぼほぼ完成に近づいたと思われるかも知れませんが・・・

ここまでは序章の序章で、カーモデルはここからのディテール作業で完成度が決まってしまいます。

(実車画像)

バンパー、グリル、ライト、エンブレム、ホイール、スピナー、ボンネット・ラッチ、ワイパー、フロント・スクリーンetc・・・・
いつものことですが全て自作するか何かしら加工が必要です。

まずボンネットのラッチ。
(実車画像)

ボンネット後方に付いているレバーのことですが、上の画像だと結構高さがあります。

キットはエッチングパーツで

これをボンネットに貼り付けろと指示されてますが高さが欲しい。穴を開けて線を通そうかと思ったけど小さ過ぎて無理―、、貴重な0.1mmのドリル刃を折ってしまいました。

何かジャンクに良いパーツ無いかなと探していたら、ボンピンか何かのパーツ

ちょっと形は違うけど穴も開いていてちょうど良いので線を通してみました。使えるかな?

ボンネットはキッチリ閉まって逆さまにしても開かないので、開ける時にラッチを引っ張ることになるので強度が心配でしたが、怪我の功名と言いますか、
ボンネットのヒンジが内部のラジエターと干渉するので、ノーズをちょっと指で押すとボンネットがポコッと開いてくれるので、ラッチを引っ張る必要が無くなりましたよ。

シャーシ側とボディー側の固定はテールのネジだけで、ノーズ側は多少の遊びがあるお陰です。

ここまで、やることなすこと良い結果に、ジャンクから使えそうなパーツも見つかるし良いことばかり。

好事魔多しと申しますか、こういう時って最後に絶対悲惨な結果になるような気がするので、気を引き締めて参りましょう。

(なんか最近、文章が爺臭くなってきた気がする―、こういうのオジサン構文で言うんですかね?良く分からんけどもうオジサン通り越して爺さんなので悪しからず)

 

いにしえの自作パーツの作り方

延ばしランナーの先をライターで炙って丸めて、リベット形状に

ガンダムマーカーのメッキシルバーで頭を塗ればリベットぽくなります

別に、この車にリベット打つ箇所は無いんですが・・・・

ヘッドライトのバルブに使いましたとさ。

フロントグリルはエッチングです。ここは立体的に縦桟横桟で組みたいとこですけど私のスキルでは無理。これで良いではないですか。

(モノグラム1/43 ACコブラ289)

 

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ACコブラ /上下合体

2023-08-14 | AC Cobra289

コブラですが、

塗装を終えてボンネットを合わせてみたら、塗膜の厚みで全然はまらない~

カーモデルあるある~

仕方が無いのでボンネットの縁を削ってひと回り小さくします・・・。
ボディー側の一段低くなってるところも削ってより低くしておきます。

削ったところはタッチアップ。ボンネットを閉じた時に見える部分の塗膜は傷つけないよう注意しましたが、断面部分も少しは見えるので完璧とまでは行きません。この期に及んで塗膜を削るような荒療治は普通しません、全塗装やり直すのが正解なんですけどねー、、、

実は今回クリアーコート無し研ぎ出し無しで行こうと思っていたんですが、ソリッドカラーでなく色付きクリアーの塗膜はコンパウンドで磨くだけでも色が落ちてムラになるので、とりあえず薄くクリアーで仕上げてコンパウンドで最後の艶出しをすることにしました。

今度こそ塗装全て終わったので、内装のバスタブを接着。バスタブと言ってもドア内張りは無いんですけどね。
当たり前だけど、ピタッと合います。前後のバルクヘッドの上辺に接着剤を付けて貼るだけで簡単に固定できます。
プラモデルの精度はありがたい・・・

メタル/レジンキットばかり作っていると合わないのが当たり前なのでプラモデルの当たり前のことがとても嬉しく感じます。

ボンネットをヒンジに接着してパカパカ~

/

閉じてもピッタリ。

ヒンジとボンネットは瞬着で仮組み後、エポキシ接着剤でガッチリ固めて艶消し黒で塗り込めます。

おそらく43界で最も見苦しいヒンジの取り付けです~強度も心配です~
でも今のところスムーズに開いて止まるしキチンと閉まります。壊さないように大事に扱いましょう・・・

エンジンが入ってもちゃんと開いて閉まって干渉も無しです。ううーカッコイイ

さてエンジンが載ってるシャーシ部分ですがバスタブの底にシャーシ・フレームを接着することで固定される仕組みらしいですが・・・

普段、レジン/メタル・キットなんぞばっかり作ってますってえと、シャーシはネジ留めしたくなりますwww

レジン・キットと違ってボディーはがらんどうでネジを打つところが無いので

エポパテでテール内側を埋めてしまいます。

シャーシ側、燃料タンク?の所にネジ穴開けて

六角ナットは台座固定用です。端っこ過ぎるけど、エンジンやプロペラ・シャフトまで再現されているこのキット、燃料タンク底しかナットを埋める場所がありゃしません。

いちおう六角形の穴を開けてナットをはめ込んで、ボルトと共回りしないようにしていますが、瞬着で固定してるだけなので心配が残ります。
気休めですがエポキシ接着剤で補強しておこうかな。

いずれにしてもここまで完成に近づいてからやる作業じゃありませんなあ。何度もボディーとシャーシを付けたり外したりしてるので、エッジの塗膜が欠けたりしちゃいます。
またタッチアップだよ・・・トホホ・・・

(モノグラム1/43 ACコブラ289)

 

映画
「リボルバー・リリー」

明治末期の伝説の殺し屋、小曽根百合(綾瀬はるか)

引退して10年以上経つが、縁あって帝国陸軍の機関に追われる少年を守ることになり、再び銃を手にする・・・

って感じですかね、まあストーリーはさほど重要でなく、ひたすら強過ぎる女ガンマンの奮闘を堪能する映画ですね。

いわゆるガンカタってやつで、ひとりで何十人ものガンマン(この映画の場合陸軍兵)と撃ち合っても絶対やられないしこっちの弾はガンガン当たる。
そりゃまあ、動き回ってればなかなか弾は当たらないものだし、正確に撃てば全ての弾が当たっても良いんですけどね、この映画はもうファンタジーレベルですね。

明治~昭和初期が舞台ですかね、そういう時代感も楽しいし軍隊が悪の組織みたいなのも良かろう、ただ映画としては物足りないなー

ガンカタ・アクションが荒唐無稽なレベルなので映画全体をもっと荒唐無稽に振り切るか、コメディー要素を入れるか
そうだな、この系統だとどうしてもタランティーノ作品ぐらい振り切ってるのを期待しちゃうんだよねー
逆に、ガンカタ要素控えめにしてシリアスに振っても良いし、ストーリーに凝るとか

面白くなる要素満載なだけに、ちょっと惜しいなと感じる映画でした。

正統派アクション映画が好きな人にはちょうど良いのかも知れません。

綾瀬はるかのほかにもシシドカフカ、古川琴音の女性陣は魅力的で良かったです。これ大事ねー

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サイドルーバー再生

2023-07-30 | AC Cobra289

コブラです。

サイドのルーバーのモールドを取っ払って大穴開けちゃったので、どうにかして再生しなきゃならん。

ルーバーはいつもだけど、どうやって抜け感出すようにしたもんか悩む。
モールドを掘り下げて抜くという方法もあるけど、今回は1から再生の苦行。
今どきなら3Dプリンタで再現とか、金属板で枠を作って金属板のルーバーを並べてはんだ付けとか色々妄想はするけど、そんなスキルも無く手は止まったまま

出来ないことはいつまで逡巡してても出来るようにはならないだろうってことで、もう直接金属板をボディー裏側から貼り付けていく方法しか無理、ってことで

エポパテを内側に盛って、固まる前に金属板の羽根を差し込んで並べて行きます。

微調整をしつつ、きれいに並んだら瞬着で固定します。

ここから後はもう塗装後の画像ですが、

強度を出すため下側はさらにエポキシ接着剤で補強。

ルーバーはホント難しい。キレイに並んだと思ったのに、良く見るとガタガタ・・・・

接着剤のはみ出しも酷いが、こうやって斜め後ろから見た時の抜け感はうれしい。

なんか埃の糸くずみたいなのが・・・気にしません

羽根の角度が・・・・気にしません。

あくまでもこれは1/43スケールの模型です、離れて見れば気にならないと思いたいが・・・・

隙間も不均等だし、前傾角度も足りないような気がするし。

まあしかし、ここは上手く出来ないのは織り込み済みですわ。中が暗くなればもう少し目立たなくなるでしょうと言うことでやり直しはしません。

そこそこ満足してましたが、次の問題が・・・・

シャーシ側のバルクヘッドがルーバーの内側と干渉しそうな位置にあるやん。

試しに組んでみようと思ったけど・・・ルーバーがバキバキと壊れそうなので止めておきます。

このルーバー、エンジンルームの熱気を逃すためじゃなくてタイヤハウス内の熱気を逃すための物っぽい(ハッキリとは分かりませんが)ので、バルクヘッドで塞がれるのは変でもあります。バルクヘッドのほうを切り欠いて干渉しないようにしておきましょう。

あ、ボディーカラーですがルーバーの塗装もあって、少し研いだ後にさらに上塗りしました。クリアーレッドに黒少々で上塗りしてるんですがずいぶん濃い色になりました。もはや下地のメタリックはほとんど見えないくらい。
理想の色になりました。

(モノグラム1/43 ACコブラ289)

 

7月に観た映画

「1秒先の彼」

昨年だったか、「1秒先の彼女」という台湾映画が公開され観に行きたかったんですがタイミングが合わず観れず、その後配信とかでも観れてないんですが、これはその日本リメイクです。
男女を入れ替えてリメイクしたそうで、脚本はクドカンです。

何をやるにもみんなより1秒早いせっかち君の主人公・ハジメ。イケメンですが性格に問題があり彼女が出来ませんが、路上ミュージシャンの女の子と良い感じになります。

郵便局の窓口で働いていますが、いつも切手を1枚だけ買いに来る地味な女の子レイカ。

実はひそかにハジメくんを想っています。
レイカは何をやるにも人より1秒遅いのんびり屋さんで、写真を撮るのが趣味ですがいつもシャッターチャンスを逃します。

この二人に、ある日奇跡が起こります。

台湾版の宣伝文句だけで1秒のズレからドラマが起こるSFかと思ってましたが、そういうタイムトラベル的なSFでは無く、でも奇跡はSF的なやつが起こりますが・・・
オリジナルの男女を逆に入れ替えたのは正解だったようです。レビューによれば男が女を片恋慕してる場合、奇跡の間に起こることが割とヤバい感じになるっぽいですw

全体的にはラブコメです。京都を舞台にドタバタや恋愛模様が繰り広げられますが、クドカンの脚本が醸し出す前半のテンポ良く多めのセリフも京都弁が粋な感じで全然退屈しません。逆に後半ののんびりとした空気感も心地良いです。
今年観た映画の中でもかなり好きなほうです。

 

「交換ウソ日記」

タイトルからしてバリバリのスイーツ映画で、普通なら私はパスするところですがレビューの評判がやたらと良いので気になって観てみました。

友人宛の告白メモを勘違いして受け取った主人公が、勘違いと分かっても言い出すことが出来ず交換日記を続けるうちに、ほかの友人も巻き込みグループ交際のようになるがリアルでは別の関係性になり・・・・


と、まあ本当バリバリの恋愛スイーツ映画。行き違いから友人と仲が悪くなったりもしますがすぐ仲直りしたり基本的に悪い人は出てきませんし、驚く事件も鬱な展開も無く予定調和のようなハッピーエンドで安心して観れます。

正直、自分には物足りない映画ですがここまで徹底的にほんわかスイーツ極めてくれると逆に清々しくもあります。
映画の作りも丁寧で、ツッコミどころには事欠きませんがギリギリ納得せざるを得ない範囲で話が成立してるので不満感も無い。

あまり有名な女優さん俳優さんも出ていませんが、最初それほど魅力的でも無かった主人公たちが観終わる頃には可愛く見えてくる不思議。

さすがに60のオッサンは映画館の出入りもこっ恥ずかしくなるレベルでしたが、観て良かった映画です。

 

「セールス・ガールの考現学」

たぶん、初めて観るモンゴル映画です。

モンゴルとは言え遊牧民がテント生活するとか馬賊が闊歩するわけでなく、首都ウランバートルの現代が舞台で、アダルトショップでひょんなことでアルバイトすることになった女の子の青春映画です。

地味で親の希望通りに大学で原子力工学を学ぶ主人公ですが、アルバイト先のショップのオーナーに毎日売上金を届けるうちに、このロシア系の中年女性のオーナーとの交流で少しずつ大人として女として成長してゆきます。

ウランバートルはそれなりに都会で、映画の作りも現代的でロックミュージックの劇伴でモンゴル映画を観ているという実感は薄いです。韓国映画と言われてもそうかなと思ってしまうぐらい。
モンゴル語は中国語とは違って聞こえるし、ロシア語で話す人も多かったりするのが少し異国情緒を感じるぐらいかな、
映画は下ネタも多いですが発展国のパワーみたいなものを感じて、ああ日本はそのうちどんどん抜かされておいて行かれるんじゃないかなと、色んな意味で感じました。

主人公の女の子の成長ぶりも見事で、冴えない地味ッ子が最後はとてもチャーミングで素敵になります。初めてボーイフレンドと結ばれるシーンはアクシデントで台無しになりますが、幸福感で笑いが止まりませんでした。

是非、たくさんの人に観てもらいたい映画でした。

毎年7月は夏休み映画が増えるせいもあって観る本数減りますが、今年は良い映画に出会えました。

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ヤマハ ビーノ完成

2023-07-11 | 模型

タミヤの1/24、ヤマハ・ビーノ完成しました。

アニメ「ゆるキャン△」のキャラクター、志摩リンちゃんの愛車です。

とは言え、アニメに出てくるのを再現したわけじゃありません。

最近は3Dデータを利用してリアルなメカ表現をするアニメも多いですが、「ゆるキャン△」はゆるーいアニメですので・・・

いちおう、ビーノっぽいスクーターというだけで、実車とは色々違ってまして、完全に再現するのは技術的にも考証的にも無理があります。

調べたところ設定としてはしまりんは2008年型のビーノに乗っているらしいのですが、2008年型に同じような色は無く、アニメが放映された2018年の型にシアンパールという色があり、しまりんの愛車に近い色・雰囲気なのでそれがしまりん仕様と認識されているらしいです。

ちなみに熱心な「ゆるキャン△」マニアの中には実車を買ったり、さらにアニメに近づけるカスタムをする人もいるみたいですが・・・
しまりんは高校生の設定ですし、キャンプ・マニアであってスクーターのカスタムにお金をかけるとは思えないです。アニメが実車と違うのは作画の都合という解釈で良いかなと思うのですが。

タミヤのキットも、「ゆるキャン△」とは関係無いのですがこの2018年型のしかもシアンパール色をモデル化してます。本当に関係無いのか?

シアンパールということはパール入ってるのかなと思いますが、タミヤの指定はコーラルブルー、そうあのレイトンハウスの色として現存しているタミヤカラーです。自分もその指定に従いました。

アニメでは白?クリーム色?のようなヘッドライトカバー部分、黒のバックミラーですが実車はメッキ調です。
クロームメッキはアニメでは表現しにくいので避けたのでしょう、と解釈

メッキ調はガンダムマーカーのメッキシルバーEX

ガンダムマーカーエアブラシで吹き付け塗装してみました。

こんな風に、ガンダムマーカーをホルダーにセットして、風圧で吹き付けるだけ

普通のエアブラシのような洗浄とかは全く必要無いので楽と言えば楽 (使い方にはコツがいる)

ただ、吹き付けしなくともペン塗りでもムラになりにくく素晴らしいメッキ感になります。
今まで使ったメッキ調塗料の中でもベストですわ。

ただし触れば曇るのは他のメッキ調塗料と同様。塗装後の組み立てには神経を使います。

このキット、透明パーツは無くヘッドライトは銀で塗れと言う無茶ぶりですので穴開けて反射鏡とレンズをセットしました。カウンタックのレンズですよ。

ウインカーはシルバーに塗った上からクリアオレンジ塗ってますが、リアル感出ません。実は実車はクリアレンズでバルブだけオレンジなんですが・・・透明パーツに置き換える熱意は湧きませんでした。

小鹿ナンバーはご愛敬

デカールは相変わらずヘロヘロで、シルクスクリーンに慣れた43モデラーには厳しいものがあります。タミヤのマークフィット・スーパーハードというのを使ってみたけど全然馴染まないのにボロボロになります。剛力デカール軟化剤使ったら一発で凸凹にフィットしました。

ステップというか足載せ台の黒ラバー?はデカールだったんですが軟化剤でボロボロになったので黒筆塗りで誤魔化してます。画像では真っ黒で分からなくて良かった。

まあ本来、フィギュア・セットのおまけパーツなんですけどね、真剣に作り過ぎて疲れた。
クリアーコートする余力は無くなりました。

しまりんのフィギュアとも世界観が合わないかも。海洋堂から出てる志摩リンとバイクセットのキットだったら、アニメの雰囲気と近くなるんだろうなあ。

今回、唯一しまりん仕様に近づけたのは初心者マーク。

初心者マークのデカールはキットに付いていた。インストには貼り付け指示も無いんですけどね、やっぱりタミヤさん狙ってるでしょ・・・

なおこのビーノのキットにはちゃんとリアルなお姉さんのフィギュアが付きます。というかそっちが本体ですけど。
タミヤのお姉さんのフィギュアは色気無いんだよなあー

20数年ぶりぐらいにタミヤのキット作りました。前回作ったのはロータス・ヨーロッパが発売された時だったかな。
相変わらずだなと思うこともあり、20年の進化は感じないなと思うこともあり。これはスナップキットでは無いのですが、左右貼り合わせ以外はほぼ接着剤無しでも組み上がる精度の良さ、逆に色塗っただけでピン穴が嵌らなくなるシビアさ・・・

現在の中華キット、アオシマのキット、タミヤのキット、比べてみると全然違っててなかなか興味深いです。

(タミヤ1/24 キャンパスフレンズセットⅡ/ ヤマハ・ビーノ)

 

映画 「怪物」

シングルマザー(安藤サクラ)、一人息子の様子が最近奇妙で怪我をして帰ってきたり先生にひどい言葉を言われたと言うので虐待を疑って学校に怒鳴り込むが、校長(田中裕子)も教頭(東京03角田)も担任(永山瑛太)も平謝りするばかりで何があったか説明しようとしない

二幕では同じ事件を担任教師の立場から。
同級生と諍いを繰り返す少年を止めようとして怪我をさせてしまうが、学校は言い訳せずただ謝れと言う、学校から見れば母親はモンスターペアレントだし、説明すらさせてもらえずやがて辞職に追い込まれる担任にとって学校は魔境だ。

第三幕では同じ事件を子供視線から見ることになる。
そこには親にも教師にも想像しえない真相が・・・というストーリー。

校長の孫殺し疑惑や子供の放火疑惑、いじめや偏見、ネグレクト問題など入り乱れてタイトルにある誰が怪物か誰が悪者か、ちょっとしつこく悪者探しをするような展開。

同じ事件を別々の視点から見ると違って見える、というのは使い古された技法。「羅生門アプローチ」という言葉もあるぐらいで黒澤映画が原点とされてますが小説などではもっと前からありますよね。そもそも映画「羅生門」も、原作者芥川龍之介の「藪の中」の手法の借り物だし・・・

それはそれで面白くて良いんですけどね、いやそれほど面白くないのが問題かな。
「運命じゃない人」や「イニシエーション・ラブ」や「カメラを止めるな」とか別視点で描くことで超面白い映画いっぱいありますもんね。

映画はエンターテイメントですから面白いこと大事なんですが、出てくる人物が全部嫌な人に見えたり、映画に社会性とか問題提起を盛り込もうとしてドロドロな関係性にしたら面白さ半減です。

是枝監督と言えば社会問題を孕む事件を扱いながらも、ヒューマニズムを感じさせるほっこりとした感動場面があったりして救われるのですが、今回は脚本が別の人だからか
単なる悲劇に終わってしまって、感動出来る場面も無いし前半の面白さも後味の悪さで台無し。

でもまあ、カンヌで脚本賞なんですよねー
カンヌの受賞作って正直あんまり面白いの無いですけど、そういうことですかね。

あと、LGBTQに関する賞も貰ってましたけど、何が評価されたのかさっぱり分かりません。
LGBTQの子供はあの世で幸せになって下さいという映画ですよ、むしろヤバくないですか?

 

 

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