最終組み立てに向けて準備をして行きます。
フロアパネルにミッション、リアサスが一体になっているものを接着。
車高決めのためにタイヤを仮付けしてます。
1mm厚のプラバンで車高を決めています。
フロアパネルとミッションとボディーの3つの組み合わせは何度も試して問題は無いと思ってましたが、いざフロアパネルとミッションを接着してしまうと、ボディーをフロアパネルに合わせられなくなってしまう。
サスアームと干渉するのだ。
当たる部分を削っていると、
塗膜が欠ける・・・・・
どんどん壊れていく段階なのだ。しゃーない。
リアの車高を決めたら次はフロントなんだけど、フロントはボディーに差し込む方法にしたのでどうやって強度を確保するか?
フロント・サスのロアアームは左右繋がっていたエッチングパーツ(ゼツモ製)を切り離したので、差し込み部分がこんなに長いままです。
これを利用して強度を確保しましょう。
こんな風に中にステンパイプを仕込んで、差し込み式ながら実質は左右連結式と同じ強度になるようにします。
ただ、このパイプを仕込むとノーズ下部分のフロアパネルが干渉してしまいます。
後方は削ることで干渉を避けられますが、前方はサス穴の位置が低いこともあり削っただけでは無理なので思い切って切り離してしまいます。
(本当はサス穴は前後同じ高さのはずなんですが、まあちょっとしたミスでしょう・・・・)
43カーモデルは裏に関しては全く再現しなくても良いという不思議な不文律がありますから、見えなきゃ底が抜けていても全然問題無いです。
切り離した部分はパイプに干渉しなくなるまで削ってボディー側に接着しておいても良いですしね。
サスアーム仮付けしてみた。問題は無いんじゃないかな。
実は実車はフロントサス、特にアッパーアームはかなり上反角が付くんですが、これはほぼ水平です。
ちょっと、直す方法が見つからないので上反角は無視します。今の段階ではどうしようもない。
サスアーム付け根付近のディティールはゼツモ製パーツが役に立ちますけど・・・・
タイロッドの付け根部分、上のほうがゼツモ製パーツ。
非常に繊細なパーツで悪くないんですが、差し込み部分もエッチングの二枚板なのが気になります。
金属パイプとジャンクのコの字型エッチングで作り直してみたのが下のほうのヤツ。
3倍はありそうな大きさになってしまいましたが・・・・
ゼツモ製のサスアーム付け根のブラケットのパーツがオーバースケールな無骨さなので、バランス取れて良いんじゃないかな。
諦めと妥協とタッチアップの嵐で完成へと突き進みます。
(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )
映画
「哀愁しんでれら」
市役所で働く小春(土屋太鳳)は幼い頃に母親が出て行って片親家庭ながら自転車店を営む父と高校生の妹、祖父の4人で平凡に暮らしていたが、ある夜祖父が倒れたことがきっかけであらゆる不運が一度にやってきて不幸のどん底へ。
そんな時、妻に先立たれた子持ちのイケメン医師(田中圭)と知り合い今度は一気に幸せの頂点へ・・・
優しくて金持ちでイケメンの彼氏、女の子もすぐに懐いて二人の結婚を祝福してくれる、そんなシンデレラ・ストーリーが後半一気に暗転して行く。
これは一種の不条理劇と言うんでしょうか、あるいはダーク・ファンタジーかも知れません。
面白いのですが、かなり悪趣味な映画なので人には勧めにくいかもです。
でも土屋太鳳をはじめ主要キャストの演技は素晴らしい。
特に、子役のCOCO、いろいろ凄かったです。
あと、主人公の妹役の山田杏奈はカワイイ。
この映画で笑うっていうのは変なような気がしますが、ブラックユーモア満載なので笑って良いのかも知れないです。色々と小ネタやパロディーも分かりにくく仕組んであるようにも思えます。
例えば、太鳳と田中圭が食事中に夫婦喧嘩するシーンで、その最中に太鳳が焦げそうな焼き肉を裏返して田中に怒鳴られるんですが、これって「フードラック」観てないと笑いどころだって分からないでしょうねー
というか、笑いどころなのか?
全てが分かりにくい、ミステリーじゃないので事件の真相も分からずじまい、特にラストは現実なのか非現実なのかさえ分かりません。でも面白い。不思議な映画でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます