とりあえず、完成しております。
先月末に母が心臓の手術を受けまして、バタバタしておりました。
自分は基本的には自宅待機でしたので時間はいくらでもあったんですけどね、やっぱり落ち着かないと模型作りは手が付かないですわ。
幸い、コロナ禍でも一日一回は面会出来る病院でしたので集中治療室から一般病棟に移ってからはなるべく病院へ通ってます。
病院の近くに映画館が多いので、映画をたくさん観れるのはラッキーでした。上映中でも携帯の電源切れないのはプレッシャーでしたけどねw
手術は色々大変だったようですが無事に成功でしたので、だいぶ落ち着きました。
執刀の医師の神技に感謝です、限られた時間で人間の臓器を切り貼りして直してしまう外科医の先生って物凄く手先が器用なんでしょうね、私なんか模型作ってても自分の不器用さに泣けてきます、人の命を預かる医者じゃなくて本当に良かった・・・
えー
最後に付けたパーツはホイールのセンターナットでした。
もう、こんなパーツ自作してたことすら忘れてしまってましたが、そういえば苦労してたな・・・・
取り付けてみるとなかなか雰囲気出てて決まってます。報われた気持ちです。
が、その他の自作パーツはどれもこれも完敗だな・・・・
ミッションエンドのリブも自作、アンダーパネルを突き抜けるジャッキアップポイントも自作、リアウイングのバーもクランプも自作ですが最終的に接着剤でべたべたと貼り付けるしかなく、ぐちゃぐちゃになってしまったよ・・・・汚れ隠しに黒や銀で塗りつぶしておいたけど、恥の上塗りってやつですな・
フェラーリF1初のフルカバーのカウル、とはいえミッションやショックアブソーバ、スタビライザーなどはチラ見えするので頑張って作り込んだんですが、ほとんど見えなくなっちゃったよ・
でもまあ、大した出来じゃないので見えにくいほうが正解かな。
コクピット回り。
ウインドシールドはキットにもディティールアップ・パーツにも付属してなかったので自作です。小指の爪を切った程度の小さなバイザーです、切り出して貼るだけで二日掛かりましたw
落っことして探すのに二時間とかね、
ミラーはゼットモデル製のアルミ挽き物ですが付けて見ると実写と雰囲気だいぶ違う。ステーの取り付け角度がいい加減だったのと、そもそも取り付け穴の場所が低すぎた!
そのせいでどう直しても見難そうなミラー角度になってしまう。
今から穴を開け直す根気は無いので、このままで我慢します。
ロールフープはイモ付けです。電気系統のコードとか、タンクの空気抜きパイプとか、キルスイッチのフックとか、とにかく全て自作するしかない。
ちなみに、シートは底に「ひっつき虫」を付けて固定しています。ガッチリ接着してしまうとネジ止めしてあるアンダーパネルと上半身がバラせなくなることが分かったのでね。
まあよっぽどのことが無い限り、もう上下分解するつもりはございませんが。
と言う訳で、すべて完了です。
終わってみるとあちこちタッチアップだらけだし、歪んでるし塗装のツヤも今イチだし、もう敗北感しか無いですね。
ホント、失敗だらけで落ち込みますが、それは失敗した場所を知っていて拘っているからなんでしょうね・・・・
頑張って上手く行った作業もあった筈なので、時間が経てばこんな失敗作にも愛着が湧いてくることでしょう。
何はともあれ、楽しんで作れてたので良しとしましょう!
ちゃんとした完成画像は、もうちょっと落ち着いたらキチンと撮って挙げますので、しばしお待ちください。
( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )
さてさて、映画はいっぱい観てたので備忘録記しておきましょう。
「ブレイブ ー群青戦記ー」
スポーツの名門高校が、敷地ごと戦国時代にタイムスリップ!
「戦国自衛隊」とか、ドラえもんとかにあるような良くある設定ですな。
ポイントはスポーツ選手が特技を生かして戦国時代に大活躍!っていう映画だと思うじゃないですか。
主人公の真剣佑と山崎紘奈は弓道部だし、そのほか剣道部とか薙刀部とか、武術が通用しそうだし、体力自慢のアメフト部や陸上部もいますし。
予告編だと、そういうお気楽なファンタジーかと思ってたら、全然違った!
タイムスリップするなり、突然現れた荒武者どもに片っ端から惨殺されてしまいます。
割とシビア系のサバイバル映画でした。
一応、野球部はティーバッティングで火球を敵陣に打ち込むとか、少しは工夫ありますけど、アメフト部なんか体当たりで戦おうとするし、いくらなんでも武装した武者相手に無理でしょ・・・・って感じで、ちょっと醒めてしまいます。
ファンタジーならもっと色々、現代の知識や道具で工夫して戦国武者をギャフンと言わせて欲しいし、リアルにやるんならスポーツとか無理に取り込まないほうが良いよねと思っちゃいます。
そのへんの演出も含めて、脚本が今イチ練り込まれてなくて自分としてはなかなか入り込めなかったんですが、ネットの評判など見てみますと迫力ある戦闘シーンなど高評価なようで面白かったという意見が多いみたいです。うーん、自分の感想は一般とは違うなー。
タイムトラベル物に付き物の歴史改変やそれに伴うどんでん返しなどもありますが、ストーリーの練度はそれほど感じなかった・・・・
マンガ原作なので設定やストーリーは既定のものなので仕方ないですが、これだけ迫力のある表現を出来るなら、原作を改変してでもしっかりした脚本で骨太の作品に仕上げて欲しかったなと思いました。
主人公を助ける武将・松平信康、のちの徳川家康ですが演じるのは在りし日の三浦春馬さん。
最後にカッコイイ役で良かったですねー。
もう一本、ある意味似たような映画なんですが、
「モンスターハンター」
人気ゲームの映画化ですね。
私はゲームはほとんどしないので詳しくありませんが、このゲームは10年ほど前ですかね、大人の友人が皆ハマってましたので色々聞かされてました。
最初から異世界のキャラになるゲームと違って、映画はアメリカ兵のチームが砂漠で異世界に引き込まれるところから始まります。
なので、ストーリーはこの世界は何なのか?どうしたら元の世界に戻れるのか?という所が焦点でして生き残るためにモンスターと戦うのであって、異世界でモンスターを狩りまくるのが目的のゲームとは基本的に違います。
現代から持ち込んだ銃器類はバカでかいモンスターにはほとんど通用しません。
いちおう実写映画なので物理的にあり得ないほどデカい剣を振り回してモンスターをバッサバッサと切りつけるのは不自然なので、まあまああり得る大きさの武器に魔法的な力や毒を合わせてモンスターをやっつけます。
このへんの落としどころは上手いと思いました。実写の場合、あまりファンタジーに振ってしまうと緊張感無くなるし、リアル過ぎるとゲームの世界観を全く再現出来ないし、ちょうど良い塩梅でアクションを成立出来ています。
結局、ゲームのファンには全く受け入れられないものになっているみたいですけどねw
どんな作品でも、原作厨というのは文句しか言いません・・・・
受付嬢役は、「ブレイブ」にも出ていた山崎紘奈
「チアダン」に出ていた頃から気になる女優さんでしたが、ハリウッド映画にも出演とはいよいよブレイクでしょうか?
猫の料理長も登場
いずれもゲームでは人気のキャラなので欠かせないのかも知れませんが、顔見せだけでほとんど活躍の場面もありません。
ま、ミラ・ジョボビッチとトニー・ジャーを堪能する映画でしたね。モンハンの世界を堪能するには全然足りないと思いますが、それでも一時間半全然退屈せずに楽しめたので良い映画だと思います。
続編もある終わり方でしたので、次はモンハンの世界観を緻密に描いて各キャラを引き立てるような感じにしてくれると、シリーズとして面白いんじゃないかと思います。
どこを自作したかわからないくらい自然に付いているんだと思います、自分は独りよがりで自作パーツだけ浮いているなんてことがしばしばです。
お母様はまだまだ心配だと思いますが早く退院できると良いですね。趣味って時間があっても気持ちに余裕がないと手が付きませんからね。
ありがとうございます。
基本的にはほとんどのパーツが自作かゼットモデル製パーツなので元パーツと違和感を感じる部分は無いんですが、かと言って「ほぼ素組」で組み上げた完成品などと比べてみても、それほど手が込んでいるように見えないので、何だかガッカリなんです。
母は今週退院なので少し安心しています。
それとお母様の手術が無事成功したとのこと、一安心ですね。私は父母とも特にどこか悪いところはないものの高齢なので昨今の移動の不便さには閉口してます。いざという時に何もできないので。
で、156/85、敗北感なんて持たなくていいですよ、完成させたら勝者です。
ありがとうございます。
母は、入院の機会に色々と検査を受けましたらまだあちこち悪い所があるようで、しばらく治療が必要なようですが、まずは心臓の問題をクリアしたので退院して体力作りですね。
いつも完成後は敗北感です。反省点が多過ぎるのもありますが、越えられない壁のようなものを感じています。でも、それが無かったら次に挑戦する楽しみも無いんだと思います。