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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

フロント・サスとか、ウイングとか

2021-03-16 | Ferrari 156/85B

ちょっと前に「台座作り」って題で記事を書いてたんだけど、よく見たら台座作りについてほとんど書いてなかった。
いつも適当に題を付けてから書き始めて、書いてるうちに書こうと思ってたことが変わっちゃって違う事書いてたりするんですよね。

で、その台座ですが、タメオのキットを作り始めた頃からタメオの箱にちょうど収まる台座を手作りしてます。75mm x 114mm ぐらいですかね。
展示するには狭苦しいのでちょっと大きめの市販のキレイな木製台座が良いと思いますが、コレクションしておくには小さくて元箱に収まるのは便利ですからね。

保存用とはいえ、多少は見栄えするようにサイドは斜めカットにして、少し丸みを付けたりもします。
最初の頃は適当な木材から作ってたんですが、少し高級な木が良いかなとか思っちゃって、これはツゲか何かなんだけど、硬くて加工しづらい!
ノコギリで切り出して斜めカットとかはカッターナイフとカンナで、電動工具は一切使わないでやってますが、柔らかい素材じゃないと厳しいっすね。

高級だとか関係無くて、木目のキレイなのが好きなんですけどね。
今回はサイド部分にだけオイルステインのマホガニー色を塗っています。もうちょっと薄い色のほうが良かったかな。

F1マシンはレギュレーション変更のたびに大きくなっていき、近年のマシンはもうこの台座には収まりませんね。

さてキット製作のほう、現在の状態ですが・・・・

前回作っていたブレーキダクトですが全然ダメダメ
カタチが違うことは諦めてたんですが実際に取り付けてみたらサスアームに干渉しまくりでどうにもならない。
元のメタルパーツが全然違う形だったのはタメオが考証不足だったわけじゃなく、太いメタル製のサスアームをクリアするための妥協形だったのね。

仕方ないので削りまくって小さくしたりサスアームのほうも削ったりして、どうにか無理矢理収めた感じです。

プッシュ・ロッド、タイ・ロッドも取り付けてどうにかフロント・サスペンション周辺組めました。「どうにか」と一言で書くけど車高出ししながら左右バランス取りながら干渉避けながら、少しずつ接着していくのは時間が掛かりました。

本来ならサスアームもブレーキダクトも作り直すべき状態なんですが、さすがにここまで来てやり直す気力もありません。今の自分の精いっぱいだという記録としてこのまま行きます。

完璧には程遠いけれど、ここまで出来れば完成は目前ですね。

とか言いつつ、右アッパーアームのモッコリ具合が気に入らないので、この期に及んでガシガシ削ったりして
筆塗りで塗り直すハメに・・・
何のために少しずつ確認しながら色塗りながら進めてきたんだよと思う
こんなんだったら始めから戦車みたいに全部組んでから色塗るやり方で良かったんでないのとさえ思っちゃうよ・・・

サスはグニャグニャ、バランスは怪しいしカタチは変、オマケにタッチアップの嵐

何でこうなっちゃうんでしょうねえ・・・

まあ、どんな方法であれ少しでも良い完成品になればと思ってやってますよ。好きで下手くそ自慢している訳ではありません。

ちょっと作業は戻りますが、フロント・ウイング

ゼットモデルのディティールアップ・パーツのメインパーツとしてありましたが、あえてメタル一体式のキットパーツをそのまま使います。
ウイングの厚みとか、フラップの重なり具合が、メタルパーツのほうが良く表現出来ていると思いましたんで。
翼端板だけエッチング製に替えても良かったんですが、薄々しておけばメタルのままでも良いかなと。

まあここは楽させてもらったとも言えますw

リア・ウイングもデカール貼り終了

あれ、画像で見るとシルバリングがひどいな・・・
何やっても詰めが甘いっすね。反省しながら、完成まであと少し。

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画
「すばらしき世界」

殺人で20数年間を刑務所で過ごした元ヤクザ・三上が、今度こそは堅気で生きていくと誓いながらも生き方を変える難しさに悩みます。

主人公を演じるのは役所広司、さすがに上手いですね。

ありがちなストーリーですが、普通だと実は誠実な主人公が社会の偏見に押しつぶされ・・とか、またはヤクザとしての矜持を捨て切れない男が任侠の世界へ舞い戻るなんて話になりそうなところを、この映画はずいぶん違った設定だったり展開だったりします。

身元引受人になってくれる弁護士や生活保護課の職員、近所のスーパーの店長など周囲の人々は良い人ばっかり

主人公の社会復帰を取材しようとする記者も、やがて三上の人柄に惹かれて行く。

ただ長澤まさみが演じるTVプロデューサーだけは俯瞰で三上という人間を見ています。
テレビ的に面白い素材かどうか
それは、映画を観ている観客の目線でもあるのかな?

昔世話になった親分を訪ねたりしてなかなか社会復帰出来ずにいる三上だが、周囲の助けもあってようやく真っ当な人間として生活を始めますが・・・・

面白い映画でした。
私は反社の人間を理解しようとは出来ない人間ですが、この三上という男には同情せざるを得ない。
彼は一本気な性格で、悪いヤツ・道理の通らないことを許すことが出来ず、義憤で暴力に訴えてしまうことに疑問を抱けない人間です。

おそらく成長過程における環境で脳障害があるだろうことが映画の中でも説明されていました。ただ、彼の正義は間違っているとは言い切れないんですよね。

そんな人間が生きていくために妥協しなければいけない世界
タイトルの「すばらしき世界」それはこの現世のことなんだろうか?
そんな風に考えざるを得ません。

先に観た「ヤクザと家族」と似た設定の映画ですが、問いかけることが全然違うというのも興味深いですね。

西川美和監督の映画はどれも楽しめる展開ながらも答えのない問いかけに満ちていて面白いです。
どの作品でも映画賞を受賞しているようで玄人受けは良いんですが一般にはそれほど観られていない気もしますが、もっと大衆にも評価されて良い監督だと思います。

今作も評判良いみたいで、また色んな賞をもらったりするんですかね。
自分的には今のところ今年一番かなと思いますが、ハッピーとは言えない終わり方なので、これを超える映画が無いと残念です。

 



2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ワタナベ)
2021-03-17 11:09:01
思い返せば F1 は 126C2 以来手を付けてませんけど、何しろ足回りが丸見えなので難しいですよね。
何度も仮組みしたはずなのにいざ接着の段階になると全然違う取り付き方になったり。

本題とは違いますけど、リアウィングのパイプ、かっこいいです。ここはそのまま取り付いて欲しい w
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Unknown (おひつじ@tak)
2021-03-17 15:57:40
>ワタナベさん
足回り、比較的新しいタメオのキットだったらそのまま組めば精度も高いしエッチングのお陰でカッチリ仕上がるんですけどね、
古いのを自分でどうにかしようとすると途端に破綻します・・・
サスベースを追加するだけで精度が狂ってきますからねえ、アップライトやブレーキダクトまで手を入れるともうダメですわ。
リアウイングのステーのパイプ、苦労したので上手く行けば幸いです。実車はカーボン製なのですが敢えて金属地のままにしてメカニカル感出そうかなと思います。
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