Sunday Song Book #1284

2017年05月21日 | Sunday Song Book

2017年05月21日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. パレード / 山下達郎 "ナイアガラ・トライアングル" "オーパス" '76
2. DOWN THE RIVER BOOGIE (SINGLE Ver.) / POTLIQUOR '71
3. WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT / BARRY MANN "LAY IT ALL OUT" '71
4. DON'T BE AFRAID / RONNIE DYSON "LOVE IN ALL FRAVORS" '77
5. BODY LANGUAGE / PATTI AUSTIN "BODY LANGUAGE" '80
6. FOR YOUR LOVE / ED TOWNSEND '58
7. SUMMERTIME BLUES / BLUE CHEER '68
8. LIFT THIS HURT / CHOSEN FEW '71?
9. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。ツアーは順調に推移しているという。最近は週末にライヴがあるため、週明けに番組を録るのでオンエアまでに時間が空いてしまう。今回は5月11日(木)、12日(金)のNHKホールが終わったところで収録しているとか。今週は5月27日(土)、28日(日)が広島上野学園ホール。また週末のライヴなので来週の放送も前倒し収録になる。「1/3が過ぎました。お陰さまで今年は割と調子がいい。やはり冬じゃなくて(笑)、暖かくなってツアーやって正解だった。そういう感じでございます」と達郎さん。

・「棚からひとつかみ+リクエスト特集」
番組は「棚からひとつかみ」と「リクエスト特集」を交互にオンエアしているが、今週はミックスして「棚からひとつかみ+リクエスト特集」。

・パレード
季節柄なので「パレード」にリクエストが集まった。1976年のアルバム『NIAGARA TRIANGLE』から。

・DOWN THE RIVER BOOGIE
ポットリカーはルイジアナ出身の4人組のロック・グループ。1971年のファースト・アルバム『FIRST TASTE』の1曲目「DOWN THE RIVER BOOGIE」、アルバム・ヴァージョンは途中でカットアウトして次の曲になるので、今日はオリジナル・シングルからリマスタリングしてデジタル・プロセッシングした音源。

・WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT
達郎さんが最も尊敬するアメリカの偉大なるソングライター、バリー・マン。1971年のアルバム『LAY IT ALL OUT』から2曲目「WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT」。B.J.トーマスとかデルフォニックスとかいろんなカヴァーがあるけれどバリー・マンのヴァージョンに勝るものはない、と達郎さん。『LAY IT ALL OUT』は傑作アルバムだが不運なことに発売当時はヒットしなかった。チャールズ・ラーキー、ダニー・クーチ、ジョエル・オブライエンにバリー・マン自身のピアノ、キャロル・キングがもうひとりピアノで参加している贅沢なトラック。

・DON'T BE AFRAID
ロニー・ダイスンは達郎さんの大好きな黒人シンガー。トム・ベルとの仕事が有名だが、1977年のアルバム『LOVE IN ALL FLAVOURS』は元インデペンツのマーヴィン・ヤンシーとチャック・ジャクソン(ナタリー・コールの元夫)のプロデュース。そのアルバムからシングル・カットされた「DON'T BE AFRAID」。全米ソウル・チャート30位。「シカゴの録音。シカゴの風が吹いております。素晴らしい」と達郎さん。

・BODY LANGUAGE
パティ・オースティンの1980年のアルバム『BODY LANGUAGE』はクリード・テイラーのプロデュース。マッスル・ショールズでのレコーディング。シングル・カットされたタイトル・ソングの「BODY LANGUAGE」はアイザック・ヘイズの作品で全米ソウル・チャート45位。「ロジャー・ホーキンスが珍しく右側16ビート。ジェームズ・ギャドソンのようなタイコでございます。でもうまいわ(笑)。こういうのやらしても」と達郎さん。

・FOR YOUR LOVE
ソングライターとして有名なエド・タウンゼント。1970年代あたりは自分の作品でいい作品を残している。息子さんはSURFACE(サーフィス)のメンバー。1958年、全米13位、R&Bチャート7位の「FOR YOUR LOVE」。

・SUMMERTIME BLUES
昨年胃がんを患い、切除してなんとか生還したという豊中市のペンネーム、スナフキンさんからの質問とリクエスト。スナフキンさんは日曜日に仕事があることも多いけれど、タイムフリーで番組を聴いたり、この春大学を卒業した娘さんがたまにデートしてくれることが楽しみになってるとのことで、「達郎さんは娘さんとデートされることはありますか?」という質問。
「くれぐれもお身体お大事に。わたしは娘とはよく食事をしますし、話もしております(笑)。自由業の強みです」達郎さん。
ブルーチアはサンフランシスコのロック・トリオ。「いわゆるヘビー・メタルの始祖、発祥に近いと言われてますが、単に音がでかいだけじゃねぇか、そんな気も致します」と達郎さん。いわゆるワンヒット・ワンダーで「SUMMERTIME BLUES」はエディ・コクランのカヴァー。1968年、全米14位。

・LIFT THIS HURT
達郎さんが最近買ったシングル。チョーズン・フューは同名のグループがいくつか存在するが、こちらはシカゴのグループ。実体は全然わからないとか。1970年前後のレコーディング。「LIFT THIS HURT」はエルヴィン・スペンサーというソウル・シンガーの作品。「'70年前後のシカゴの風が吹いております。タイロン・デイヴィスふうなグッドなナンバー」と達郎さん。

・ツアー中に地方の名物を食べたりしますか?
宇都宮市の超常連のリスナーから「先日の放送でツアー中は観光はしないとお話されてましたが、名物は食べに行くのですか?」という質問。
「行きません。そんな暇ありません。うふふ。メンバーは盛岡行ったら午前中からわんこ蕎麦行って大騒ぎしておりましたが、こちらそんな暇ありません(笑)。前の日の録音を聴いて、いろいろとチェックして。そういう真面目にやっております。年取ってどんどんどんどん(笑)、真面目になっていくという感じでございます。かなり規則正しい生活で生きております。ですので家に帰っても規則正しい生活。こんな石部金吉でどうすんのか、という感じが致しますが。まぁ、でもライヴにいらして下さるお客さんのためにすべてでございます。なんかかっこよすぎたりしますね。でもね、しょうがないです、やっぱり。へへ。真面目です」と達郎さん。

・片想い
1991年のアルバム『ARTISAN』から「片想い」は5月が歌詞に出てくるのでリクエストが集まった。

・番組の終わりに
「もう来週、5月最後の日曜日でございますね。東京はなんか寒かったり暑かったり。すごく不安定で一日の温度差もすごく大きい日が続いておりますので、春先はそういう季節ですので体調が不安定になりがちでございます。みなさま、お身体くれぐれもご自愛ください」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年05月28日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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