Sunday Song Book #1579

2023年01月15日 | Sunday Song Book

2023年01月15日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎 "ソフトリー" '22
2. YOU WERE MADE FOR ME / FREDDIE & THE DREAMERS '63
3. JUST WANT TO BE WITH YOU / LIFESTYLE "LIFESTYLE" '77
4. GHETTO CHILD / THE SPINNERS '73
5. LET ME LOVE YOU / JEFF BECK "TRUTH" '68
6. QANTAS 107 / COL JOYE & THE JOY BOYS '65
7. GIVING UP ON LOVE / JERRY BUTLER '64
8. ヘロン / 山下達郎 '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
今日は新年になって最初の収録とのこと。本日から2023年の最初のサンデー・ソングブック。1月9日に郡山のけんしん郡山文化センター 大ホールで行われた振替公演は無事に終わって、残り7本になった。次は中野サンプラザの延期分で来週1月25日(木)、26日(金)。その後、誕生日を超えて、2月6日(月)、7日(火)は札幌文化芸術劇場 hitaru。70歳代最初のライヴになる。

・棚からひとつかみ+リクエスト
正月はのんびりできたのでレコードの整理、それから買って全然聴いてないレコードもかなり整理できたとか。なので今週は本来のサンデー・ソングブックならではの割とオタクなプログラムでやろうとしたが、山のようにお便りが来て、読むので一苦労だったが、先週今週はスケジュールが割と楽なのでチェックして、リクエストが来てたので、今日は「棚からひとつかみ+リクエスト」。ちょっとだけリクエストに応える。

・LOVE'S ON FIRE
2022年6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』に収録されている「LOVE'S ON FIRE」が1月5日(木)スタートのテレビ朝日系の木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜日よる9時放送)の主題歌としてオンエアされている。西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんが刑事に扮して様々な難事件に臨むというドラマ。たくさんリクエストが来てるそうだ。今週は番組用に作ったTVサイズ。

・YOU WERE MADE FOR ME
フレディ&ザ・ドリーマーズはマンチェスター出身のフレディが率いるヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1963年、全英3位、アメリカは少し遅れて1965年、全米21位の「YOU WERE MADE FOR ME」。

・JUST WANT TO BE WITH YOU
ライフスタイルはニューヨークのリズム&ブルースのヴォーカル・グループ。ただ一枚のアルバム、1977年の『LIFESTYLE』。ニューヨークでのレコーディングだけれどプロデュースはビリー・ジャクソン、フィルデルフィア・ソウルのテイストが入ってる。A面1曲目の「JUST WANT TO BE WITH YOU」。

・GHETTO CHILD
トム・ベルが亡くなった。享年79歳。以前特集したことがあったけれど、また改めてやってみるかな、と達郎さん。今日はスピナーズの「GHETTO CHILD」。1973年、全米ソウル・チャート4位、全米でも20台まで上がったスマッシュ・ヒット。「この歌が私好きでですね、よく聴いておりました」と達郎さん。
曲をかけ終えて。
「山岸くんが20台でいいんですかって。いいんだって。口開けて喋んのめんどくさいんですから、ジジイになると。滑舌悪いし入れ歯でもないのに」と達郎さん。

・LET ME LOVE YOU
音楽関係でいちばん大きかった訃報。ジェフ・ベックが亡くなった。78歳だった。「ジェフ・ベックはそこら中で特集が組まれるし、いろんな方が触れると思います」と達郎さん。達郎さんが高校時代に初めてジェフ・ベックを聴いたのはジェフ・ベック・グループの1968年の『TRUTH』。このアルバムを散々聴いて、高校の学園祭に村松邦男さんがやってたアマチュア・バンドを引っ張ってきて、ジェフ・ベック・グループの「LET ME LOVE YOU」を演奏した。そんな思い出の曲を今日は追悼でかけたいとのこと。この時代のロッド・スチュワートのヴォーカルが素晴らしい。あと達郎さんはミック・ウォーラーが好きなんだとか。ジェフ・ベック、ロニー・ウッド、ミック・ウォーラー、ロッド・スチュワート、第一期のジェフ・ベック・グループからオリジナル・チューンの「LET ME LOVE YOU」。
曲をかけ終えて。
東芝、ユニバーサル、ワーナーの社長を歴任された石坂敬一さんと達郎さんが食事したときに「石坂さんはどなたがミュージシャンとしてお好きですか?」と尋ねたら、即座に「ジェフ・ベック」と言ったのが、すごく記憶に残ってます、と達郎さん。

・『ウサギ』で棚からひとつかみ
来週22日は卯年にちなんで「『ウサギ』で棚からひとつかみ」。結構おもしろいのが揃ったという。まだ海外にオーダーかけてる最中なので、届かなかったら再来週に持ち越しで、そのときはレアな音源満載の「棚からひとつかみ」を予定しているそうだ。来週は前倒し収録なのでリクエストはたぶん間に合わないかもとのこと。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
RCA時代のカタログ8作品をアナログ盤とカセットで再発することになった。76年から82年までの作品を『FOR YOU』から遡るかたちで順次発売。第一弾は5月3日。
5月3日に『FOR YOU』。
6月7日に『RIDE ON TIME』。
7月5日に『MOONGLOW』と『GO AHEAD!』。
8月2日に『SPACY』と『CIRCUS TOWN』。
9月6日に『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。
5ヶ月連続リリース。
詳しくは山下達郎RCA/Airイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

今回はオリジナル仕様の1枚組。レコードのカッティングの技術が上がってきたので1枚ものでもかなり肉薄しているとのこと。ムーン・レコードのカタログも将来的には1枚もので再発する考えとのこと。

・QANTAS 107
新春放談でオンエアした音源はオリジナルを聴かないとわからないような世界でもあったので時間内で何曲か。まずは宮治さんの選曲でジョイ・ボーイズの「SOUTHERN 'RORA」。鉄道のインストが日本発売のときには飛行機になっていた。コル・ジョイ・ウィズ・ジョイ・ボーイズの「QANTAS 107」というオーストラリアの航空会社のインストに変わってしまった。広島の達郎さんがお世話になってるレコード・ショップ、COOL HANDの竹内さんから連絡があって、コル・ジョイ・ウィズ・ジョイ・ボーイズは1965年当時、ヴェトナム戦争の慰問をやっていたという。日本にも来ていてキング・レコードで「SOUTHERN 'RORA」を再レコーディングして、飛行機のS.E.を入れたという背景があるそうだ。キング・レコードで1965年に日本発売され、日本レコーディングなので他に音源が存在しない。オリジナル・アナログ盤でしか聴くことができないことになっている。本来はジョイ・ボーイズだが日本盤はコル・ジョイ・ウィズ・ジョイ・ボーイズの「QANTAS 107」になっている。

・GIVING UP ON LOVE
もう一曲。先週オンエアのアキ・アレオンの「GIVING UP ON LOVE」のヒットしたほうのヴァージョン。ジェリー・バトラーの「GIVING UP ON LOVE」。1964年、R&Bチャート56位。
曲をかけ終えて。
「ゴッテラー、ゴールドスタイン、フェルドマン。The Strangelovesのトリオのいいトラックでございます」と達郎さん。

・ヘロン
最後はリクエストで「ヘロン」。時間まで。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年01月22日は、「『ウサギ』で棚からひとつかみ(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp

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