SOUND AVENUE 905 Motoharu Radio Show #09

2015年12月02日 | Motoharu Radio Show

2015/12/01 OnAir - 1st. Week - 元春が選ぶ2015年の新作アルバム
01.Foo Fighters:My Hero
02.The Strokes:All the Time
03.Stereophonics:Have a Nice Day
04.James Taylor:Today Today Today
05.James Taylor:You And I Again
06.Richard Thompson:Beatnik Walking
07.Iron & Wine & Ben Bridwell:This Must Be the Place
08.佐野元春:ジュジュ(Live@東京国際フォーラム)
09.Brian Wilson:The Right Time (feat. Al Jardine & David Marks)
10.ELO:When I Was a Boy
11.Frankie Miller:Play Something Sweet (Brickyard Blues)
12.Stevie Ray Vaughan & Double Trouble:Couldn't Stand the Weather
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■内容の一部を抜粋
佐野元春 : こんばんは佐野元春です。この番組は東京赤坂TBSのスタジオからお届けしています。今週もやってきましたMotoharu Radio Show。待っていてくれたみなさん、どうもありがとう。今夜は僕が気になるアーティスト、ジェームス・テイラー、エレクトリック・ライト・オーケストラ、そしてリチャード・トンプソン、ほか今年出た新作アルバムからの曲を集めてみます。火曜の夜はMotoharu Radio Show。DJ、佐野元春でお送りします。

・My Hero
フー・ファイターズの「My Hero」。メンバーのデイヴ・グロールがステージ中に客席に落ちて骨折というアクシデント。にも関わらずギプス装着のままステージを続行という男気を見せて話題になった。

・All the Time
ストロークスの「All the Time」。「ニューヨークのバンド。ちょっと斜に構えた洒落っ気があって僕は好きです」と元春。

・Have a Nice Day
ステレオフォニックスの「Have a Nice Day」。「英国ウェールズ出身、ヴォーカルのケリー・ジョーンズを中心としたスリー・ピース・バンド。メロディ、リリック、ビート、どれをとってみてもごきげんですよね」と元春。

佐野元春 : Motoharu Radio Show。今夜は2015年、今年出た新作アルバムから、僕が気になるアーティストの曲を集めてみます。まず選んだのはジェームス・テイラー。新作が出ました。'70年代のシンガー・ソングライターですよね。僕も十代の頃からよく聴いています。「君の友だち - You've Got A Friend」という曲があります。キャロル・キングが書いた曲。この曲をジェームス・テイラーが歌ってヒットしました。1971年、ビルボードのチャートで1位になって、その年のグラミー賞を獲っています。米国ノースカロライナで育ったということですけれども、レコーディング・アーティストとしてのデビューはイギリスでした。1968年にビートルズのアップル・レコードからファースト・アルバムを出しています。しかしうまくいったのは翌年1969年、ワーナー・ブラザーズと契約して『Sweet Baby James』というアルバムがヒットしました。そのジェームス・テイラーの新作が出ました。僕も聴きました。『Before This World』。心に響くとてもいいアルバムです。今夜はこのアルバムからの曲をみなさんと一緒に聴いてみたいと思います。1曲目は「Today Today Today」。2曲目は「You And I Again」。この曲、ヨー・ヨー・マーがゲスト・プレーヤーとしてチェロを弾いています。ジェームス・テイラーの新作、2曲聴いてみます。

・Today Today Today
・You And I Again

佐野元春 : 季節はすっかり冬ということで、みなさん体調崩したりしていないでしょうか。今、この番組をクルマで聴いてる方、部屋で聴いてる方、また職場で聴いてくれてる方いると思いますが、どうぞ身体を暖かくして聴いてくださいね。そうですね、こんな寒い夜に聴きたい音楽というとどんな音楽でしょうか。僕だったらやはりアコースティクな音楽が聴きたくなります。気持ちが暖かくなるようなフォーキーな音楽。早速レコードを持ってきました。リチャード・トンプソン新作が出ています。素晴らしいギタリストですよね。ものすごいテクニックと音楽的なセンスがあふれる英国を代表するミュージシャンと言っていいと思います。'60年代、'70年代はフェアポート・コンベンションというバンドにいました。以来現在まで多くの素晴らしいレコードを残しています。リチャード・トンプソン、では新作アルバムからの曲を聴いてみます。そしてもう一人聴いてみたいのはアイアン&ワイン。米国のシンガー・ソングライターです。アイアン&ワインなんていうとバンド名のように聞こえますけれども、サミュエル・ビームというソングライターのソロ・プロジェクトになっています。フォーキーな音楽が持ってる僕の個人的なイメージということで言うと、それは聴く人たちの日々の傍らに寄り添うような音楽ですね。ガチャガチャとうるさいロックンロール音楽とはまた違った魅力があります。ではリチャード・トンプソン、そしてアイアン&ワイン、それぞれ今年出たレコードから「Beatnik Walking」、そして「This Must Be the Place」。2曲聴いてみます。

・Beatnik Walking
・This Must Be the Place

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

佐野元春 : さて、ちょっと自分のことになるんですけれども、今年僕は活動35年目を迎えました。僕の音楽を聴いてくれてるみなさんに、この場を借りてお礼がいいたいです。どうもありがとう。今月から全国で僕の35周年アニバーサリー・ツアーがはじまります。今週末、土曜日の京都からはじまって、翌日は名古屋、そのあと来年の3月までツアーが続きます。コンサートでは古い曲から新しい曲までたっぷり演奏したいと思ってます。今までのファンの方もこれからのファンももちろん大歓迎です。番組を聴いてくれてるみなさんもよかったら是非会場に来てください。次に紹介したいこの曲もコンサートで歌おうと思ってます。「ジュジュ」。2011年、東京国際フォーラムでのライヴ・テイクから聴いてください。

・ジュジュ

佐野元春 : 僕の曲です。2011年、東京国際フォーラムでのライヴからモータウン・マナーの曲は「ジュジュ」。聴いていただきました。

アニバーサリー・ツアーの続きになるんですけれども、とにかく35年分ということで、やりたい曲がいっぱいあるんですよね。今回バンドは、ここのところずっとライヴ、レコーディング一緒にやってるコヨーテバンド。彼らを中心にして'80年代、ハートランドからギタリスト、長田進。'90年代、ホーボーキングバンドからキーボード、Dr.kyOn。そしてサクソフォンで山本拓夫くんが参加してくれます。この最強のメンバーであれば35年間の僕のレパートリー。どの時代の曲もしっかり演奏できるんじゃないかと思っています。そうですね。アニバーサリー・ツアーではどの会場でもたっぷり演奏したいと思ってるので、是非、期待して待っていてください。

さてMotoharu Radio Show。音楽に戻って今夜は2015年、今年出た新作アルバムから、僕が気になるアーティストの曲を集めています。このあとはブライアン・ウィルソン、そしてエレクトリック・ライト・オーケストラの曲に続きます。

・The Right Time (feat. Al Jardine & David Marks)
・When I Was a Boy

佐野元春 : エレクトリック・ライト・オーケストラ。これは14年ぶりの新作ということ。ジェフ・リンといえばプロデューサーとしてとてもいい仕事をしています。'80年代のトラヴェリング・ウィルベリーズもジェフ・リンのプロデュースです。ジェフ・リンはビートルズのもうひとりのメンバーといっていいと思います。ビートルズというひとつの古典芸能ですよね。それを守りつつ未来に繋いでゆく、そんな使命を持ったミュージシャンじゃないかと思います。

・Play Something Sweet (Brickyard Blues)
「ニューオリンズやブラック・ミュージックだけではなくアメリカ音楽のひとつの大きな柱がなくなってしまったような気がしています。そんなことを感じる曲です」というリスナーからのリクエスト。先週のアラン・トゥーサン追悼特集「Dr.kyOnを迎えて、アラン・トゥーサンが残した音楽を振り返る」の中でフランキー・ミラーの曲を用意していたが時間切れで紹介できなかったそうだ。

佐野元春 : Motoharu Radio Show、そろそろ時間がなくなってきました。みなさんとはまた次回、お会いできるのを楽しみにしています。今夜ラストの曲はスティーヴィー・レイ・ヴォーン。「Couldn't Stand the Weather」。この曲を聴いてお別れです。

・Couldn't Stand the Weather

佐野元春 : 今夜のMotoharu Radio Show、楽しんでいただけましたか? 番組では専用のアプリケーションを用意しています。今日のオンエア曲、番組で紹介したプレイリストがチェックできるので是非、活用してください。ダウンロードは専用ウェブサイトでご案内しています。http://www.moto.co.jp/MRS/ 番組からのインフォメーションでした。DJ、佐野元春、ではまた次回に。
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