9月16日は台風18号による豪雨で京都や滋賀はたいへんな災害に見舞われました。
大阪市でも朝から緊急災害速報が携帯電話に何回も入りました。
雨は昼前には止み、天候は回復しましたが、交通は混乱したまま。
そんな大変な災害の中でしたが、
夜に高橋幸宏のライヴを聴きに行きました。
会場までの道のりでJRの車中から淀川を見ましたが、
水かさが高く、濁流がものすごい勢いでながれていて、
河川敷まで押し寄せていました。
堤防のそばには草野球のグラウンドがあるのですが水没してたと思います。
高橋幸宏のライヴは無事に開催されました。
メンバーは前乗りしてたそうです。
ツアーの楽器車は前の晩の午後6時に東京を出て、大阪に到着したのは朝の6時だったとか。
ただ公共交通の一部は運休していたので遠方からのお客さんは来られなかったようです。
大阪で高橋幸宏のソロ公演が行われるのは
2006年の「4 MOONS' LIVE “Something Blue”」以来、実に7年ぶりでした。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/8eee25989ad428e35b0d472132e563bf
オープニングは革靴の足音が会場に鳴り響き、
ステージの後方のドアからメンバーが入ってくるという演出でした。
In Phaseはドラム&ヴォーカルの高橋幸宏を中心に、
ギターにJames Iha、ベースに高桑圭(Curly Giraffe)、
キーボードに堀江博久、管楽器にゴンドウトモヒコという
アルバム『LIFE ANEW』のレコーディング・メンバーに加え、
もうひとりのギタリストとしてBE THE VOICEの鈴木俊治が参加してます。
今回は全編に渡り高橋幸宏自身がドラムを叩いて唄うことが話題になってました。
YMO以来30年ぶりだという話。
もしかしたら、そのようなパフォーマンスはこれで最後になるかもしれないとのこと。
In Phaseは'60年代、'70年代のサウンドをベースにした、
音楽の初期衝動に立ち返ったサウンドを繰り広げました。
バンド編成は高桑圭がいることもそうですし、
ソングライターが何人もいて、メンバーも歌うということも
佐野元春 and The Coyote Bandと共通しています。
現在を生きる人たちのための血の通った音楽。
それがとても素晴らしかった。
最後は高橋幸宏と堀江博久、ゴンドウトモヒコの3人だけ残り、
バート・バカラックの「The April Fools」を披露しました。
高橋幸宏ヴァージョンはレコーディングもされていますが、
この夜の演奏には心が揺さぶられました。
■高橋幸宏 with In Phase Live Tour 2013
2013年9月16日(月・祝) なんばhatch
1階F列13番
高橋幸宏 / Drum, Vocal
James Iha / Guitar
高桑圭(Curly Giraffe) / Bass
堀江博久 / Keyboard
ゴンドウトモヒコ / Euphonium
鈴木俊治 / Guitar
Set List
01.Another Door
02.Looking For Words
03.Time To Go
04.Last Summer
05.That's Alright (It Will Be Alright)
06.The Old Friends Cottage
07.Ghost Behind My Bac
08.The Price To Pay
09.Blue Moon Blue
10.Where Are You Heading To?
11.To Who Knows Where
12.End Of An Error
13.Shadow
14.All That We Know
15.World In A Maze
16.Follow You Down
Encore
17.Something In The Air
18.The April Fools
●All That We Know