曇りのち雨。
今夜、甲子園で行われた阪神×広島戦をもって、阪神の公式戦主催ゲームが終わった。10月から改修工事に入る。改修工事はオフ・シーズンだけ行われ、3年後、22年の春に完成する。耐震強化と客席の全面リニューアルがその改修の主題だ。
現在の甲子園で行われた最後のゲームは今の阪神を象徴するかのような負けゲームだった。先発福原が1回2/3で4失点し降板。2番手の渡辺が1失点。あとは継投でしのいだ。打線は終盤に3点を返すのがやっとの淡白な攻めだった。試合直後にグラウンドで簡単なセレモニーがあり、甲子園での主催ゲームは終わった。
試合の途中で降り出した雨は、夢に敗れた男たちとファンの想いが込められた涙のようだった。血と汗と涙をグラウンドに叩きつけて散った今シーズンの阪神タイガース。最後に若武者桜井広大が惜別のホームランをバックスクリーンに放った。その号砲がまた新たな夢を生む。さよなら甲子園。
画像は今年の4月に撮った甲子園の外観。すでに蔦は取り払われていてパネルが全面を覆っている。今シーズンからはじまったクライマックス・シリーズは2位通過なら本拠地開催となる。その場合は京セラドーム大阪で開催。日本シリーズに進出した場合は、たぶん神戸スカイマーク・スタジアムでの開催。