■GONTITIニュー・アルバム『我流一筋』発売記念インストア・イベント
2006年3月26日(日)
タワーレコード梅田NU茶屋町店6Fイベント・スペース
整理番号131番
ゴンザレス三上(Guitar, Soprano Guitar)
チチ松村(Guitar, Ukulele)
辻コースケ(Percussion)
Set List
1.My Favorite Things
2.楽しみな週末
3.青天白日
4.桜舞う道
5.忘我の調べ
6.しじま
7.緑の性格~黒い蟻の生活
ゴンチチのふたりはこのところ定着した感のあるストライプのダーク・スーツを着て現れました。今回は辻コースケさんという若手のパーカッショニストと3人のユニット。実はこのユニットで昨年(2005年)のフジロックやライジングサンにも出演したそうです。
インストア・ライヴはチチ松村さんの「やります」という一言ではじまりました。ゴンチチのライヴは結成25周年の夏祭り以来になります。なんと2年7ヶ月振り。昔はよく聴きに行ったものだけど最近はご無沙汰しております。
こういうインストア・ライヴは早めに行くとリハーサルの模様が見れたりします。「My Favorite Things」はリハーサルでやっていました。曲が終ってチチ松村さんが「最初から飛ばしすぎて血圧が上がった(笑)」と話してました。
2曲目に入る前、仕切りの向こうのレジから「チン」という音がしました。三上さんは「物凄いキレイな音ですねぇ。僕たちの演奏はいくらやってもアレには勝てないです(笑)。点数が出たんじゃないですか」と言うと、松村さんが「レジでしょうね。合計が出た音じゃないですか?」と。「今どきあんな音のレジはないでしょ(笑)」と三上さんは言って、「いいですか? ちょっと...。あの、喫茶店やるんですよ」と喫茶店トークをいきなり話しはじめました。「NU茶屋町で『ネー』という喫茶店をやるんです。それでノン定食で。ぬー、ねー、のー...」、さぁーと引き潮が(笑)。
2曲目からは新作『我流一筋』から。ジャック・タチの映画音楽を思わせる曲調の「楽しみな週末」。パーカッショニストの辻さんはぶっつけ本番で初めてあわせたそうです。
3曲目の「青天白日」はその辻さんが休みでゴンチチふたりだけの演奏でした。『我流一筋』はアルバムのジャケットが和風調で、サウンドにも「和」のテイストを採り入れているそうです。それを代表する楽曲が「桜舞う道」で4曲目に披露しました。
5曲目の「忘我の調べ」はレコーディング中に辻さんとセッションする中で出来た楽曲だといいます。この曲では三上さんがソプラノ・ギター、松村さんが8弦ウクレレの演奏を披露しました。三人が紡ぎ出すグルーヴが気持ちよかったです。
6曲目はアルバムのラスト曲「しじま」。再びふたりだけの演奏。聞くところによると故中島らもさんの追悼コンサートでも演奏したそうです。演奏中にまた「チン」という音がしました。三上さんは「たぶん、店員さんが電子レンジで何か作って食べてるんじゃないですか。静かな曲の時にマクドナルドとか食べたくなるんですよ」と言ってました。
最後はアンコールのような扱いで「緑の性格~黒い蟻の生活」。激しい演奏の後、松村さんが「終わりです」と言ってインストア・ライヴは終了しました。
画像はアルバム『gontiti 25th Anniversary CD』とイベント参加特典のサイン色紙、そしてイベント参加チケット。実はイベント参加チケットを家に忘れてきて、会場でスタッフに泣きついたのでした。それで本当は新作だけイベント参加の対象商品だったのだけど、救済処置で旧譜でも参加チケットを渡すということにしてもらったのでした。というわけで買いそびれていた『gontiti 25th Anniversary CD』を急遽購入したわけです。