musicunited. vol.4(1)

2006年03月09日 | 佐野元春ポッドキャスティング

このポッドキャスト番組"music united."はJFN (Japan FM Network) が運営するサイト「reco」や、iTunes Music Storeからダウンロードすることができます。

chapter.1(17分28秒)をお送りします。

深沼元昭のウェブサイト(2006.2.1の日記)には「子供の頃からふりかけが好きで今でも好きです」と書いてあるそうです(笑)。佐野元春は「のりたま」は発明だと言ってます。フリーズドライの技術が発達していて、フリーズドライの味噌汁とかある。あれは素晴らしいとのこと。

8つ上のいとこがいて多重録音をやっていたんだそうです。だから中学1年からカセットの4トラックで自宅録音をやっていたという。ギターは小学4年からクラシック・ギターを習っていて弾けたんだそうです。曲を書き始めたのも中学生の頃だとか。

バイト先で知り合った神奈川県厚木市出身の岡本と知り合い、1992年にプレイグスを結成。佐野元春はプレイグスの音楽を聴いて、自分もソングライターなのでリリックに惹かれたし、ギターを中心にしたトリオという編成を生かしたサウンドを聴いて、新世代のミュージシャンが出てきたという印象を得たんだ、といいます。

横浜を中心に活動していたので、東京のシーンの影響を受けることなく、地方都市で育まれたサウンドだったといいます。結局、プレイグスはオリジナル・スタジオ・アルバムを7枚残し、活動休止となります。

佐野元春はレア・トラック集の『イスカンダル』を聴いて、きちんと自分たちの音楽を批評していて感銘を受けたといいます。あれこそがプレイグスの本質なんじゃないかと評価しています。
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musicunited. vol.4(2)

2006年03月09日 | 佐野元春ポッドキャスティング
「Mellowheadは新しいコンセプトをもって、全く新しいことをはじめた。プレイグスで見られなかったブレイク・ビーツに挑戦したり、新しい現代的な音楽を取り込もうという果敢な努力が見えた。チャレンジとして素晴らしいなと思った。サウンド・クリエイターとしての深沼くんがこのあたりから見え始めてくるんだよね」と佐野元春はMellowheadを評価しています。

深沼元昭のプロデューサーとしての活動にも触れています。最初にプロデュースしたのがChocolatだそうです。その後、深田恭子の「イージー・ライダー」で広く注目されるようになったとか。最近では及川光博のプロデュースをしているそうです。

Mellowhead feat. 佐野元春の「Empty Hands」については、佐野元春がメジャー・カンパニーのいろいろなやり方に疑問を持ちはじめていて、もう少し自由に創作できる環境を自分自身の手で作りたいと思っていたところに、オファーがあったんだとか。オファーがあった時点でバックトラックがあり、メロディーがあり、言葉もあったんだそうです。「僕が"NO"と言える隙間は端からなかった」と佐野元春は言います。

深沼元昭によると、佐野元春に最初のデモを渡すまでに、ボツになったトラックは数え切れないくらいあったんだそうです。自分が納得できる形で、「もうこれしかない」と思えるまではオファーさえできないと思っていたんだそうです。佐野元春のアルバム『THE SUN』を聴いて、凄くよかっただけに、「これと同じじゃ駄目だな」と思ったんだそうです。ここにない、でもそれまでの佐野元春のいろいろなキャリアの中でやってきたことを踏まえたうえで、「『THE SUN』とは違った佐野元春の良さをちゃんと引き出せるような楽曲とは何なのか?」という日々があったんだそうです。

「『Empty Hands』に関しては深沼くんからやんわりとプロデュースされたなというその感覚が、自分にとっては凄く新鮮だったし、またなぜ僕のある部分を上手に引き出せるんだろう? そんな人は世の中にそう多くはなかったのに、という思いがあります。だから実際自分があの曲に触れて、歌詞を読み、自分のスタジオでヴォーカルをダビングして、何回か聴いたときに、見る見るうちにあの曲の虜になっていた。だから自分の曲として扱うことができたというのは、自分にとっては不思議な体験、はじめての体験だった」と佐野元春は話しています。

その後、Mellowheadのライヴ「Mellowdrome 2005」の東京公演にゲスト参加した佐野元春ですが、「ポテンシャルのある素晴らしいバンドだった」とバンドを高く評価しています。そしてそのバンドで3トラックEP「星の下 路の上」をレコーディング。「星路バンド」と佐野元春は呼んでいます。深沼元昭は久し振りに大きなスタジオでバンドの一員としてギターを弾いて楽しかったと話しています。
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musicunited. vol.4(3)

2006年03月09日 | 佐野元春ポッドキャスティング
Mellowheadの新しい活動について聞いています。片寄明人が参加した新しい作品をレコーディングしている最中なのだとか。たぶん5月以降にリリースとなる予定だとか。

30代後半(37歳)となった深沼元昭が今感じている音楽とはどういうものなのか、を佐野元春は聞きます。深沼元昭は開き直って楽しんでいるということを話してます。歌の主題で困ったことはプレイグスの3枚目くらいの頃に悩んでいたが、今はあまりないと話しています。

「映画作家にしても、作家にしても、僕らソングライターにしても、タイプは二つあって、ものすごくいろいろな主題に挑戦したがりの作家と、ほぼ一つか二つくらいの重要な主題について、そのヴァリエーションをもって表現してゆくタイプとある。深沼くんは後者なのかな」と佐野元春は言う。

「Empty Hands」は僕のファン・コミュニティーでも人気が高くて、あの曲は僕のファンだけではなくて、プレイグス・ファン、深沼くんファンおいてもひとつのクラシックになってゆくんだと思うし、そうした音楽に参加させてもらって本当に感謝している、と佐野元春は話しています。

深沼元昭が新しく買ったというトヨタ・レクサスについても話しています。新しいクルマの音響設備はデフォルトでもすごいということです。
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