シカゴでこれまた、人生初めての体験をした。
なぜ今頃思い出したのかと言うと。それは最後のお楽しみ。
実はシカゴでは自転車から“転落”して手首をいわしたり、いろいろメディカル面で大変だったのだけれど、ある日左胸が急に痛くなってちょっとした腫れもあってFelmilabのメディカルセンターに行って診てもらった。当直のナースさんはちょっと神妙な顔をして「私にはなんとも言えません。大きな病院で診てもらってください」と言うではないか。多分、自転車でこけたときの後遺症がきたんだろうと軽い気持ちで行ったのに、それを聞いたPちゃんはもう大変、仕事どころでなくなってしまった。
(あ~、だから一緒に行くのやだったんだよ~)
ナースに教わった近所の病院に、「Emergensy(救急)」として駆け込んだ。なぜEmergencyかというと、この扱いにしないと保険がおりないからだった。結婚後Pちゃんは、すぐさま私たちの保険を新たに入りなおしたばかり。なにしろ堅実なドイツ人ですから。
病院は近所のGeneveという町にある大層立派な総合病院。
門を入ると大きな池があって、そこでは白鳥が生まれたばかりのひなを連れて優雅に泳いでいらっしゃる。車で救急病棟に入ると、そこは病院というよりサロンのよう。「しばらくお待ち下さい」と言われて待つこと20分。きれいなオネエさんに“問診”される。
いろいろこと細かに病状を質問をされ、血圧を測られ、さらに待機すること30分。やっと中に入ることを許されERに侵入!
いや~、ぎょーさん働いてはりますなぁ。患者の姿はほとんど見えず、医者とナースだらけ。
私はある小部屋に入れられ、診察服に着替えさせられ、ベッドで待つこと10分。
「ハ~イ。私はメアリイ(仮名)。まず、病状を教えてくれるかしら?」
さっき全部しゃっべたちゅうねん!またかいな、とはじめから説明を始める私。そして彼女は笑顔で病室を出て行き、数分後男性医師が現れた。
「ハイ、僕はスティーブ。担当医だよ。じゃ、簡単に状況を教えてもらえるかな?」
おい、またかよ!
その後、スーザンやらルーシィやらローラやら(覚えきられへんし、みんな仮名)7人くらいのナースが代わる代わるやってきた。それもただ、熱やら脈やら血圧やらを測るだけのためにいちいち人が代わるのだ。挙句の果てに、別室のレントゲン室に移動するのに自分で歩けるちゅーのに、まるで重病人のごとくベッドごと押して行かれる始末。これもまた違うナースだ。いったい何人の人を無駄遣いしてんだよ、この病院は!
そんなこんなで、最初の担当医がやってきて異常なほど白い歯を見せながらにっこりと「レントゲンの結果、別になんともなさそうだね」といって終わり。そのあとやってきたおばちゃんナースに痛み止め?のようなものを腰の下辺りにブスリとうたれて(こっちのほうが数倍痛いよ~)やっと無罪放免になった。
この間ほぼ3時間。ただただ待たされ続けていた哀れなPちゃん・・・。
でも、なんでもシリアスに最悪のパターンを考えてしまうPちゃんはこれでほっとした様子。
結局、ほぼ半日がつぶれましたとさ。
さて問題です。
先日届いた、この「人件費無駄遣い病院」からきた請求書、総額はいったいいくらだったでしょう?もちろん全額は哀れな保険会社に請求されるのだが、アメリカで保険会社が軒並み破綻している理由がこれを見てよくわかった。
なぜ今頃思い出したのかと言うと。それは最後のお楽しみ。
実はシカゴでは自転車から“転落”して手首をいわしたり、いろいろメディカル面で大変だったのだけれど、ある日左胸が急に痛くなってちょっとした腫れもあってFelmilabのメディカルセンターに行って診てもらった。当直のナースさんはちょっと神妙な顔をして「私にはなんとも言えません。大きな病院で診てもらってください」と言うではないか。多分、自転車でこけたときの後遺症がきたんだろうと軽い気持ちで行ったのに、それを聞いたPちゃんはもう大変、仕事どころでなくなってしまった。
(あ~、だから一緒に行くのやだったんだよ~)
ナースに教わった近所の病院に、「Emergensy(救急)」として駆け込んだ。なぜEmergencyかというと、この扱いにしないと保険がおりないからだった。結婚後Pちゃんは、すぐさま私たちの保険を新たに入りなおしたばかり。なにしろ堅実なドイツ人ですから。
病院は近所のGeneveという町にある大層立派な総合病院。
門を入ると大きな池があって、そこでは白鳥が生まれたばかりのひなを連れて優雅に泳いでいらっしゃる。車で救急病棟に入ると、そこは病院というよりサロンのよう。「しばらくお待ち下さい」と言われて待つこと20分。きれいなオネエさんに“問診”される。
いろいろこと細かに病状を質問をされ、血圧を測られ、さらに待機すること30分。やっと中に入ることを許されERに侵入!
いや~、ぎょーさん働いてはりますなぁ。患者の姿はほとんど見えず、医者とナースだらけ。
私はある小部屋に入れられ、診察服に着替えさせられ、ベッドで待つこと10分。
「ハ~イ。私はメアリイ(仮名)。まず、病状を教えてくれるかしら?」
さっき全部しゃっべたちゅうねん!またかいな、とはじめから説明を始める私。そして彼女は笑顔で病室を出て行き、数分後男性医師が現れた。
「ハイ、僕はスティーブ。担当医だよ。じゃ、簡単に状況を教えてもらえるかな?」
おい、またかよ!
その後、スーザンやらルーシィやらローラやら(覚えきられへんし、みんな仮名)7人くらいのナースが代わる代わるやってきた。それもただ、熱やら脈やら血圧やらを測るだけのためにいちいち人が代わるのだ。挙句の果てに、別室のレントゲン室に移動するのに自分で歩けるちゅーのに、まるで重病人のごとくベッドごと押して行かれる始末。これもまた違うナースだ。いったい何人の人を無駄遣いしてんだよ、この病院は!
そんなこんなで、最初の担当医がやってきて異常なほど白い歯を見せながらにっこりと「レントゲンの結果、別になんともなさそうだね」といって終わり。そのあとやってきたおばちゃんナースに痛み止め?のようなものを腰の下辺りにブスリとうたれて(こっちのほうが数倍痛いよ~)やっと無罪放免になった。
この間ほぼ3時間。ただただ待たされ続けていた哀れなPちゃん・・・。
でも、なんでもシリアスに最悪のパターンを考えてしまうPちゃんはこれでほっとした様子。
結局、ほぼ半日がつぶれましたとさ。
さて問題です。
先日届いた、この「人件費無駄遣い病院」からきた請求書、総額はいったいいくらだったでしょう?もちろん全額は哀れな保険会社に請求されるのだが、アメリカで保険会社が軒並み破綻している理由がこれを見てよくわかった。
医者とナースと病院の施設代を一人分にかけた経費合計が一時間あたり3万円?とすると3×3=9万円?
、、んなわけないか、、、
でも5万円くらい?
(*1ドル=115円)
レントゲン150ドル
ER施設使用代400ドル
合計約1000ドル超ってとこでしょうか?
大きな病院のERって、学生やレジデントのトレーニング場になっていて、患者は疲れるだけなんですよね。
レントゲン$392、ER使用料(!)$282、フィジシャンサービス(コレコレ!)$86、心エコー心臓検査$180などで総額$983.これに$180の医師診察代がのっかって、総額なんと$1163。日本円で軽く15万てところですかね。(詐欺!)Rちゃん、さすがです。
あにい、「アメリカで病気しても日本まで我慢して帰る」という考えはあたっています。往復の航空券より高いもんな。
人間の緊張感とは恐ろしいもので、保険がなかったあの3年間は病気ひとつしませんでした。こっちのほうが私向きかも・・
「あれーーおっとさーーん」